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1章
送る花束
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ニアから花束をもらって笑っていたリュシアンを見たゼファルは、リュシアンに花束を送るため神殿に訪れていた。
石畳の影が長く伸びはじめた黄昏時。
神殿の外庭に、リュシアンの姿があった。
今日の祈りを終えたばかりなのだろう。
僧衣の白が夕陽をうっすら透かし、風が裾を揺らしている。
ゼファルは、その後ろ姿をしばらく見つめていた。
呼ぶのが、怖かった。
それでも、贈ると決めた以上、逃げる理由はなかった。
「……リュシアン」
名を呼ぶと、彼はゆっくりと振り返った。
その目が、驚きと、それからふわりとほどけたようなやわらかさを浮かべる。
「ゼファル様……?」
ゼファルは無言で、一束の花を差し出した。
白百合、菫、そして一輪の黒百合。
それは、彼が“言葉では伝えられなかったもの”の代わりだった。
「……護衛を終えてから、ずっと……渡す機会を逃していた」
「……え……これは……わたしに?」
「……他に誰がいる」
リュシアンは、驚いたように花束を受け取り、それから、花の香りを胸に吸い込んだ。
その瞳が、ほんの少し潤んで、やがて笑顔が咲いた。
それは、ゼファルがまだ一度も見たことのないような——
“純粋に嬉しさだけ”で染まった笑顔だった。
「……とても、うれしいです。ありがとうございます、ゼファル様……」
ゼファルの胸に、静かに何かが灯る音がした。
白百合と菫の花束を抱きしめながら、リュシアンが見せたその笑顔は、
まるで、陽の光そのものだった。
白銀の髪が揺れ、瞬きをするたびに同じ色のまつ毛が光を反射する。
柔らかく、あたたかくて、
目を細めて微笑んだその姿に、ゼファルは一瞬、息を詰めた。
(……こんな顔、俺は、見たことがない)
いつもは穏やかに微笑む彼の表情。
傷ついた人を癒すとき、静かに語る声。
けれど今、自分の目の前にあるのは、それらとはまるで違う——
“純粋に嬉しさだけで満たされた笑顔”だった。
言葉が出ない。
自分が差し出した花束を抱えて、まるで子どもが宝物を受け取ったように喜んでいる。
それが、
——あまりにも愛おしくて。
(……ニアは、これを、いつも見ていたのか)
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられるように痛んだ。
花を贈れば、リュシアンはこんなふうに笑うのか。
彼のそばで何度もその笑顔を見たのか。
自分が遠くから見ているだけのあいだ、
ニアはこんなふうに、彼の目の前にいたのか。
(……それを、羨ましいと思ってしまう俺は、浅ましいのか)
拳がわずかに震えた。
感情に名をつけるのが苦手なはずなのに、
今だけは、それがどうしようもなく“嫉妬”であることを、ゼファル自身が誰よりよくわかっていた。
side ニア
(ああ……こうやって、あなたはいつも笑っていたのか)
少し離れた柱の陰から、ニアはその光景を見ていた。
花を受け取るリュシアン。
ぎこちなく、それでも一歩ずつ“伝えよう”とするゼファル。
そして、花束を抱えて笑う、あの顔。
それを見た瞬間、胸の奥がきゅっと痛んだ。
(……これを、あの人はずっと、見ていたのか)
リュシアンが花を贈られてあんなふうに喜ぶのを。
ゼファルだけが見ていた。
ゼファルのためにだけ、あの笑顔は向けられた。
自分が何度花を贈っても、届かなかったもの。
ニアは、その静かな苦しみを誰にも見せることなく、ただ一歩だけ後ずさった。
その指が、懐の中の押し花に触れる。
それは、彼自身の想いがそっと形になった、小さな記憶のかけらだった。
ゼファルがふと視線を上げると、柱の影に誰かの気配が去っていくのが見えた。
声はかけなかった。
けれど、その背にあった何かを、確かに感じていた。
(……遅かったのは、俺の方だ)
リュシアンの手が、そっと自分の袖に触れた。
「ゼファル様……?」
「……なんでもない。
……お前の笑顔は、時に、罪深いほどよく似合うな」
リュシアンが不思議そうに微笑む。
その夜、月は静かに、神殿の屋根を照らしていた。
sideリュシアン
今日も、いつもと変わらない一日だった。
祈りを終え、文書を整え、花に水をやり、子どもたちの笑顔に癒される。
——そう、いつもと何も変わらないはずだった。
ただ、違うとすれば。
今日は、ゼファル様がまだいらしていないということ。
いや、毎日顔を出してくださると決められたわけではない。
私がそうお願いしたわけでもない。
それでも、彼が王都に戻って以降、日々のどこかの時間でひょっこりと現れてくれていた。
そのことに、どれだけ私が救われていたか。
今になって、よくわかる。
(……少し、楽に。いや、きっと……とても寂しい)
夕方の陽が、橙のベールを神殿の庭にかけていく。
影が長く伸び、風が少し涼しさを帯びる時間。
その静けさが、胸の中の空白を強調していく。
(今日は、お忙しいのだろうか……)
そんなふうに、ひとり考えていたときだった。
「……リュシアン」
聞き慣れた、けれど決して多くないその声が、
胸の奥を真っ直ぐに射抜いた。
驚くほど自然に、その名は落ちてきた。
まるで、心が一番求めていた“音”を、風が運んできたかのように。
「ゼファル様……?」
振り返ると、そこには、黒衣の男がいた。
日が傾く中、少しだけ髪が乱れ、呼吸が浅い。
まるで、何かを抱えたまま駆けつけたかのような姿。
ゼファル様が、無言で差し出したのは、一束の花束だった。
私はとっさに動けず、ただ見つめてしまった。
すると彼が、低く、少しだけ照れたように眉を寄せて言った。
「……護衛を終えてから、ずっと……渡す機会を逃していた」
その声に背中を押されるように、私は花束を受け取った。
近くで見ると、思わず息を飲むほど美しかった。
白百合、菫、そして——黒百合。
(……これは、まさか)
白百合とすみれは、私の髪と瞳の色に似ている。
それだけで胸がくすぐったくなるほどだったのに、
中央に添えられた黒百合を見て、私は言葉を失った。
以前、ニア様に好きな花を問われたとき、
月明かりに照らされた黒百合が、ゼファル様の髪と瞳に似て美しいと答えたことがある。
——でも、そのときゼファル様はいなかった。
(……ご存じなはず、ないのに)
偶然か、それとも……。
私の心が勝手に重ねているだけなのかもしれない。
けれど、この手の中にある花束が、
“ゼファル様が選んでくれた”という、それだけの事実が、
今は何よりも嬉しかった。
「……とても、うれしいです。ありがとうございます、ゼファル様……」
言葉にした瞬間、少しだけ声が震えた気がした。
けれど、そんなことはどうでもよかった。
だって、あのゼファル様が——
無骨で無口で、花になど縁のなかったこの人が、
他の誰でもない“私のために”、花束を贈ってくれたのだから。
その事実だけで、胸の奥に咲いた寂しさはすっかり消え、
今はただ、この花の香りを胸いっぱいに吸い込みたくて、
私は花束に顔をうずめた。
その白も、紫も、そして黒も——
すべてが愛おしくて、尊くて。
(……この花が、ずっと枯れなければいいのに)
心から、そう思った
石畳の影が長く伸びはじめた黄昏時。
神殿の外庭に、リュシアンの姿があった。
今日の祈りを終えたばかりなのだろう。
僧衣の白が夕陽をうっすら透かし、風が裾を揺らしている。
ゼファルは、その後ろ姿をしばらく見つめていた。
呼ぶのが、怖かった。
それでも、贈ると決めた以上、逃げる理由はなかった。
「……リュシアン」
名を呼ぶと、彼はゆっくりと振り返った。
その目が、驚きと、それからふわりとほどけたようなやわらかさを浮かべる。
「ゼファル様……?」
ゼファルは無言で、一束の花を差し出した。
白百合、菫、そして一輪の黒百合。
それは、彼が“言葉では伝えられなかったもの”の代わりだった。
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「……え……これは……わたしに?」
「……他に誰がいる」
リュシアンは、驚いたように花束を受け取り、それから、花の香りを胸に吸い込んだ。
その瞳が、ほんの少し潤んで、やがて笑顔が咲いた。
それは、ゼファルがまだ一度も見たことのないような——
“純粋に嬉しさだけ”で染まった笑顔だった。
「……とても、うれしいです。ありがとうございます、ゼファル様……」
ゼファルの胸に、静かに何かが灯る音がした。
白百合と菫の花束を抱きしめながら、リュシアンが見せたその笑顔は、
まるで、陽の光そのものだった。
白銀の髪が揺れ、瞬きをするたびに同じ色のまつ毛が光を反射する。
柔らかく、あたたかくて、
目を細めて微笑んだその姿に、ゼファルは一瞬、息を詰めた。
(……こんな顔、俺は、見たことがない)
いつもは穏やかに微笑む彼の表情。
傷ついた人を癒すとき、静かに語る声。
けれど今、自分の目の前にあるのは、それらとはまるで違う——
“純粋に嬉しさだけで満たされた笑顔”だった。
言葉が出ない。
自分が差し出した花束を抱えて、まるで子どもが宝物を受け取ったように喜んでいる。
それが、
——あまりにも愛おしくて。
(……ニアは、これを、いつも見ていたのか)
胸の奥が、ぎゅっと締めつけられるように痛んだ。
花を贈れば、リュシアンはこんなふうに笑うのか。
彼のそばで何度もその笑顔を見たのか。
自分が遠くから見ているだけのあいだ、
ニアはこんなふうに、彼の目の前にいたのか。
(……それを、羨ましいと思ってしまう俺は、浅ましいのか)
拳がわずかに震えた。
感情に名をつけるのが苦手なはずなのに、
今だけは、それがどうしようもなく“嫉妬”であることを、ゼファル自身が誰よりよくわかっていた。
side ニア
(ああ……こうやって、あなたはいつも笑っていたのか)
少し離れた柱の陰から、ニアはその光景を見ていた。
花を受け取るリュシアン。
ぎこちなく、それでも一歩ずつ“伝えよう”とするゼファル。
そして、花束を抱えて笑う、あの顔。
それを見た瞬間、胸の奥がきゅっと痛んだ。
(……これを、あの人はずっと、見ていたのか)
リュシアンが花を贈られてあんなふうに喜ぶのを。
ゼファルだけが見ていた。
ゼファルのためにだけ、あの笑顔は向けられた。
自分が何度花を贈っても、届かなかったもの。
ニアは、その静かな苦しみを誰にも見せることなく、ただ一歩だけ後ずさった。
その指が、懐の中の押し花に触れる。
それは、彼自身の想いがそっと形になった、小さな記憶のかけらだった。
ゼファルがふと視線を上げると、柱の影に誰かの気配が去っていくのが見えた。
声はかけなかった。
けれど、その背にあった何かを、確かに感じていた。
(……遅かったのは、俺の方だ)
リュシアンの手が、そっと自分の袖に触れた。
「ゼファル様……?」
「……なんでもない。
……お前の笑顔は、時に、罪深いほどよく似合うな」
リュシアンが不思議そうに微笑む。
その夜、月は静かに、神殿の屋根を照らしていた。
sideリュシアン
今日も、いつもと変わらない一日だった。
祈りを終え、文書を整え、花に水をやり、子どもたちの笑顔に癒される。
——そう、いつもと何も変わらないはずだった。
ただ、違うとすれば。
今日は、ゼファル様がまだいらしていないということ。
いや、毎日顔を出してくださると決められたわけではない。
私がそうお願いしたわけでもない。
それでも、彼が王都に戻って以降、日々のどこかの時間でひょっこりと現れてくれていた。
そのことに、どれだけ私が救われていたか。
今になって、よくわかる。
(……少し、楽に。いや、きっと……とても寂しい)
夕方の陽が、橙のベールを神殿の庭にかけていく。
影が長く伸び、風が少し涼しさを帯びる時間。
その静けさが、胸の中の空白を強調していく。
(今日は、お忙しいのだろうか……)
そんなふうに、ひとり考えていたときだった。
「……リュシアン」
聞き慣れた、けれど決して多くないその声が、
胸の奥を真っ直ぐに射抜いた。
驚くほど自然に、その名は落ちてきた。
まるで、心が一番求めていた“音”を、風が運んできたかのように。
「ゼファル様……?」
振り返ると、そこには、黒衣の男がいた。
日が傾く中、少しだけ髪が乱れ、呼吸が浅い。
まるで、何かを抱えたまま駆けつけたかのような姿。
ゼファル様が、無言で差し出したのは、一束の花束だった。
私はとっさに動けず、ただ見つめてしまった。
すると彼が、低く、少しだけ照れたように眉を寄せて言った。
「……護衛を終えてから、ずっと……渡す機会を逃していた」
その声に背中を押されるように、私は花束を受け取った。
近くで見ると、思わず息を飲むほど美しかった。
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(……これは、まさか)
白百合とすみれは、私の髪と瞳の色に似ている。
それだけで胸がくすぐったくなるほどだったのに、
中央に添えられた黒百合を見て、私は言葉を失った。
以前、ニア様に好きな花を問われたとき、
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——でも、そのときゼファル様はいなかった。
(……ご存じなはず、ないのに)
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無骨で無口で、花になど縁のなかったこの人が、
他の誰でもない“私のために”、花束を贈ってくれたのだから。
その事実だけで、胸の奥に咲いた寂しさはすっかり消え、
今はただ、この花の香りを胸いっぱいに吸い込みたくて、
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