転生したら、HEROになれるはず

緋咲 ツバメ

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葛藤

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虎丸の目の前に居たのは………紅き閃光のメンバーであった。
虎丸はどうすればいいのか戸惑っていた。
だが、それとは対照的に相手は虎丸へ純粋な殺意を向けていた。
虎丸はそれでもただ避けるだけで反撃をしようとしなかった。
そんな虎丸を見て、リョーは駆け出し、何の躊躇もなく、敵は斬り捨てた。
それに対して、虎丸はリョーに猛抗議した。
だが、それを無視して、どんどんと向かってくる敵を無言で切り捨てていった。
リョーのその様を見て、相手も戦意を失い、逃げようとしだした。
それよりも早くリョーは追い抜き、その先で待ち構えていた鎧姿の男どもを叩きのめしていった。
そして、逃げ惑う者達をそのまま、見逃がした。
リョーらに敵意を向けるモノは居なくなった。
いや、リョーを恨めしそうに見てる視線があった。
「虎丸、何か言いたい事でもあるのか?」
「何で殺した?レーラの仲間なの分かってただろ、主も。」
「あぁ、分かってたよ。だが、敵意ではなく、殺意を向けてくる相手に何を求める?」
「話し合えば、きっと分かり合えたのに。」
その言葉にリョーは呆れた様に入口の方へ引き返していった。
その一団を見てる怪しい一つの影。
「しゃあないな。約束は約束やしな……、マジでダルいけど。でも、飽きなさそうやな。」

リョーらは洞窟を出て、トラントへと戻ると、宿屋の前に集団が。
リョーはため息をつきながら、宿屋へと再び歩きだした。
集団の一人がリョーに気付くと、数人がこちらへ向かってこようとしていた。
それを制して、一人がこちらに向かってきた。
「……坊主、聞きたい事がある。」
リョーはそれを聞いて。
「……グランのメンバーを斬ったよ。殺意を向けられたら、それを払うのは変な事か?」
その言葉を聞き、ダートは顔を紅潮させていた。
「うちのメンバーがそんな真似する訳ないだろ。」
「なら、どうするんだ?」
その言葉に別の人物が反応した。
「こちらにはお前らの非道な行為の目撃者が居るんだ、裁判でお前らに相応な罰を。」
目撃者って、ゼンの関係なんだろうな。
「裁判でもなんでもしてやるよ。」
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