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⌘3章 征服されざる眼差し 《せいふくされざるまなざし》
61.佐保姫
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神殿というのは不思議な場所。
山深く、湖に近い場所にあり、季節ごとに美しい彩りを見せてくれる事から観光客も多く古刹という事で行楽旅行や修学旅行でも人気の場所だ。
参道に屋台も並び毎日が縁日のような賑わいだ。
その奥に辿り着けるのは限られた者のみ。
神祇官と呼ばれる人間達。
以前、百年ぶりに大神官に臨む者が現れて国中で参賀された。
女皇帝の為に、ある伯爵位の家令が自らを投げ出したのだと人々の口に上った。
それは後年忠義や純愛の物語にもなり、人々の記憶に残った。
満開の桜の花の枝が揺れては花弁を無限に散らしていた。
十一は、突然に目の前に現れた残雪に唖然とした。
自分を神殿の奥の院に一生閉じ込めて下界に降りる事を許されない身にした張本人だ。
「十一兄上!」
弟弟子が自分を呼ぶ声に何事かと外に出てみると、その花鶏と手を繋いで楽しそうに花見をしている残雪の姿があったのだ。
「すごいわね!丁度満開ね!」
「そうですね。・・・でも、雪様、今十二月ですよ!?」
花鶏が困惑し切っている顔をしていた。
十一は、ああ、へえ、今十二月なのか、と思った。
神殿勤めが長くなり、時間の感覚がすっかり無くなってしまい、よくわからない。
「・・・いや、そうじゃない。・・・何やってるんだ!?」
叫ぶと、気付いた二人がまた手を繋いでやって来た。
「花鶏ちゃんに連れて来て貰ったのよ。・・・ここやっぱり桜の名所だったのね。子供の時に来たのここよ」
「・・・桜の木なんか一本も無かったですけどね・・・」
もはや怪談、と花鶏が呟いた。
「・・・十一、久しぶりね。元気そう・・・」
「・・・・加害者に言われると思わなかったけどね」
精一杯の嫌味がこれだと情けなくも思ったが、つい口にした。
「・・・ごめんなさいね・・・」
素直に残雪が謝った。
十一は、百箇条くらい文句を言おうと思ったが止めた。
「・・・もういい」
残雪が、風呂敷包みを差し出した。
「お詫びにもならないんだけど、これね。うちで出したカステラなんだけど」
「・・・はぁ?」
こんなもんが贖罪になるはずもない。
「十一兄上、青蛙本舗でお菓子屋さん始めたんです。これすごい美味しいんですよ!今、話題なんです」
花鶏はよく姉弟子達に言われて買いに行かされるのだと言った。
「コリンがね、お菓子を作るのが上手なの。お母様がよく作ってたんだって。それで、うちで製菓部門始めたら、これが当たって!」
愉快そうに残雪が笑った。
「・・・ああそりゃどうもね。潔斎明けに食うわ」
呆れてしまう事がもう一つ。
コリンの同志達、彼らの持つ最先端技術や医療技術、知識は相当なもので、短期間で科学産業に大いに貢献し、錬金術師とすら呼ばれている。
女皇帝が最も懸念していた、最先端医療による懐妊に対して、元老院も彼女自身も躊躇を見せたのだと残雪が語った。
「・・・と言う事で、私が実験台と言う事でね」
無事出産に漕ぎ着けて母子共に不具合がなければ、女皇帝にも医療が施される事になり、残雪は双子の男児を産んだのだと言った。
「・・・またか!・・・何でいつもそうなんだ・・・」
どうしていつも彼女ばかりに生贄のような白羽の矢が立つのか。
「・・・大体、別にそんな実験台立てなきゃならないほど危険な技術じゃないだろう。この国が立ち遅れている分野なだけで」
「そうだけど。やっぱり実際に見てみないと安心できないのよ。・・・蛍石だったら我先に飛び付いて、五位鷺がじゃんじゃん流行らせそうだけどね」
あの二人、ヤマっ気強いからな、と十一が笑った。
残雪の成功例の後、女皇帝にも無事に四妃との間に双子の女児が生まれて、それは元気だと花鶏は微笑んだ。
「・・・そうか・・・」
十一は心からほっとして、かつての自分を取り巻いていた世界を想った。
ああ、時間はきちんと経っている。
風が気持ちよく吹き抜けていく。
花鶏が風に散っても一向に消えない桜の花弁を追いかけるように空を見上げた。
この場所はいつも静謐なまでにしんとしていて、風が吹く事など、まず無いのに。
「・・・ああ、もっと文句言ってやろうと思ってたのに。・・・何だかいろんな事がどうでもよくなってくるわ」
十一がそう言って残雪を見つめた。
神殿の奥の院は、神様の寝室とか、地獄の底なんて言われているけれど、そう悪くは無い。
「本当ね。ここ、不思議なとこなんでしょう?・・・もしかしたら、今のこの私も幻かもよ」
「ああ、なら。いっそいい。・・・暇だから」
「暇なら、貴方、ずっとここで私の幻見てればいいわ」
残雪がそう言って愉快そうに笑った。
それから、白魔と名付けられた漆黒の馬は、八角鷲と共に前線で活躍し、負傷者15名を一頭で運び、その命を助けたとして、馬ながら叙勲の名誉に与った事。
それと、女皇帝と伯爵をモデルにした純愛物のドラマが人気俳優によって演じられて放送され、巷で大評判になった事等を話した。
国難に窮する女皇帝の為に、愛を誓い全てを投げ打って神官になると言う伯爵の物語。
明らかに橄欖と東目張十一をモデルにしたメロドラマだ。
「・・・そりゃ壮大なストーリーだな。・・・そうやって真実は世間でねじ曲げられていくわけか」
全く、人間と言うものは見たいものしか見ない。
「あらいいじゃない。今や歳末ドラマの定番よ」
「ちなみに、兄上方も姉上方も大笑いで、録画して何回も見てましたよ」
十一は舌打ちした。
全く、家令共はろくなもんじゃない。
しばらく過ごした後、頃合いと見たのか残雪が立ち上がった。
「・・・それじゃあね。私、行くわ」
お送りします、と言う花鶏に、残雪が首を振った。
「貴方忙しいんだから。それに今は、お兄さんとカステラ食べるお仕事があるじゃない。・・・大丈夫よ。来た通りに戻るだけだから」
ちょっと考えてから残雪がいつかのようにまた花鶏を抱きしめた。
「・・・きっと伝えます」
花鶏が小さく呟いた。
「お願いね」
二人は微笑みあった。
残雪が去って行った桜の花の向こうを、家令の兄弟はしばらく眺めていた。
春霞の先に向かった姿を見届けてから、花鶏は兄弟子を見上げた。
「・・・春霞は春の女神の佐保姫の薄衣であると言いますね」
「・・・なかなか風流で博識だな。尾白鷲姉上仕込みか。・・・春先のモヤなんか、あんなもん、良くて水蒸気、悪くて黄砂か有害物質だわ」
宮廷でも風流人で知られた兄弟子が今やすっかりいじけてしまったようだ。
「ああもういい。今回はもう潔斎明けとしよう。ほら、花鶏、あのいけすかない奴が作ったとか言うカステラ食おう。厚く切れよ」
花鶏は兄弟子が放って寄越した包みを受け取った。
かつての落ち着き払って宮廷に君臨する伯爵家令より、この方がずっと家令らしくていい。
花鶏は、あの春の女神の名前の女性からですとは言わずに、おもむろに兄弟子に抱きついた。
突然どうしたと十一は笑って弟弟子の頭を撫でた。
山深く、湖に近い場所にあり、季節ごとに美しい彩りを見せてくれる事から観光客も多く古刹という事で行楽旅行や修学旅行でも人気の場所だ。
参道に屋台も並び毎日が縁日のような賑わいだ。
その奥に辿り着けるのは限られた者のみ。
神祇官と呼ばれる人間達。
以前、百年ぶりに大神官に臨む者が現れて国中で参賀された。
女皇帝の為に、ある伯爵位の家令が自らを投げ出したのだと人々の口に上った。
それは後年忠義や純愛の物語にもなり、人々の記憶に残った。
満開の桜の花の枝が揺れては花弁を無限に散らしていた。
十一は、突然に目の前に現れた残雪に唖然とした。
自分を神殿の奥の院に一生閉じ込めて下界に降りる事を許されない身にした張本人だ。
「十一兄上!」
弟弟子が自分を呼ぶ声に何事かと外に出てみると、その花鶏と手を繋いで楽しそうに花見をしている残雪の姿があったのだ。
「すごいわね!丁度満開ね!」
「そうですね。・・・でも、雪様、今十二月ですよ!?」
花鶏が困惑し切っている顔をしていた。
十一は、ああ、へえ、今十二月なのか、と思った。
神殿勤めが長くなり、時間の感覚がすっかり無くなってしまい、よくわからない。
「・・・いや、そうじゃない。・・・何やってるんだ!?」
叫ぶと、気付いた二人がまた手を繋いでやって来た。
「花鶏ちゃんに連れて来て貰ったのよ。・・・ここやっぱり桜の名所だったのね。子供の時に来たのここよ」
「・・・桜の木なんか一本も無かったですけどね・・・」
もはや怪談、と花鶏が呟いた。
「・・・十一、久しぶりね。元気そう・・・」
「・・・・加害者に言われると思わなかったけどね」
精一杯の嫌味がこれだと情けなくも思ったが、つい口にした。
「・・・ごめんなさいね・・・」
素直に残雪が謝った。
十一は、百箇条くらい文句を言おうと思ったが止めた。
「・・・もういい」
残雪が、風呂敷包みを差し出した。
「お詫びにもならないんだけど、これね。うちで出したカステラなんだけど」
「・・・はぁ?」
こんなもんが贖罪になるはずもない。
「十一兄上、青蛙本舗でお菓子屋さん始めたんです。これすごい美味しいんですよ!今、話題なんです」
花鶏はよく姉弟子達に言われて買いに行かされるのだと言った。
「コリンがね、お菓子を作るのが上手なの。お母様がよく作ってたんだって。それで、うちで製菓部門始めたら、これが当たって!」
愉快そうに残雪が笑った。
「・・・ああそりゃどうもね。潔斎明けに食うわ」
呆れてしまう事がもう一つ。
コリンの同志達、彼らの持つ最先端技術や医療技術、知識は相当なもので、短期間で科学産業に大いに貢献し、錬金術師とすら呼ばれている。
女皇帝が最も懸念していた、最先端医療による懐妊に対して、元老院も彼女自身も躊躇を見せたのだと残雪が語った。
「・・・と言う事で、私が実験台と言う事でね」
無事出産に漕ぎ着けて母子共に不具合がなければ、女皇帝にも医療が施される事になり、残雪は双子の男児を産んだのだと言った。
「・・・またか!・・・何でいつもそうなんだ・・・」
どうしていつも彼女ばかりに生贄のような白羽の矢が立つのか。
「・・・大体、別にそんな実験台立てなきゃならないほど危険な技術じゃないだろう。この国が立ち遅れている分野なだけで」
「そうだけど。やっぱり実際に見てみないと安心できないのよ。・・・蛍石だったら我先に飛び付いて、五位鷺がじゃんじゃん流行らせそうだけどね」
あの二人、ヤマっ気強いからな、と十一が笑った。
残雪の成功例の後、女皇帝にも無事に四妃との間に双子の女児が生まれて、それは元気だと花鶏は微笑んだ。
「・・・そうか・・・」
十一は心からほっとして、かつての自分を取り巻いていた世界を想った。
ああ、時間はきちんと経っている。
風が気持ちよく吹き抜けていく。
花鶏が風に散っても一向に消えない桜の花弁を追いかけるように空を見上げた。
この場所はいつも静謐なまでにしんとしていて、風が吹く事など、まず無いのに。
「・・・ああ、もっと文句言ってやろうと思ってたのに。・・・何だかいろんな事がどうでもよくなってくるわ」
十一がそう言って残雪を見つめた。
神殿の奥の院は、神様の寝室とか、地獄の底なんて言われているけれど、そう悪くは無い。
「本当ね。ここ、不思議なとこなんでしょう?・・・もしかしたら、今のこの私も幻かもよ」
「ああ、なら。いっそいい。・・・暇だから」
「暇なら、貴方、ずっとここで私の幻見てればいいわ」
残雪がそう言って愉快そうに笑った。
それから、白魔と名付けられた漆黒の馬は、八角鷲と共に前線で活躍し、負傷者15名を一頭で運び、その命を助けたとして、馬ながら叙勲の名誉に与った事。
それと、女皇帝と伯爵をモデルにした純愛物のドラマが人気俳優によって演じられて放送され、巷で大評判になった事等を話した。
国難に窮する女皇帝の為に、愛を誓い全てを投げ打って神官になると言う伯爵の物語。
明らかに橄欖と東目張十一をモデルにしたメロドラマだ。
「・・・そりゃ壮大なストーリーだな。・・・そうやって真実は世間でねじ曲げられていくわけか」
全く、人間と言うものは見たいものしか見ない。
「あらいいじゃない。今や歳末ドラマの定番よ」
「ちなみに、兄上方も姉上方も大笑いで、録画して何回も見てましたよ」
十一は舌打ちした。
全く、家令共はろくなもんじゃない。
しばらく過ごした後、頃合いと見たのか残雪が立ち上がった。
「・・・それじゃあね。私、行くわ」
お送りします、と言う花鶏に、残雪が首を振った。
「貴方忙しいんだから。それに今は、お兄さんとカステラ食べるお仕事があるじゃない。・・・大丈夫よ。来た通りに戻るだけだから」
ちょっと考えてから残雪がいつかのようにまた花鶏を抱きしめた。
「・・・きっと伝えます」
花鶏が小さく呟いた。
「お願いね」
二人は微笑みあった。
残雪が去って行った桜の花の向こうを、家令の兄弟はしばらく眺めていた。
春霞の先に向かった姿を見届けてから、花鶏は兄弟子を見上げた。
「・・・春霞は春の女神の佐保姫の薄衣であると言いますね」
「・・・なかなか風流で博識だな。尾白鷲姉上仕込みか。・・・春先のモヤなんか、あんなもん、良くて水蒸気、悪くて黄砂か有害物質だわ」
宮廷でも風流人で知られた兄弟子が今やすっかりいじけてしまったようだ。
「ああもういい。今回はもう潔斎明けとしよう。ほら、花鶏、あのいけすかない奴が作ったとか言うカステラ食おう。厚く切れよ」
花鶏は兄弟子が放って寄越した包みを受け取った。
かつての落ち着き払って宮廷に君臨する伯爵家令より、この方がずっと家令らしくていい。
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