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第9話 絶景
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怜の膝枕は懐かしい姉の膝枕と同様、素晴らしい感触だった。
だが、気になる事が一つある。
太ももの感触をより楽しむ為、顔をグリグリするとスカートが徐々に捲れあがっていくのだ。
これは恐らく俺に対する挑戦に違いない。
どこまで捲る事が出来るんだ? お前はこの先の光景を目にする事が出来るか?
まるでスカートが…そう言っているかのように感じた俺は決意する。
(絶対に見てやるさ。)
布一枚の先には何があるのだろう……前人未踏の領域を俺が踏破するのだ。
「いてっ。」
頭をペシっと叩かれた。
「これ以上はダーメ。ちゃんと付き合ってから。」
なんだと!?
「俺は…向こう側の景色を見るって決めたんだ。」
「何言ってんの?」
一流の膝枕評論家である俺の気持ちは、どうやら怜に伝わらなかったようだ。
「もう! スカートこんなに捲って。皺になっちゃうじゃん。」
口を尖らせ文句を言う怜。可愛い。
「ところでさ、付き合うって話だけど……。」
「うん。」
怜は真剣な表情でこちらを見る。
「付き合おうと思うんだ…………。怜のおっぱいと。」
「やっとその気になったの? ホント焦らすんだか……え?」
嬉しそうに破顔する彼女は一転して、困惑の表情を作り出す。
「おっぱ……えぇ?」
「怜のおっぱいと。」
「何それ? おっぱいと付き合う?」
「友達が教えてくれたんだ。おっぱいと付き合う方法を。」
怜も知らなかったようで、俺は兄貴風を吹かせ無知な彼女に教えてやると、何かを察したようで素直に俺の説明を聞いていた。
「お兄ちゃんの友達…絶対頭オカシイ。でも今回は助かった。」
「何か言った?」
「何にも?」
気のせいだったようだ。
「そういうワケでさ、おっぱいと付き合うなら血の繋がりとか別に良いんじゃないかなって……。」
「成程ね……。そういう事なら良いよ!」
良いの?
「怜……。ちゃんとおっぱいにも聞かないと。」
「ん? ああ……。良いってさ。」
それなら安心だ。本人の……本胸の許可が無かったら流石にアウトだからな。
「じゃあ、今日からよろしく。」
膝枕の体勢のままに、俺は怜の胸へと顔を向け挨拶をする。
「…………。」
怜のおっぱいからは返事がこない。
(随分無口だな。明るい怜とは性格が違うってことか?)
「もしかして調子が悪いのか?」
ムギュっ
心配した俺の顔面に、怜のおっぱいが飛び込んできた。
「ちょっと無口だけど、照れてるだけだから気にしないで。」
この感触。
最高かよ……。
「もしかして、無口だけど行動派?」
「そうそう! そんな感じ。」
そうか…。自分から飛び込んでくるタイプのおっぱいもあるんだな。
自ら飛び込んできたのなら、触っても良いのでは?
モミモミ……。
「まだ恥ずかしい?」
怜の胸へと問いかける。
「……。」
どうやら、まだ照れているようだ。
それにしても……おっぱいってどうやって話してるんだろうか…。
口はどこなんだ?
普通に考えたら山の頂点に位置する突起部分だと思うんだが……。
ツンツン…
(反応がない……。)
俺は突起部分を摘まんだり、指の先でカリカリと軽く引っ掻いてみた。
(今、ビクッってしたな……。)
反応があるのを良い事にそのまま暫くいじり続けると、怜の太ももはスリスリと擦り合わせる動作が見られるようになった。
「っ………。」
(反応が大きくなってきた。)
せっかくなので、怜の太ももに顔をグリグリするのも忘れず行う。
スゥゥゥゥッ ハァァァー
(匂いが変化した?)
良い匂いなのは変わらないのだが、もっと嗅いでいたいと思わせる不思議な香りだった。
俺は夢中で顔をグリグリし、指を動かし続ける。
するといつの間にか、布一枚の向こう側……前人未踏の領域に足を踏み入れていたのだ。
(絶景かな……。)
「とうとう俺は辿り着いたんだ……。」
つい嬉しくて言葉にしてしまったが、怜からストップがかからない。
ふと、彼女の様子が気になり視線を向けると、何かを我慢するような表情でこちらを睨んでいる。
まるで何かを訴えかけているようだ。
(もしかして、おしっこ我慢してたのか?)
悪い事をしてしまった。女の子にトイレ行ってこいと言うのは躊躇われるので、用事を思い出した事にする。
「あ! そう言えば……今日は“正義なんて絶対許さない左衛門”の放送日だった!」
今思い出した体で素早く起き上がり、怜の部屋を後にする。
(女の子に気遣い出来る俺ってマジ紳士。思う存分トイレで出して来いよ…?)
「正義マン参上。困っている人の為にひたすら金をばら撒くぞ!
来たな。お前のような偽善者は、この正義なんて絶対許さない左衛門が成敗してくれる!
食らえ! 正義だと思っていたら実は独りよがりだったキーック!!
ドカッ!
うわぁぁぁー!
そうやって、一時的な金だけバラまいて後は自分で何とかしてね?のスタンスを貫くお前のような奴が上に立つから、社会の閉塞感が改善しないのだ。雇用をもっと創出しろ!」
「今日の正義マンもうざかったな……。やっぱ、正義なんて絶対許さない左衛門の方が良いよな。」
「……お兄ちゃん。」
「おっ。許さない左衛門もう終わっちゃったぞ?」
背後から声を掛けてくる怜の様子が何やらオカシイ。
「……あんな事しておいて知らないフリは通じないよ?」
あんな事って……どんな事?
—————————————————————————————
正義なんて絶対許さない左衛門は、捻じ曲がった正義を許しません。
だが、気になる事が一つある。
太ももの感触をより楽しむ為、顔をグリグリするとスカートが徐々に捲れあがっていくのだ。
これは恐らく俺に対する挑戦に違いない。
どこまで捲る事が出来るんだ? お前はこの先の光景を目にする事が出来るか?
まるでスカートが…そう言っているかのように感じた俺は決意する。
(絶対に見てやるさ。)
布一枚の先には何があるのだろう……前人未踏の領域を俺が踏破するのだ。
「いてっ。」
頭をペシっと叩かれた。
「これ以上はダーメ。ちゃんと付き合ってから。」
なんだと!?
「俺は…向こう側の景色を見るって決めたんだ。」
「何言ってんの?」
一流の膝枕評論家である俺の気持ちは、どうやら怜に伝わらなかったようだ。
「もう! スカートこんなに捲って。皺になっちゃうじゃん。」
口を尖らせ文句を言う怜。可愛い。
「ところでさ、付き合うって話だけど……。」
「うん。」
怜は真剣な表情でこちらを見る。
「付き合おうと思うんだ…………。怜のおっぱいと。」
「やっとその気になったの? ホント焦らすんだか……え?」
嬉しそうに破顔する彼女は一転して、困惑の表情を作り出す。
「おっぱ……えぇ?」
「怜のおっぱいと。」
「何それ? おっぱいと付き合う?」
「友達が教えてくれたんだ。おっぱいと付き合う方法を。」
怜も知らなかったようで、俺は兄貴風を吹かせ無知な彼女に教えてやると、何かを察したようで素直に俺の説明を聞いていた。
「お兄ちゃんの友達…絶対頭オカシイ。でも今回は助かった。」
「何か言った?」
「何にも?」
気のせいだったようだ。
「そういうワケでさ、おっぱいと付き合うなら血の繋がりとか別に良いんじゃないかなって……。」
「成程ね……。そういう事なら良いよ!」
良いの?
「怜……。ちゃんとおっぱいにも聞かないと。」
「ん? ああ……。良いってさ。」
それなら安心だ。本人の……本胸の許可が無かったら流石にアウトだからな。
「じゃあ、今日からよろしく。」
膝枕の体勢のままに、俺は怜の胸へと顔を向け挨拶をする。
「…………。」
怜のおっぱいからは返事がこない。
(随分無口だな。明るい怜とは性格が違うってことか?)
「もしかして調子が悪いのか?」
ムギュっ
心配した俺の顔面に、怜のおっぱいが飛び込んできた。
「ちょっと無口だけど、照れてるだけだから気にしないで。」
この感触。
最高かよ……。
「もしかして、無口だけど行動派?」
「そうそう! そんな感じ。」
そうか…。自分から飛び込んでくるタイプのおっぱいもあるんだな。
自ら飛び込んできたのなら、触っても良いのでは?
モミモミ……。
「まだ恥ずかしい?」
怜の胸へと問いかける。
「……。」
どうやら、まだ照れているようだ。
それにしても……おっぱいってどうやって話してるんだろうか…。
口はどこなんだ?
普通に考えたら山の頂点に位置する突起部分だと思うんだが……。
ツンツン…
(反応がない……。)
俺は突起部分を摘まんだり、指の先でカリカリと軽く引っ掻いてみた。
(今、ビクッってしたな……。)
反応があるのを良い事にそのまま暫くいじり続けると、怜の太ももはスリスリと擦り合わせる動作が見られるようになった。
「っ………。」
(反応が大きくなってきた。)
せっかくなので、怜の太ももに顔をグリグリするのも忘れず行う。
スゥゥゥゥッ ハァァァー
(匂いが変化した?)
良い匂いなのは変わらないのだが、もっと嗅いでいたいと思わせる不思議な香りだった。
俺は夢中で顔をグリグリし、指を動かし続ける。
するといつの間にか、布一枚の向こう側……前人未踏の領域に足を踏み入れていたのだ。
(絶景かな……。)
「とうとう俺は辿り着いたんだ……。」
つい嬉しくて言葉にしてしまったが、怜からストップがかからない。
ふと、彼女の様子が気になり視線を向けると、何かを我慢するような表情でこちらを睨んでいる。
まるで何かを訴えかけているようだ。
(もしかして、おしっこ我慢してたのか?)
悪い事をしてしまった。女の子にトイレ行ってこいと言うのは躊躇われるので、用事を思い出した事にする。
「あ! そう言えば……今日は“正義なんて絶対許さない左衛門”の放送日だった!」
今思い出した体で素早く起き上がり、怜の部屋を後にする。
(女の子に気遣い出来る俺ってマジ紳士。思う存分トイレで出して来いよ…?)
「正義マン参上。困っている人の為にひたすら金をばら撒くぞ!
来たな。お前のような偽善者は、この正義なんて絶対許さない左衛門が成敗してくれる!
食らえ! 正義だと思っていたら実は独りよがりだったキーック!!
ドカッ!
うわぁぁぁー!
そうやって、一時的な金だけバラまいて後は自分で何とかしてね?のスタンスを貫くお前のような奴が上に立つから、社会の閉塞感が改善しないのだ。雇用をもっと創出しろ!」
「今日の正義マンもうざかったな……。やっぱ、正義なんて絶対許さない左衛門の方が良いよな。」
「……お兄ちゃん。」
「おっ。許さない左衛門もう終わっちゃったぞ?」
背後から声を掛けてくる怜の様子が何やらオカシイ。
「……あんな事しておいて知らないフリは通じないよ?」
あんな事って……どんな事?
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正義なんて絶対許さない左衛門は、捻じ曲がった正義を許しません。
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