一人ぼっちの辺境伯

暁丸

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オマケ 6

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古来から人は問うてきた『果たして男と女の友情は成り立つのか?』と。
人は答えてきた『不可能ではないにしろ、相当に困難であろう』と。
そして、鬼人もやはり挫折した。

相手は王子だ。身分が違いすぎる。種族も寿命も違う。そして王子には既に婚約者がいる。鬼人が彼の隣に並び立つ事は有り得ない。
だとしても、気持ちを止める事ができないから、人は「恋に『落ちる』」と言うのだ。
戦う事が全て、戦う事が生活でもある鬼人が、不覚にもそれを止める事が出来なかった。そもそも、それが恋だなどと全く気付いても居なかったのだが。


「ちょっといいか?」

騎士と森人に手招きされ、鬼人は部屋の端のテーブルに向かった。茶器とお湯が用意されており、めいめいが勝手に茶を煎れて飲むようになっている。情報の漏洩を警戒し、この部屋には侍女は入れていない。使い終わった茶器は、前室まで出しておくことになっていた。
騎士はチラリと王子を見る。王子は、離れた大きな作業テーブルで、文官と王国の地図を前に何事かの相談をしていた。こちらの声が届く事は無いだろう。

「なんだい?」
「お前、自覚しているか?殿下には既に婚約者があるのだぞ」
「…は?」
「いや、他人の色恋に口を挟むのは野暮って判ってるが、さすがにちょっとマズイ」
「いやちょっと待て、誰が恋だって?」

騎士は無言で鬼人、次いで王子を指さした。

「どこをどう解釈するとそうなるんだよ?」
「……鏡を見てみろよ」

溜息をついた騎士はそう言って手鏡を差し出した。訝し気に受け取った鏡を見て鬼人は愕然とした。

「誰だこれ?」

写っていたのは、目つきの悪い山賊紛いの女剣士ではなく、化粧っ気は無いが健康そうな普通の少女だった。尼僧の姿と相まって、酷く見慣れぬ印象になっている。それが自分だと気づくのに、数泊時が必要なほどだった。

「言い訳できんだろ…」

呆れたように指摘されたが、全く反論できない。
鬼人は首を捻る。なんだ?そうするとここ最近の妙な気持ちが恋というやつだったのか?雇い主への信頼が上がっただけではなかったというのか?

「恋は女の子を綺麗にするって言うのは本当だったんですねぇ」

森人がクスクス笑っている。

「ばっ…お前何を……」
「お相手に問題はありますが、良い事ですよ」
「いいもんか。傭兵が雇い主に惚れるとか、仕事の邪魔にしかならんだろ」
「いや確かにマズイんだが、そっちはむしろ問題ない。お前、その顔するようになってから剣の重さが二割増しだからな」
「え?」
「愛は人を強くしますね」

どうやら王子のためにと、無意識のうちに力が籠っていたらしい。どうしてだ。自分は鬼人だ。戦うための感情しか持たない鬼人がどうしてこうなった?

「勘弁してくれ、鬼人の傭兵が愛だの恋だのと…恥もいい所だ」
「どこがです?恋とは繁殖のための感情であり、つまりは生物なら皆恋をして子孫を残すのです。生物の持つ本能の発露なのですから、恥じる事はありませんよ」
「いや、その言い方は身も蓋もなさすぎるだろ」

騎士が突っ込んだが、鬼人は首を振った。鬼人は、そんなフォローに値しない種族なのだ。

「鬼人は、強い異性を見るとその場で興奮してヤっちまうんだ。でも、どっちが上に乗るかの勝負ってだけで、好きだとかそういうのじゃ無いんだよ。夫婦間も愛情というより強者への尊敬ってのが近い。そして子供が出来ても母親…女の鬼人ですら、自分の闘いの邪魔だとしか思ってない。子供は「弱い」からな。子供を誰かに押し付けて自分は戦いに行っちまうんだ。森人の言う通りなら、あたしらは『生物』ですらないよ、『戦うモノ』だ。…ま、そんなだから、只人より頑丈で3倍近い寿命なのに数を減らしてるんだけどな」

そう、自嘲気味に吐き捨てる。

「繁殖の概念すら希薄なのか…よくそれで絶滅しないな」

騎士は呆れ果てているようだが、森人は大して驚く風も無かった。恐らくは鬼人の生態を知っていたのだろう。

「あなたは、王子を組み伏せて上に乗りたいんですか?」
「んな訳ねぇだろ」
「ということは、あなたはようやく生物らしくなったという事です。人まであと一歩」
「だから言い方!」

騎士が突っ込むが森人はスルーする。

「まだ恥だと思いますか?。人になるのは嫌ですか?」

鬼人は黙ってしまった。自分は鬼人の傭兵だ。戦うために生き、戦って死ぬ。今更他の何かにはなれるとは思えない。

「自分が楽しむために戦うより、誰かの為に戦う方が強い場合もありますよ。強い事は鬼人にとって良い事なのでしょう?」
「そりゃそうだが…」

戸惑う鬼人に、森人はそれ以上言おうとはしなかった。考える時間が必要だと思ったのだろう。

「それはそうとして、司祭様にはバレないようにした方が良いでしょうね。血の雨が降りかねませんし」

鬼人は「あ」という顔をした。基本的にはお淑やかで慈愛に満ちた女司祭だが、こと王子に関しては絶対に譲らない強情さと気の強さを持っている。キレると私情でも神罰を落とそうとする。質が悪い事に、私情絡みでも本当に落ちるのだ。
彼女はここしばらく魔族被害を受けた村や街を慰撫するために城を離れていた。魔族に襲われる危険があるため、助祭以上の実力を持つ神官を派遣する事になり、修道女というタテマエの鬼人は同行していなかった。そろそろ帰城すると連絡があったはずだ、どうにか誤魔化さねばならない。
だが、騎士がそんな企みを一蹴する、絶望的な一言を落とした。

「無理だろ、私たちにバレた事が司祭様に隠し通せると思うか?」

騎士にそう指摘され、森人は固まる。言われてみれば確かにそうだ。いくつか脳内でシミュレートを試みたが、結果はどれも同じだった。騎士は最初から無駄な事は考えない。お手上げとばかりにブン投げている。

「いや、だからお前の自覚を確認したんだよ。魔族の追跡が決まったからにはお前が強くなるのは良い事だが、小隊が内部崩壊とか勘弁願いたい。諦めろと言うのも心苦しいが、波風立てないように司祭様ときっちり話しておけ」
「そ、そうですね…人の恋路に首を突っ込むと鷲獅子に蹴られるとか言いますし、ここは当人同士で頑張ってください……」
「ちょ、そんなの鬼人にできる訳ねぇだろ、逃げないで知恵を貸してくれ」

鬼人が森人を逃がすまいと必死になって抱き着いたところに、一番会いたく無い人物が入ってきた。

「皆さま、お久しぶりです。ただいま帰城……まぁ!、こんな所で淑女が殿方に抱き着くなど…」
「ギャッ出たーっ!」
「……ちょっと、どういう意味です?。『出た』というのは…」

思わず悲鳴を上げてしまい、理由を問い詰められて速攻バレた。自業自得である。
大事の前ということで、かろうじて神罰や血の雨は降らなかったが、小隊にはしばらくは猛吹雪が吹き荒れる事になる。
そして、普段見せない情けない顔で抱き着いて来た鬼人に、森人が少し照れた顔をしていた事には誰も気が付いていなかった。




鬼人の老婆は、ゆっくりと目を開けた。

「…走馬燈…ってやつか……」

もう自分でも忘れかけていた、遠い日の記憶。160年以上前、ほんの短い時間だけ共に過ごし、それでも互いに信頼しあい、そして別れた人たち。それを夢に見るとは思ってもみなかった。
何もかも、彼の言った通りだった。『戦うモノ』だった自分が王子に恋をして『生物』になり、彼と愛し愛され『人』になる事が出来た。そして、出会わなければ最後にこうして懐かしい顔を思い出して温かい心持になる事も無かった。別れがどれほど悲しくとも、出会う事は何よりの宝物だった。

視線を動かすと、もう皺だらけになってしまった右手を、記憶の中と大して変わらない顔の森人がしっかりと握っていた。かなりの歳まで、長剣を片手でブン回せるほど鍛え上げていたが、もう森人の手を握り返す力も残っていない。出会って160年、小娘だった鬼人は皺だらけの老婆になったが、彼はほんの少し老けただけだ。そして、鬼人を見つめる森人の優しい視線は、出会った時からずっと変わらなかった。彼女が老婆になった今でも。
霞んだ目に、寝台の廻りで悲しそうな顔で老婆を見つめる鬼人の子供達の顔が映った。二人が助けた子供達だ。鬼人の老婆が森人と再会した時、今よりはずっと元気ではあったが、もう子供を望むのは無理な年齢だった。だが、森人と只人の剣士との3人で金を稼ぎ、土地を手に入れ、死を待つばかりだった鬼人の子供達を救い育てる事ができた。彼らは間違いなく老婆の子供達なのだ。

彼らの傭兵隊長であり母である鬼人が旅立とうとしているが、子供達は誰一人口を開こうとせず、声を殺して泣いていた。森人との最後の別れを邪魔してはならないと、皆で決めていた。鬼人の子供達は、皆家族を愛する心を持っている。子供達は、自分たちよりずっと寿命の短い只人の剣士を『おっちゃん』と呼んで家族同様に慕い、別れの時はみな涙を流して見送った。子供たちを、他種族でも慕い涙を流せる鬼人に育てる事ができた。子供達を『戦うモノ』ではなく『人』にする。自分がしたかったのはこれなのだと、死の間際の夢が気づかせてくれた。今まで、鬼人は全く気づかずに戦い続けていたのだ、もう自分が『人』である事が当たり前になっていたから。
森人は、最初から気づいて手伝ってくれていたに違いない。

子供達を育て始めてもう数十年になる。最初に育てた子供達は、独り立ちし名を上げている子もいる。彼らはやはり戦う事で糧を得ている。だが、ただ愉しむために戦うのではなく、後に続く『家族』を育てるために協力してくれている。
まだ身体の動く頃、剣士と二人で子供達に剣を教え、一番腕の立つ子に自分の太刀を譲った。魔族との戦いで分捕った剣で、何を斬っても刃こぼれしないので重宝していた。彼はそれを携えて魔族の辺境伯のもとを訪れ、老婆の子だと名乗りを上げて戦っている。
辺境伯は定期的に試合を催し、よほどの身の程知らずでも無い限りは命を奪う事は無かった。そうする事で楽しい戦いが長く続くと理解していたのだ。そして、今や辺境伯に認められれば、どこの国でも一目置かれる剣士と認められるほどの権威ある試合となっていた。何しろ、王都でふるい落とし……予選が行われているほどなのだ。
辺境伯は名乗りを受けると楽しそうに笑い、激戦の末に彼を打ち破ると、「吾輩からかつてのご主人様とその息子に」と言って、見た事もない大きな魔法の石を二つ渡した。馴れ合いを嫌う辺境伯にしては異例の事だった。息子は王家の剣術指南の職を得、余暇には今の子供達にも剣を教えている。
剣だけではない。森人の手ほどきで、魔法使いへの道を進む子もいる。腕力こそが至上の鬼人には考えられない事だ。子供達は、今までの鬼人とは違う鬼人として、只人が支配するこの世界でも生きていけるだろう。戦わない…学者や職人や商人になる鬼人も居るに違いない。もう、子供達の行く末を見る事は叶わないが、老婆はそう確信していた。

老剣士が旅立って数年、老婆は眠っている時間の方が多くなっていた。眠っているというより、意識を無くしている…というのが正解だろう。そして今、目覚める事が出来たのは僥倖だ。自分の口で別れを告げる事ができる。次に目を閉じればもう再び目覚める事はないだろう。


「ごめんな、もうそろそろお別れだ……」

そう言われた森人は静かに微笑んだ。

「楽しかったですよ。ここ数百年で一番」
「そうかい…そりゃよかった。つぎに…会えるのはずいぶん先なんだろうな……」
「ゆっくり待っていてください」

見た目と違い、森人は鬼人の老婆より遥かに年上だ。そして、彼の寿命が尽きるのはまだまだ先の事になるだろう。森人を残し別れなければならない事を覚悟した上で二人は愛し合っていた。自分の死後、彼が新しい愛を見つけるのかは判らない。だが、彼の人生の最後には、彼の言った通り大長編の走馬灯に自分が出演しているだろう。端役ではなく、ヒロイン役である事を期待してもいいだろうか。
老婆のただ一つの心残りは、自分が旅立った後、森人の伴侶となってくれる…同じ時間を生きられる森人の同胞を見つける事が出来なかったことだ。もっとも、それは心残りでもあると同時に、安堵の気持ちでもあったのだが。

「あんまり遅いと…浮気しちまうかもよ…」
「そうなったら待ちますよ、あなたが戻ってくるまで…」

人生の最後にからかってみたが、森人は全く動じない。常と変わらぬ森人の言葉に、鬼人の老婆は微かに微笑む。
死後に行く世界があるとは、鬼人の老婆も信じてはいなかった。だが、もしそんな世界があって、彼女が他の誰かに懸想していたら…この男は本当にそうするだろう。この男は、彼女が何をしようと何も言わず思うままにさせてくれる。そして、結局彼女は彼の元に戻ってしまうのだ。ずっとそうだった。


飢え死にしかけ、暗部として働いた。青年から壮年の最も輝かしい時期を魔族との孤独な戦いに費やした。森人と再会してからは、子供達を育てるために老いた身体に鞭打って戦った。
200年戦い続けた人生だった。

(鬼人らしいじゃないか…あたしは十分幸せだったよ……)

鬼人の老婆は、ゆっくりと目を閉じた。
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みんなの感想(2件)

七紙
2022.04.16 七紙

オマケの更新ありがとうございました。
好きです。

2022.04.16 暁丸

感想ありがとうございます。とても励みになります。創作やっててよかったと思う瞬間です。

解除
Talenti
2021.04.11 Talenti

とても素敵なお話、ありがとうございます!最終話では涙が出ちゃいました。

別れることを辛いと思うよりも、見送ることができるのは幸せだと思う方が、見送る人も見送られる方もなんと幸せな人生を送ることができるでしょう。人はどんなにお金があろうと物を持っていようと、死ぬ時に持って行かれるものは自分の記憶と心だけですから。

「せめてあなたには見知った顔に見送られて旅立って欲しいんですよ」、くーーーっ、森人、カッコよすぎです!!「しれっと」長年秘めてきた鬼人への想いを告白している森人ですが、いやいや〜、森人の想いの深さのなんたることや!最期の時に自分を大切に想ってくれる人が側にいる、それだけで残りの人生は既にとてつもなく幸せなんだと認識させられました。自分が誰かを見送るとき、誰かに見送られるときに、「幸せをありがとう」と言えるように、今日を大事にしようと思いました。

鬼人からの手紙は陛下に届いていたようですが、陛下から鬼人への手紙はあったのかなー、あったらいいなーと思いました。陛下から何か、感謝の言葉か何か、陛下への想いとちょっとの意地だけで陛下の治める国をたった一人で孤独に守り続ける鬼人に、「自分は役に立っている」と実感できるひとときがあったことを願います。

森人が逝くときは、寂しさを感じながら逝くのではなく、昔の仲間、そして鬼人に再会できる喜びを感じながら旅立って欲しいですね。

とても温かく、素敵なお話をありがとうございました。今日は暁丸様のおかげで、人生で最も大切な、でも今まで知らなかった幸せに気づくことができました!



解除

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