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第1章 中学2年いじめ事件
第18話 友達が全員集合しても気まずいだけ
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俺が今世紀最大の黒歴史を製造してから早3日が経つ。黒歴史を作ったのが金曜日なので今日は月曜日。
気まずい、とても気まずい!!!今日も既に何度か桜と会っているのだが、会うたびに黒歴史が脳内でレフレクションするのだ。
もういっそひと思いにヤってくれえええええええ!!!!
「君はちゃんと話を聞いているのかい?」
一人で勝手に悶絶していると、不満そうに頬をふくらませてくる桜がいた。
「あぁ、勿論だ」
あの日以来、桜の表情がより一段と豊かになった気がする。気がしなくも無い…
いや絶対そうだ。
先週の土日も俺の部屋に頻繁に訪れては構い倒してくるのだ。
「多分、このいじめの発起人は、中心的な人物は、百合草 葵であってるんじゃ無いか?」
「はあ…適当で言っているんじゃ無いのかい?」
あの日以来ちゃんと、俺のところに相談をしにくるようになっただけだけちゃんと成長していることがわかる。
唯一不満な点といえば、その相談を、俺じゃ無くて霧島くんを頼って欲しかったんだが……まあ自分で撒いた種だ。しょうがない…
「いや根拠はある。百合草が好意を寄せていた先輩が、夏休み中皐月に告白したらしい」
これは残念ながら噂なんてものでもなくただの原作知識。色々原作と変化している部分があるとはいえ、思春期の子供がいじめを起こす理由なんてものは限られてる。
「へー、よくそんな情報を知っていたね、それなら教えてくれてもよかったじゃ無いか……」
「おいおい、今まで一人で解決しようとしていたおバカさんは何処のどいつだ?」
「うっ、それを言うのは酷いじゃないか」
「な?人を頼ってよかっただろう?」
非難するような目で見てくる桜。ふんっ、いつも揶揄われているお返しだ!
「そうか、だからか……」
「?」
そして桜は何かに気づいたようで、こちらを見てくる。
「君が今まで、英梨の持ち物をいち早く見つけていた理由がやっとわかったよ」
桜が闇落ちしそうになった日、ある程度はバラしたが、俺が主犯をもう既に見つけていたことに関しては言ってなかったと思い出す。
「それは偶然見つけただけだ。それは桜には以前話しただろう?」
まあ、このことについては惚けることは可能だろう。あまり、有能アピールしても後々苦しくなるだけだしな。
嘘は言ってない。
「………………」
「なんだよ」
また無言でこちらを見つめてくる。
何?こいつの中で無言で見つめることがマイブームにでもなってるのか?
「彩だ……」
「?」
「君はどうやら、この件に関して詮索されたくないんだろう?だから取引をしようじゃないか」
「取引?」
「ああ、ボクはこの件について君には詮索しない。そのかわり…これからボクの事を下の名前、彩と呼んでほしい。どうだい?」
取引? いやまあ、取引といえば取引だが……
「別にそんな事しなくても、名前くらいは呼ぶぞ?桜が嫌じゃなければの話だが…」
「どうやら君は何もわかってないらしいね。そんな風に直球で君に要求できると思っているのかい。少なくとも今のボクでは無理だね。これが精一杯だ」
「?」
こいつは何を言っているのか全く意味がわからない。天才によくある自分で納得するムーブだろうか?
「わかったよ、じゃあこれからは彩って呼ぶわ」
「ああ、頼むよ!ほんと!」
顔を赤めて何度も頷く桜であった。
§
記憶喪失になったたせいなのか、元からなのか不明であるが、亮に話しかけてくるクラスメイトは霧島クンを除いてほとんど存在しない。
しかし最近、霧島君クンは皐月の件でいろいろ?行動を起こしているらしく、こちらに話しかけてくるそぶりはなかった。
そんな風にいつものように、何もしなければ、とても長い昼休み、いつも通りぼんやりと時間をつぶそうとしていた矢先。誰かに話し掛けられた。
いや、こんなクラスから若干浮いている奴に話しかけるようなもの好きは限られているが…
「君は、いつもぼんやりと過ごしていて実に暇のようだね?」
「……彩こそそんな暇な奴に話し掛けなければ死んでしまうくらい暇なんだろ?」
「ふふ、残念だが、今日は違うのさ」
ほぇ~コイツに用事があるなんてな~
なんて呑気なことを考えていると、俺らに近寄ってくる人影が…
「…小鳥遊………久しぶりだな…」
「…ああぁ……そうだな」
久しぶりというか、先週廊下で会話したのでそこまで長い間合ってないわけじゃない。それに、彩と違いクラスも一緒だ。
しかし何だろう、この気まずい感じ。別に仲が悪くなったという訳ではないが、少しの間合わないがために、関係がリセットさせた感覚だ。
「彩に用事があったんじゃないか?」
「そ、そうなのだが…」
「?」
何かを言い出しそうで言い出せない、口をパクパクと開いては閉じている。
そんな挙動不審な皐月に疑問を感じていると…
「英梨? 何をやっているんだ?」
今度も何ともまあ懐かしい声ではないか…
しかし何だ?随分と刺々しいじゃないか。
「霧島か……」
皐月がそう呟く。
それにしても、あらあら、霧島君は下の名前で呼んでいますことよ~しかし、皐月さんなんでそちらは苗字呼びなんですの~~~?おかしいですわ~皐月さんも即刻名前呼びにするべきですわー
…まあ、それはそれとして、
「お前とは久しぶりだな霧島」
「ああそうだな……亮」
ちょうどいい友人キャラについてテコ入れをしようと思っていたところだ。少しばかりどうなっているのか聞いてみることとしよう。
気まずい、とても気まずい!!!今日も既に何度か桜と会っているのだが、会うたびに黒歴史が脳内でレフレクションするのだ。
もういっそひと思いにヤってくれえええええええ!!!!
「君はちゃんと話を聞いているのかい?」
一人で勝手に悶絶していると、不満そうに頬をふくらませてくる桜がいた。
「あぁ、勿論だ」
あの日以来、桜の表情がより一段と豊かになった気がする。気がしなくも無い…
いや絶対そうだ。
先週の土日も俺の部屋に頻繁に訪れては構い倒してくるのだ。
「多分、このいじめの発起人は、中心的な人物は、百合草 葵であってるんじゃ無いか?」
「はあ…適当で言っているんじゃ無いのかい?」
あの日以来ちゃんと、俺のところに相談をしにくるようになっただけだけちゃんと成長していることがわかる。
唯一不満な点といえば、その相談を、俺じゃ無くて霧島くんを頼って欲しかったんだが……まあ自分で撒いた種だ。しょうがない…
「いや根拠はある。百合草が好意を寄せていた先輩が、夏休み中皐月に告白したらしい」
これは残念ながら噂なんてものでもなくただの原作知識。色々原作と変化している部分があるとはいえ、思春期の子供がいじめを起こす理由なんてものは限られてる。
「へー、よくそんな情報を知っていたね、それなら教えてくれてもよかったじゃ無いか……」
「おいおい、今まで一人で解決しようとしていたおバカさんは何処のどいつだ?」
「うっ、それを言うのは酷いじゃないか」
「な?人を頼ってよかっただろう?」
非難するような目で見てくる桜。ふんっ、いつも揶揄われているお返しだ!
「そうか、だからか……」
「?」
そして桜は何かに気づいたようで、こちらを見てくる。
「君が今まで、英梨の持ち物をいち早く見つけていた理由がやっとわかったよ」
桜が闇落ちしそうになった日、ある程度はバラしたが、俺が主犯をもう既に見つけていたことに関しては言ってなかったと思い出す。
「それは偶然見つけただけだ。それは桜には以前話しただろう?」
まあ、このことについては惚けることは可能だろう。あまり、有能アピールしても後々苦しくなるだけだしな。
嘘は言ってない。
「………………」
「なんだよ」
また無言でこちらを見つめてくる。
何?こいつの中で無言で見つめることがマイブームにでもなってるのか?
「彩だ……」
「?」
「君はどうやら、この件に関して詮索されたくないんだろう?だから取引をしようじゃないか」
「取引?」
「ああ、ボクはこの件について君には詮索しない。そのかわり…これからボクの事を下の名前、彩と呼んでほしい。どうだい?」
取引? いやまあ、取引といえば取引だが……
「別にそんな事しなくても、名前くらいは呼ぶぞ?桜が嫌じゃなければの話だが…」
「どうやら君は何もわかってないらしいね。そんな風に直球で君に要求できると思っているのかい。少なくとも今のボクでは無理だね。これが精一杯だ」
「?」
こいつは何を言っているのか全く意味がわからない。天才によくある自分で納得するムーブだろうか?
「わかったよ、じゃあこれからは彩って呼ぶわ」
「ああ、頼むよ!ほんと!」
顔を赤めて何度も頷く桜であった。
§
記憶喪失になったたせいなのか、元からなのか不明であるが、亮に話しかけてくるクラスメイトは霧島クンを除いてほとんど存在しない。
しかし最近、霧島君クンは皐月の件でいろいろ?行動を起こしているらしく、こちらに話しかけてくるそぶりはなかった。
そんな風にいつものように、何もしなければ、とても長い昼休み、いつも通りぼんやりと時間をつぶそうとしていた矢先。誰かに話し掛けられた。
いや、こんなクラスから若干浮いている奴に話しかけるようなもの好きは限られているが…
「君は、いつもぼんやりと過ごしていて実に暇のようだね?」
「……彩こそそんな暇な奴に話し掛けなければ死んでしまうくらい暇なんだろ?」
「ふふ、残念だが、今日は違うのさ」
ほぇ~コイツに用事があるなんてな~
なんて呑気なことを考えていると、俺らに近寄ってくる人影が…
「…小鳥遊………久しぶりだな…」
「…ああぁ……そうだな」
久しぶりというか、先週廊下で会話したのでそこまで長い間合ってないわけじゃない。それに、彩と違いクラスも一緒だ。
しかし何だろう、この気まずい感じ。別に仲が悪くなったという訳ではないが、少しの間合わないがために、関係がリセットさせた感覚だ。
「彩に用事があったんじゃないか?」
「そ、そうなのだが…」
「?」
何かを言い出しそうで言い出せない、口をパクパクと開いては閉じている。
そんな挙動不審な皐月に疑問を感じていると…
「英梨? 何をやっているんだ?」
今度も何ともまあ懐かしい声ではないか…
しかし何だ?随分と刺々しいじゃないか。
「霧島か……」
皐月がそう呟く。
それにしても、あらあら、霧島君は下の名前で呼んでいますことよ~しかし、皐月さんなんでそちらは苗字呼びなんですの~~~?おかしいですわ~皐月さんも即刻名前呼びにするべきですわー
…まあ、それはそれとして、
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