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~樹生side~
想定外の出来事
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それから何日もたたないうちに、個室で事務作業をしていた樹生の元に、従業員が慌てて駆け込んできた。
「響さん…っ、また例のガキどもが店の前で暴れてます!」
「~~!!ったく、この忙しい時にあのクソガキは!!」
樹生はイライラしながら、吸いかけの煙草を灰皿に押し付けた。
(下手すりゃ殺されるって言うのに、こっちの気も知らないであいつ…!!!)
樹生が現場に着いた時には、既に喧嘩は終わった後だった。
見事に三人、のされている。
寝不足で苛ついていたのもあったのだろう。
戦い終えスッキリした顔でその場を離れようとした仁太郎に、樹生の中で何かがブツンと切れた。
「お前なあ、いい加減にしろよ…?毎回毎回うちの店の前で喧嘩しやがって。嫌がらせか!?営業妨害なんだよ!」
「…あ?」
樹生の声に、不満そうに振り向く金髪の少年。
恐らく、自分が始めたわけではない喧嘩について咎められたのが不服なのだろう。
不良ごときにメンチをきられたところで、樹生にとっては小型犬がキャンキャン吠えてるのと変わらない。
むしろ、自分に対して必死に警戒心剥き出しで向かってくる仁太郎のことが面白く思えてしまった。
(ちょっと、からかってやろうかな)
普段は面倒事には極力首を突っ込まないようにしている樹生だが、何故かその時は悪戯心が沸いた。
わざと、仁太郎の怒りを買うように挑発する。
それにまんまとのせられた仁太郎は樹生の胸ぐらをつかんだ。これも樹生にとっては想定内である。
護身術は完璧に体に叩き込んである。樹生は胸ぐらを掴まれた時の対処法も熟知しているため、まあとりあえず軽くひっくり返してやろうかなーーなんて思っていたのだが。
「ッ!?」
フッと一瞬体が浮き、目の前が暗くなる。
何が起きたのか、脳が把握する前に樹生と仁太郎はそのまま二人まとめて別の空間に飛ばされてしまったのである。
「響さん…っ、また例のガキどもが店の前で暴れてます!」
「~~!!ったく、この忙しい時にあのクソガキは!!」
樹生はイライラしながら、吸いかけの煙草を灰皿に押し付けた。
(下手すりゃ殺されるって言うのに、こっちの気も知らないであいつ…!!!)
樹生が現場に着いた時には、既に喧嘩は終わった後だった。
見事に三人、のされている。
寝不足で苛ついていたのもあったのだろう。
戦い終えスッキリした顔でその場を離れようとした仁太郎に、樹生の中で何かがブツンと切れた。
「お前なあ、いい加減にしろよ…?毎回毎回うちの店の前で喧嘩しやがって。嫌がらせか!?営業妨害なんだよ!」
「…あ?」
樹生の声に、不満そうに振り向く金髪の少年。
恐らく、自分が始めたわけではない喧嘩について咎められたのが不服なのだろう。
不良ごときにメンチをきられたところで、樹生にとっては小型犬がキャンキャン吠えてるのと変わらない。
むしろ、自分に対して必死に警戒心剥き出しで向かってくる仁太郎のことが面白く思えてしまった。
(ちょっと、からかってやろうかな)
普段は面倒事には極力首を突っ込まないようにしている樹生だが、何故かその時は悪戯心が沸いた。
わざと、仁太郎の怒りを買うように挑発する。
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護身術は完璧に体に叩き込んである。樹生は胸ぐらを掴まれた時の対処法も熟知しているため、まあとりあえず軽くひっくり返してやろうかなーーなんて思っていたのだが。
「ッ!?」
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