16 / 16
約束
しおりを挟む
私はその日に夜
いつものように修行、、、
ではなく、
リトに会うために外へ出た
まだ、夜風が気持ちいい時期なんだ
限界の迷宮から出れた時はどれほどの月日が経つのだろう
私にはわからない
後ろから気配を感じる
最初は分からなかったリトの気配も今ではわかるようになってきた
そんな自分の成長が嬉しかったな
リトはいつもと同じく優しい笑顔を向けてくれる
それに何回も助けられた気がする
まだ会って、数週間しか経っていないのにずっと前から友達だったようなそんな気さえする
私が兄と喧嘩した時に相談に乗ってくれたり、危ない時は相手を倒してくれたり、対戦相手になってくれたりもした
この世界で初めてできた友達
そう、友達
未だに何も喋らない私にリトは不思議そうな顔をしていた
私は早く話さなくてはいけないとわかっているのに、声が出なかったー
このことを告げたらどうするんだろう
簡単に忘れられるかもしれない
軽くあしらわれるかもしれない
もう2度と会えないかもしれない
そんな不安で体が動かない
まるで金縛りにあってるようなそんな気持ちだった
その時、リトの顔は不安でいっぱいだった
ああ、大丈夫だ
長い月日一緒にいたわけじゃない
それでも私はリトを信じることができる
いや、リトを信じてる
私は自分の心を奮い立たせリトまっすぐ見て
あい「リト、今日でお別れだよ」
私は笑顔でそう告げた
いつもと同じ笑顔は出来てるかな
心配はかけられない
だから、笑おう
リトはわけがわからないような顔をしていた
それでも私は話を続ける
あい「私ね。限界の迷宮に挑戦するの。だから、しばらくリトとはあえないんだ」
ああ、心が冷たくなっていく
それでも悟られないように私は言葉を紡いでいった
あい「また会えるといいね!」
この笑顔はきっといつもとは違う笑顔になってる
それでもお願い気づかないで
リト「、、、、限界の迷宮がどんな場所かわかっているのか?」
あい「もちろん、わかってるよ!」
明るく言うたびに心は冷えて行く
リト「死ぬかもしれないんだぞ」
あい「そうだね」
そんなの分かってるに決まってる
私は笑顔を続ける
まるで仮面をつけているような気分
リト「じゃあなんで泣きそうな顔をしてるんだよ」
、、、やっぱり気づいちゃったかぁ
私はその瞬間、笑顔を維持することができなくなった
溢れ出る涙を無視して話を続ける
あい「怖いに決まってるからよ!死ぬかもしれない。もう2度と大切な人に会えなくなるかもしれない!!それなのに怖くないわけないじゃない。悲しいくないわけないじゃない!!
私は叫び続ける
喉が痛くて、森のざわめきは大きくなっていく
羽ばたいていく鳥も増えていく
それでも関係ない
私は叫び続けた
その間リトは何も言わずに聞いていた
いつものように
あい「何か言ってよ!!」
いつもは隠せる言葉さえ隠せなくなる
私は何をしてるんだろう
こんな八つ当たりをしにきたわけじゃないのに
リトはゆっくりと私の方へ歩いてきた
そして、私を抱きしめた
リト「、、、俺だって嫌だ。あいが死ぬなんて許さない。だが、俺はあいの意志の硬さを知っている」
その言葉は私の冷たくなった心を少しづつ溶かしていくようだった
リトは私から離れて笑顔を向けてくれた
リト「あいが迷宮から出た時は話がある。だから、絶対生きて帰ってこい」
私は熱くなる胸を抑えながら
いつもより素敵な笑顔で言った
あい「もちろん!」
私は今日のことを2度と忘れないだろう
いや、忘れない
絶対に
ーーーーーーーーーー
さぁ!どうでしたか?
もうね、ここに何書けばいいかわかんないの!
次回もお楽しみに!
いつものように修行、、、
ではなく、
リトに会うために外へ出た
まだ、夜風が気持ちいい時期なんだ
限界の迷宮から出れた時はどれほどの月日が経つのだろう
私にはわからない
後ろから気配を感じる
最初は分からなかったリトの気配も今ではわかるようになってきた
そんな自分の成長が嬉しかったな
リトはいつもと同じく優しい笑顔を向けてくれる
それに何回も助けられた気がする
まだ会って、数週間しか経っていないのにずっと前から友達だったようなそんな気さえする
私が兄と喧嘩した時に相談に乗ってくれたり、危ない時は相手を倒してくれたり、対戦相手になってくれたりもした
この世界で初めてできた友達
そう、友達
未だに何も喋らない私にリトは不思議そうな顔をしていた
私は早く話さなくてはいけないとわかっているのに、声が出なかったー
このことを告げたらどうするんだろう
簡単に忘れられるかもしれない
軽くあしらわれるかもしれない
もう2度と会えないかもしれない
そんな不安で体が動かない
まるで金縛りにあってるようなそんな気持ちだった
その時、リトの顔は不安でいっぱいだった
ああ、大丈夫だ
長い月日一緒にいたわけじゃない
それでも私はリトを信じることができる
いや、リトを信じてる
私は自分の心を奮い立たせリトまっすぐ見て
あい「リト、今日でお別れだよ」
私は笑顔でそう告げた
いつもと同じ笑顔は出来てるかな
心配はかけられない
だから、笑おう
リトはわけがわからないような顔をしていた
それでも私は話を続ける
あい「私ね。限界の迷宮に挑戦するの。だから、しばらくリトとはあえないんだ」
ああ、心が冷たくなっていく
それでも悟られないように私は言葉を紡いでいった
あい「また会えるといいね!」
この笑顔はきっといつもとは違う笑顔になってる
それでもお願い気づかないで
リト「、、、、限界の迷宮がどんな場所かわかっているのか?」
あい「もちろん、わかってるよ!」
明るく言うたびに心は冷えて行く
リト「死ぬかもしれないんだぞ」
あい「そうだね」
そんなの分かってるに決まってる
私は笑顔を続ける
まるで仮面をつけているような気分
リト「じゃあなんで泣きそうな顔をしてるんだよ」
、、、やっぱり気づいちゃったかぁ
私はその瞬間、笑顔を維持することができなくなった
溢れ出る涙を無視して話を続ける
あい「怖いに決まってるからよ!死ぬかもしれない。もう2度と大切な人に会えなくなるかもしれない!!それなのに怖くないわけないじゃない。悲しいくないわけないじゃない!!
私は叫び続ける
喉が痛くて、森のざわめきは大きくなっていく
羽ばたいていく鳥も増えていく
それでも関係ない
私は叫び続けた
その間リトは何も言わずに聞いていた
いつものように
あい「何か言ってよ!!」
いつもは隠せる言葉さえ隠せなくなる
私は何をしてるんだろう
こんな八つ当たりをしにきたわけじゃないのに
リトはゆっくりと私の方へ歩いてきた
そして、私を抱きしめた
リト「、、、俺だって嫌だ。あいが死ぬなんて許さない。だが、俺はあいの意志の硬さを知っている」
その言葉は私の冷たくなった心を少しづつ溶かしていくようだった
リトは私から離れて笑顔を向けてくれた
リト「あいが迷宮から出た時は話がある。だから、絶対生きて帰ってこい」
私は熱くなる胸を抑えながら
いつもより素敵な笑顔で言った
あい「もちろん!」
私は今日のことを2度と忘れないだろう
いや、忘れない
絶対に
ーーーーーーーーーー
さぁ!どうでしたか?
もうね、ここに何書けばいいかわかんないの!
次回もお楽しみに!
0
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(3件)
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
アノ..ヽ(´◦ ` )
リアナって魔王のやつじゃ?
それとも私の勘違いかな…?
ミスってた、、、
ありがとうございます🙇♀️
恋の予感が…(๑♡∀♡๑)スルスル
(✧ω✧)ミテマスゥ
ありがとう😊