魔法少女♂とヤンデリオ

嶋紀之/サークル「黒薔薇。」

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むっつり朴念仁ヒーロー、晶水ノブユキの話

①-2

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 ノブユキが待ち合わせ場所まですっ飛んでいくと、そこには、気まずそうな顔をしたチアキの姿があった。ノブユキを見つけるや否や頭を下げようとするもので、咄嗟に、ノブユキも謝罪を告げる。
「先輩……! さっきはすみません、おれ……」
「いや、俺こそすまん。おまえの具合が悪いことにも気付けず、知り合いと話し込んでしまうなど……先輩失格だ」
「そ、そんなことないですよ!? 何言ってるんですか!?」
「む、だがしかし……」
「今回のは完全に、おれが悪いんですっ!! 勝手に体調崩して、その、ジャネープと戦わなきゃいけない先輩に迷惑かけちゃって……。こうして、先に帰らず一緒に過ごしてもらえるだけで、十分すぎるくらい嬉しいんですから」
「いや、八雲、俺は……」
 なおも謝罪を続けようとしたノブユキの言葉を、チアキはやや強引に遮った、
「それより先輩! 閉園時間も近づいてますし……その、他のとこ回るなら早く行きましょう? せっかく遊びに来たんですし!」
「う……、そう、だな。すまん。気を遣わせてしまったな」
 空元気なのだろうが、明るい声を出して話題を変えたチアキに、ノブユキはふっと優しく微笑む。
(……やはり、八雲は優しいな。それによく気が回る。ああ、そういうところも……好きだ……! なんていじらしくて可愛いんだ、おまえは!!)
 なお、内心ではときめきの嵐で大変なことになっていた。目が合った瞬間、照れくさそうにはにかむチアキを見て、ノブユキの心臓は大騒ぎしているのであるが、それを知るのは本人のみである。
「ん、んんっ。そういえば、ジャネープが現れていた間はどうしていたんだ? おまえがいたエリアは襲われていなかっただろうか」
「あっ、は、はい。大丈夫です! 元気です! それを言うなら、先輩こそ……」
「俺は魔法少女だからな、戦ったってへっちゃらだ。今日は思わぬ助太刀もあったしな」
 胸キュンを誤魔化すように話題を触れば、逆に、ノブユキの心配をされてしまった。そういうさりげない優しさにときめきつつ、ふと、あの闇の魔法使いのことを口にしてしまう。
 突然愛の告白をしてきた、自称ストーカーのジェラシィという男。ノブユキはチアキ以外と付き合うつもりはないため、彼の思いはキッパリと断ってしまったが、それでも悪い人間のようには思えず気にかかっていた。
「え? 助太刀って……」
 怪訝そうな顔をしたチアキに、詳しく話すべきか否かを一瞬考えるが、想い人である彼に誤解をされたくない気持ちが勝った。
 ストーカー男の存在はチアキに告げてしまったが、なにも、共闘した相手が彼であることまでは言わなくてもいいかもしれない。それを言えば、和解したと思われて――下手したら告白を受けたと誤解されるかもしれない。ノブユキが好きなのはチアキただ一人なので、それだけは嫌だ、と思っての判断だった。
「実は――闇の魔法使いヤンデリオの一人が、俺を助けてくれたんだ。敵意はないと、はっきりそう言った。あの男は悪人には見えなかったし、奴らも一枚岩ではないのかもしれない」
「そう……ですか」
「まあ、闇の魔法は危険な力らしいし、放っておくわけにはいかないが。友好的な相手とは、できたら敵対は避けたいものだな」
「せ、先輩は……、その男のこと、どう思ったんですか? 敵に近付かれて、嫌じゃなかったんですか」
「え? そ、そうだな……嫌ではない……か? うん……。突拍子もないことを言うから、少し、びっくりはしたけど。友人として接するのであれば、嫌ではない……と思うぞ」
 チアキに問われるまで、ノブユキは、彼をどう思っているかというのは考えたことがなかった。そもそも存在も、言動も突拍子もない相手だったので、考えるような暇もなかったという方が近いか。
 突然目の前に現れ、告白をしてきたストーカー。かと思えばノブユキのため味方を裏切り、ジャネープの浄化を手伝ってくれた男。善人か悪人かで言えば、どちらかというと善良そうな雰囲気があり、どうしてヤンデリオに所属しているのかも、どうしてノブユキに惚れているのかも謎だ。
(……あのジェラシィという魔法使い、なんとなく、八雲に雰囲気が似ている気がする。だから邪険にしづらいんだよな……。背丈や恰幅は違うが、顔立ちも近いし、兄貴だって言われたら信じるレベルだぞ。八雲は一人っ子らしいから、他人の空似なんだろうが)

 ――闇の魔法使いジェラシィ、その正体は他ならぬ八雲チアキなので、ノブユキの勘はなかなか鋭いところを突いていた。
 身長も体型も変化しているうえに、まさか可愛い後輩が自分に惚れてヤンデレ化した挙げ句闇の魔法使いになっているなど想像もつかないおかげで、本人だと疑うには至らなかったようだが、それでも恋する男の直感でなにか感じ取るものがあったらしい。
「……先輩? どうしました、おれの顔なんか見て」
「あ、いや……すまん。少しぼうっとしていた」
「大丈夫ですか!? やっぱり、さっきの戦いで疲れてるんじゃ」
「いや……本当に考え事をしていただけだ。早くいこう。せっかくだし、夕日が落ちる前に薔薇園を見たいだろ?」
「わ、わかりました。先輩がそう言うなら」
 まさか、お互いが片思いだと思い込んですれ違っているとは思いもしない二人は、ドギマギしながら夕方の遊園地を並んで歩いていく。

 薔薇園に着くまではあっという間だった。係員にチケットを見せ、薔薇園エリアの入場口であるアーチをくぐれば、そこは色とりどりの薔薇の花が咲き誇る庭園になっていた。大きな植え込みでできた巨大植物迷路のあちらこちらに、様々な品種の薔薇が咲いている。
「うわぁ……! 薔薇の迷路! すっげえ、絵本みたいですねっ、先輩!!」
「ああ、改装前から変わっていない美しさだ……。この迷路のゴールは、薔薇だけの花畑になっていてな。夕焼けに照らされる風景が幻想的だと評判なんだ。あいにく、久々で道のりは忘れてしまったが……そこまで難しい迷路ではなかったと思う。ゴールまで協力してくれるか、八雲」
「わ、わかりましたっ! おれ、頑張りますね、先輩!!」
 このエリアはデートスポットとしても有名らしく、園内パンフレットには、ゴールにあるフォトスポットで仲睦まじく手を繋ぐカップルの写真が使われていた。周囲もカップル客がやや多いが、友人同士らしきグループや、家族連れの姿もちらほらと見受けられる。
 自分たちは、傍から見てどう思われているのだろうかと。二人はそんなことを思い、鼓動を早めていた。

 道を忘れた、というのは本当だったようで、時折行き止まりにぶつかりながらも二人は迷路を進んでいく。たまに目についた薔薇の品種についてノブユキが解説する以外は、口数も少なく、二人とも真剣な眼差しで歩いていた。
(ああ――いかん、ドキドキして上手く話せない。元々、お花のこと以外はそんなに上手く話せるわけでもないが。こうも黙っていては、八雲を退屈させてしまわないだろうか……?)
 もとい、ノブユキが真剣なのは顔だけだった。内心では、恋する相手と二人並んで歩くこの状況に舞い上がりまくり、とんだ浮かれポンチになっていた。
 横目でちらりとチアキの方を確認すれば、彼は目を輝かせながらキョロキョロとあたりを見回している。一生懸命な姿が愛おしく、ノブユキの口に小さく笑みが浮かぶ。
(しかし、八雲は愛くるしいな……。歩いているだけでも楽しそうで、こちらまで幸せな気分になる。八雲の期待に恥じないよう、俺も、頼れる先輩らしく振る舞わねばならんのに……さっきからドキドキしっぱなしだ。これではデートや……告白なんて、夢のまた夢だな……)
 じいっと見つめていたせいなのか、チアキの視線がそちらを向いた。目が合った瞬間、互いに頬を赤くして目を逸らす。
 一瞬見えた微笑みと目が合った事実に舞い上がるチアキは、ノブユキの僅かな赤面に気づいていないし、ノブユキも緊張のあまりチアキが真っ赤になっていることに気付いていない。
 どう見てもラブコメ真っ只中の風景なのだが、当人たちだけはそれに気付かず、互いに片思いだと思い込んでいるのだった。


 しばらく無言で歩いていた二人だったが――ふいに。チアキのほうが口を開く。
「……あの、先輩」
「んっ? どうした、八雲。なにか、気になるお花でも……」
「あ、い、いえ。お花の質問じゃ、ないんですけど……」
 どこか歯切れの悪い様子で躊躇いがちにしていた彼だったが、やがて、意を決したようにノブユキを見つめる。
「……その、先輩は、なんでおれと一緒に来てくれたんですか? もしかして、さっき会った子たちにも、誘われてたんじゃないかなって……。きっと、おれなんかと過ごすより、可愛い女の子たちと遊ぶほうが楽しいのに。どうして……!」
「そんなことはない!!」
 口から溢れ出す自虐的な言葉を、咄嗟に、ノブユキは大声で遮ってしまう。抱きしめたくなる衝動をなんとかこらえ、代わりにチアキの両手をとると、優しくも力強く握りしめながら視線を合わせた。
「俺は、八雲と過ごしたいから、八雲と一緒にいる。おまえの隣にいるのが楽しいんだ。学年も違うし、あまり俺から声をかけては迷惑だろうかと今までは遠慮していたが……今日、おまえから誘ってもらえてとても嬉しかった。嫌でないのなら、また、こうやって一緒に遊びたいと思っている」
「はえっ……!? そ、そそ、そんなっ、畏れ多い……!!」
「それと……さっきの二人のことは、本当に気にしないでほしい。おまえが疑うような、いわゆる、男女の関係ではないから」
 チアキの様子から、もしや、と思い念押しをしておく。彼一筋であるノブユキにとって、他に想い人がいると誤解されることは他の何よりも堪えることだった。
(本当は、二人が妖精だと伝えられれば、誤解もすぐに解けたんだろうが。あの二人は闇の神に命を狙われる身だ。八雲に告げるにしても、他の人が聞いていない場所でないと……どこにヤンデリオの魔の手が伸びているかわからないし、これ以上八雲を危険に巻き込むわけにもいかん……!)
 めけとノコと親しいのは、彼女たちが魔法少女のパートナー妖精だからだが、それを教えてしまってはチアキの身がさらに危うくなるかもしれない。妖精たちは闇の神から命と力を狙われており、魔法の力を得たノブユキならば自衛もできるが、一般人であるチアキが巻き込まれたら守りきれないかもしれない。そういった理由で、ノブユキは彼女らについての紹介を曖昧にぼかすことにしたのだ。

 なんとか誤解を解きたい一心で、ノブユキは、心からの気持ちをチアキに告げる。
「俺は、八雲のことが好ましく思うから、一緒にいるんだ。どうか自分を卑下するな」
「なっ……、は、え、えええ……!?」
(――って、しまった!! こんなの愛の告白も同然じゃないか!? くそっ、また勢いで思ったままのことを口に出していた……八雲に引かれてはいないよな!?)
 ハッと気づいて慌てるも、チアキも相当にテンパっている様子で、ノブユキが真っ赤になっていることには気づかなかったらしい。
 ノブユキ自身は知らぬことだが、彼に思いを寄せるチアキは、その自尊心の低さから『先輩の優しさを誤解しないように』と常に自分に言い聞かせていた。おかげで、友情の域を超えた熱烈なアプローチさえ『先輩は誰にでも優しいからこういうことを言うだけだ』と思い込んでしまうし、うっかり本心を口にしてしまい慌てるノブユキの様子を見落としてしまうのである。
「あ、そ、その……それはっ! 後輩として、ってことですよね!?」
「え? ……あ、いや、そうだな。もちろんその意味も……」
「ですよねっ!! 憧れの先輩にそんなふうに思ってもらえるなんて……おれ、本当に光栄です!! ……ホントに、おれにはもったいなさすぎるくらいの幸せで、」
「それは俺の台詞だ。おまえのような後輩がいて、仲良くなれて、俺はとてつもなく幸運だと思っている」
「そ、そんな……! 先輩、大袈裟なんですから……!!」
 互いに好意がすれ違っているとは気付きもせず、それでも、友人としてでも隣にいれる幸せを噛みしめる二人。事情を知る第三者がいれば彼らのすれ違いはここまで大きくならなかったのだろうが、あいにく、ノブユキもチアキも友人はそこまで多い方ではない。しかも、相手を傷つけたりしないようにと、恋慕については隠し通す覚悟を決めていた。とんだ似たもの同士の不器用カップルである。


(先輩……っ、先輩が、おれのこと、好ましいって……!! いやいや勘違いしちゃ駄目なのはわかってる、おれはただの後輩だって、浮かれたってバカを見るだけだって……! あうう、それでも、嬉しい……!)
(ああ、照れた顔もかわいいな……。告白もできないくせに、勝手にデート気分で浮かれているなど、おまえが知ったら卑怯極まりないと軽蔑するだろうか。……だが、それでも。今日くらいは……!)
 チアキの横顔に見惚れていたノブユキであったが、ふと、この薔薇園エリアに彼を誘った理由を思い出した。
 勇気を出して、こっそり深呼吸をすると、表面上はまるで普段通りの落ち着いた声で語りかける。
「……八雲。もしよければ、このあと……ゴールで一緒に写真を撮ってくれないか? 今日の記念にしたいんだ」
「えっ……、えええ……!?」
「すまん、駄目……だろうか」
「い、いえっ、駄目っていうか……その。ここって……あのフォトスポットって、縁結びの場所なんですよね? ほら、パンフにも、カップルが愛を誓うとか書いてあるし。男二人でそんな、変だと思われるかもしれないですし……。なにより、おれなんかが隣にいたら、先輩が笑われちゃうかも……」
 その提案を告げられた瞬間、チアキは、一瞬たしかに嬉しそうに見えた。しかし、続く言葉は否定的なもので、どちらかといえば周囲の目を気にしての否定のように思われた。おどおどと言葉を紡ぐチアキの様子に、ノブユキの胸がきゅっと締め付けられる。
 どんな言葉で伝えれば、彼は、もっと自分に自身を持てるのだろう。こんなに可愛らしくて優しくて魅力的な男なのに。どんな言葉をかけたなら、彼は笑ってくれるのだろうか。
 ほんの少し考えてから、ノブユキは、慎重に言葉を口にする。
「……薔薇の花言葉は一般的に『愛』だとされているが、色によっても変わるのを、知っているか?」
「え、ええと……?」
「赤なら『情熱』や『熱烈な恋』、白なら『深い尊敬』、黄色は『友情』、オレンジは『絆』『信頼』……他にも色々だ。愛の形は、なにも恋愛に限らない。縁結びだってそうだと思う。俺は……どんな形でもいい。八雲と親しくなって、これからも、仲良くできたら嬉しいと思っている」
 口から溢れるのは、紛れもない彼の本心だった。願わくば恋人として、彼の一番特別な人間になりたいと思ったが、たとえそうでなくてもいい。
 友としてでもいいから側にいて、彼の笑顔を見届けたい。彼の幸せに寄り添いたい。それが、ノブユキの望みだった。
「それに……、変だなんて、俺が言わせない。八雲のことを嗤うような不躾な奴がいたら、直接説教をしてやる。だから、他人の目なんて気にせず、おまえの好きなことを選んでほしい。……あ、いや、俺と写真を撮るのが嫌なら、そうだと言ってくれれば諦めるが……!」
 真っ直ぐすぎる彼の本心を、チアキは、どう受け止めたのか――。
「……先輩は、ホントにかっこいいですね。強くて、堂々としていて……憧れます」
「あ、すまない、おまえの気持ちも聞かず、先走ってしまい……」
「いえっ!!」
 今度は、チアキの方が大きな声で言葉を遮る番だった。先程よりも少しだけ堂々として、嬉しさを隠しきれないようにはにかみながら、彼は続ける。
「おれも……、ホントは、先輩と写真撮ってみたかったんです。今日の思い出が欲しくて、でも、恥ずかしくて……。だから、先輩から言ってくれて……、今、死にそうなくらい嬉しいです……!」
「なっ、し、死ぬな八雲! たかが写真を撮るだけだろ? このくらい、俺はいつだってする。おまえと――これからも仲良くしたいと、思っているから」
「っ!! せ、先輩……っ!」
「その……俺は、おまえの先輩だろう? だから、いつでも頼ってほしいし、またいつでも一緒に遊んだりしたいと思う。こんな俺で良ければ、だが」
「……ありがとうございます、先輩。おれ……とっても嬉しいです!」
 二人して顔を見合わせ、照れたように笑い合う。いつの間にか不安や緊張は吹き飛んでいた。
「あっ……、見ろ八雲、ゴールだぞ」
「ホントだ! へへっ……、ナイスタイミング、ですね」
「ああ! 最高の一枚を撮ってもらおう!!」
 いつになくハイテンションなノブユキに手を引かれ、二人は、ゴールのフォトスポットに駆け出していく。いかにも青春真っ只中な彼らを、撮影担当のスタッフが微笑ましそうに眺めていた。

「すみません、係の方! 俺たちの写真もお願いします!」
「あっ……、お、おれのスマホでも、一枚お願いしますっ!」


 そうして撮られた2枚の写真には、二人が、まるでパンフレットのカップルのように仲良く手をつなぎ、満面の笑みで笑う姿が映されていたのだった。

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