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8章 新たな王と新たな時代1 色狂いの聖女
568 仮面 (改)
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「可愛いシャロ。俺の初めて、受け取って」
完全に準備が整っているシャロの中を、ゆっくりゆっくり堪能するように進んでいく。
この世界に来て朝な夕なにみんなと肌を重ねてきたけど、人間族同士で肌を重ねるのは初めてだ。
種族的に肉体強度が低いシャロを他のみんなと同じように抱くのは少し怖いので、慎重すぎるくらいの気持ちでゆっくりシャロと接する事にする。
「はぁぁぁ……。ご主人様の、熱くって硬くって、とっても大きいです……」
「シャロの中も、熱くて狭くてグチョグチョで、凄く気持ちいいよ」
根元まで繋がり互いに抱き合いながら、互いに卑猥な言葉を口にして言葉でも互いを高め合っていく。
とはいえ、彼女の言葉は場を盛り上げるためのリップサービスの可能性が高いからな。
真に受けないようにしつつも、俺も彼女の望む言葉を返していこう。
「あの……ご主人様……」
「ん? なぁにシャロ。何でも言って」
「はい。それでははしたなくも申し上げさせていただきますが……」
朱に染まった表情と甘い吐息を溢しながら、少し言い辛そうにもじもじとするシャロ。
……なんか予想がつくぞコレ。
さっきご主人様呼びをおねだりされた時と同じ反応だもん。
「恐らくご主人様は、私の体を気遣ってこうしてゆっくり愛してくださっているのだと思いますが……。はしたないシャロは、スレッドドレッドの巣穴で受けたような容赦の無い責めや、先ほどお尻を叩かれたような強い刺激が欲しゅうございます……」
「……へぇ」
シャロの卑猥なおねだりよりも、前半部分に思わず感心してしまう。
俺はシャロへの気遣いを一切口に出した覚えは無いのに、シャロは俺の動きから俺の思考を完璧に読み取って見せた。
ニーナや他のみんなが俺の思考を読み取るのとは違う、完全に洞察力だけで俺の動きの意図を読み切ったのだ。
やっぱりシャロって、色狂いの裏に物凄く優秀な知性を隠してる気がするな。
「どうかご主人様。全力でシャロの中を殴りつけ、淫乱なシャロを満足させていただけないでしょうか……?」
そしてこの少し挑発的とも取れる、男のプライドをくすぐるようなこのおねだり。
これは最初の男に仕込まれたものとはとても思えない、ある種ご主人様を貶すニュアンスの含まれたおねだりだ。
恐らく俺がこの程度ではシャロに不快感を抱かないと読み切って、少し強めのおねだりを試しているんだろう。
始めに仕込まれたものを相手に合わせてしっかりとアレンジして出してくるあたり、シャロが色事を楽しんでいたというのも本当で、シャロの地頭の良さも窺えてしまうなぁ。
エロいことをしているはずなのに、なんだかシャロに驚かされてばかりだなー。
「ごめんねシャロ。シャロも見てたから分かると思うけど、俺って結構早い方なんだ。だからこんなに気持ちいいシャロの中をゆっくり味わいたくってゆっくりさせてもらいたいんだけど……ダメ?」
「ふふ。淫乱なシャロにはご主人様の嘘は直ぐに分かるんですよ? ご主人様がそんなにすぐ果てる男性でしたら、先ほどのキス中に何度か果てておられないと辻褄が合いません」
うお、あれだけ乱れている中でも、しっかりと冷静に正確な情報を集めていたのかよ。侮れないなぁ。
今もゆっくりめとは言えずーっと行ったり来たりを続けてるのに、こんなにトロトロでも思考能力は失ってないみたいだ。
うっとりとした顔で俺を見詰めながら、けれど何処までも淫らに俺を誘ってくるシャロ。
「人間族の女性を抱いたことが無いので、私の体を労わってくださっているのでしょう? 本当に優しいご主人様……。でも淫らなシャロには、もっと強い快感が欲しいのです。どうか……」
「……う~ん。可愛いシャロのおねだりは聞いてあげたいけど、どうやら俺はシャロのご主人様として振舞うのは難しそうかな」
「……え?」
別に多少の演技はあっても構わないんだけど、ここまで完璧に冷静でいられるとこっちの方も冷めてきちゃうんだよなぁ。
勢いのままシャロと1つになっちゃったけど、やっぱり彼女の問題を解決してからじゃないと楽しめないかもしれない。
ティムルの時と同じように、まずは話を聞かなきゃダメだな。
「ままま待って!? お、お待ちくださいご主人様っ!」
またの機会に仕切り直しかなぁと体を離そうとした俺に、両手両足で必死にしがみ付いてくるシャロ。
今までの甘い雰囲気などまったく残っていない、アンクを見たときと同じくらいの必死さを感じる。
何も言わずに体を離そうとしたのは我ながら失敗だった。
シャロを不安にさせちゃったかな?
「ごめんごめん。別に気分を害したわけじゃないんだ。ただお互いの意見が一致してないから、ここは1度仕切りなおそうとしただけだよ」
「うっ、嘘でございましょう!? ここまでされてまたの機会になど、そんなのいくらなんでも酷すぎますっ! ちゃんと私を満足させてくださいませっ!」
「って言われてもね……。俺はシャロを激しく愛したい気分じゃないけど、シャロは激しく愛されたい気分なんでしょ? 男女の秘め事ってお互いの気持ちが一致してないと気持ちよくなれないと思うんだー」
いくらシャロが色事を楽しんでいたと言っても、複数の男に食い物にされてきたシャロを乱暴に扱う気にはなれないんだよなぁ。
俺がこんなこと考えている事も、きっとシャロには伝わっていることだろう。
「とりあえず1度離してくれないかな? お互い冷静になろう?」
「ここまでしておいて、冷静も何もないでしょう!? 嫌ですっ! 絶対に離れませんからっ!」
「と言っても、俺はシャロの要望通りには動けないし……。やっぱり俺はシャロの相手として相応しくないんじゃない?」
「そんなことはっ! そんなことないですからっ!! 済みませんっ! 我が侭を言って本当に申し訳ありませんでしたっ!! もうつまらない口は挟みませんから! どうかっ! どうかっ……!!」
いや、別にシャロのことを責める気はないんだけどな?
この焦りようを見るに、今の今まで正確に俺の思考を読み取ってくれていたのに、今の俺の気持ちは伝わってないように思える。
さっきまで驚くほどの洞察力を感じていたのに、何かがきっかけで驚くほど鈍感になっちゃったっぽいね。
「……離れるほうが冷静になれないか。じゃあちょっと滑稽かもしれないけど、このままお話しよっか」
「えっ!? あ……あふぅ……」
必死に縋りつくシャロの背中に両手を回し、俺の方からもぎゅーっとシャロを抱き締める。
安心したように力を抜いた隙を見逃さず、一気にシャロから体を離す……、なんてことはせず、シャロに負担がかからないように横に反転して、シャロのほうを上にしてあげる。
「落ち着いてシャロ。お前を嫌いになったりしたわけじゃないってば。ただシャロの話が聞きたくって……」
「う、うぅ……。お嫌いじゃないのでしたら、どうか、どうかお情けをぉ……」
なんだかえぐえぐとガチ泣きし始めたシャロの体をしっかり抱き締め、彼女が安心するように根元まで完全に身を沈める。
このままでも気持ちいいことは気持ち良いんだけど、とても最後までいける気がしないんだよな。
「ねぇシャロ。今までどんな男にどんな風に抱かれてきたか、俺に教えてくれないかな?」
「ふぇ……? そ、そんなことをお知りになりたがるなんてご主人様は変わってらっしゃいますね? 他の男との情事の内容を知りたがったのはあの馬鹿以来ですよ?」
「……ロイ殿下のはどうせ仕込みの確認でしょ。そうじゃなくって、俺はシャロの歩んできた人生が知りたいんだ。シャロを貰うと決めたからには、シャロの全部を受け止めて愛したいんだよ」
えっちに積極的なシャロの体を貪って、意識も記憶も飛ばすくらいに気持ちよくさせてやることは出来るだろう。
……けれど、それじゃシャロの本質には恐らく辿り着けない。
あそこまでシャロを想いながらも、自分たちではどうしようもないと俺にシャロの幸せを託した、アンクたちの行動にどうしても説明がつかないんだ。
「勿論シャロが話したくないのなら無理に話さなくてもいいけど……。気にしないって言うなら、始めから全部教えてくれないかな? シャロが体験してきた人生を」
「いえ、話すのは全然構いませんよ? ですが私の話を聞くと、大抵の男性は萎縮してしまうので……」
「仮にそうなったとしても、俺はこのまま続ける気が無いから一緒でしょ? なら話してみた方が良くないかな?」
「……そこまで仰るなら。どんな男にどんな風にと語るのであれば、少々長くなってしまいますが」
そう前置きをして語られたのは、聞いていて吐き気を催してくるようなシャロの今までの男性遍歴だった。
初めてをなし崩し的に奴隷に奪われ、その奴隷に昼夜を問わず抱かれ続け、男好みに染め上げられた12歳の少女のシャロ。
しかしひと月も待たずにシャロを仕込んだ男は処刑され、疼く体をロイ殿下に慰めてもらった6年間。
その6年間は奴隷に仕込まれた事を更に深く教え込まれ、けれど何も考えずに安心できた穏やかな時間だったらしい。
ロイ殿下との距離感が妙に近いと思っていたけど、少女時代に救われた自覚があるのか。
たとえロイ殿下に貪られようとも、ロイ殿下と過ごした時間に安らいでいたことは間違いないと。
「ですが信じられますか? あの馬鹿、毎日毎日私の体を貪っておきながら、私が関係をやめようとした途端、私の体に飽きただの、同じ女を数年抱くものじゃないとか言い出したんですよ?」
「ははっ。実にロイ殿下らしい話だけど信じられないなぁ? こんなに可愛くて気持ちいいシャロに飽きるなんて、そんなこと信じられないよ」
「んもぅ。だったらお情けを下さいったら、ご主人様ぁ……」
「ダーメ。ちゃんと最後まで話をしてからだよ。それまではこうしてぐりぐりしてあげるから、話の続きを聞かせてくれる?」
「んっ……もうっ……! なにが早いほう、ですかぁ……! こんなに長い時間、ずっと1番奥を抉っておいてぇ……」
ロイ殿下への不平を溢している時のシャロには人間味を感じられるな。
それと可愛いと言われて照れる反応も素の反応のように感じる。
コレはやはり、シャロ自身も自覚出来ていない素の部分なんだろう。
「そ、それでぇ……。あの馬鹿と距離を取って、こここっ、今度はぁ……! 私が主導権を握りたくなってぇ……! 男娼を持つ事にしたんで……はぁんっ」
さっきまで普通にしていたのに、まるで話すたびに感度が上がっていくかのように喘ぎ始めるシャロ。
それまで自分より性的に熟練した男に弄ばれたシャロは、今度は自分のほうが優位に立ってみたいと、15歳の借金奴隷を購入したそうだ。
シャロの男娼って元はトライラム教会の孤児なんだ? 道理で素直にシャロの幸せを願って送り出すわけだ……。
「あぁぁぁんっ! んあっ! あああああっ……!」
会話がしにくくなってきたので、ぐりぐりはちょっと手加減して、と。
明らかに始めよりも身体の感度が跳ね上がってきてるね? いいよいいよー気持ち良いよー。
「シャロの奴隷って犯罪奴隷じゃないんだね? なら仮にシャロが身分を捨ててウチに嫁いできても一緒に面倒見れるかな?」
「あ……全員がぁ、借金奴隷と言うわけではぁ……はぁ……はぁ……。アンクのように犯罪奴隷として王家の所有物扱いになっている者もぉ……」
どうやら外見的に気に入った犯罪奴隷や、その奴隷の家族なども引き受けて面倒を見たりしているらしい。
愛妾以外は生かさず殺さずくらいの匙加減で酷使していたそうだけど、発光魔玉による浸透の量り方が伝わってからは奴隷たちの職業浸透も積極的に進めていたらしい。
「最近はご主人様のおかげで、元カリュモード商会の犯罪奴隷が沢山手に入りまして。その者たちを使って服飾関係を中心に商売を始めたんですよ。スレッドドレッドのお世話は元々私の管轄でしたし、コレだなって」
「あ、もしかしてスレッドドレッド製品に下着や寝具が多いのは、シャロがプロデュースしてくれたからなのかな? ありがとシャロ。我が家でも凄く愛用させてもらってるよ」
「ふふ。ご利用ありがとうございますっ。本格的に商売をし始めたのは本当に最近なんですけど、下着と寝具は私もあの馬鹿も拘りますので、以前から細々と手掛けていたんですよねー」
体の1番奥まで貫かれた状態なのに、すっかりリラックスして楽しそうに笑うシャロ。
淫乱で卑猥なシャロが嫌いなわけじゃないんだけど、俺に体をこすり付けるのも忘れて嬉しそうに笑っているシャロのほうがずっと魅力的に感じるなぁ。
「ご主人様に好色家の存在を教えていただいて、みんなとの夜の生活も充実しているつもりだったんですけどねぇ……」
楽しげに笑っていたシャロが、不満げに頬を膨らませる。
なんだか会話が進むほどに、性的じゃないシャロの魅力が引き出されていくみたいだ。
どうやらシャロの悩みの1つに、男娼達が定期的に新しい男娼を勧めてくるというのがあるらしい。
シャロとしては愛妾たちの限界を超えて求めてしまっている自分が悪いと思い込んでいるようだけど、愛妾たちの反応はシャロに不満を持っているようには感じられなかった。
「っていうか勢いでシャロのこと貰っちゃったけど、ちゃんとシャロの所有してる奴隷のことやスレッドドレッドのこと、シャロが始めた商売のことなんかも話し合わなきゃいけなかったね。王家所有の犯罪奴隷たちだってシャロから離れたくないだろうし」
「えっ? えっ? そ、それはとても嬉しいのですけど、ご主人様の負担ではありませんか……? 最長で6年もの間、私と肌を重ねた男性もいるのですが……」
本気で申し訳無さそうにしながらも、明らかに弾んだ声で恐る恐る問いかけてくるという、なんとも器用な事をしてくれるシャロ。
でもねシャロ、そんなに嬉しそうに思い切り締め付けてきたら、シャロの本音が丸分かりだからね。
「シャロ個人が購入した借金奴隷は問題ないだろうけど、王家所有の犯罪奴隷についてはゴブトゴさんに確認しに行こうか。グズグズしてるとあの馬鹿殿下に使い潰されかねないし」
「たっ、確かにあの馬鹿なら、優秀な者達をあっさり掻っ攫っていきかねませんっ……! で、ですが犯罪奴隷を引き受けるなど正気ですかっ?」
ふっふっふー。そんな正気を疑うような顔をしたって誤魔化されないよー?
シャロの中がおねがいおねがいって必死になって締め付けてきてるんだもんねー。
「俺の所有するアライアンスの1つに、犯罪奴隷専門のクリミナルワークスってのがあるんだよ。ぶっちゃけもうアライアンス規模で犯罪奴隷を引き受けてるんだ。今更多少増えてもどうってことないよ」
「ほっ、本当でございますか……! で、でしたら是非、是非彼らのことも引き受けてくださいませ……! その為ならご主人様のどんな要望にも応えてみせましょうっ!」
「ふふ。シャロは可愛いなぁ。ようやく気分が乗ってきたよ。再開していい?」
「え、再開って……きゃっ」
再度体を横に半回転させ、驚いた声を上げたシャロに覆い被さり柔らかい口に蓋をする。
元トライラム教会の孤児達が心酔するわけだ。
シャロって最初っから最後まで他人のことしか考えてないんだもん。
さっきまでも気持ち良かったけど、さっきと比べて不規則に締まるシャロの体は、なんだか演技を感じさせない自由さを思わせた。
男の求める淫乱な女性を演じるのも、結局は相手のためだったりするのか?
そんなどこまでも自分を省みないシャロのこと、誰よりも幸せにしてあげるからね。
……しっかしこんなに献身的で、以前から細々とは言え商売に携わっていたというシャロが、国庫に手をつけて税金を着服なんて……するかなぁ?
完全に準備が整っているシャロの中を、ゆっくりゆっくり堪能するように進んでいく。
この世界に来て朝な夕なにみんなと肌を重ねてきたけど、人間族同士で肌を重ねるのは初めてだ。
種族的に肉体強度が低いシャロを他のみんなと同じように抱くのは少し怖いので、慎重すぎるくらいの気持ちでゆっくりシャロと接する事にする。
「はぁぁぁ……。ご主人様の、熱くって硬くって、とっても大きいです……」
「シャロの中も、熱くて狭くてグチョグチョで、凄く気持ちいいよ」
根元まで繋がり互いに抱き合いながら、互いに卑猥な言葉を口にして言葉でも互いを高め合っていく。
とはいえ、彼女の言葉は場を盛り上げるためのリップサービスの可能性が高いからな。
真に受けないようにしつつも、俺も彼女の望む言葉を返していこう。
「あの……ご主人様……」
「ん? なぁにシャロ。何でも言って」
「はい。それでははしたなくも申し上げさせていただきますが……」
朱に染まった表情と甘い吐息を溢しながら、少し言い辛そうにもじもじとするシャロ。
……なんか予想がつくぞコレ。
さっきご主人様呼びをおねだりされた時と同じ反応だもん。
「恐らくご主人様は、私の体を気遣ってこうしてゆっくり愛してくださっているのだと思いますが……。はしたないシャロは、スレッドドレッドの巣穴で受けたような容赦の無い責めや、先ほどお尻を叩かれたような強い刺激が欲しゅうございます……」
「……へぇ」
シャロの卑猥なおねだりよりも、前半部分に思わず感心してしまう。
俺はシャロへの気遣いを一切口に出した覚えは無いのに、シャロは俺の動きから俺の思考を完璧に読み取って見せた。
ニーナや他のみんなが俺の思考を読み取るのとは違う、完全に洞察力だけで俺の動きの意図を読み切ったのだ。
やっぱりシャロって、色狂いの裏に物凄く優秀な知性を隠してる気がするな。
「どうかご主人様。全力でシャロの中を殴りつけ、淫乱なシャロを満足させていただけないでしょうか……?」
そしてこの少し挑発的とも取れる、男のプライドをくすぐるようなこのおねだり。
これは最初の男に仕込まれたものとはとても思えない、ある種ご主人様を貶すニュアンスの含まれたおねだりだ。
恐らく俺がこの程度ではシャロに不快感を抱かないと読み切って、少し強めのおねだりを試しているんだろう。
始めに仕込まれたものを相手に合わせてしっかりとアレンジして出してくるあたり、シャロが色事を楽しんでいたというのも本当で、シャロの地頭の良さも窺えてしまうなぁ。
エロいことをしているはずなのに、なんだかシャロに驚かされてばかりだなー。
「ごめんねシャロ。シャロも見てたから分かると思うけど、俺って結構早い方なんだ。だからこんなに気持ちいいシャロの中をゆっくり味わいたくってゆっくりさせてもらいたいんだけど……ダメ?」
「ふふ。淫乱なシャロにはご主人様の嘘は直ぐに分かるんですよ? ご主人様がそんなにすぐ果てる男性でしたら、先ほどのキス中に何度か果てておられないと辻褄が合いません」
うお、あれだけ乱れている中でも、しっかりと冷静に正確な情報を集めていたのかよ。侮れないなぁ。
今もゆっくりめとは言えずーっと行ったり来たりを続けてるのに、こんなにトロトロでも思考能力は失ってないみたいだ。
うっとりとした顔で俺を見詰めながら、けれど何処までも淫らに俺を誘ってくるシャロ。
「人間族の女性を抱いたことが無いので、私の体を労わってくださっているのでしょう? 本当に優しいご主人様……。でも淫らなシャロには、もっと強い快感が欲しいのです。どうか……」
「……う~ん。可愛いシャロのおねだりは聞いてあげたいけど、どうやら俺はシャロのご主人様として振舞うのは難しそうかな」
「……え?」
別に多少の演技はあっても構わないんだけど、ここまで完璧に冷静でいられるとこっちの方も冷めてきちゃうんだよなぁ。
勢いのままシャロと1つになっちゃったけど、やっぱり彼女の問題を解決してからじゃないと楽しめないかもしれない。
ティムルの時と同じように、まずは話を聞かなきゃダメだな。
「ままま待って!? お、お待ちくださいご主人様っ!」
またの機会に仕切り直しかなぁと体を離そうとした俺に、両手両足で必死にしがみ付いてくるシャロ。
今までの甘い雰囲気などまったく残っていない、アンクを見たときと同じくらいの必死さを感じる。
何も言わずに体を離そうとしたのは我ながら失敗だった。
シャロを不安にさせちゃったかな?
「ごめんごめん。別に気分を害したわけじゃないんだ。ただお互いの意見が一致してないから、ここは1度仕切りなおそうとしただけだよ」
「うっ、嘘でございましょう!? ここまでされてまたの機会になど、そんなのいくらなんでも酷すぎますっ! ちゃんと私を満足させてくださいませっ!」
「って言われてもね……。俺はシャロを激しく愛したい気分じゃないけど、シャロは激しく愛されたい気分なんでしょ? 男女の秘め事ってお互いの気持ちが一致してないと気持ちよくなれないと思うんだー」
いくらシャロが色事を楽しんでいたと言っても、複数の男に食い物にされてきたシャロを乱暴に扱う気にはなれないんだよなぁ。
俺がこんなこと考えている事も、きっとシャロには伝わっていることだろう。
「とりあえず1度離してくれないかな? お互い冷静になろう?」
「ここまでしておいて、冷静も何もないでしょう!? 嫌ですっ! 絶対に離れませんからっ!」
「と言っても、俺はシャロの要望通りには動けないし……。やっぱり俺はシャロの相手として相応しくないんじゃない?」
「そんなことはっ! そんなことないですからっ!! 済みませんっ! 我が侭を言って本当に申し訳ありませんでしたっ!! もうつまらない口は挟みませんから! どうかっ! どうかっ……!!」
いや、別にシャロのことを責める気はないんだけどな?
この焦りようを見るに、今の今まで正確に俺の思考を読み取ってくれていたのに、今の俺の気持ちは伝わってないように思える。
さっきまで驚くほどの洞察力を感じていたのに、何かがきっかけで驚くほど鈍感になっちゃったっぽいね。
「……離れるほうが冷静になれないか。じゃあちょっと滑稽かもしれないけど、このままお話しよっか」
「えっ!? あ……あふぅ……」
必死に縋りつくシャロの背中に両手を回し、俺の方からもぎゅーっとシャロを抱き締める。
安心したように力を抜いた隙を見逃さず、一気にシャロから体を離す……、なんてことはせず、シャロに負担がかからないように横に反転して、シャロのほうを上にしてあげる。
「落ち着いてシャロ。お前を嫌いになったりしたわけじゃないってば。ただシャロの話が聞きたくって……」
「う、うぅ……。お嫌いじゃないのでしたら、どうか、どうかお情けをぉ……」
なんだかえぐえぐとガチ泣きし始めたシャロの体をしっかり抱き締め、彼女が安心するように根元まで完全に身を沈める。
このままでも気持ちいいことは気持ち良いんだけど、とても最後までいける気がしないんだよな。
「ねぇシャロ。今までどんな男にどんな風に抱かれてきたか、俺に教えてくれないかな?」
「ふぇ……? そ、そんなことをお知りになりたがるなんてご主人様は変わってらっしゃいますね? 他の男との情事の内容を知りたがったのはあの馬鹿以来ですよ?」
「……ロイ殿下のはどうせ仕込みの確認でしょ。そうじゃなくって、俺はシャロの歩んできた人生が知りたいんだ。シャロを貰うと決めたからには、シャロの全部を受け止めて愛したいんだよ」
えっちに積極的なシャロの体を貪って、意識も記憶も飛ばすくらいに気持ちよくさせてやることは出来るだろう。
……けれど、それじゃシャロの本質には恐らく辿り着けない。
あそこまでシャロを想いながらも、自分たちではどうしようもないと俺にシャロの幸せを託した、アンクたちの行動にどうしても説明がつかないんだ。
「勿論シャロが話したくないのなら無理に話さなくてもいいけど……。気にしないって言うなら、始めから全部教えてくれないかな? シャロが体験してきた人生を」
「いえ、話すのは全然構いませんよ? ですが私の話を聞くと、大抵の男性は萎縮してしまうので……」
「仮にそうなったとしても、俺はこのまま続ける気が無いから一緒でしょ? なら話してみた方が良くないかな?」
「……そこまで仰るなら。どんな男にどんな風にと語るのであれば、少々長くなってしまいますが」
そう前置きをして語られたのは、聞いていて吐き気を催してくるようなシャロの今までの男性遍歴だった。
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しかしひと月も待たずにシャロを仕込んだ男は処刑され、疼く体をロイ殿下に慰めてもらった6年間。
その6年間は奴隷に仕込まれた事を更に深く教え込まれ、けれど何も考えずに安心できた穏やかな時間だったらしい。
ロイ殿下との距離感が妙に近いと思っていたけど、少女時代に救われた自覚があるのか。
たとえロイ殿下に貪られようとも、ロイ殿下と過ごした時間に安らいでいたことは間違いないと。
「ですが信じられますか? あの馬鹿、毎日毎日私の体を貪っておきながら、私が関係をやめようとした途端、私の体に飽きただの、同じ女を数年抱くものじゃないとか言い出したんですよ?」
「ははっ。実にロイ殿下らしい話だけど信じられないなぁ? こんなに可愛くて気持ちいいシャロに飽きるなんて、そんなこと信じられないよ」
「んもぅ。だったらお情けを下さいったら、ご主人様ぁ……」
「ダーメ。ちゃんと最後まで話をしてからだよ。それまではこうしてぐりぐりしてあげるから、話の続きを聞かせてくれる?」
「んっ……もうっ……! なにが早いほう、ですかぁ……! こんなに長い時間、ずっと1番奥を抉っておいてぇ……」
ロイ殿下への不平を溢している時のシャロには人間味を感じられるな。
それと可愛いと言われて照れる反応も素の反応のように感じる。
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「そ、それでぇ……。あの馬鹿と距離を取って、こここっ、今度はぁ……! 私が主導権を握りたくなってぇ……! 男娼を持つ事にしたんで……はぁんっ」
さっきまで普通にしていたのに、まるで話すたびに感度が上がっていくかのように喘ぎ始めるシャロ。
それまで自分より性的に熟練した男に弄ばれたシャロは、今度は自分のほうが優位に立ってみたいと、15歳の借金奴隷を購入したそうだ。
シャロの男娼って元はトライラム教会の孤児なんだ? 道理で素直にシャロの幸せを願って送り出すわけだ……。
「あぁぁぁんっ! んあっ! あああああっ……!」
会話がしにくくなってきたので、ぐりぐりはちょっと手加減して、と。
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どうやら外見的に気に入った犯罪奴隷や、その奴隷の家族なども引き受けて面倒を見たりしているらしい。
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「あ、もしかしてスレッドドレッド製品に下着や寝具が多いのは、シャロがプロデュースしてくれたからなのかな? ありがとシャロ。我が家でも凄く愛用させてもらってるよ」
「ふふ。ご利用ありがとうございますっ。本格的に商売をし始めたのは本当に最近なんですけど、下着と寝具は私もあの馬鹿も拘りますので、以前から細々と手掛けていたんですよねー」
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「ご主人様に好色家の存在を教えていただいて、みんなとの夜の生活も充実しているつもりだったんですけどねぇ……」
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どうやらシャロの悩みの1つに、男娼達が定期的に新しい男娼を勧めてくるというのがあるらしい。
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「っていうか勢いでシャロのこと貰っちゃったけど、ちゃんとシャロの所有してる奴隷のことやスレッドドレッドのこと、シャロが始めた商売のことなんかも話し合わなきゃいけなかったね。王家所有の犯罪奴隷たちだってシャロから離れたくないだろうし」
「えっ? えっ? そ、それはとても嬉しいのですけど、ご主人様の負担ではありませんか……? 最長で6年もの間、私と肌を重ねた男性もいるのですが……」
本気で申し訳無さそうにしながらも、明らかに弾んだ声で恐る恐る問いかけてくるという、なんとも器用な事をしてくれるシャロ。
でもねシャロ、そんなに嬉しそうに思い切り締め付けてきたら、シャロの本音が丸分かりだからね。
「シャロ個人が購入した借金奴隷は問題ないだろうけど、王家所有の犯罪奴隷についてはゴブトゴさんに確認しに行こうか。グズグズしてるとあの馬鹿殿下に使い潰されかねないし」
「たっ、確かにあの馬鹿なら、優秀な者達をあっさり掻っ攫っていきかねませんっ……! で、ですが犯罪奴隷を引き受けるなど正気ですかっ?」
ふっふっふー。そんな正気を疑うような顔をしたって誤魔化されないよー?
シャロの中がおねがいおねがいって必死になって締め付けてきてるんだもんねー。
「俺の所有するアライアンスの1つに、犯罪奴隷専門のクリミナルワークスってのがあるんだよ。ぶっちゃけもうアライアンス規模で犯罪奴隷を引き受けてるんだ。今更多少増えてもどうってことないよ」
「ほっ、本当でございますか……! で、でしたら是非、是非彼らのことも引き受けてくださいませ……! その為ならご主人様のどんな要望にも応えてみせましょうっ!」
「ふふ。シャロは可愛いなぁ。ようやく気分が乗ってきたよ。再開していい?」
「え、再開って……きゃっ」
再度体を横に半回転させ、驚いた声を上げたシャロに覆い被さり柔らかい口に蓋をする。
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シャロって最初っから最後まで他人のことしか考えてないんだもん。
さっきまでも気持ち良かったけど、さっきと比べて不規則に締まるシャロの体は、なんだか演技を感じさせない自由さを思わせた。
男の求める淫乱な女性を演じるのも、結局は相手のためだったりするのか?
そんなどこまでも自分を省みないシャロのこと、誰よりも幸せにしてあげるからね。
……しっかしこんなに献身的で、以前から細々とは言え商売に携わっていたというシャロが、国庫に手をつけて税金を着服なんて……するかなぁ?
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【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
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【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
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しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
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といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
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『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
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【あらすじ】
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背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
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しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
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『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
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僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
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