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プロローグ
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(実黎の回想)
皆さんは進路ってどうしていますか?
親と相談?先生と相談?それとも、一人で悩む?
私はそうじゃない。
絶対に信じてもらえるから。
絶対に首をたてに降ってくれるから。
これは、私の少し前までの出来事。
ある朝。
私は、カーテンの隙間から差す日差しと、目覚ましのおとに気がつき目が覚めた。
今日は昨日に比べて、肌寒く布団からなかなか出られないでいる。
だがそこに母が来て言った。
「実黎!あんたは、いつまでそうしてるの。そんなんじゃあんた一人暮らしなんか出来ないよ!!」
母は呆れた顔で私に言い放った。
私はむっとしながら、不機嫌そうに母へ言葉を返す。
「いいもん。別にやりたいことなんてないし。それに私得意なことすらひとつもないし。一人暮らしなんか別にしなくたっていい。ずっとここにいる。」
「はぁー、あっそう。じゃあ、好きにすれば?それよりも早く起きて準備しなさい。ご飯もできてるから、早くしないと冷めちゃう。」
パタンとドアを閉めて母は出ていく。
(どうしてお母さんはあんな事いうのかな。私だって、わかってるのに!)
母は、働きながら私を育ててくれている。忙しくても、毎朝私を学校へ車で送ってくれる。
いつも笑顔を絶やさない明るい性格だ。
父は、2度目の転職をしている。自分が思ったことをはっきりと言える。同僚とは仲良く、慕われていた。
でも、私は二人にあまり似ていない。顔は、父にだそうだが。
唯一にているのは、短気なところや、少しばかり絵が上手だということだけだ。本当にすこしだけで、絵の賞状は一度もとったことがない。
「もっといいところが似てれば良かったのに…。」と多々思うことがある。
「考えてても仕方ないし、とりあえず着替えよ。」
そういって手に制服をとる。
紹介が遅れたけど私は水瀬実黎、R第3中学校にかよう二年生。
趣味は絵を描くことと、アニメ、ゲーム。
あまり周りに馴染めないタイプ。自分の本心すら隠してしまい、なかなか素直になれない性格。
「よし、できたかな。」
制服に着替えた私は階段を降りていく。
すると微かに朝御飯の美味しそうな匂いが廊下に漂っていた。
母は台所に立っていた。
「ほら、早く食べて。家を早く出なきゃいけないんだから。」
「はーい。」
今日の朝食はご飯と、豆腐の味噌汁、ネギ入り卵焼き、プリンだ。
母の日卵焼きは日によって違う。
ネギの日もあれば、チーズの日もある。
他にも、めんつゆや、砂糖、醤油など様々なバリエーションだ。
それを大きく開いた口に「あーん。」と放り込む。
次にご飯、味噌汁…と次々に食べていく。
そうするうちに全ての皿から何もかもが消えていた。
「ごちそうさま。」
「食べたらいくわよ。早くして。」
「はーい。」
そういって鞄を右手に持ち小走りで母のあとをおう。
「いってきまーす。」
そして一日が始まりだした。
皆さんは進路ってどうしていますか?
親と相談?先生と相談?それとも、一人で悩む?
私はそうじゃない。
絶対に信じてもらえるから。
絶対に首をたてに降ってくれるから。
これは、私の少し前までの出来事。
ある朝。
私は、カーテンの隙間から差す日差しと、目覚ましのおとに気がつき目が覚めた。
今日は昨日に比べて、肌寒く布団からなかなか出られないでいる。
だがそこに母が来て言った。
「実黎!あんたは、いつまでそうしてるの。そんなんじゃあんた一人暮らしなんか出来ないよ!!」
母は呆れた顔で私に言い放った。
私はむっとしながら、不機嫌そうに母へ言葉を返す。
「いいもん。別にやりたいことなんてないし。それに私得意なことすらひとつもないし。一人暮らしなんか別にしなくたっていい。ずっとここにいる。」
「はぁー、あっそう。じゃあ、好きにすれば?それよりも早く起きて準備しなさい。ご飯もできてるから、早くしないと冷めちゃう。」
パタンとドアを閉めて母は出ていく。
(どうしてお母さんはあんな事いうのかな。私だって、わかってるのに!)
母は、働きながら私を育ててくれている。忙しくても、毎朝私を学校へ車で送ってくれる。
いつも笑顔を絶やさない明るい性格だ。
父は、2度目の転職をしている。自分が思ったことをはっきりと言える。同僚とは仲良く、慕われていた。
でも、私は二人にあまり似ていない。顔は、父にだそうだが。
唯一にているのは、短気なところや、少しばかり絵が上手だということだけだ。本当にすこしだけで、絵の賞状は一度もとったことがない。
「もっといいところが似てれば良かったのに…。」と多々思うことがある。
「考えてても仕方ないし、とりあえず着替えよ。」
そういって手に制服をとる。
紹介が遅れたけど私は水瀬実黎、R第3中学校にかよう二年生。
趣味は絵を描くことと、アニメ、ゲーム。
あまり周りに馴染めないタイプ。自分の本心すら隠してしまい、なかなか素直になれない性格。
「よし、できたかな。」
制服に着替えた私は階段を降りていく。
すると微かに朝御飯の美味しそうな匂いが廊下に漂っていた。
母は台所に立っていた。
「ほら、早く食べて。家を早く出なきゃいけないんだから。」
「はーい。」
今日の朝食はご飯と、豆腐の味噌汁、ネギ入り卵焼き、プリンだ。
母の日卵焼きは日によって違う。
ネギの日もあれば、チーズの日もある。
他にも、めんつゆや、砂糖、醤油など様々なバリエーションだ。
それを大きく開いた口に「あーん。」と放り込む。
次にご飯、味噌汁…と次々に食べていく。
そうするうちに全ての皿から何もかもが消えていた。
「ごちそうさま。」
「食べたらいくわよ。早くして。」
「はーい。」
そういって鞄を右手に持ち小走りで母のあとをおう。
「いってきまーす。」
そして一日が始まりだした。
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