転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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取り調べ

ねじ曲げられた真実

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数日後、虎丸の判決を言い渡すとの通達があり、裁判室へと連れていかれた。
あの白髭の男性はこちらをギロっと見た後。
「ある発言により、一時休廷していたが……その発言が偽証の可能性が濃厚だという判断に至った……。」
偽証?なんだよ、それ……。
だが、隣にいたリッドはガックリと肩を落とした。
「お前の裁判をするまでもなく、極刑になる……。どうして、あんなウソをついたんだよ……。」
白髭の男性はリョーを見て。
「この罪は決して許されるモノではない。それ相応の罰を覚悟しておきなさい。」
虎丸へ下された判決は………極刑であった。
虎丸はよく理解出来てないのか、周りをキョロキョロと見渡していた。
それを見ながら、リッドの隣で拳を強く握りしめていた。
傍聴席にはニヤケるトリトル卿の姿が視野に入っていた。
事実さえねじ曲げられてしまうこの国に……リョー達の助かる道など最初からなかったのだ。
その場でリョーの裁判が二日後に開かれる事が告げられた。
部屋に戻ると、リッドもリョーに何の言葉を掛けれずに……ただ肩に手を置き。
「申し訳ない。何の力にもなってあげられずに。」
だが、その時になって、ようやくリョーの手から流れる血に気付いた。
「何をしてるんだ……。そんな自分を責めて、何になるんだ。」
リョーは何が民主主義だよ……何が中央に亜人が多く登用されてるだよ……。
この国を選んだ自分への怒りを抑える事が出来なかった。
一部の権力者によって、真実さえもねじ曲げられてしまう。
そうだったよな、前の人生もそうであった。
権力の中心に居る人の為に都合よく国を動かされていた。
余程の才能がなければ、何も出来ないし、何も変えれはしなかった。
それを忘れてしまっていた自分の浅はかさを恨んでいた。
リッドの言葉さえ耳に入ってはいなかった。
ただ虎丸へ謝りたかった。
それだけがリョーの中を支配していた。
そんなまま、リョーが裁かれる日がやってきた。
リッドはリョーに何も言葉をかけれずにいた。
リッドは何も打開策は見つけられなかった。
リョーはあの白髭の男性の前に立っていた。
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