文字の大きさ
大
中
小
132 / 157
第131話 アスビモからの伝言 ~アグリサイド~
数日にわたって開催されていたラヒド祭も今日が最終日。
この数日何をしていたかというと――
『おい、見張りなんぞ最終日だけでよいのじゃ。
今日も祭りじゃ祭り』
朝早く起きるなり、上機嫌のゾルダに首根っこを掴まれる。
『ん……
まだ朝早いじゃん。
昨日も遅かっただろう。
もう少し寝かせてくれよ……』
眠い目を擦りながらそう言うも
『いいや、まだまだ足りんのじゃ。
存分に楽しまないとのぅ』
そしてそのまま、祭りに引きずり出される。
セバスチャンやシータは苦笑いしながら、それについてくる。
そんな光景が繰り返されていた。
ゾルダがそれほどまでに祭りが好きだったとは知らなかった。
でもよくよく考えると数百年封印されていて、その間何も楽しめなかったはず。
その反動もあって、楽しくて仕方がないのだろう。
そうそう祭りがある訳でもないし、今はゾルダの思い通りにやらせてあげよう。
なんか親心みたいなものが芽生えてしまい、付き合っていたのだったが――
「よし、今日は最終日じゃ!
名残惜しいが最後まで存分に楽しむのじゃ!」
今日もまた朝から元気のいいゾルダ。
「今日は最終日じゃん。
アスビモの商会の従業員たちに接触しないと……」
ここに来た目的は祭りではない。
アスビモの居場所を探すためだ。
そのことを忘れてしまってないかと思うほど、満喫している。
「そんなものは、ギリギリ最後でいいじゃろ。
撤収してから、街の外で脅せば一発じゃ」
「いやいや。
途中で帰られたりしたらどうするんだよ。
一応、祭りの間もそれとなく気にして見ていたけど……」
俺はゾルダに付き合って祭りを見て回ったものの、
気にはなるので、ところどころでアスビモの店を確認していた。
「で、どうじゃったのだ?」
「まったく帰る気配はなかったよ」
売れる気配も無いのにずっとその場に居続けた。
しかも客足もずっと変わらないまま。
「それなら、最終日も同じじゃろ」
「とはいえさ……」
さすがに最終日だし動きがあるのかもとは思う俺は、見張りをしようと提案する。
「なら、お前ら三人で見ておけばいいじゃろ?
ワシは祭りが終わったら街の外で合流するのじゃ」
しかし、ゾルダは譲らない。
俺たちを置いて、さっさと街に繰り出していった。
「マリー、ごめん、連日で。
ゾルダのこと、頼む」
俺はマリーにゾルダを任せることにした。
俺もこの数日付き合ってはいたものの、ずっと付き合っているマリーの疲労感は半端なかった。
本人曰く
『ねえさまと一緒なのは楽しいですわ。
でも、お父さまの言いつけが毎回が強くて……
何か事を起こさないように気が張ってしまい、疲れますわ』
とのことで、少しは楽しめてはいるものの、揉め事の仲裁やらセバスチャンへの報告だので精神的に疲れているようだ。
「わかりましたわ。
アグリの頼みですし」
俺の丸投げを快く引き受けてはくれているが、
その後、セバスチャンに捕まって、また何かくどくど言われていた。
「セバスチャンもそろそろ止めておきな」
「承知しました。
では、頼みますよ、マリー」
「はーい」
そう言うとマリーは急いでゾルダを追っていった。
「二人はごめんね。
祭り最後まで楽しめずに」
残ったセバスチャンとシータに謝ると
「いいえ、お嬢様が楽しみ過ぎかと。
今回はアグリ殿のご意見に私は賛成しています」
「おいどんも。
逃がしてしまったら、ここに来た意味がなくなるしな」
二人は俺の事をそうフォローしてくれた。
身支度を整えて、宿を出た俺たちはアスビモの店が出店しているところに行った。
そこからまたしばらく監視をしていた。
相変わらず動きはなく、そのまま最終日も終わっていった。
「何も変わったことはないですな」
シータは撤収作業をするアスビモの従業員たちを見て、クレプを頬張っている。
従業員たちは大量に売れ残った銅像を箱に詰め、荷馬車に積み込んでいた。
必死に作業をしている姿を見ていると、前世でアルバイトをしていた時のことを思い出す。
「まぁ、従業員たちは真面目だよ。
あのアスビモの部下とは思えないよ」
多くの荷物は手際よく積まれ、その場を出立した。
「出てきましたね。
追いましょう、アグリ殿」
セバスチャンに促されて追いかけることに。
ただ馬車と足では差があり過ぎて追いつけない。
それを見かねたシータが俺を抱きかかえた。
「坊ちゃん、しっかり捕まっていてくださいな」
浮遊魔法で浮かび上がると、スピードを上げて馬車を追っていった。
それはそれで助かるのだが……
「あの、シータ。
この恰好どうにかしてくれ」
お姫様だっこで抱えられた俺。
どうにも恥ずかしい。
「あぁ……
まぁ、でも急ぎですからの」
そのままさらにスピードアップして、馬車に追いついた。
馬車の前に立ち、俺を降ろしたシータは、アスビモの従業員たちを引きずり出した。
「手荒な真似はしたくないのでの。
あんたらの主人のアスビモの居場所を教えてくれんかの」
いやいや。
引きずり出すこと自体、手荒な真似だろ。
「シータ、待って。
もっと穏便に……」
シータを諫めると、アスビモの従業員に対して頭を下げる。
「ごめんなさい。
連れが手荒で……」
従業員たちを解放したところで、話を聞き始める。
アスビモ自身は神出鬼没で、従業員ですらどこにいるかわからないとのことだった。
上層部ならわかるかもしれないが、末端の従業員ではその姿を見ることも少ないという。
「なかなか厄介だな……」
「これですと、アスビモの居場所を特定するのは難しそうですね。
お嬢様にどう報告したものか……」
セバスチャンは状況を悩みつつ、次の事を思案していた。
すると、怯えた従業員の一人が話を始めた。
「あの、会頭ですが、実は中日に来られまして……」
どうやら、アスビモは中日にひょこっと顔を出していたらしい。
しっかりと見張っていれば捕まえられたのかもしれないのが悔やまれる。
従業員は震えたまま話を続ける。
「あの、それで、会頭のことを聞かれたら……
その人たちに伝言があると……」
従業員の怯え方は尋常ではなかった。
シータたちに怯えているというよりか、アスビモのことを思い出して震えているように見えた。
「それで、なんだ、その伝言って?」
嫌な予感を感じた俺は、従業員たちに伝言を催促した。
するとなんかくねくねしながら、顔に手を当てて話し始めた。
「えっと……
『私を追ってきているかとは思いますが、そんなことしている場合でしょうか。
私にかまっていると、弟君がそろそろ危ないことになりますよ』
……とのことでした」
ん?
それはもしかしてアスビモの真似か……
「やってて恥ずかしくない?」
「恥ずかしいですが、会頭からの強いご指示ですので……」
いつの時代でも、従業員も大変だな。
しかし、アスビモは俺たちがここに来ているってことを知っていたのか。
その洞察力は不気味さを感じる。
それに、わざわざアスビモが伝言を残すって、どういうことなんだ。
何とも言えない気持ちが頭の中を駆け巡った。
それにしても弟とは誰の事だろうか……
そう思い、セバスチャンに聞こうとしたが、顔色が変わっている。
目が泳ぎ焦っている様子が伺える。
ゾルダに弟がいたとは初耳だが、この様子だと深刻な状態なのかもしれない。
アスビモめ、何を考えているのか……
「どうしたんだ?」
セバスチャンに詳細を聞こうとところに、呑気な顔をしたゾルダたちが合流してきた。
「どうしたのじゃ、セバスチャン」
手には一杯の食べ物飲み物。
口にもいろいろと頬張っている。
祭りを十分に堪能しましたって恰好だな。
「はい。
アスビモの居場所は分かりませんでしたが、伝言がありました」
「何?
あいつが来ておったのか?
だからあれほど見張っておれと……」
どの口が言っているんだ。
お前は祭り祭りばっかりだったろうに。
「そんなこと言ってないだろ、ゾルダ」
「いや、確かに……」
「お嬢様、ご冗談はやめていただいて……
話の続きをさせていただきます。
アスビモからの伝言で、弟君が危ないとのことでした」
ゾルダのボケ合戦に入る手前でセバスチャンが割って入ってきた。
「何じゃと?
あいつ何をしたんじゃ……
ひっかかるあいつもあいつじゃが……」
「ちょっと待って、弟って……」
全くもって弟って誰かがわからない。
俺の知っている奴なのか?
「しかし、世話が焼けるのぅ。
でも仕方ないのじゃ。
急ぐかのぅ」
ゾルダは俺の言葉には耳も傾けずにその場を発とうとしている。
「承知しました」
シータがその言葉を聞いて、転移魔法を使おうとした。
「ちょっと、待ってください」
マリーが何かに気づき、魔法を中断させた。
「何か来ますわ」
すると前方から二つの光が近づいてきた。
祭りの灯が消えかけた夜空に、二条の異質な光が縦に走った。
そして、俺たちの前に降り立ったのは魔族の男と女だった。
この数日何をしていたかというと――
『おい、見張りなんぞ最終日だけでよいのじゃ。
今日も祭りじゃ祭り』
朝早く起きるなり、上機嫌のゾルダに首根っこを掴まれる。
『ん……
まだ朝早いじゃん。
昨日も遅かっただろう。
もう少し寝かせてくれよ……』
眠い目を擦りながらそう言うも
『いいや、まだまだ足りんのじゃ。
存分に楽しまないとのぅ』
そしてそのまま、祭りに引きずり出される。
セバスチャンやシータは苦笑いしながら、それについてくる。
そんな光景が繰り返されていた。
ゾルダがそれほどまでに祭りが好きだったとは知らなかった。
でもよくよく考えると数百年封印されていて、その間何も楽しめなかったはず。
その反動もあって、楽しくて仕方がないのだろう。
そうそう祭りがある訳でもないし、今はゾルダの思い通りにやらせてあげよう。
なんか親心みたいなものが芽生えてしまい、付き合っていたのだったが――
「よし、今日は最終日じゃ!
名残惜しいが最後まで存分に楽しむのじゃ!」
今日もまた朝から元気のいいゾルダ。
「今日は最終日じゃん。
アスビモの商会の従業員たちに接触しないと……」
ここに来た目的は祭りではない。
アスビモの居場所を探すためだ。
そのことを忘れてしまってないかと思うほど、満喫している。
「そんなものは、ギリギリ最後でいいじゃろ。
撤収してから、街の外で脅せば一発じゃ」
「いやいや。
途中で帰られたりしたらどうするんだよ。
一応、祭りの間もそれとなく気にして見ていたけど……」
俺はゾルダに付き合って祭りを見て回ったものの、
気にはなるので、ところどころでアスビモの店を確認していた。
「で、どうじゃったのだ?」
「まったく帰る気配はなかったよ」
売れる気配も無いのにずっとその場に居続けた。
しかも客足もずっと変わらないまま。
「それなら、最終日も同じじゃろ」
「とはいえさ……」
さすがに最終日だし動きがあるのかもとは思う俺は、見張りをしようと提案する。
「なら、お前ら三人で見ておけばいいじゃろ?
ワシは祭りが終わったら街の外で合流するのじゃ」
しかし、ゾルダは譲らない。
俺たちを置いて、さっさと街に繰り出していった。
「マリー、ごめん、連日で。
ゾルダのこと、頼む」
俺はマリーにゾルダを任せることにした。
俺もこの数日付き合ってはいたものの、ずっと付き合っているマリーの疲労感は半端なかった。
本人曰く
『ねえさまと一緒なのは楽しいですわ。
でも、お父さまの言いつけが毎回が強くて……
何か事を起こさないように気が張ってしまい、疲れますわ』
とのことで、少しは楽しめてはいるものの、揉め事の仲裁やらセバスチャンへの報告だので精神的に疲れているようだ。
「わかりましたわ。
アグリの頼みですし」
俺の丸投げを快く引き受けてはくれているが、
その後、セバスチャンに捕まって、また何かくどくど言われていた。
「セバスチャンもそろそろ止めておきな」
「承知しました。
では、頼みますよ、マリー」
「はーい」
そう言うとマリーは急いでゾルダを追っていった。
「二人はごめんね。
祭り最後まで楽しめずに」
残ったセバスチャンとシータに謝ると
「いいえ、お嬢様が楽しみ過ぎかと。
今回はアグリ殿のご意見に私は賛成しています」
「おいどんも。
逃がしてしまったら、ここに来た意味がなくなるしな」
二人は俺の事をそうフォローしてくれた。
身支度を整えて、宿を出た俺たちはアスビモの店が出店しているところに行った。
そこからまたしばらく監視をしていた。
相変わらず動きはなく、そのまま最終日も終わっていった。
「何も変わったことはないですな」
シータは撤収作業をするアスビモの従業員たちを見て、クレプを頬張っている。
従業員たちは大量に売れ残った銅像を箱に詰め、荷馬車に積み込んでいた。
必死に作業をしている姿を見ていると、前世でアルバイトをしていた時のことを思い出す。
「まぁ、従業員たちは真面目だよ。
あのアスビモの部下とは思えないよ」
多くの荷物は手際よく積まれ、その場を出立した。
「出てきましたね。
追いましょう、アグリ殿」
セバスチャンに促されて追いかけることに。
ただ馬車と足では差があり過ぎて追いつけない。
それを見かねたシータが俺を抱きかかえた。
「坊ちゃん、しっかり捕まっていてくださいな」
浮遊魔法で浮かび上がると、スピードを上げて馬車を追っていった。
それはそれで助かるのだが……
「あの、シータ。
この恰好どうにかしてくれ」
お姫様だっこで抱えられた俺。
どうにも恥ずかしい。
「あぁ……
まぁ、でも急ぎですからの」
そのままさらにスピードアップして、馬車に追いついた。
馬車の前に立ち、俺を降ろしたシータは、アスビモの従業員たちを引きずり出した。
「手荒な真似はしたくないのでの。
あんたらの主人のアスビモの居場所を教えてくれんかの」
いやいや。
引きずり出すこと自体、手荒な真似だろ。
「シータ、待って。
もっと穏便に……」
シータを諫めると、アスビモの従業員に対して頭を下げる。
「ごめんなさい。
連れが手荒で……」
従業員たちを解放したところで、話を聞き始める。
アスビモ自身は神出鬼没で、従業員ですらどこにいるかわからないとのことだった。
上層部ならわかるかもしれないが、末端の従業員ではその姿を見ることも少ないという。
「なかなか厄介だな……」
「これですと、アスビモの居場所を特定するのは難しそうですね。
お嬢様にどう報告したものか……」
セバスチャンは状況を悩みつつ、次の事を思案していた。
すると、怯えた従業員の一人が話を始めた。
「あの、会頭ですが、実は中日に来られまして……」
どうやら、アスビモは中日にひょこっと顔を出していたらしい。
しっかりと見張っていれば捕まえられたのかもしれないのが悔やまれる。
従業員は震えたまま話を続ける。
「あの、それで、会頭のことを聞かれたら……
その人たちに伝言があると……」
従業員の怯え方は尋常ではなかった。
シータたちに怯えているというよりか、アスビモのことを思い出して震えているように見えた。
「それで、なんだ、その伝言って?」
嫌な予感を感じた俺は、従業員たちに伝言を催促した。
するとなんかくねくねしながら、顔に手を当てて話し始めた。
「えっと……
『私を追ってきているかとは思いますが、そんなことしている場合でしょうか。
私にかまっていると、弟君がそろそろ危ないことになりますよ』
……とのことでした」
ん?
それはもしかしてアスビモの真似か……
「やってて恥ずかしくない?」
「恥ずかしいですが、会頭からの強いご指示ですので……」
いつの時代でも、従業員も大変だな。
しかし、アスビモは俺たちがここに来ているってことを知っていたのか。
その洞察力は不気味さを感じる。
それに、わざわざアスビモが伝言を残すって、どういうことなんだ。
何とも言えない気持ちが頭の中を駆け巡った。
それにしても弟とは誰の事だろうか……
そう思い、セバスチャンに聞こうとしたが、顔色が変わっている。
目が泳ぎ焦っている様子が伺える。
ゾルダに弟がいたとは初耳だが、この様子だと深刻な状態なのかもしれない。
アスビモめ、何を考えているのか……
「どうしたんだ?」
セバスチャンに詳細を聞こうとところに、呑気な顔をしたゾルダたちが合流してきた。
「どうしたのじゃ、セバスチャン」
手には一杯の食べ物飲み物。
口にもいろいろと頬張っている。
祭りを十分に堪能しましたって恰好だな。
「はい。
アスビモの居場所は分かりませんでしたが、伝言がありました」
「何?
あいつが来ておったのか?
だからあれほど見張っておれと……」
どの口が言っているんだ。
お前は祭り祭りばっかりだったろうに。
「そんなこと言ってないだろ、ゾルダ」
「いや、確かに……」
「お嬢様、ご冗談はやめていただいて……
話の続きをさせていただきます。
アスビモからの伝言で、弟君が危ないとのことでした」
ゾルダのボケ合戦に入る手前でセバスチャンが割って入ってきた。
「何じゃと?
あいつ何をしたんじゃ……
ひっかかるあいつもあいつじゃが……」
「ちょっと待って、弟って……」
全くもって弟って誰かがわからない。
俺の知っている奴なのか?
「しかし、世話が焼けるのぅ。
でも仕方ないのじゃ。
急ぐかのぅ」
ゾルダは俺の言葉には耳も傾けずにその場を発とうとしている。
「承知しました」
シータがその言葉を聞いて、転移魔法を使おうとした。
「ちょっと、待ってください」
マリーが何かに気づき、魔法を中断させた。
「何か来ますわ」
すると前方から二つの光が近づいてきた。
祭りの灯が消えかけた夜空に、二条の異質な光が縦に走った。
そして、俺たちの前に降り立ったのは魔族の男と女だった。
感想 2
あなたにおすすめの小説
社畜転生した俺、賢者の遺産でメテオ連発していたら辺境が国家になっていた
七瀬ななし貧しい辺境の騎士爵家に生まれた主人公アルノは、気が付くと前世の記憶を持ったまま転生していました。前世ではブラック企業で働き、何も守れずに人生を終えた彼ですが、今世では幼いながらも「家族と領地を守りたい」と強く願います。
しかし、彼の生まれた家は名ばかりの貴族で、生活は苦しく、魔物の脅威にもさらされています。父は領地を守るために戦いに出ており、やがて戦争に巻き込まれて帰らぬ人となってしまいます。幼くして領地を継ぐことになったアルノは、妹や領民のために、この土地をなんとか豊かにしようと決意します。
幸いにも彼には特別な力がありました。すべての属性の魔法を扱えるうえに、特に回復魔法と土魔法に優れています。その力を使い、畑を改良し、壁を築き、魔物を狩りながら少しずつ領地を立て直していきます。
やがて戦争で功績を上げて領地を広げ、さらには賢者の遺した知識や強大な魔法を手に入れ、国をも揺るがす存在へと成長していきます。難民を受け入れ、大森林を開拓し、ついには一国を築くまでに――。
これは、どん底から始まった少年が、知恵と努力と魔法で領地を発展させ、大切なものを守り抜く物語です。頭を空っぽにして読みたい疲れた人向けです。
*短い間の連載でしたがありがとうございました。
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
世界を救うと言われる伝説の勇者に転生したら美少女たちに求婚され、ハーレム状態になりました。それでは聞いてください。『人違い』
星上みかん(嬉野K)この作品は
カクヨム(完結済み)
アルファポリス
ノベルアップ+
に投稿されています。
「私はあなたとの、永遠の愛を誓います」
言い訳だけは得意な少年が異世界に転生。目の前には巨大なドラゴンとボロボロの美少女。助けようと思ったが、転生したからと言って強くなってるわけじゃなかった。
しかし、なぜか目の前のドラゴンが真っ二つになる。僕がやったわけじゃないのだが、美少女には僕がドラゴンを倒したと誤解される。
あなたこそ伝説の勇者だと村の人々に褒め称えられ、真実を告げる間もなく盛大なパーティが開かれる。「これで助かった」「勇者がいれば安心」とか言われ続けて、もはや勇者じゃないと言える雰囲気ではない。
しかも村の女性達が勇者の血を残したいとか言い始めて……
この状況で「勇者じゃないです」なんて口が裂けても言えない。バレたら殺される。絶対に勇者だと思い込ませて見せる。ひょんなことからできた少数の協力者とともに、勇者のフリを続けることになった。
え……? 勇者にしか抜けない伝説の剣がある?
……
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
ホームレスのおっさんの俺、異世界に転移したら改竄スキルを貰ったので、色んなものを書き換えながら新たな人生を歩もうと思います
名無し会社員で元作家志望の安堂道也――ミチヤは、ある日パワハラに反撃して会社をクビになってしまう。河川敷で暮らすホームレスとなってしまったミチヤであったが、謎の黒点に接触することで異世界へと転移し、改竄という名のスキルを貰う。あらゆるものを書き替えられる能力に気付いたミチヤは、それを巧みに行使して第二の人生を謳歌していく。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
剣の世界のβテスター~異世界に転生し、力をつけて気ままに生きる~
島津穂高社畜だった俺が、βテスターとして異世界に転生することに!!
神様から授かったユニークスキルを軸に努力し、弱肉強食の異世界ヒエラルキー頂点を目指す!?
これは神様から頼まれたβテスターの仕事をしながら、第二の人生を謳歌する物語。