26 / 130
第二章 アーレントと友三爺さん
第26話 暗殺計画
しおりを挟む
ダイスさんは、サイモンさんを鋭く睨みつけ、それから...。
「サイモンは、太郎様が異世界から来て間もないことをいいことに、太郎様を”太郎さん”と呼び、自分のことも”サイモンさん”と呼ばせていたと聞きましたが、間違いないでしょうか?多くの証言を得ていますので、サイモンをかばう必要はございません」
そう言うと、ダイスさんは苦々しい表情でグラスに注がれたポーションを一気に飲み干した。
外堀を埋められているようだ。サイモンさんは下を見て、顔が真っ青。そりゃ、ダイスさん怖ぇーもんな...。
今回、サイモンさんの次女キャロンと三女マーシュンの姿が見えない。多分こうなることを見越して、入室禁止を命じたのだろう。給仕係のロイヒと楽しそうに遊ぶ声が聞こえる。
ロイヒ、超万能プレイヤーだな。斥候から子守りまで。恐るべし...。そんなことを思いながら、透明度の低い窓ガラス越しに外を眺めていると...。
ドン!
ダイスさんは飲み干したポーションのグラスをテーブルに置いた。苦味のせいか、今の話のせいか、表情が非常に険しい。場がシーンとなる。
俺は怒られているわけではないが、この雰囲気を作った一因でもあるので非常に気まずい。皆んなも困っていないかとかと思い、さりげなく辺りを見渡すと...。
約一名、何食わぬ顔で葡萄酒を平然とラッパ飲みし、スライスした肉を美味しそうに食べている男がいる。
テーブルの下では、細くて長い美しい脚が何度も蹴りを入れているが、当の本人は何食わぬ顔で葡萄酒を飲み、スライスした肉を食べている。あ、今度はチーズに手を伸ばした...。
おいおい、一人だけマイペースに葡萄酒を楽しむなよ。だが、そんなバロンは行動を止める様子もなく、ダイスさんは...。
「太郎様、サイモンについてですが、呼び捨てでお願いします。本来ならば3日程地下牢に幽閉しようかと思ったのですが、カーシャやジュージュンがキャロンやマーシュンが悲しむからと言ってきたので止めますが...もちろん私も”さん”付けは不要です!」
この親父、元気になった瞬間から飛ばすな。まあ、日本も外国の文化の流入で、目上の人を呼び捨てにすることへの抵抗は昔に比べると少なくなったが、まだ俺は根強い抵抗感が残っている。
大学卒業後、営業でもまれてきた俺にとって、敬語を使う事はあたり前だ。でも、この状況で「いえ、サイモンさん、ダイスさんで今後もお願いします」とは言える雰囲気じゃないし、こんな話で時間を取られたくもない。了承しよう。
「わ、分かりました。ダイスさ...ダイス」
慣れねー。思ったより辛い。
そんな俺に対してカーシャが、「今回の件は気になさらないでください。太郎様はこちらの世界に来て間もないとお聞きしました。知識奴隷を購入されたいともパパ...いえ、父から聞いております。太郎様のお目にかなう奴隷が手に入るまでは、私が太郎様を支えますので、何なりとお申し付けください!」
そう言いながら、カーシャは目の前のお皿に薄切りの肉やチーズ、サラダなどを手際よくよそってくれる。
「は、はあ...」
サイモンさ...いやサイモンとは違う感じで、カーシャもぐいぐい来るな。まあ、悪い気はしないけど。
そんな俺とカーシャの様子を見たダイスは、サイモンを見る表情とはうって変わり、超ニコニコしている...。ダイス、分かりやすいな。お孫さんにメロメロ爺さんだな。
「まあ、サイモンもジュージュンやカーシャに咎められ、十分反省したと思います。さ、サイモン。昨日のソマリア神父の件について、食事が終わり次第、説明を頼む」
ダイスはサイモンに話を振った。サイモンの表情は先程までの委縮した表情は消え、プレゼンに挑むイケメン商社マンのような顔つきになった。
優秀な男は切り替えが早いよな。後に引きずらない。さすがだな。
ソマリアの件は俺も気になっていた。なぜダイスを狙ったんだ⁉︎ 他の教会関係者は関与しているのか⁉︎教会っていいことをする集団だと思っていたのだが、私利私欲に走っているのか⁉︎
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
朝食が一通り終わると、ダイスの件について説明があるようだ。
「はい。まず昨日、商会の者が教会本部と話をしたところ、”今回の件に関して教会本部とは一切関係が無い”という返事を得ました。教会本部はアーレント商会の怖さを《身をもって》知っております」
《身をもって》知っているとは、ずいぶんと物騒な話だな。アーレント商会って武装派集団なの?商会って、物を売るお店じゃないの?
「祖父アーレントの時代、教会が友三様の逆鱗に触れ、壊滅的な被害を受けました。当時、友三様と行動を共にしていた者が、我がアーレント商会の現役暗部であることを教会本部は知っております」
友三爺さん、あなた何をしたの?逆鱗に触れたって、そういえば「バランとエメリア、二人の愛の大全集」の13,14話で、教会幹部にさらわれそうになったエルフを救ったとあったな。そこに関与しているの⁉︎
う~ん、よく分からないけど、不義理なことを嫌う友三爺さんを怒らせてしまったんだろうな。
そんなことを考えている俺をよそに、サイモンさんは話を続けた。
「教会本部に今回の件を確認した後、ソマリア神父を私たちの屋敷の地下室に連行しました。そこで少し”お勉強”をしてみると...」
地下室に連行?今、地下室って言いました⁉︎それと、”お勉強”の使い方が間違っていますよ、絶対!
「ソマリアは「お布施を払わなくなったお前らが悪い!教会本部は何とかしろとうるさい。だから、ダイスを消せば、まだ若造のサイモンだ...ダイスがいなくなり弱体化したアーレント商会の隙をつけばと思ったのに...くそ、もう少しだったのに!!」と申しておりました」
神父...。何やってんだよ。もっといいことをしろよ...。聖書を熟読しろよ。聖書って、いいことが書いてあるんだろ⁉︎
「ただ...」と言ってサイモンは一呼吸置き、手元のグラスに口を含んだ。そして...。
「釈然としない面がありましたので、もう少し“お勉強”してみると、私の殺害計画もあった様です」
「そ、そんな、あんたまで」と、ジュージュンが青白い顔をしてサイモンを見つめる。
サイモンは無言でジュージュン見つめ、そして頷いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「どうりでシルバーウルフが多かったわけだ...尋常な数ではなかった」と、バロンは5本目の葡萄酒を飲みながら呟いた。
「そうね。あれは何かの魔道具によって必然的にシルバーウルフを集めたと思うわ。ソマリアか、その関係者達が...」とエメリアが続いた。
エメリアもグラスに注いだ葡萄酒を口に含んだ。まあ、酒を飲まなきゃやってられないわな。簡単に命を奪い奪われる世界だ、”しらふ”では辛すぎるわな。
「遠話の魔法を使って教会本部に報告をすると、「ソマリアに、アーレント商会をどうこうさせるつもりはなく、いつもと同じ額の寄付を集めろと言っただけです。アーレント商会様に迷惑をかけるようなことは絶対にしていません!!」と、現在の教会トップ、ツベリン教皇が泣きながら申しておりました」
教会のトップが泣きながらって...。どれだけ怯えさせているんだよ、アーレント商会は...。
「言葉では何とでも言えますよね」と優しく声をかけると、「もちろんです。誠意をお見せします!!必ず、必ず、寄付金の5%、いえ、10%を孤児院や子供を保護している教会と施設に寄付をいたします」と申しておりました。心境の変化があったようです。これも全て太郎様のおかげです」と、サイモンさんは微笑んだ。
なんか怖いけど...。まぁ心が入れ替わるのはいいことだよね。
その後、ソマリア神父の件や、ツベリン教皇を中心とした教会の現状や問題点が報告されたのだが、あまりピンとこない。こっちの国の人間じゃないからな。
だが、俺も友三爺さんの孫だ。毅然とした態度で挑まないと。
「ダイス...。俺はこっちの教会の体制、いや社会情勢自体がよく分かっていない。だが、理不尽に苦しめられている者を救った友三爺さんと心は一緒だ。何かあれば俺を利用して欲しい」
そう、ダイスに告げた。
「あ、ありがとうございます。さすが、わが父アーレントから聞いていた友三様のお孫様です!!太郎様の手を煩わせることが無いよう、このダイスがさらに目を光らせます。もちろんサイモンもです!!」
サイモンも俺を見てしっかりと頷く。そして...テーブルの下では華奢な手が俺の手を力強く握りしめてきた。
"もちろん私もです"と言っているかのように...。隣を見ると俯き、両頬が朱色になっている。
こんなかわいい子の信頼を裏切らないようにしないとな。まあ、そんな未来が来ないことを願うけどな。
さあ、もう一つの仕事、本来の姿に戻らないと。大量の魚を持って地球に帰る事!いけないいけない。シリアスな展開が続いたため、忘れかけてしまった...。柴さんに怒られないように、海に向かわないと...。さーてと行きますか。
「サイモンは、太郎様が異世界から来て間もないことをいいことに、太郎様を”太郎さん”と呼び、自分のことも”サイモンさん”と呼ばせていたと聞きましたが、間違いないでしょうか?多くの証言を得ていますので、サイモンをかばう必要はございません」
そう言うと、ダイスさんは苦々しい表情でグラスに注がれたポーションを一気に飲み干した。
外堀を埋められているようだ。サイモンさんは下を見て、顔が真っ青。そりゃ、ダイスさん怖ぇーもんな...。
今回、サイモンさんの次女キャロンと三女マーシュンの姿が見えない。多分こうなることを見越して、入室禁止を命じたのだろう。給仕係のロイヒと楽しそうに遊ぶ声が聞こえる。
ロイヒ、超万能プレイヤーだな。斥候から子守りまで。恐るべし...。そんなことを思いながら、透明度の低い窓ガラス越しに外を眺めていると...。
ドン!
ダイスさんは飲み干したポーションのグラスをテーブルに置いた。苦味のせいか、今の話のせいか、表情が非常に険しい。場がシーンとなる。
俺は怒られているわけではないが、この雰囲気を作った一因でもあるので非常に気まずい。皆んなも困っていないかとかと思い、さりげなく辺りを見渡すと...。
約一名、何食わぬ顔で葡萄酒を平然とラッパ飲みし、スライスした肉を美味しそうに食べている男がいる。
テーブルの下では、細くて長い美しい脚が何度も蹴りを入れているが、当の本人は何食わぬ顔で葡萄酒を飲み、スライスした肉を食べている。あ、今度はチーズに手を伸ばした...。
おいおい、一人だけマイペースに葡萄酒を楽しむなよ。だが、そんなバロンは行動を止める様子もなく、ダイスさんは...。
「太郎様、サイモンについてですが、呼び捨てでお願いします。本来ならば3日程地下牢に幽閉しようかと思ったのですが、カーシャやジュージュンがキャロンやマーシュンが悲しむからと言ってきたので止めますが...もちろん私も”さん”付けは不要です!」
この親父、元気になった瞬間から飛ばすな。まあ、日本も外国の文化の流入で、目上の人を呼び捨てにすることへの抵抗は昔に比べると少なくなったが、まだ俺は根強い抵抗感が残っている。
大学卒業後、営業でもまれてきた俺にとって、敬語を使う事はあたり前だ。でも、この状況で「いえ、サイモンさん、ダイスさんで今後もお願いします」とは言える雰囲気じゃないし、こんな話で時間を取られたくもない。了承しよう。
「わ、分かりました。ダイスさ...ダイス」
慣れねー。思ったより辛い。
そんな俺に対してカーシャが、「今回の件は気になさらないでください。太郎様はこちらの世界に来て間もないとお聞きしました。知識奴隷を購入されたいともパパ...いえ、父から聞いております。太郎様のお目にかなう奴隷が手に入るまでは、私が太郎様を支えますので、何なりとお申し付けください!」
そう言いながら、カーシャは目の前のお皿に薄切りの肉やチーズ、サラダなどを手際よくよそってくれる。
「は、はあ...」
サイモンさ...いやサイモンとは違う感じで、カーシャもぐいぐい来るな。まあ、悪い気はしないけど。
そんな俺とカーシャの様子を見たダイスは、サイモンを見る表情とはうって変わり、超ニコニコしている...。ダイス、分かりやすいな。お孫さんにメロメロ爺さんだな。
「まあ、サイモンもジュージュンやカーシャに咎められ、十分反省したと思います。さ、サイモン。昨日のソマリア神父の件について、食事が終わり次第、説明を頼む」
ダイスはサイモンに話を振った。サイモンの表情は先程までの委縮した表情は消え、プレゼンに挑むイケメン商社マンのような顔つきになった。
優秀な男は切り替えが早いよな。後に引きずらない。さすがだな。
ソマリアの件は俺も気になっていた。なぜダイスを狙ったんだ⁉︎ 他の教会関係者は関与しているのか⁉︎教会っていいことをする集団だと思っていたのだが、私利私欲に走っているのか⁉︎
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
朝食が一通り終わると、ダイスの件について説明があるようだ。
「はい。まず昨日、商会の者が教会本部と話をしたところ、”今回の件に関して教会本部とは一切関係が無い”という返事を得ました。教会本部はアーレント商会の怖さを《身をもって》知っております」
《身をもって》知っているとは、ずいぶんと物騒な話だな。アーレント商会って武装派集団なの?商会って、物を売るお店じゃないの?
「祖父アーレントの時代、教会が友三様の逆鱗に触れ、壊滅的な被害を受けました。当時、友三様と行動を共にしていた者が、我がアーレント商会の現役暗部であることを教会本部は知っております」
友三爺さん、あなた何をしたの?逆鱗に触れたって、そういえば「バランとエメリア、二人の愛の大全集」の13,14話で、教会幹部にさらわれそうになったエルフを救ったとあったな。そこに関与しているの⁉︎
う~ん、よく分からないけど、不義理なことを嫌う友三爺さんを怒らせてしまったんだろうな。
そんなことを考えている俺をよそに、サイモンさんは話を続けた。
「教会本部に今回の件を確認した後、ソマリア神父を私たちの屋敷の地下室に連行しました。そこで少し”お勉強”をしてみると...」
地下室に連行?今、地下室って言いました⁉︎それと、”お勉強”の使い方が間違っていますよ、絶対!
「ソマリアは「お布施を払わなくなったお前らが悪い!教会本部は何とかしろとうるさい。だから、ダイスを消せば、まだ若造のサイモンだ...ダイスがいなくなり弱体化したアーレント商会の隙をつけばと思ったのに...くそ、もう少しだったのに!!」と申しておりました」
神父...。何やってんだよ。もっといいことをしろよ...。聖書を熟読しろよ。聖書って、いいことが書いてあるんだろ⁉︎
「ただ...」と言ってサイモンは一呼吸置き、手元のグラスに口を含んだ。そして...。
「釈然としない面がありましたので、もう少し“お勉強”してみると、私の殺害計画もあった様です」
「そ、そんな、あんたまで」と、ジュージュンが青白い顔をしてサイモンを見つめる。
サイモンは無言でジュージュン見つめ、そして頷いた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「どうりでシルバーウルフが多かったわけだ...尋常な数ではなかった」と、バロンは5本目の葡萄酒を飲みながら呟いた。
「そうね。あれは何かの魔道具によって必然的にシルバーウルフを集めたと思うわ。ソマリアか、その関係者達が...」とエメリアが続いた。
エメリアもグラスに注いだ葡萄酒を口に含んだ。まあ、酒を飲まなきゃやってられないわな。簡単に命を奪い奪われる世界だ、”しらふ”では辛すぎるわな。
「遠話の魔法を使って教会本部に報告をすると、「ソマリアに、アーレント商会をどうこうさせるつもりはなく、いつもと同じ額の寄付を集めろと言っただけです。アーレント商会様に迷惑をかけるようなことは絶対にしていません!!」と、現在の教会トップ、ツベリン教皇が泣きながら申しておりました」
教会のトップが泣きながらって...。どれだけ怯えさせているんだよ、アーレント商会は...。
「言葉では何とでも言えますよね」と優しく声をかけると、「もちろんです。誠意をお見せします!!必ず、必ず、寄付金の5%、いえ、10%を孤児院や子供を保護している教会と施設に寄付をいたします」と申しておりました。心境の変化があったようです。これも全て太郎様のおかげです」と、サイモンさんは微笑んだ。
なんか怖いけど...。まぁ心が入れ替わるのはいいことだよね。
その後、ソマリア神父の件や、ツベリン教皇を中心とした教会の現状や問題点が報告されたのだが、あまりピンとこない。こっちの国の人間じゃないからな。
だが、俺も友三爺さんの孫だ。毅然とした態度で挑まないと。
「ダイス...。俺はこっちの教会の体制、いや社会情勢自体がよく分かっていない。だが、理不尽に苦しめられている者を救った友三爺さんと心は一緒だ。何かあれば俺を利用して欲しい」
そう、ダイスに告げた。
「あ、ありがとうございます。さすが、わが父アーレントから聞いていた友三様のお孫様です!!太郎様の手を煩わせることが無いよう、このダイスがさらに目を光らせます。もちろんサイモンもです!!」
サイモンも俺を見てしっかりと頷く。そして...テーブルの下では華奢な手が俺の手を力強く握りしめてきた。
"もちろん私もです"と言っているかのように...。隣を見ると俯き、両頬が朱色になっている。
こんなかわいい子の信頼を裏切らないようにしないとな。まあ、そんな未来が来ないことを願うけどな。
さあ、もう一つの仕事、本来の姿に戻らないと。大量の魚を持って地球に帰る事!いけないいけない。シリアスな展開が続いたため、忘れかけてしまった...。柴さんに怒られないように、海に向かわないと...。さーてと行きますか。
305
あなたにおすすめの小説
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
#密売じゃありません!ミツバイギフトで最高に美味しい果物作ったら、領主令息が夫になった件について
国府知里
ファンタジー
「がんばっても報われなかったあなたに」“スローライフ成り上がりファンタジー”
人生に疲れ果てた北村めぐみは、目覚めると異世界の農村で少女グレイスとして転生していた。この世界では6歳で神から“ギフト”を授かるという。グレイスが得た謎の力「ミツバイ」は、果物を蜜のように甘くするという奇跡の力だった!村を、領地を、やがて王国までも変えていく果樹栽培の物語がいま始まる――。美味しさが未来を育てる、異世界農業×スローライフ・ファンタジー!
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる