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友人にひかれている俺
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俺は今、ベッドの上にいる。
ベッドの上に両手、両膝をついた状態で、後ろから誰かに襲われていた。
そして、俺はこれが自分の夢だと気付いている。
ぼんやりとした感覚の中、夢だと気付いているから落ち着いているのかもしれない。
俺の後ろにいる奴が誰かは分からないが、先ほどから小刻みに動き、俺の中に打ちつけていた。
自分がどうしてこんな状態になっているのか、いつ挿入されたかは、夢だから分からない。
でも、先ほどから感覚だけが、とてもリアルに感じていた。
普通に気持ちいい。
俺は考えるのをやめて、ただ相手の動きを、とても夢とは思えない快楽を感じていた。
そして、いつものように首の後ろが疼き始めた。
噛んで欲しい。
でもいつもと違う。
いつもよりももっと強く、首筋を噛んで欲しいと思った。
今噛んでもらえたら、きっと俺は意識が飛んでしまうくらい感じてしまうだろう。
そう思い、俺を後ろから襲っているやつが首筋を噛んではくれないかと思った。
でも、夢の中の俺は話すことが出来ない。
今でもきっと自分の声が出ているはずなのに、何も音は聞こえていない。
後ろにいるやつは、俺に挿入しながら動き続ける事だけが目的のようで、首筋には全く興味がないようだ。
今も、両手で俺の腰を抑えて、ただ動き続けるだけだ。
お願いだから、そのまま動きながら俺に覆いかぶさり、口を首筋へ当て、そのまま思いっきり噛んでほしい。
ただ、噛んでほしいだけなんだ。
だから、どうか…このまま…。
夢はそのまま唐突に終わり、俺は自分のベッドの上で1人目を覚ました。
下半身と首筋に疼きがあった。
俺は目が覚めても、夢の余韻を感じながら動けずにいた。
そして、ぼんやりとしながらも、俺は思った。
俺、男に挿れられたかったのか。
オメガの男子は妊娠出来るからなのか、男性のアルファと結ばれる事が多いとは聞いていたけれど。
そう言えば、あんまり女の子に噛んでもらいたいって考えてなかったな。
とにかく俺は誰かに噛んで欲しかったんだ。
そして今日の夢ではっきりと分かった。
俺は首筋を噛んで欲しい。
そして噛まれる時は、ただ噛むだけでなくて、夢の様に、抱き合いながら噛んで欲しいんだと思った。
それが出来る相手は、アルファの男であると言う事も。
ベッドの上に両手、両膝をついた状態で、後ろから誰かに襲われていた。
そして、俺はこれが自分の夢だと気付いている。
ぼんやりとした感覚の中、夢だと気付いているから落ち着いているのかもしれない。
俺の後ろにいる奴が誰かは分からないが、先ほどから小刻みに動き、俺の中に打ちつけていた。
自分がどうしてこんな状態になっているのか、いつ挿入されたかは、夢だから分からない。
でも、先ほどから感覚だけが、とてもリアルに感じていた。
普通に気持ちいい。
俺は考えるのをやめて、ただ相手の動きを、とても夢とは思えない快楽を感じていた。
そして、いつものように首の後ろが疼き始めた。
噛んで欲しい。
でもいつもと違う。
いつもよりももっと強く、首筋を噛んで欲しいと思った。
今噛んでもらえたら、きっと俺は意識が飛んでしまうくらい感じてしまうだろう。
そう思い、俺を後ろから襲っているやつが首筋を噛んではくれないかと思った。
でも、夢の中の俺は話すことが出来ない。
今でもきっと自分の声が出ているはずなのに、何も音は聞こえていない。
後ろにいるやつは、俺に挿入しながら動き続ける事だけが目的のようで、首筋には全く興味がないようだ。
今も、両手で俺の腰を抑えて、ただ動き続けるだけだ。
お願いだから、そのまま動きながら俺に覆いかぶさり、口を首筋へ当て、そのまま思いっきり噛んでほしい。
ただ、噛んでほしいだけなんだ。
だから、どうか…このまま…。
夢はそのまま唐突に終わり、俺は自分のベッドの上で1人目を覚ました。
下半身と首筋に疼きがあった。
俺は目が覚めても、夢の余韻を感じながら動けずにいた。
そして、ぼんやりとしながらも、俺は思った。
俺、男に挿れられたかったのか。
オメガの男子は妊娠出来るからなのか、男性のアルファと結ばれる事が多いとは聞いていたけれど。
そう言えば、あんまり女の子に噛んでもらいたいって考えてなかったな。
とにかく俺は誰かに噛んで欲しかったんだ。
そして今日の夢ではっきりと分かった。
俺は首筋を噛んで欲しい。
そして噛まれる時は、ただ噛むだけでなくて、夢の様に、抱き合いながら噛んで欲しいんだと思った。
それが出来る相手は、アルファの男であると言う事も。
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