悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

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レドニクス目線

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俺はこの国の王子として生まれた

小さい頃からたくさん仕事があり、大変だったが王子としてきちんとやることはやってきた

それが、俺が生まれた最初の理由だと思ったから

いつも母に 「あなたは国民に生かされてることを忘れてはいけないわ」

と言われ続けた

だからこそ、この国の国民はどんなんなのかとても気になった

そのせいかこっそり城を出て城下町に行っていた

みんな笑っていることが多かった

ただ、少し悩みを持っている人もいる

そういう人はみんなと違ってあんまり笑っていない

それでも、自由に遊んでいる普通の子供が少し羨ましかった

俺が10歳の頃時々遊んでいた レデリーナ嬢 が婚約者になった

全然知らない子ではなかったから少し安心した

彼女はとても綺麗で基本、笑顔を向けてくれるが時々厳しかった

いつも、「王子として」といってくる

だから、ほんの少しだけ苦手だった

仲良くなりたくて大好きな城下町を見せた

彼女は行く途中も「勝手なことはいけない」

と言っていたが聞こえないふりをしてやった

久しぶりで少し羽目を外してしまった

そんな俺を見て少し呆れ顔をしていた

やっぱりわかってくれないのかなと少し悲しい気持ちになってしまった

すると、いつものように少しいる困っている人を見つけた

俺は近づいていつものように、何に困っているのかメモを取った

彼女は不思議そうにこちらを見つめていた

レデ「何をしているんですか?」

レド「みんなが何を困っているのかメモしてるんだよ。将来国王になった時に改善できるように」

そうだ、最初は国民になりたかった

自由で何にも縛られてない国民が羨ましかったんだ

そんなある日だった

いつものように困ったことを聞いてメモしてると

困ったことを言ってた人が

「最近、魚が取れなくてな、、、。それでも、国王は俺たち国のことを見てくれてるんだ」

そう言ったんだ

とても安心した顔で

周りで聞いていた人たちもいつもより素敵な笑顔で笑っていた

その時思ったんだ

みんなをこんな顔にすることができる

国王になりたいと

そんなことを思い出していると

レデ「あなたは王子として、、、、いいえ。未来の国王として考えているのですね」

彼女の顔はとても安心していた

レデ「今まで、言いすぎてごめんなさい。あなたはきちんとした国王になってほしくて、、。」

彼女はそういい頭を下げた

俺は慌てた

レド「あ、頭をあげてくれ!、、、それに、レデリーナが言ってることは正しかった」

レデ「ありがとうございます、、。それでは、町巡りを続けましょう!」

急な彼女のテンションの変化に驚いたが、

いたずら好きの友達ができたみたいで嬉しかった











学園に行くと、運命だと思った

エクスを見た時に俺は恋に落ちた

俺はその気持ちを止めることはできなかった

レデリーナに気持ちを向けられた時も頷くことはできなかった

それでも、エクスを諦められなかった

そのせいで傷つけてしまったと思う

それでも、友達としてこれからも接してくれると言ってくれた

レデリーナのいつか隣に立つべき人が現れることを俺は心から願っているよ

エクス、愛してるよ

これからも永遠の愛を






ーーーーーーーーーーー
しばらく投稿しないといいましたが、書きたくなってしまいました!
これからもちょこちょこ書くかも?
次回もお楽しみに!
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