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始まり
プロローグ
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「よーしっ、今日はこのあたりにしようか―」
終わりか。
空を見上げると、秋ということもあり夕日によって綺麗に赤く染まっていた。
俺は、操縦していたユンボ、またの名をショベルカーともいう重機のアクセルを弱めると、近くでいまだに作業をしている同僚を見る。
「おい、じぃ!終わりらしいからユンボ片づけるぞ!いつまで作業しとるや」
「誰がじぃだ!くらすぞ!……どう思うよ?赤波江君のあの言い方。傷つくわ~」
「鬱陶しいわ!そいつも困ってるじゃねぇか」
俺と同じように操縦していたユンボのアクセルを落として、近くで手元として作業をしていた若手に同情を求めるのは、じぃもとい橋村 千義という肌が一年中真っ黒な男だ。
俺がじぃ呼ばわりしているのもあるように、橋村は今年で74になるのだが、重機のオペレーターとしてはまだまだ現役だ。
今日も俺と同じサイズの、アームを伸ばせば全長八メートル以上になる中型のユンボを使って、10トンダンプが落としていく砕石を現場にせっせと敷き均していた。
因みに、俺は橋村と50近く離れている。そんな俺が何故こんなに偉そうなのかというと、簡単な話で俺の方が先輩だからだ。俺が7年目、橋村は2年目になる。
それこそ、入社してきたときは俺に敬語を使っていたが、俺が敬語をやめるよう言ったところ、さっきのような上下関係皆無なやり取りをするまでの仲にまでになった。
「いいから、早くいくぞ」
「へいへい」
俺と橋村は落としていたユンボのアクセルを全開にすると、決められた重機置き場まで走らせた。
そして、そこに着くやそれぞれで最低限の隙間を空けて停めていくと、アームを地面に下ろしてエンジンを切り、サイドブレーキを上げてユンボから降りる。
隣に立つ橋村が、現場を眺めながら腰を反らした。
「あー……まだ半分か~」
「今日で路盤に入ってこれだから、舗装に入るのは二日後だな」
俺たちが今工事しているのは、新築である図書館の駐車場だ。
駐車場としてはかなりの広さがあり、それだけでも全域に砕石を敷き均すのにかなりの時間が必要になるのだが、それに加えて高さを上げる必要もあるために仕上げの舗装の土台となる路盤工に時間がかかっていた。
「海人くーん!橋村さーん!あとはもう大丈夫なので、もう帰ってもらって大丈夫ですよー!」
遠くの方で俺たちを呼ぶ声が聞こえる。
「赤波江君見てみ。『中やん』のやつ、必死に手を振ってるぞ」
「馬鹿みたいだな」
中やんと呼ばれた声の主は、この工事の管理をしている中司 耕陽だ。
俺と同い年なんだが、酒を毎日のように飲むために腹が出ている。もみあげから顎にかけてと、口周りにひげを生やしており、とても俺と同い年とは思えない。
見た目はそんな奴だが、明るくはきはきした物言いや、だれに対しても変わらない態度で接するその裏表のない性格から作業員からはとても人気がある。
先ほど、作業の止めをかけたのもこの男だ。
「それじゃあ、帰るとしますか」
「そうだな。行きは俺が運転したから、帰りはじぃな」
「あ、またじぃって言う!全く、ほれ行くぞ」
手を振っていた中司を笑っていた俺と橋村は、車に向かうために歩き出す。
「おい!お前は測量があるからな、道具もってこいっ!ダッシュだ!」
「はい!」
遠くでは中司に指示を出され、現場を猛ダッシュする先ほど手元をしていた若手の姿が見えた。
あいつも大変だな。
俺はそいつを横目に見ながら歩いていると、車のもとに着いた。
車はダブルキャブと呼ばれる、後部座席がある5人乗りのトラックだ。
荷台には、スコップやほうきといった小物が載っている。
俺が助手席に乗り込みシートベルト締めると、橋村は運転席に乗り込みシートベルトを締めるとエンジンをかけた。
「それじゃあ、安全運転でお願いしますよ」
「任せな。左だけを電柱にぶつけたるわ」
「ふざけんな」
「よく言う~!」
大声で笑う俺と橋村。
「はよ行け」
「あ、このっ……!」
納得はいってないようだが、顔だけは気色悪くにやけている橋村がギアを一速に入れて車を走らせる。
お、やってるな。
俺は窓から見えた中司に手で合図を出すと、向こうも同じようにして返してきた。
運転席の橋村も同様に手を挙げている。
「それじゃあ、行くか」
「だな」
こうして、会社までの楽しいドライブが始まったのだ。
車を走らせて40分のところで、とある看板が見てきた。
『優建設 株式会社』
俺たちの勤める会社の看板だ。
橋村は、その看板が見えたすぐの角を左折して細い道へと入っていく。
入るとその突き当りが会社となっており、そこの車庫へと車を停車させた。
「とうちゃーく」
「はい。お疲れさん」
「お疲れぃ」
俺は車が完全に止まったことを確認すると、自分の荷物をもって車から降りる。
そのまま事務所の玄関付近に設置された水道に向かうと、手を洗い顔を洗う。
橋村は、俺の後ろを通って事務所の玄関へと入っていくとすぐに出てきた。
「それじゃ、お先でーす!」
「んー」
やたら高いテンションで裏にある駐車場の方へ歩いていく橋村を、濡れた視界で漠然と見届けると、首にかけていたタオルで顔を拭いた。
俺も帰るか。
俺も橋村と同様に、事務所の玄関へと入っていく。
玄関を入ってすぐ左に作業員用のタイムカードがあり、そこから自分の名前『赤波江 海人』と書かれた札を見つけると、機械にスキャンした。
「それじゃ、お疲れさんでーす」
人がいるかどうかは分からない事務所の中に,聞こえるぐらいの声であいさつをすると、俺は玄関を出る。
裏の駐車場に停めてある車のもとまで行くと、すでに橋村の車はなかった。
俺は荷台に作業で使っていたヘルメットや反射ベストやらを積み込み、作業着からジャージに着替えると車に乗り込むと、早々に会社を後にした。
「ついたー」
俺が自宅に着いた時には、外はすっかり真っ暗になっていた。
作業着と自分の着ていた服を脱いで洗濯機にぶち込むと起動させ、浴室へと入りシャワーを浴びる。
やがて一通り身体を洗って汗を流し終えると、朝のうちに用意していた下着に着替える。
あぁ、腹減った。洗濯が終わるまで、飯食ってゆっくりするとするか。
俺は玄関先に置き去りにしていた、帰りに買った牛丼をもってリビングへと向かう。
何を隠そう。俺は一戸建てを、独身ながら一年前に購入したのだ。
近所に家はなく若干孤立した場所に建てたため、物音が少なく快適な毎日を送っている。
俺は席に着くと、テレビをつけ早速牛丼を食べていく。
少しぬるいが、温めなおすのはめんどくさい。
ぬるい牛丼を食べ終え、テレビを見ながらくつろいでいると、洗濯機の終了を知らせるアラームが聞こえてきた。
「終わったか。さっさと干して、寝るか」
俺は洗濯籠をもって洗濯機の前に立つと、中から洗濯物を出して籠の中に入れていく。
すべての洗濯物を籠に移し終えると、室内干しをする部屋に向かい洗濯ばさみが大量に着いた物干しに、かぶさらないように干していく。
「よし、終わりだな。寝よ」
籠の中の洗濯物をすべて干し終えた俺は歯を磨き、寝室のベッドに寝転がり目をつぶる。
やがて俺の意識は薄れていき、そのまま何の妨げもなく眠りにつくのだった。
海人が眠りについて時間が経った、午前二時。
真っ暗な空を一筋の閃光が走る。
その閃光は一直線に海人の眠る一軒家へと突っ込んでいき、そのままの勢いで空気を震わすような轟音を立て、地面に衝突するのだった。
終わりか。
空を見上げると、秋ということもあり夕日によって綺麗に赤く染まっていた。
俺は、操縦していたユンボ、またの名をショベルカーともいう重機のアクセルを弱めると、近くでいまだに作業をしている同僚を見る。
「おい、じぃ!終わりらしいからユンボ片づけるぞ!いつまで作業しとるや」
「誰がじぃだ!くらすぞ!……どう思うよ?赤波江君のあの言い方。傷つくわ~」
「鬱陶しいわ!そいつも困ってるじゃねぇか」
俺と同じように操縦していたユンボのアクセルを落として、近くで手元として作業をしていた若手に同情を求めるのは、じぃもとい橋村 千義という肌が一年中真っ黒な男だ。
俺がじぃ呼ばわりしているのもあるように、橋村は今年で74になるのだが、重機のオペレーターとしてはまだまだ現役だ。
今日も俺と同じサイズの、アームを伸ばせば全長八メートル以上になる中型のユンボを使って、10トンダンプが落としていく砕石を現場にせっせと敷き均していた。
因みに、俺は橋村と50近く離れている。そんな俺が何故こんなに偉そうなのかというと、簡単な話で俺の方が先輩だからだ。俺が7年目、橋村は2年目になる。
それこそ、入社してきたときは俺に敬語を使っていたが、俺が敬語をやめるよう言ったところ、さっきのような上下関係皆無なやり取りをするまでの仲にまでになった。
「いいから、早くいくぞ」
「へいへい」
俺と橋村は落としていたユンボのアクセルを全開にすると、決められた重機置き場まで走らせた。
そして、そこに着くやそれぞれで最低限の隙間を空けて停めていくと、アームを地面に下ろしてエンジンを切り、サイドブレーキを上げてユンボから降りる。
隣に立つ橋村が、現場を眺めながら腰を反らした。
「あー……まだ半分か~」
「今日で路盤に入ってこれだから、舗装に入るのは二日後だな」
俺たちが今工事しているのは、新築である図書館の駐車場だ。
駐車場としてはかなりの広さがあり、それだけでも全域に砕石を敷き均すのにかなりの時間が必要になるのだが、それに加えて高さを上げる必要もあるために仕上げの舗装の土台となる路盤工に時間がかかっていた。
「海人くーん!橋村さーん!あとはもう大丈夫なので、もう帰ってもらって大丈夫ですよー!」
遠くの方で俺たちを呼ぶ声が聞こえる。
「赤波江君見てみ。『中やん』のやつ、必死に手を振ってるぞ」
「馬鹿みたいだな」
中やんと呼ばれた声の主は、この工事の管理をしている中司 耕陽だ。
俺と同い年なんだが、酒を毎日のように飲むために腹が出ている。もみあげから顎にかけてと、口周りにひげを生やしており、とても俺と同い年とは思えない。
見た目はそんな奴だが、明るくはきはきした物言いや、だれに対しても変わらない態度で接するその裏表のない性格から作業員からはとても人気がある。
先ほど、作業の止めをかけたのもこの男だ。
「それじゃあ、帰るとしますか」
「そうだな。行きは俺が運転したから、帰りはじぃな」
「あ、またじぃって言う!全く、ほれ行くぞ」
手を振っていた中司を笑っていた俺と橋村は、車に向かうために歩き出す。
「おい!お前は測量があるからな、道具もってこいっ!ダッシュだ!」
「はい!」
遠くでは中司に指示を出され、現場を猛ダッシュする先ほど手元をしていた若手の姿が見えた。
あいつも大変だな。
俺はそいつを横目に見ながら歩いていると、車のもとに着いた。
車はダブルキャブと呼ばれる、後部座席がある5人乗りのトラックだ。
荷台には、スコップやほうきといった小物が載っている。
俺が助手席に乗り込みシートベルト締めると、橋村は運転席に乗り込みシートベルトを締めるとエンジンをかけた。
「それじゃあ、安全運転でお願いしますよ」
「任せな。左だけを電柱にぶつけたるわ」
「ふざけんな」
「よく言う~!」
大声で笑う俺と橋村。
「はよ行け」
「あ、このっ……!」
納得はいってないようだが、顔だけは気色悪くにやけている橋村がギアを一速に入れて車を走らせる。
お、やってるな。
俺は窓から見えた中司に手で合図を出すと、向こうも同じようにして返してきた。
運転席の橋村も同様に手を挙げている。
「それじゃあ、行くか」
「だな」
こうして、会社までの楽しいドライブが始まったのだ。
車を走らせて40分のところで、とある看板が見てきた。
『優建設 株式会社』
俺たちの勤める会社の看板だ。
橋村は、その看板が見えたすぐの角を左折して細い道へと入っていく。
入るとその突き当りが会社となっており、そこの車庫へと車を停車させた。
「とうちゃーく」
「はい。お疲れさん」
「お疲れぃ」
俺は車が完全に止まったことを確認すると、自分の荷物をもって車から降りる。
そのまま事務所の玄関付近に設置された水道に向かうと、手を洗い顔を洗う。
橋村は、俺の後ろを通って事務所の玄関へと入っていくとすぐに出てきた。
「それじゃ、お先でーす!」
「んー」
やたら高いテンションで裏にある駐車場の方へ歩いていく橋村を、濡れた視界で漠然と見届けると、首にかけていたタオルで顔を拭いた。
俺も帰るか。
俺も橋村と同様に、事務所の玄関へと入っていく。
玄関を入ってすぐ左に作業員用のタイムカードがあり、そこから自分の名前『赤波江 海人』と書かれた札を見つけると、機械にスキャンした。
「それじゃ、お疲れさんでーす」
人がいるかどうかは分からない事務所の中に,聞こえるぐらいの声であいさつをすると、俺は玄関を出る。
裏の駐車場に停めてある車のもとまで行くと、すでに橋村の車はなかった。
俺は荷台に作業で使っていたヘルメットや反射ベストやらを積み込み、作業着からジャージに着替えると車に乗り込むと、早々に会社を後にした。
「ついたー」
俺が自宅に着いた時には、外はすっかり真っ暗になっていた。
作業着と自分の着ていた服を脱いで洗濯機にぶち込むと起動させ、浴室へと入りシャワーを浴びる。
やがて一通り身体を洗って汗を流し終えると、朝のうちに用意していた下着に着替える。
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近所に家はなく若干孤立した場所に建てたため、物音が少なく快適な毎日を送っている。
俺は席に着くと、テレビをつけ早速牛丼を食べていく。
少しぬるいが、温めなおすのはめんどくさい。
ぬるい牛丼を食べ終え、テレビを見ながらくつろいでいると、洗濯機の終了を知らせるアラームが聞こえてきた。
「終わったか。さっさと干して、寝るか」
俺は洗濯籠をもって洗濯機の前に立つと、中から洗濯物を出して籠の中に入れていく。
すべての洗濯物を籠に移し終えると、室内干しをする部屋に向かい洗濯ばさみが大量に着いた物干しに、かぶさらないように干していく。
「よし、終わりだな。寝よ」
籠の中の洗濯物をすべて干し終えた俺は歯を磨き、寝室のベッドに寝転がり目をつぶる。
やがて俺の意識は薄れていき、そのまま何の妨げもなく眠りにつくのだった。
海人が眠りについて時間が経った、午前二時。
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