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金髪王子と謎の立ち位置 side 悠人
その晩遅くに初来店した人物の姿に、カウンターに座る常連3人――池本・小池・池田3氏による、毎度おなじみイケメントリオ――の口が揃ってポカンと半開きになった。小池さんが箸先でつまんでいた大豆の煮物がぽろりと落ちてカウンターの上を転がった。
「ドーモ、コンバンワー!!」
久我山さんと連れだってやってきたその男性は、年の頃は30代半ば、身長は久我山さんには及ばないものの軽く180センチを超え、細身だが貧弱ではない、しなやかな身体に品のいいカジュアルなスーツを合わせている。
しかし、特筆すべきはそこではない。
無造作に後ろにかき上げた、流れるように波打つ金髪、透明な色ガラスのごとく煌めくブルーの瞳に東洋人にはありえない彫りの深さ。久我山さんの容姿も日本人離れしているが、この人はもう"金髪碧眼の西洋人"の見本そのもの(しかもイケメンだ)で、そんな人がウチの店にいるのは、お寺の本堂でサンタクロースが木魚をたたいているのと変わらない違和感に満ち満ちている。
金髪の王子はカウンターの中の僕にニッコリ微笑み、次いでイケメントリオに陽気度100パーセント全開で手を振った。
「ハァ~~イ!!」
オジサン達も、つられて手を振り返した。
「「「 ......ハ、ハァ~~イ......?」」」
久我山さんが苦り切った表情で入り口の引き戸を閉めた。
『連れがいるんだが、席は空いているだろうか』
久我山さんから電話があったのがつい1時間前のこと。大丈夫だと答えると、
『もしかすると君に不愉快な思いをさせてしまうかもしれない』
すまない、と言って電話が切れた。
メトロで別れてから2週間ほど経っていた。変わらず来店してくれることの嬉しさと、今日は閉店後のあの静かな時間はないんだなという寂しさを感じたが、それは僕1人の感傷であって、彼には関係のないことだ。
しかし不愉快って、一体どんな人が来るんだと構えていたのだが。
エリックと紹介されたその男性は、とにかく陽気でよく喋った。
昭和感あふれる内装にいちいち感激し、3人のおじさん達とはすぐに打ち解け盛り上がり、彼らが帰ると、今度は久我山さん相手に英語で喋り倒した。学生時代の思い出や共通の友人の近況、仕事の愚痴から近所の犬が可愛い話まで、聞き耳を立てるつもりはなかったが、巧みな話術のせいでついつい聞き入ってしまう。そういえば、久我山さんが英語で話しているのを聞くのは、辛子にやられた時以来か。落ち着いた口調で滑らかに紡ぎだされる英語は、目を閉じていつまでも聞いていたいほどに心地よい。
いつもの静かな空間ではないけれど、これはこれで......などと思っていると、低い振動音が聞こえてきた。久我山さんのスマホが鳴っていた。
「会社からだ。少し外す」
と言って、スマホを手に彼が店の外に出てゆき、エリックさんと僕が残された。
急に静まり返った店内で沈黙が妙に重い。気詰まり感を払うべく追加の注文を聞こうとして、彼に声をかけようと振り向いた瞬間。
今までの明るさが嘘のように、鋭く研ぎ澄まされた2つの青い眼が僕を見つめていた。
「ねぇ、キミさぁ」
反射的に身構える。金髪の王子は陽気な仮面を脱ぎ捨て、冷徹な観察者の素顔をさらけ出していた。
「相当英語が出来るよね。意図的に隠してるとみたんだけど、何で?」
いきなり戦闘開始のゴングが鳴らされたように店内に緊張が走る。
どうして分かったのかは知らないが、語学が出来るせいでとんでもない目にあったからだとか、別に説明する必要性も義理もない。
「......あなたの日本語も実にお上手ですよね」
動揺を顔に出さずに、さっきまでのカタコトは何なんだという響きを込めて返すと、相手は軽く肩をすくめて言った。
「初対面の人には陽気でやや間抜けに見えるように自分を演出しているのさ。日本語もあまり得意でないフリをしてみたりね。こうすると相手のガードが下がって、本来の性格や気質を観察できるんだ。ちなみに表情筋の動きでその時々の感情を読むのも得意でね、さっきの雑談には笑えるネタを大目に入れたんだけど、キミが接客用の愛想笑いでなく、話の内容を理解して笑っていたのはすぐに分かったよ。聞いてないフリをしてたみたいだけど」
いやな相手だ。
「では、僕をテストしていたわけですね。結果をお聞きしても?」
「そうだね。データがまだ足りないけれど、とりあえず言える事は、万事控えめで自己顕示欲や承認欲求に欠ける。企業の就活面接では苦労するタイプだ」
当たりだ。思わず眉をしかめた僕を見て、面白そうに続ける。
「あと、隠し事が多そうだ。まぁ、そんなことはそのガチガチの変装を見ればひと目で分かるけどね、美人の赤毛ちゃん♪
瞬時に全身の毛が逆立つ。何だ、何なんだ?この人は!?
「あぁ、そんなに構えないで。別にキミをどうこうしようってわけじゃない。ただ、リョースケが......昔から他人に関心がなく、決して自分のテリトリーに踏み込ませなかった男がキミに入れ込むのはどうしてかなって」
k――街のタクシー乗り場でキミ達を見てね、俄然興味が湧いたのさ。そう言って彼は口元をニンマリさせた。
「......慣れない繁華街でたちの悪い男に絡まれていた所に偶然通りかかったあの人が助けてくれただけです。関心なんて何も」
「それがありえないんだって。ボクの知っている彼なら、そこで110番したとしても、自ら助けに入ることは決してしない。まして、タクシーで一緒にエスケープとかとんでもない!」
それで、キミがどんな人間なのか知りたくなったわけ。何せリョースケは、
「ボクの大切な人だから」
信用できない人間に入れ込まれると困るんだよね、と言い切ったところで、引き戸が開いて久我山さんが帰ってきた。
店内に走る緊張に、何かあったことを瞬時に察したらしい。眉間にシワを寄せ、鋭く一喝する。
「......エリック!!」
冷徹な観察者は途端に陽気な王子に早変わりした。
「ヤダなぁ、リョースケ。そんな怖い顔しないでよ。ちょっと自己紹介してただけだって」
「嘘をつくな。帰るぞ」
そして慌ただしく帰り支度をすると、エリックさんを店の外に押し出し、素早く支払いを済ませた。
「悪かった。後で電話する」
そう囁いて店を出ていった。
僕も見送りのために慌てて外に出た。
「ありがとうございました。またお越しください」
後半は久我山さんだけに向けて言った。
「うん、また来るねー!」
「もうお前は来なくていい!!」
王子の能天気な声と久我山さんの叱責が重なる。2人は何か言い争いながら駐車場の方に消えていった。
表の灯りを消して暖簾を外し、店内に戻った途端、足から力が抜けて座り込んでしまった。
怖かった。以前の僕なら開始数秒でノックアウトされていただろう。過去の話で揺さぶりをかけられても持ちこたえることができたのは、久我山さんが受け止めてくれたからだ。
それにしてもあの人、何を勘違いしているのだろう。久我山さんが僕に関心、なんて......。
胸奥に滲んだ甘さを振り払う。
馬鹿なことを考えるな。妙な期待はするな。誰かを想って傷つくのは真っ平だし、そもそも人の家庭を壊した僕に幸せになる資格はない。ただ、この店で彼が食事をする間の、あの得難い時があればそれでいい......。
"大切な人だから"
頭の中でリフレインする声をシャットアウトし、片付けのために立ち上がった。
電話がかかってくるにはまだ間がある。
(つづく)
「ドーモ、コンバンワー!!」
久我山さんと連れだってやってきたその男性は、年の頃は30代半ば、身長は久我山さんには及ばないものの軽く180センチを超え、細身だが貧弱ではない、しなやかな身体に品のいいカジュアルなスーツを合わせている。
しかし、特筆すべきはそこではない。
無造作に後ろにかき上げた、流れるように波打つ金髪、透明な色ガラスのごとく煌めくブルーの瞳に東洋人にはありえない彫りの深さ。久我山さんの容姿も日本人離れしているが、この人はもう"金髪碧眼の西洋人"の見本そのもの(しかもイケメンだ)で、そんな人がウチの店にいるのは、お寺の本堂でサンタクロースが木魚をたたいているのと変わらない違和感に満ち満ちている。
金髪の王子はカウンターの中の僕にニッコリ微笑み、次いでイケメントリオに陽気度100パーセント全開で手を振った。
「ハァ~~イ!!」
オジサン達も、つられて手を振り返した。
「「「 ......ハ、ハァ~~イ......?」」」
久我山さんが苦り切った表情で入り口の引き戸を閉めた。
『連れがいるんだが、席は空いているだろうか』
久我山さんから電話があったのがつい1時間前のこと。大丈夫だと答えると、
『もしかすると君に不愉快な思いをさせてしまうかもしれない』
すまない、と言って電話が切れた。
メトロで別れてから2週間ほど経っていた。変わらず来店してくれることの嬉しさと、今日は閉店後のあの静かな時間はないんだなという寂しさを感じたが、それは僕1人の感傷であって、彼には関係のないことだ。
しかし不愉快って、一体どんな人が来るんだと構えていたのだが。
エリックと紹介されたその男性は、とにかく陽気でよく喋った。
昭和感あふれる内装にいちいち感激し、3人のおじさん達とはすぐに打ち解け盛り上がり、彼らが帰ると、今度は久我山さん相手に英語で喋り倒した。学生時代の思い出や共通の友人の近況、仕事の愚痴から近所の犬が可愛い話まで、聞き耳を立てるつもりはなかったが、巧みな話術のせいでついつい聞き入ってしまう。そういえば、久我山さんが英語で話しているのを聞くのは、辛子にやられた時以来か。落ち着いた口調で滑らかに紡ぎだされる英語は、目を閉じていつまでも聞いていたいほどに心地よい。
いつもの静かな空間ではないけれど、これはこれで......などと思っていると、低い振動音が聞こえてきた。久我山さんのスマホが鳴っていた。
「会社からだ。少し外す」
と言って、スマホを手に彼が店の外に出てゆき、エリックさんと僕が残された。
急に静まり返った店内で沈黙が妙に重い。気詰まり感を払うべく追加の注文を聞こうとして、彼に声をかけようと振り向いた瞬間。
今までの明るさが嘘のように、鋭く研ぎ澄まされた2つの青い眼が僕を見つめていた。
「ねぇ、キミさぁ」
反射的に身構える。金髪の王子は陽気な仮面を脱ぎ捨て、冷徹な観察者の素顔をさらけ出していた。
「相当英語が出来るよね。意図的に隠してるとみたんだけど、何で?」
いきなり戦闘開始のゴングが鳴らされたように店内に緊張が走る。
どうして分かったのかは知らないが、語学が出来るせいでとんでもない目にあったからだとか、別に説明する必要性も義理もない。
「......あなたの日本語も実にお上手ですよね」
動揺を顔に出さずに、さっきまでのカタコトは何なんだという響きを込めて返すと、相手は軽く肩をすくめて言った。
「初対面の人には陽気でやや間抜けに見えるように自分を演出しているのさ。日本語もあまり得意でないフリをしてみたりね。こうすると相手のガードが下がって、本来の性格や気質を観察できるんだ。ちなみに表情筋の動きでその時々の感情を読むのも得意でね、さっきの雑談には笑えるネタを大目に入れたんだけど、キミが接客用の愛想笑いでなく、話の内容を理解して笑っていたのはすぐに分かったよ。聞いてないフリをしてたみたいだけど」
いやな相手だ。
「では、僕をテストしていたわけですね。結果をお聞きしても?」
「そうだね。データがまだ足りないけれど、とりあえず言える事は、万事控えめで自己顕示欲や承認欲求に欠ける。企業の就活面接では苦労するタイプだ」
当たりだ。思わず眉をしかめた僕を見て、面白そうに続ける。
「あと、隠し事が多そうだ。まぁ、そんなことはそのガチガチの変装を見ればひと目で分かるけどね、美人の赤毛ちゃん♪
瞬時に全身の毛が逆立つ。何だ、何なんだ?この人は!?
「あぁ、そんなに構えないで。別にキミをどうこうしようってわけじゃない。ただ、リョースケが......昔から他人に関心がなく、決して自分のテリトリーに踏み込ませなかった男がキミに入れ込むのはどうしてかなって」
k――街のタクシー乗り場でキミ達を見てね、俄然興味が湧いたのさ。そう言って彼は口元をニンマリさせた。
「......慣れない繁華街でたちの悪い男に絡まれていた所に偶然通りかかったあの人が助けてくれただけです。関心なんて何も」
「それがありえないんだって。ボクの知っている彼なら、そこで110番したとしても、自ら助けに入ることは決してしない。まして、タクシーで一緒にエスケープとかとんでもない!」
それで、キミがどんな人間なのか知りたくなったわけ。何せリョースケは、
「ボクの大切な人だから」
信用できない人間に入れ込まれると困るんだよね、と言い切ったところで、引き戸が開いて久我山さんが帰ってきた。
店内に走る緊張に、何かあったことを瞬時に察したらしい。眉間にシワを寄せ、鋭く一喝する。
「......エリック!!」
冷徹な観察者は途端に陽気な王子に早変わりした。
「ヤダなぁ、リョースケ。そんな怖い顔しないでよ。ちょっと自己紹介してただけだって」
「嘘をつくな。帰るぞ」
そして慌ただしく帰り支度をすると、エリックさんを店の外に押し出し、素早く支払いを済ませた。
「悪かった。後で電話する」
そう囁いて店を出ていった。
僕も見送りのために慌てて外に出た。
「ありがとうございました。またお越しください」
後半は久我山さんだけに向けて言った。
「うん、また来るねー!」
「もうお前は来なくていい!!」
王子の能天気な声と久我山さんの叱責が重なる。2人は何か言い争いながら駐車場の方に消えていった。
表の灯りを消して暖簾を外し、店内に戻った途端、足から力が抜けて座り込んでしまった。
怖かった。以前の僕なら開始数秒でノックアウトされていただろう。過去の話で揺さぶりをかけられても持ちこたえることができたのは、久我山さんが受け止めてくれたからだ。
それにしてもあの人、何を勘違いしているのだろう。久我山さんが僕に関心、なんて......。
胸奥に滲んだ甘さを振り払う。
馬鹿なことを考えるな。妙な期待はするな。誰かを想って傷つくのは真っ平だし、そもそも人の家庭を壊した僕に幸せになる資格はない。ただ、この店で彼が食事をする間の、あの得難い時があればそれでいい......。
"大切な人だから"
頭の中でリフレインする声をシャットアウトし、片付けのために立ち上がった。
電話がかかってくるにはまだ間がある。
(つづく)
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