6 / 12
決闘! ライカ対ギルマ 2
しおりを挟む
風の囲むフィールド、ギルマが使ったウィンドウォールは風を操る魔法を応用して発生させている。
僕からすればどうやっているかもよくわからないこの魔法。
しかし、これほどの範囲で触れれば体ごと持っていかれそうな力があるのに、二つ名を与えられないレベルなのだ。
誰かの憧れになりたい。そんな夢を掲げてみたのの、僕の夢が遥か先にあるように感じてしまう。
ギルマの動きはさっきよりも機敏になった。
無駄な動きが少なくただでさえ速いパンチが目の前でさらに加速する。
蹴りを食らえばウィンドウォールのぎりぎりのところまで飛ばされる。
痛みはもう怖くない。
だけど、根本的な実力が違う。
すでに、僕と比べればギルマやアクアは半年間ここで過ごしている。
元々あった得意なことや自主的に練習したことだってあるだろう。
その上、下に見られたら周りの目が一気に変わってしまうこの学園のことをよく知っていて、下に見られないように立ち回り、アクアは二つ名を与えられて、ギルマは推薦で入ってきたどんな力を持っているかわからない僕に喧嘩を売ってきた。
アクアもギルマも、それにフーカも、僕なんかより上にいる存在なんだ。
そもそも勝ち目があったのか?
一週間程度で決闘をしようだなんて無謀だったんじゃないか?
アクアも内心無理だと思っていたことだろう。
だけど、僕が強引に頼んだから仕方なく手伝ってくれた。
アーキュさんが僕の魔力コアや魔力回路を正常に戻してくれて、爆発しないようにしてくれたから思いあがったのか。あれだけの痛みを耐えたらなんでもできると勘違いしたのか。
僕には何が足りないんだ。
「これで終わりだぜ」
拳が迫る。
まるで時間がゆっくり流れているように感じる。
なぜこんないじわるなことをするんだ。
迫る拳をじっと見ていればいいのか?
敗北する瞬間を忘れるなと?
これをみて、一体何になるんだ
「――ッ!!」
肌が泡立つような不思議な感覚が僕の全身に流れる。
見ていたんだ。
一切この場から動かずに相手を遠ざける方法。
だらしなく下がっていた手をギルマのほうへと向けて魔法を放った。
手のひらから放つのは風の魔法。
「これは兄貴の!?」
初日の夜、フーカは片手から放った風で簡単にギルマを部屋へと吹き飛ばした。
局所的な風は僕の部屋に一切の影響を出すことはなく、ギルマだけに風を浴びせた。
今の僕にはそんな芸当はできないけど、散々風の魔法でボロボロにさせられたからか、目の前であの風を見ていたからか、流れる魔力の変化を少しだけ感じることができたんだ。
一瞬の同様で動きに鈍りを見せてくれた。
風を発生させながら両手をギルマの上半身へと近づける。
笑ってしまうくらい簡単にギルマはのけ反り後ろへと転がっていった。
「また負けるのは悔しいから、最後まで足掻いてやる」
立ち上がったギルマは砂埃を軽くはたき、首を鳴らすと再び戦う姿勢へと戻した。
「気づけば観客も増えてるぜ」
周りを見渡すと確実に最初よりも人が増えているのがわかる。
真剣にアクアが見てくれている。
機転をきかせたからかフーカは少し笑っている。
一年も二年も三年も、四年や五年もいる。
席を埋め尽くすほどじゃないけど、ただの一年同士の決闘にしてはやけに人が多い。
「新聞部のやつらが情報を流しやがったんだろ。どうせどこかで写真を撮ってるに違いない」
「だったら負けられないね」
「ああ、そうさ。だからよ、ここからは俺に負けた情けない推薦野郎じゃなくて、俺の夢に立ちふさがる脅威として、本気で戦ってやる」
ギルマはウィンドウォールを消すと、風を自身に周りに纏わせた。
魔力量が多いのか風はまるで光って見える。
風の鎧だ。
「まだ俺の時間は終わってねぇよッ!」
ギルマは地面を蹴った。
何をしてくるにしてもまず耐えなきゃいけない。
腕をクロスさせ前腕部へ魔力を流し硬く強固にしたが、気づけば後ろにギルマの姿があった。
見えなかったわけではない。反応が遅れた。
予想外のスピードを想定できていなかった。
「おせぇよ」
振り返ろうとした直後、無数の衝撃が背中を叩く。
僕はその衝撃にあらがうことができず突き飛ばされ正面から地面を滑った。
背中を何度も強打され正常な呼吸を取り戻すまでにほんの少し時間が必要だった。
それはもう自然に任せるしかないと諦めていたが、それよりもなんであんな高速のパンチの連打が放てたのかが僕にとって疑問だった。
さっきだって拳が加速した。
そもそもパンチは強ければ強いほど、次の動きが遅れてしまう。
片方はけん制で使われ、もう片方が強い威力のパンチを生み出す。
体への負担を考えれば高速の連打なんてそうそうできるわけがない。
立ち上がり体勢を整えようとしている間にも、ギルマは一気に接近して畳みかける。
痛みの恐怖を乗り越え拳の軌道をみることができた。
なんとも単純なことに笑いがこみ上げてきたが、なんともまあ合理的ともいえる。
風の流れをレールように発生させ、そこに拳を乗せ一気に僕の体へとぶつかる。即座に風の流れを逆にして、その間にもう片方の拳がぶつかる。よく見れば風の鎧を纏い連打をしてくる時、ギルマの姿勢は自身の筋肉ではなく風によって抑えられていた。
物質と物質がぶつかる時、当然反動が返ってくる。
このスピードで連打をして反動を抑えるとなると、間接に多大な疲労とダメージがのしかかる。
そこを風でカバーしてるんだ。
わかったところで僕の体は再び突き飛ばされた。
「降参するか! また医務室に運ばれるか! ここで選べ!」
いやらしい選択だ。
お前の意思で負けを認めるか、実力差もわからず同じ過ちを繰り返すか、そんな負の二択を選べというんだろう。
立ち上がろうとすると肩も腰も膝も痛い。
まるでヨボヨボのじーさんになったみたいだよ。
まったく、あの日姫様を救ったばかりに、こんな過酷なことをするはめになるなんて。
……でも、自分で選んだんだよな。
ギルマとは絶対に戦わなきゃいけないわけじゃない。
悔しいから自分で戦うことを選んだんだ。
アーキュさんに魔力コアを正常にしてもらった時も、やめる選択があったのに自分で選んだんだ。
アクアに手伝ってもらったのだって、自分だけでやることもできた。だけど自分で選んだんだ。
なんだか、笑いがこみ上げてきた。
「なにがおかしい」
「僕はさ、両親から優しく育てられた。魔力の使い方がほんと異常なまでに下手だったから。だから自分で選ぶことをほとんどしなかったんだ」
両親の優しさだとは理解してる。
「でも、なんでかな。あの日推薦してもらうきっかけを作ったのは自分なんだって」
あの日から始まったんだ。
「僕は君に一撃で負けた時、とても悔しかった」
手も足も出なかった。
「だけど、いま負けたらもっと悔しい」
せっかくスタートラインに立ったのに。
「でもさ、だったらさ、勝った時はめちゃ嬉しいってことでしょ!」
勝つためには、喜ぶためには、満足するには。
「僕は僕のやりたい選択を選ぶ! 僕の選択は、君に勝って笑うことだ!!」
「ぐうの音もでないほど叩き潰してやる!」
「君よりも一歩先へ!」
一気に距離を詰められ再び拳の連打が襲う。
しかし、ギルマはすぐに連打を止め拳を抑えた。
「な、なにしやがった!」
「簡単なこと。君が風を鎧にしたように、僕は僕の体を鎧にした。初歩の初歩と君の風の鎧から生み出した全力の防御スタイル。もう、君の攻撃は通らない」
僕からすればどうやっているかもよくわからないこの魔法。
しかし、これほどの範囲で触れれば体ごと持っていかれそうな力があるのに、二つ名を与えられないレベルなのだ。
誰かの憧れになりたい。そんな夢を掲げてみたのの、僕の夢が遥か先にあるように感じてしまう。
ギルマの動きはさっきよりも機敏になった。
無駄な動きが少なくただでさえ速いパンチが目の前でさらに加速する。
蹴りを食らえばウィンドウォールのぎりぎりのところまで飛ばされる。
痛みはもう怖くない。
だけど、根本的な実力が違う。
すでに、僕と比べればギルマやアクアは半年間ここで過ごしている。
元々あった得意なことや自主的に練習したことだってあるだろう。
その上、下に見られたら周りの目が一気に変わってしまうこの学園のことをよく知っていて、下に見られないように立ち回り、アクアは二つ名を与えられて、ギルマは推薦で入ってきたどんな力を持っているかわからない僕に喧嘩を売ってきた。
アクアもギルマも、それにフーカも、僕なんかより上にいる存在なんだ。
そもそも勝ち目があったのか?
一週間程度で決闘をしようだなんて無謀だったんじゃないか?
アクアも内心無理だと思っていたことだろう。
だけど、僕が強引に頼んだから仕方なく手伝ってくれた。
アーキュさんが僕の魔力コアや魔力回路を正常に戻してくれて、爆発しないようにしてくれたから思いあがったのか。あれだけの痛みを耐えたらなんでもできると勘違いしたのか。
僕には何が足りないんだ。
「これで終わりだぜ」
拳が迫る。
まるで時間がゆっくり流れているように感じる。
なぜこんないじわるなことをするんだ。
迫る拳をじっと見ていればいいのか?
敗北する瞬間を忘れるなと?
これをみて、一体何になるんだ
「――ッ!!」
肌が泡立つような不思議な感覚が僕の全身に流れる。
見ていたんだ。
一切この場から動かずに相手を遠ざける方法。
だらしなく下がっていた手をギルマのほうへと向けて魔法を放った。
手のひらから放つのは風の魔法。
「これは兄貴の!?」
初日の夜、フーカは片手から放った風で簡単にギルマを部屋へと吹き飛ばした。
局所的な風は僕の部屋に一切の影響を出すことはなく、ギルマだけに風を浴びせた。
今の僕にはそんな芸当はできないけど、散々風の魔法でボロボロにさせられたからか、目の前であの風を見ていたからか、流れる魔力の変化を少しだけ感じることができたんだ。
一瞬の同様で動きに鈍りを見せてくれた。
風を発生させながら両手をギルマの上半身へと近づける。
笑ってしまうくらい簡単にギルマはのけ反り後ろへと転がっていった。
「また負けるのは悔しいから、最後まで足掻いてやる」
立ち上がったギルマは砂埃を軽くはたき、首を鳴らすと再び戦う姿勢へと戻した。
「気づけば観客も増えてるぜ」
周りを見渡すと確実に最初よりも人が増えているのがわかる。
真剣にアクアが見てくれている。
機転をきかせたからかフーカは少し笑っている。
一年も二年も三年も、四年や五年もいる。
席を埋め尽くすほどじゃないけど、ただの一年同士の決闘にしてはやけに人が多い。
「新聞部のやつらが情報を流しやがったんだろ。どうせどこかで写真を撮ってるに違いない」
「だったら負けられないね」
「ああ、そうさ。だからよ、ここからは俺に負けた情けない推薦野郎じゃなくて、俺の夢に立ちふさがる脅威として、本気で戦ってやる」
ギルマはウィンドウォールを消すと、風を自身に周りに纏わせた。
魔力量が多いのか風はまるで光って見える。
風の鎧だ。
「まだ俺の時間は終わってねぇよッ!」
ギルマは地面を蹴った。
何をしてくるにしてもまず耐えなきゃいけない。
腕をクロスさせ前腕部へ魔力を流し硬く強固にしたが、気づけば後ろにギルマの姿があった。
見えなかったわけではない。反応が遅れた。
予想外のスピードを想定できていなかった。
「おせぇよ」
振り返ろうとした直後、無数の衝撃が背中を叩く。
僕はその衝撃にあらがうことができず突き飛ばされ正面から地面を滑った。
背中を何度も強打され正常な呼吸を取り戻すまでにほんの少し時間が必要だった。
それはもう自然に任せるしかないと諦めていたが、それよりもなんであんな高速のパンチの連打が放てたのかが僕にとって疑問だった。
さっきだって拳が加速した。
そもそもパンチは強ければ強いほど、次の動きが遅れてしまう。
片方はけん制で使われ、もう片方が強い威力のパンチを生み出す。
体への負担を考えれば高速の連打なんてそうそうできるわけがない。
立ち上がり体勢を整えようとしている間にも、ギルマは一気に接近して畳みかける。
痛みの恐怖を乗り越え拳の軌道をみることができた。
なんとも単純なことに笑いがこみ上げてきたが、なんともまあ合理的ともいえる。
風の流れをレールように発生させ、そこに拳を乗せ一気に僕の体へとぶつかる。即座に風の流れを逆にして、その間にもう片方の拳がぶつかる。よく見れば風の鎧を纏い連打をしてくる時、ギルマの姿勢は自身の筋肉ではなく風によって抑えられていた。
物質と物質がぶつかる時、当然反動が返ってくる。
このスピードで連打をして反動を抑えるとなると、間接に多大な疲労とダメージがのしかかる。
そこを風でカバーしてるんだ。
わかったところで僕の体は再び突き飛ばされた。
「降参するか! また医務室に運ばれるか! ここで選べ!」
いやらしい選択だ。
お前の意思で負けを認めるか、実力差もわからず同じ過ちを繰り返すか、そんな負の二択を選べというんだろう。
立ち上がろうとすると肩も腰も膝も痛い。
まるでヨボヨボのじーさんになったみたいだよ。
まったく、あの日姫様を救ったばかりに、こんな過酷なことをするはめになるなんて。
……でも、自分で選んだんだよな。
ギルマとは絶対に戦わなきゃいけないわけじゃない。
悔しいから自分で戦うことを選んだんだ。
アーキュさんに魔力コアを正常にしてもらった時も、やめる選択があったのに自分で選んだんだ。
アクアに手伝ってもらったのだって、自分だけでやることもできた。だけど自分で選んだんだ。
なんだか、笑いがこみ上げてきた。
「なにがおかしい」
「僕はさ、両親から優しく育てられた。魔力の使い方がほんと異常なまでに下手だったから。だから自分で選ぶことをほとんどしなかったんだ」
両親の優しさだとは理解してる。
「でも、なんでかな。あの日推薦してもらうきっかけを作ったのは自分なんだって」
あの日から始まったんだ。
「僕は君に一撃で負けた時、とても悔しかった」
手も足も出なかった。
「だけど、いま負けたらもっと悔しい」
せっかくスタートラインに立ったのに。
「でもさ、だったらさ、勝った時はめちゃ嬉しいってことでしょ!」
勝つためには、喜ぶためには、満足するには。
「僕は僕のやりたい選択を選ぶ! 僕の選択は、君に勝って笑うことだ!!」
「ぐうの音もでないほど叩き潰してやる!」
「君よりも一歩先へ!」
一気に距離を詰められ再び拳の連打が襲う。
しかし、ギルマはすぐに連打を止め拳を抑えた。
「な、なにしやがった!」
「簡単なこと。君が風を鎧にしたように、僕は僕の体を鎧にした。初歩の初歩と君の風の鎧から生み出した全力の防御スタイル。もう、君の攻撃は通らない」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
万物争覇のコンバート 〜回帰後の人生をシステムでやり直す〜
黒城白爵
ファンタジー
異次元から現れたモンスターが地球に侵攻してくるようになって早数十年。
魔力に目覚めた人類である覚醒者とモンスターの戦いによって、人類の生息圏は年々減少していた。
そんな中、瀕死の重体を負い、今にもモンスターに殺されようとしていた外神クロヤは、これまでの人生を悔いていた。
自らが持つ異能の真価を知るのが遅かったこと、異能を積極的に使おうとしなかったこと……そして、一部の高位覚醒者達の横暴を野放しにしてしまったことを。
後悔を胸に秘めたまま、モンスターの攻撃によってクロヤは死んだ。
そのはずだったが、目を覚ますとクロヤは自分が覚醒者となった日に戻ってきていた。
自らの異能が構築した新たな力〈システム〉と共に……。
その掃除依頼、受けてやろう
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者パーティー「明るい未来」のリックとブラジス。この2人のコンビはアリオス王国の上層部では別の通り名で知られていた。通称「必要悪の掃除屋」。
王国に巣食った悪の組織を掃除(=始末)するからだが。
お陰で王国はその2人をかなり優遇していた。
但し、知られているのは王都での上層部だけでのこと。
2人が若い事もあり、その名は王都の上層部以外ではまだ知られていない。
なので、2人の事を知らない地方の悪の組織の下のその2人が派遣されたりすると・・・
俺だけ“使えないスキル”を大量に入手できる世界
小林一咲
ファンタジー
戦う気なし。出世欲なし。
あるのは「まぁいっか」とゴミスキルだけ。
過労死した社畜ゲーマー・晴日 條(はるひ しょう)は、異世界でとんでもないユニークスキルを授かる。
――使えないスキルしか出ないガチャ。
誰も欲しがらない。
単体では意味不明。
説明文を読んだだけで溜め息が出る。
だが、條は集める。
強くなりたいからじゃない。
ゴミを眺めるのが、ちょっと楽しいから。
逃げ回るうちに勘違いされ、過剰に評価され、なぜか世界は救われていく。
これは――
「役に立たなかった人生」を否定しない物語。
ゴミスキル万歳。
俺は今日も、何もしない。
滅せよ! ジリ貧クエスト~悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、ハラペコ女神の料理番(金髪幼女)に!?~
スサノワ
ファンタジー
「ここわぁ、地獄かぁ――!?」
悪鬼羅刹と恐れられた僧兵のおれが、気がつきゃ金糸のような髪の小娘に!?
「えっ、ファンタジーかと思ったぁ? 残っ念っ、ハイ坊主ハラペコSFファンタジーでしたぁ――ウケケケッケッ♪」
やかましぃやぁ。
※小説家になろうさんにも投稿しています。投稿時は初稿そのまま。順次整えます。よろしくお願いします。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる