転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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審査

慰め

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虎丸とルドラはレイとの手合わせで興奮していた。
それは食事の時も続いた。
比較的、普段は冷静なルドラもかなり興奮していた。
「流石は高名なレイ殿だ。悔しいが、実力の差を痛感してしまった。でも、ボスとレイ殿がお知り合いだとは。」
それに続ける様に虎丸も。
「ホント、あの大蛇を思い出しちゃったよ。ねぇ、主……またいつかは再戦したいね。」
虎丸の言葉に素直に同意出来なかった。
虎丸達との差はその時、縮める事が出来ているのか…それとも……。
虎丸はそれに気付いたのか、少し表情を曇らせ。
「主?どうかしたの?」
心配する虎丸を見て、慌てて虎丸を撫でた。
「何でもないよ。確かに強かったな、相変わらず。」

その夜、横になっても……レイの言葉が頭から離れなかった。
何度も体勢を変え、寝ようとしたが、目を閉じると不安を拭いきれなかった。
しばらくモゾモゾしてると、文字先生が。
“……早く寝ろよ。心配しなくても、大丈夫だよ。本気になれば、虎丸にも負けないよ。”
慰められてる?あのレイが実力を見誤る事なんてないよ。
“嘘じゃないよ、リミッターを解除すればな。但し、それにカラダが耐えれるとは思えないけど。それとも何か?オレが信用出来ないのか?”

文字だけだが、怒ってるのだけは伝わってきた。
確かにこれが慰めであっても、幾ら考えても……どうしようもない事であった。
“慰めじゃ……ねぇって。まぁ、いいや。まぁ、悩んでもムダな事は止めとけよ。とりあえず寝ろ。”
文字先生の言葉で少し気が楽になった気がしていた。
こっそり部屋を抜け出して、一心不乱に素振りをして、体を疲れさせて寝た。
文字先生の“………好きにしろ。”って、呆れながらの一言が途中で浮かんだのはスルーした。
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