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王子のお茶会に来たけれどお茶飲んでないわ
第一王子きたー!
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俺とアリスは今、第一王子のお茶会に来ている。
王宮の庭の一画にいくつかテーブルが並べられていて、俺はアリスと同じテーブルに並んで座っている。
そして先ほどから周りの視線がずっと俺に刺さっている。
他のテーブルにいる人達や、周りを警護している人達からの視線が痛い。
それもそのはず、周りのテーブルには15歳前後の可愛らしい女の子が沢山いて、
その中で男なのは俺だけ!ほんと帰りたい!!!
チラリと横目でアリスを見ると、アリスはとてもリラックスしていて先ほどからゆっくりお茶を飲んでいる。
俺もお茶を飲んで落ち着こう。
そう思いカップに手を伸ばそうとすると、王子の登場がどこからか伝えられた。
出た…第一王子ルーク…。
茶色の髪をなびかせ、長身でかっこいい王子様登場だ。
本当に王子様のような王子様だな!
王子は会場全体に向かって簡単に挨拶をし、そして周りのお付きの人達に促されたのか俺たちのテーブルへゆっくりと歩いてくる。
来た来た来た来た来るな来るな来るな来るな!
正直今すぐこの場から逃げたい!
しかも王子が近づくのと一緒にとても強い香りが漂ってくる。
良い香りなのだが…正直香りが強すぎる…。
俺は顔をしかめないよう必死になる。
そしてアリスと共に席を立ち、やって来た王子に挨拶をした。
「ルーク殿下、本日はお招き頂きありがとうございます。アリス・アダムズと申します。」
「お招きありがとうございます…。レオンス・クリフトと申します…。」
アリスに続いて挨拶する俺を、周りがすごく見ている。
王子は俺たちの挨拶を受け微笑んだ。
「ようこそ。どうぞ今日は楽しんで。」
王子はそう言うと、あっさりと他のテーブルへ移っていった。
あれ?それだけ?
別に良いんだけど。
王子の周りにいたお付きの人達は、王子と俺を見比べてオロオロしている。
一方俺は、王子の強い香りに当てられて気分が悪くなっていた。
そんな俺の様子にアリスが気付き、声をかけてくれる。
「レオンス大丈夫か?気分が優れないのか?」
「ちょっと気持ち悪いかも…。でも大丈夫、ありがとう…。」
アリスが俺の方に向くと、アリスの爽やかな香りがして少し気分がマシになった。
一体王子のあの強い香りは何なのだ…。
そしてその後も王子は俺達のところへ来る事はなく、そのままお茶会は終了した。
その夜、俺は城下にあるアリスの別宅にお邪魔していた。
俺の屋敷から王宮へは日帰りで行ける距離ではないため、アリスの別宅にお邪魔する事になっていた。
別宅といっても凄く大きなお屋敷だ。アリスの実家はもっと凄いのだろう…。今度遊びに行ってみたい!
俺は自分の泊まる部屋に案内されると、そのまますぐベッドへ向かいうつ伏せで倒れた。
お茶会、本当に辛かった…。
しかもお茶会の帰りに、また3日後にお茶会が開かれると伝えられた。嘘だろ…。
王子の香りに包まれながらあの場に居るの本当に辛い!良い香りなんだけれど香りが強すぎるんだって!何事も限度がある!
正直お茶を飲むどころではなく、逆に吐かないように耐えなければならなかった。
あと、もう一回だけ我慢しなければならないのか…。
その時の俺は、あと一度耐えれば全てが終わると必死に自分を励ましていた。
3日後のお茶会でも王子は初めに俺達の所へやって来て軽く声を掛けてくれたが、その後は前回と同じように別のテーブルへと向かいそのまま関わる事はなかった。
そしてお茶会が終わり、ようやく家へ帰れると思ったのだが、アリスの別邸に着いてすぐ王宮から再びお茶会の招待状が届けられた。
そしてその後も、週に2~3度の頻度でお茶会の招待状が届く。
何でだっ!?
お茶会の招待が数日おきにある為、俺は自分の屋敷へ帰るに帰れず、ずっとアリスの別邸で生活するようになっていた。
毎回俺とアリスはお茶会に招待されているのだが、他の子達は回を重ねる毎に少しずつ変わっている。
俺ももう引っ込みたい。王子と俺ほとんど喋ってないよ?俺いないとダメ?
そして回数を重ねる毎に、だんだんとアリスも不機嫌になってきている。
前回のお茶会の帰りなど、
「…王子は一体何をこだわっているのだ?私達をからかっているのだろうか?…やっぱり王族に仕える騎士より冒険者を目指そうか…。」
などと呟いていた。
頻繁にお茶会へ通っているせいで剣術の練習も満足に出来ず、アリスも不満に思っている。いやほんとそう。俺も不満。
そしてお茶会に行くにつれて、どうやら王子のお付きの人達がとにかく俺と王子をくっつけようとしているのが分かってきた。
いや俺も王子も互いに興味ないんだって。
普通に考えて、こんな沢山の人に囲まれた状況で15歳の男の子が10歳の男の子を好きになるか!?
みんなアルファとオメガの番は凄いみたいに言っているが、普通に考えてあり得ないだろ!?
アルファとオメガは近づけておけば何とかなると思っているだろ!?
申し訳ないけれど、俺は王子が近づいたら辛い!近づかれるほど離れたい!
アリスが隣にいてくれないと正直香りが強すぎて耐えられないんだって!
しかも回数を重ねる毎に、より一層香りが酷くなってきているのだ。
俺も何となく気付いたのだが、どうやら感情と香りは関係している気がする。
いつも王子は笑顔で俺達に接してくれるが、この強い香りで分かる。これきっと王子は笑っていないんだ。
きっと王子もお茶会なんてしたくないのだろう。
そんな気がする。
そしてとうとう、もう何度目か分からないお茶の飲めないお茶会で、俺は王子の強い香りに我慢が出来なくなってしまう。
その日、王子の香りは今までで1番強かった。
隣にいるアリスの香りが全く分からなくなっている。正直すごくやばい状況だ。
王子がいつものように軽く俺達に声をかけ他のテーブルへ移動しようとした時、俺は王子の強い香りに耐えられず、そのまま意識が遠くなりその場で倒れてしまった。
俺が倒れる直前、アリスが俺を抱き止めてくれた気がする…。
アリスほんと…頼りになります…。
ぼんやりとした意識の中、何だか優しい香りを感じていた。
王子のような強い香りでも、アリスのような爽やかな香りでもない。
優しくて、心地よくて、ずっと側にいたくなるような…。
すると香りが少し薄れてきた。どうやらその香りは俺から離れていくようだ。
待って…行かないで欲しい!
俺はハッと目を覚まして飛び起き、目の前に居た人物の手を掴んだ。
その人物はいきなり手を掴まれて驚いている。
そりゃそうだろう。
そして手を掴んだ俺も驚いている。
俺に手を掴まれた人物は、黒い髪の綺麗な目をした少年だった。
「…どっ、どちら様で?」
俺はいきなり手を掴んだ相手にそう尋ねていた。
いやほんと……誰???
王宮の庭の一画にいくつかテーブルが並べられていて、俺はアリスと同じテーブルに並んで座っている。
そして先ほどから周りの視線がずっと俺に刺さっている。
他のテーブルにいる人達や、周りを警護している人達からの視線が痛い。
それもそのはず、周りのテーブルには15歳前後の可愛らしい女の子が沢山いて、
その中で男なのは俺だけ!ほんと帰りたい!!!
チラリと横目でアリスを見ると、アリスはとてもリラックスしていて先ほどからゆっくりお茶を飲んでいる。
俺もお茶を飲んで落ち着こう。
そう思いカップに手を伸ばそうとすると、王子の登場がどこからか伝えられた。
出た…第一王子ルーク…。
茶色の髪をなびかせ、長身でかっこいい王子様登場だ。
本当に王子様のような王子様だな!
王子は会場全体に向かって簡単に挨拶をし、そして周りのお付きの人達に促されたのか俺たちのテーブルへゆっくりと歩いてくる。
来た来た来た来た来るな来るな来るな来るな!
正直今すぐこの場から逃げたい!
しかも王子が近づくのと一緒にとても強い香りが漂ってくる。
良い香りなのだが…正直香りが強すぎる…。
俺は顔をしかめないよう必死になる。
そしてアリスと共に席を立ち、やって来た王子に挨拶をした。
「ルーク殿下、本日はお招き頂きありがとうございます。アリス・アダムズと申します。」
「お招きありがとうございます…。レオンス・クリフトと申します…。」
アリスに続いて挨拶する俺を、周りがすごく見ている。
王子は俺たちの挨拶を受け微笑んだ。
「ようこそ。どうぞ今日は楽しんで。」
王子はそう言うと、あっさりと他のテーブルへ移っていった。
あれ?それだけ?
別に良いんだけど。
王子の周りにいたお付きの人達は、王子と俺を見比べてオロオロしている。
一方俺は、王子の強い香りに当てられて気分が悪くなっていた。
そんな俺の様子にアリスが気付き、声をかけてくれる。
「レオンス大丈夫か?気分が優れないのか?」
「ちょっと気持ち悪いかも…。でも大丈夫、ありがとう…。」
アリスが俺の方に向くと、アリスの爽やかな香りがして少し気分がマシになった。
一体王子のあの強い香りは何なのだ…。
そしてその後も王子は俺達のところへ来る事はなく、そのままお茶会は終了した。
その夜、俺は城下にあるアリスの別宅にお邪魔していた。
俺の屋敷から王宮へは日帰りで行ける距離ではないため、アリスの別宅にお邪魔する事になっていた。
別宅といっても凄く大きなお屋敷だ。アリスの実家はもっと凄いのだろう…。今度遊びに行ってみたい!
俺は自分の泊まる部屋に案内されると、そのまますぐベッドへ向かいうつ伏せで倒れた。
お茶会、本当に辛かった…。
しかもお茶会の帰りに、また3日後にお茶会が開かれると伝えられた。嘘だろ…。
王子の香りに包まれながらあの場に居るの本当に辛い!良い香りなんだけれど香りが強すぎるんだって!何事も限度がある!
正直お茶を飲むどころではなく、逆に吐かないように耐えなければならなかった。
あと、もう一回だけ我慢しなければならないのか…。
その時の俺は、あと一度耐えれば全てが終わると必死に自分を励ましていた。
3日後のお茶会でも王子は初めに俺達の所へやって来て軽く声を掛けてくれたが、その後は前回と同じように別のテーブルへと向かいそのまま関わる事はなかった。
そしてお茶会が終わり、ようやく家へ帰れると思ったのだが、アリスの別邸に着いてすぐ王宮から再びお茶会の招待状が届けられた。
そしてその後も、週に2~3度の頻度でお茶会の招待状が届く。
何でだっ!?
お茶会の招待が数日おきにある為、俺は自分の屋敷へ帰るに帰れず、ずっとアリスの別邸で生活するようになっていた。
毎回俺とアリスはお茶会に招待されているのだが、他の子達は回を重ねる毎に少しずつ変わっている。
俺ももう引っ込みたい。王子と俺ほとんど喋ってないよ?俺いないとダメ?
そして回数を重ねる毎に、だんだんとアリスも不機嫌になってきている。
前回のお茶会の帰りなど、
「…王子は一体何をこだわっているのだ?私達をからかっているのだろうか?…やっぱり王族に仕える騎士より冒険者を目指そうか…。」
などと呟いていた。
頻繁にお茶会へ通っているせいで剣術の練習も満足に出来ず、アリスも不満に思っている。いやほんとそう。俺も不満。
そしてお茶会に行くにつれて、どうやら王子のお付きの人達がとにかく俺と王子をくっつけようとしているのが分かってきた。
いや俺も王子も互いに興味ないんだって。
普通に考えて、こんな沢山の人に囲まれた状況で15歳の男の子が10歳の男の子を好きになるか!?
みんなアルファとオメガの番は凄いみたいに言っているが、普通に考えてあり得ないだろ!?
アルファとオメガは近づけておけば何とかなると思っているだろ!?
申し訳ないけれど、俺は王子が近づいたら辛い!近づかれるほど離れたい!
アリスが隣にいてくれないと正直香りが強すぎて耐えられないんだって!
しかも回数を重ねる毎に、より一層香りが酷くなってきているのだ。
俺も何となく気付いたのだが、どうやら感情と香りは関係している気がする。
いつも王子は笑顔で俺達に接してくれるが、この強い香りで分かる。これきっと王子は笑っていないんだ。
きっと王子もお茶会なんてしたくないのだろう。
そんな気がする。
そしてとうとう、もう何度目か分からないお茶の飲めないお茶会で、俺は王子の強い香りに我慢が出来なくなってしまう。
その日、王子の香りは今までで1番強かった。
隣にいるアリスの香りが全く分からなくなっている。正直すごくやばい状況だ。
王子がいつものように軽く俺達に声をかけ他のテーブルへ移動しようとした時、俺は王子の強い香りに耐えられず、そのまま意識が遠くなりその場で倒れてしまった。
俺が倒れる直前、アリスが俺を抱き止めてくれた気がする…。
アリスほんと…頼りになります…。
ぼんやりとした意識の中、何だか優しい香りを感じていた。
王子のような強い香りでも、アリスのような爽やかな香りでもない。
優しくて、心地よくて、ずっと側にいたくなるような…。
すると香りが少し薄れてきた。どうやらその香りは俺から離れていくようだ。
待って…行かないで欲しい!
俺はハッと目を覚まして飛び起き、目の前に居た人物の手を掴んだ。
その人物はいきなり手を掴まれて驚いている。
そりゃそうだろう。
そして手を掴んだ俺も驚いている。
俺に手を掴まれた人物は、黒い髪の綺麗な目をした少年だった。
「…どっ、どちら様で?」
俺はいきなり手を掴んだ相手にそう尋ねていた。
いやほんと……誰???
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