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第2章 幼年期
第12話 昼ごはんとシスター
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俺と母さんは昼ご飯を食べるためにケープ村の中心にある広場まできている。広場横の教会前にあるテーブルにはたくさんのおにぎりとお漬け物が並べてある。
この村では昼ご飯と晩ご飯は住人みんなで食べる。住人全員で33名と小さな村なので色んな物が共同である。トイレやお風呂なんかもそうだ。村人みんなが家族みたいなもんだ。
父さんはこの村の村長って肩書きなんだけど実際は領主、コートウェル男爵になるみたい。領主とか男爵がこっぱずかしいので村長と呼ばせてるらしい。ま、こんな小さな村しかないのに領主は恥ずかしいかも。
父さんが昔冒険者だったころの恩賞で8年前にこの開拓地を国王から貰ったんだけど、直ぐ近くに魔物の森があり、体ののいい防衛拠点として扱われたんじゃないだろうか。母さんもそうだけど村人の半数は元冒険者で森から魔物の襲撃があってもなんとかなるレベルの人達ばっかだ。戦えないのは俺含めた子供4人、農業専従者8人、教会のシスターの計13名。
父さんはもっと住人を増やしたいみたいだけど、こんな田舎にはなかなか来てくれない、引退した冒険者の受け入れ先として街のギルドに依頼はかけてるけど、俺が産まれてから誰も外から増えてない。コートウェル領の未来が怪しい。
俺がコートウェル領の行く末を憂いていると、おにぎりと漬け物ののったお皿が俺に差し出される。
「イズミ君、お昼ごはんどーぞ。」
可愛い笑顔でお皿を手渡してくるのはこの教会のシスター、エステルさん。薄い紫色の肩にかかるくらいの綺麗な髪、笑顔が似合う愛くるしい見た目とは裏腹に、全身をすっぽり覆う白を基調に金のアクセントが入った貫頭衣の中からは凄く母性が溢れている。そう!上半身の母性が溢れている。
「ありがとう!シスターエステル!」
俺は今のところいい子供を演じているので、この母性に近づけていない。子供の特権を最大限利用したいんだけど、素人童貞にはハードルが高い。
シスターは教会で俺含めた子供たちの教師役をしている。文字の読み書き、算術、歴史等々分かりやすく丁寧に教えてくれる。さらに神聖魔法で高度な治療も出来て凄く有能な人物だ。
なぜシスターみたいな有能な人がこの村にいるのか聞いてみたところ、昔、盗賊に教われていたのを父さんに助けられて、その恩を返すためにこの村に来たみたい。その為シスターは父さんをかなり英雄視している、俺から見た父さんは強いけど大雑把なダメ親父なんだけどね。
エステル ♀ 人族 ??歳
スキル 【神聖術Ⅳ】【信仰Ⅲ】【魔力操作Ⅱ】【精神力Ⅱ】【料理Ⅱ】【教鞭Ⅱ】【懐剣術Ⅰ】
加護称号
さて、シスターを鑑定のレベル10、神眼で覗いてみたんだけど、、、このスキル、レベルが上がっていくと名前が変化する出世魚タイプらしい。レベル1~5は鑑定、6~9は魔眼、10で神眼になる。
でもこの神眼、なんでも見れるはずなんだけど女性の年齢が見れないんだよなぁ。なんだよ!なんでプライバシー保護してるんだよ!保護する必要ある?俺は女性の年齢は気にしないけど、わざわざ制限かける意味がわからない。あの女神様どんだけフェミニストなんだよ。あ、あれか?自分の年齢見られないようにか?気になるのか自分の年齢。もう2000歳以上なんだしもういいだろ!
いや、俺は女性の年齢気にしないから見れなくてもいいんだけどね、大事なことなので二回言ったけど。
そんなことよりシスターのスキルだ。神聖術レベル4ってのは結構凄い。流石に身体の欠損は再生出来ないけど、千切れた腕をくっつけたり出来るみたい。この年齢でこのスキル、かなりの修行したんだろうなぁ。いや年齢いくつかわかんないけど。多分23歳くらいかなぁ。23だと大学出たてくらいかな。大学出たての新米教師。教師と生徒の淡い恋愛。「先生!俺が大学受かったら付き合ってよ!」「ダメよ、先生は貴方より5歳も年上なのよ!」「年齢なんて関係ないよ!俺は先生じゃないとダメなんだ!」「わかったわ、大学受かったら考えてあげる。」
そう、俺は女性の年齢を気にしない男だ。
この村では昼ご飯と晩ご飯は住人みんなで食べる。住人全員で33名と小さな村なので色んな物が共同である。トイレやお風呂なんかもそうだ。村人みんなが家族みたいなもんだ。
父さんはこの村の村長って肩書きなんだけど実際は領主、コートウェル男爵になるみたい。領主とか男爵がこっぱずかしいので村長と呼ばせてるらしい。ま、こんな小さな村しかないのに領主は恥ずかしいかも。
父さんが昔冒険者だったころの恩賞で8年前にこの開拓地を国王から貰ったんだけど、直ぐ近くに魔物の森があり、体ののいい防衛拠点として扱われたんじゃないだろうか。母さんもそうだけど村人の半数は元冒険者で森から魔物の襲撃があってもなんとかなるレベルの人達ばっかだ。戦えないのは俺含めた子供4人、農業専従者8人、教会のシスターの計13名。
父さんはもっと住人を増やしたいみたいだけど、こんな田舎にはなかなか来てくれない、引退した冒険者の受け入れ先として街のギルドに依頼はかけてるけど、俺が産まれてから誰も外から増えてない。コートウェル領の未来が怪しい。
俺がコートウェル領の行く末を憂いていると、おにぎりと漬け物ののったお皿が俺に差し出される。
「イズミ君、お昼ごはんどーぞ。」
可愛い笑顔でお皿を手渡してくるのはこの教会のシスター、エステルさん。薄い紫色の肩にかかるくらいの綺麗な髪、笑顔が似合う愛くるしい見た目とは裏腹に、全身をすっぽり覆う白を基調に金のアクセントが入った貫頭衣の中からは凄く母性が溢れている。そう!上半身の母性が溢れている。
「ありがとう!シスターエステル!」
俺は今のところいい子供を演じているので、この母性に近づけていない。子供の特権を最大限利用したいんだけど、素人童貞にはハードルが高い。
シスターは教会で俺含めた子供たちの教師役をしている。文字の読み書き、算術、歴史等々分かりやすく丁寧に教えてくれる。さらに神聖魔法で高度な治療も出来て凄く有能な人物だ。
なぜシスターみたいな有能な人がこの村にいるのか聞いてみたところ、昔、盗賊に教われていたのを父さんに助けられて、その恩を返すためにこの村に来たみたい。その為シスターは父さんをかなり英雄視している、俺から見た父さんは強いけど大雑把なダメ親父なんだけどね。
エステル ♀ 人族 ??歳
スキル 【神聖術Ⅳ】【信仰Ⅲ】【魔力操作Ⅱ】【精神力Ⅱ】【料理Ⅱ】【教鞭Ⅱ】【懐剣術Ⅰ】
加護称号
さて、シスターを鑑定のレベル10、神眼で覗いてみたんだけど、、、このスキル、レベルが上がっていくと名前が変化する出世魚タイプらしい。レベル1~5は鑑定、6~9は魔眼、10で神眼になる。
でもこの神眼、なんでも見れるはずなんだけど女性の年齢が見れないんだよなぁ。なんだよ!なんでプライバシー保護してるんだよ!保護する必要ある?俺は女性の年齢は気にしないけど、わざわざ制限かける意味がわからない。あの女神様どんだけフェミニストなんだよ。あ、あれか?自分の年齢見られないようにか?気になるのか自分の年齢。もう2000歳以上なんだしもういいだろ!
いや、俺は女性の年齢気にしないから見れなくてもいいんだけどね、大事なことなので二回言ったけど。
そんなことよりシスターのスキルだ。神聖術レベル4ってのは結構凄い。流石に身体の欠損は再生出来ないけど、千切れた腕をくっつけたり出来るみたい。この年齢でこのスキル、かなりの修行したんだろうなぁ。いや年齢いくつかわかんないけど。多分23歳くらいかなぁ。23だと大学出たてくらいかな。大学出たての新米教師。教師と生徒の淡い恋愛。「先生!俺が大学受かったら付き合ってよ!」「ダメよ、先生は貴方より5歳も年上なのよ!」「年齢なんて関係ないよ!俺は先生じゃないとダメなんだ!」「わかったわ、大学受かったら考えてあげる。」
そう、俺は女性の年齢を気にしない男だ。
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