エロ漫画世界で快楽マッサージ店やってたモブが異世界転生した話

秋山龍央

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第18話

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(こ、この俺が無理矢理にこんな格好をさせられるとは……くそっ! だが、催眠で身体が動かない以上、抵抗はできない。今日見た通り、こいつの力はあまりにも強力だ……)

 ベッドの上で四つん這いにされて、背後にいる青年に向かって尻を突き出すような格好を無理やりとらされたグレアムの心は、とてつもない羞恥心が湧き上がっていた。

 あわてて腰を下ろそうとするも、なぜか身体はぴくりとも動かない。これもおそらくは、彼の〈催眠〉のせいなのだろう。

 グレアムは恥ずかしさのあまり、枕に顔を突っ伏して目をぎゅっとつぶった。
 だが、宿の枕はあまりにも薄く、顔を完全に埋めることも隠すこともできない。

 グレアムはそう結論づけると、早々に身体の力をぬいてリラックスした体勢をとった。
 知ってか知らずか、身体の力が抜けたことで、大殿筋に込められていた力が抜けて、背後にいる男がますますアナルをいじりやすい体勢になる。

(しかし――いつから新しい催眠がかけられていたんだ? エルトンがいなくなる前に、すでに新しい催眠がかけられていたのだろうか? ……なら、そうか。ここ最近、ずっと尻孔が疼いていたのも、前のあの快楽を思い出して何度も夢精してしまったのも、ぜんぶこの男のせいだったんだな。俺が淫蕩に堕ちたわけではなかったのだ……良かった♡)

 四つん這いになった後、すりすりと指の腹でアナルの縁をいじられて、グレアムは仔犬が鳴くような甘い声を漏らした。だが、それでもまだアナルに指が挿入されることはない。
 グレアムの陰茎からは今やひっきりなしに先走りがトロトロとこぼれて、先端からシーツに一本の太い糸を作ってしまっている。

(くそっ、いつまで俺を焦らすつもりだ? どこまでも卑劣な男だ! だが、俺はこいつに抵抗するすべもないし、俺の目的にはこの男の力が必要だ。だから、こいつに再び身体を好き勝手にされるのは、仕方のないことなんだ……♡)

 どきどきと鼓動が高鳴るのを感じる。
 グレアムの期待に応えるかのように、彼の人差し指がとうとう彼のアナルへとつぷりと入り込んだ。

「ぉっ!♡」

 彼の手はグレアムほど節くれだっておらず、適度なやわらかさを残している。そんな指の腹のやわらかな部分で、さっそく腹側にあるしこりをぷにぷにと突いてきた。

 それは些細な刺激だったが――グレアムにとっては、幾日も幾日も待ち焦がれた刺激だった。
 肉ヒダはさらなる快楽をねだるように、人差し指にきゅむきゅむと纏わりつく。

「ふふ、グレアムさんはほんとに欲しがりやさんですね」

「ひっ、ぉっ、ふぅっ♡♡」

「では、焦らすのはこれくらいにして、さっそく前立腺マッサージを開始していきましょうか。まずはゆっくりトントンしていきますねー」

「ふっ、ぉっ、くぉっ♡」

 宣言通り、アオイは会陰側の肉壁に埋もれたしこりを、指でトントンとノックしはじめた。

 それだけで、グレアムの下半身はじん、と痺れるような快楽が奔る。下腹部の奥の奥から、快楽がきゅんきゅんと燃え上がり、グレアムは思わず腰を揺らして快楽を逃そうとした。が、腰を一ミリたりとも動かず、愕然とする。

(そ、そうか――この男の催眠だ。そのせいで身体が動かせないのか。だが、前のマッサージの時は少しくらいなら身体を動かすことができたのに、今回は本当に少しも動かせない……これはいったい)

「ああ、お気づきになりました? 今回は完全にグレアムさんが身体を動かせないようにしました」

「な、なに?」

「こうすると、快楽をちっとも逃すことができないので、すごく気持ちよくなれますよ。ふふっ、楽しみですねー♡」

「ふぁっ♡!? ぁっ、ぉっ、そこっ、そこ、だめだっ♡!」

 グレアムの前立腺が指の腹でぐにぐにと揉みしだかれる。
 次第にしこりがふっくらと膨れてくると、アオイはいったん人差し指を引き抜き、香油をまぶしてから人差し指と中指を挿入した。
 挿入した日本の指をV字型にくぱぁと広げると、グレアムのアナルはぽっかりと口を開く。

 冷たい風が肉壁の中に入ってくる感触に、グレアムはぶるりと身震いをしようとした。
 だが、そんなことすらも出来ず、腰だけを上げた体勢のままで、アナルを面白半分にクパクパと広げられ、閉じられる恥辱に耐えるしかない。

「すごいなぁ、久しぶりのアナルマッサージなのに、もうこんなに広がりますよ。ほら、分かります?」

「ぁっ、それ、やめろっ♡ んっ、くぅ、ぅっ♡♡」

 やめさせようと抗議の声をあげたが、その声はどうしようもなく甘さを孕んでおり、グレアムは慌てて唇を閉じた。

 だがその途端、背後の青年はくぱりと広げられたアナルに向かって顔を寄せると、息をふーっと吹きかけたのである。
 生暖かい他人の吐息が、アナルの中に入り込んでくるという未知の感覚と恥辱に、グレアムはかっと目を見開いた。

「ふっ、ぉおっ……♡!」

 ぞわぞわとした甘い快楽が下腹部から弾け、全身を駆け巡る。

 グレアムは目を見開いたまま、唇から舌を突き出して「ぉっ、ぉ……♡♡」と小さな声を何度も上げた。陰茎からは、透明な先走りがぷしゃぷしゃとあふれて止まらない。

 アオイはおや、と小首をかしげた。だが現在のグレアムの状態を理解し、嬉しそうに微笑んだ。

「まさか、これだけで軽イキされるとは……さすがグレアムさんですね。おれの想像の上をいく雑魚アナルっぷりです」

「ふっ、ぁっ……♡?」

「ふふ。おれももっと、グレアムさんの弱々雑魚アナルに負けないように頑張りますね。じゃあ、さっそく前立腺をコリコリしましょうか♡」

「ひっ♡ ぁ、ぉっ、ふ、ぅうっ♡♡!」

 宣言通り、アオイの指が再びアナルに挿入されると、今度は人差し指と中指でつまむようにしてコリコリと前立腺を揉みしだいてきた。
 軽イキした直後の身体に矢継ぎ早に快楽を与えられ、グレアムは反射的に喉をのけぞらせようとする。
 だが、ぴくりとも動かせなかった。腰だけを高くかかげた格好で石膏で固められたかのように、指先を震わせることすらできないのだ。

「ぁっ、んふっ♡ くぅ、ぅう♡♡」

「グレアムさん、どうです? 身体がぜんぜん動かせないから、快楽を逃すことができなくてすごく気持ちいいでしょう? あ、そうだ。せっかくだし会陰もマッサージしていきましょうか」

「ひぉっ♡!? ぉっ、ぉおっ♡!? ぉっ、ふぅっ♡」

「このアナルと陰嚢の間のこの部分、分かりますか? この中に前立腺があるんですよ~。ここをトントンするだけでも前立腺に響いて気持ちいいでしょう?」

「ぉっ、ぁ♡ そ、それやめっ♡ ひぅっ、ぉっ♡♡」

 蟻の戸渡りと呼ばれる部分だが、もちろんグレアムは他人にそんな部分を触られたのは初めてだった。
 アオイはアナルに挿入しているのとは反対の手で、会陰を指でトントンと強くノックしている。タップされる度に、グレアムの下腹部にはずくんずくんと快楽の波が押し寄せた。

「ひぃ、ぁ♡ ぉっ、ぉおッ♡♡」

「ふふ、こうやって前立腺を内側と外からもみくちゃにされるのすごいでしょ? 今度はこうやって、ぎゅーっと、両方いっぺんに前立腺を押し潰して……♡」

「ぉっ、おおッ♡!? ひぃ、ぁ、ぁあッ♡♡!」

 前立腺をアナルの中から指でクニュクニュと押しつぶされ、会陰側からは指でゴリゴリと強く押し込まれる。
 内側と外側から前立腺を責められ、グレアムの身体を電流が突き抜けるような快楽が襲った。もはや悲鳴に近い嬌声をあげると、ぐるりと黒目が瞼の裏側にまわる。

 あまりの快楽にふっと意識を失ったグレアムだったが、催眠のかけられた身体はそれでもなお腰を高くかかげた姿勢を維持したままだった。

「はーい、グレアムさん起きましょうね~。まだ会陰マッサージは始まったばかりですよ?」

「っ、ォおッ♡!?」

 気絶したグレアムだったが、すぐさま強制的に意識を引き戻された。
 ぷっくりと膨らんだ前立腺を、再び容赦なくアナルの中と会陰側からクチュクチュと責め立てられる。

「おっ、ぉっ♡ ぉっ♡ ふぉッ♡」

 絶頂を味わったばかりの前立腺を何度も何度もいじくられて、グレアムはとうとう絶頂から下りてこられなくなってしまった。
 今までの人生で味わったことないほど強い快楽が、連続して身体を襲う。身体の自由がきいていたらとっくにベッドに伏せっていただろう。
 だが、催眠をかかっている身体は指一本すら自由にならず、唯一動かせるのは顔の筋肉と、ぷしゃぷしゃとみっともなく先走りを零し続ける陰茎だけだった。

 今やグレアムの瞳からは涙が滲み、頬を伝っていた。彫りの深い顔立ちは涙と汗と涎でぐっしょりと濡れている。

 人前でこんな風に泣いたのは、グレアムにとって初めての経験だった。
 しかも、会って間もない年下の男にこんな醜態をさらしているなど、竜騎士団の仲間や部下は想像もできないだろう。

 エルトンのことを考えると、グレアムはこの状況に罪悪感を覚えないでもなかったが、それと同時に胸の内には今まで感じたことのない充足感が満ちていた。

 今までグレアムは、誰かに弱みを見せたことがなかった。
 いや、見せられなかった、という表現の方が正しいだろう。

 グレアムには王都に血のつながった家族こそいるものの、あたたかみのある家庭ではなかった。バラン伯爵家の四男という、身分こそ高いが爵位を継承できるわけでもないという微妙な立場上、親しい友人を作ることもなければ、婚約をする機会にも恵まれなかった。
 言わずもがな、竜騎士団の仲間や部下相手では、常に泰然自若とした姿を見せなければならない。

 だから――他人にこんなにみっともない姿をさらしたのは、グレアムにとってこの男が初めてだったのだ。

 最初の時はひどい屈辱を感じたし、必ずこの男を殺さなければいけないと思いもしたが、今はすこし違う。
 とてつもない恥ずかしさは感じているが、それと同時に、心の奥で「もっと」と願う自分がいた。

 もっと、自分のあられもない姿を見て欲しい。快楽を与えて暴いて欲しい。どんな醜態をさらしても、それを肯定して欲しい。それでもいいんだと、自分だってたまには肩の力を抜いてもいいんだと、そう思わせて欲しい――

 グレアムはそんな自分の考えにハッと気が付くと、愕然と目を見開いた。

(ば、馬鹿な。俺は何を考えている? これじゃあまるで、俺がこの状況を望んだみたいじゃあないか? 違う、この状況になったのはこの男の力のせいだ。俺が望んだわけじゃないんだ。エルトンを助けに向かうのにも、俺の目的を遂げるためにも、この男の力が必要だ。だから、俺が抵抗できないのは仕方のないことで……)

「グレアムさん、考え事とはずいぶんと余裕がありますねぇ? じゃあ、今度はご自分で会陰責めをやってみましょうか♡」

「ふぉッ♡!?」

 グレアムの思考は一瞬にして霧散した。
 催眠によって硬直状態だったグレアムの身体が、右手だけがゆっくりと動き始めたのだ。だが、右手はグレアムの意志で動いているわけではない。
 その指先は先ほどまでアオイがいじっていた会陰へたどり着くと、容赦なく薄い皮膚をグッ♡グッ♡と押し込み始めた。

「ぉ、ぉおッ♡!? ぁ、な、なぜ……ッ♡!?」

「ふふっ、自分の右手を強制的に操られて、自分自身で会陰責めする感覚はどうですか? おれがマッサージするのとはまた違った快感でしょう?」

「ぁ、これやめっ♡ ぉっ、ォオぉッ♡♡!?」

「うんうん、気持ちよさそうで良かったです! 会陰責めのやり方と、自分のイイところをきっちり覚えましょうね~♡ アナルオナニーは自分でやると傷をつけちゃうことがありますが、会陰責めならそのリスクが少ないですからね。これならグレアムさんも一人でできるし、教義的に射精もしなくて済むから一石二鳥ですね!」

「おっ、ぉっ、ふっ、くぅうッ♡♡」

「じゃあおれは両手が空いたので、こうやって両手でグレアムさんのアナルを割り開いて……んちゅ、くちゅぅ、ぷちゅっ♡」

「ふぉっ♡!? ぉっ、ひ、っ♡!? あ、そんなところ……ぉっ、おォッ♡♡!」

 何をするのかと思えば、アナルにぴとりと生暖かいものが触れた。それが青年の舌だと理解した瞬間、グレアムの陰茎からはドロっ……♡と白濁交じりの先走りが零れた。

「ひぅ、ぅおっ♡ ぉっ、ふぅ、ぉおッ♡♡!」

 今やその右手は自由にならず、会陰という今日初めて知ったばかりの性感帯を容赦なくゴンゴンとノックし続けている。アナルは、前立腺を舌先でツンツンとノックされたかと思えば、肉ヒダをぴちゃぴちゃといやらしい水音を立ててねっとりと舐められている。

 あまりの快感と背徳感に、グレアムは再びぐるりと瞳を裏返して、白目を向いて気絶しかけた。だが、先ほどと同じようにすぐに強制的に現実に引き戻され、絶頂地獄に叩き込まれる。

「ぉっ、ぉおっ♡ ぁ、もっと、もっとぉっ♡ ん、ふぅ♡ ぉっ、ぉおォっ♡♡♡!」

 連続絶頂の中で、グレアムは自分の唇がねだる言葉を吐いていたことに、最後まで気が付かなかった。
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