悶える首輪

萩原 操

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第14章

貸出制度(2)

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私は首輪と貞操帯装着されての服装で調教師様とホテルロビーで女性をお待ちした マスクはなく女性には初めて顔を晒す事になる

少し遅れて女性が来られたが 身体の線が明確にわかる身体にフィットした洋服で高めのハイヒールが女王様然とした印象を受け ホテルロビーという設定には少し違和感あったが 女性の容姿を考慮すれば 現在の言葉ではセレブの少し派手な服装として見れる しかし当時はセレブという概念はもちろん言葉もなかった

クラブでの女性の印象や雰囲気から抜けようと意識された意欲が感じられたのですが どちらが真の御本人かはわかりませんが クラブでの着物のイメージを払拭し 女王様然を意識されたのかもしれない
 
私は旅館の若女将然の方が高揚するのだが………… 

クラブでの着物姿での鞭責めでは私は自身と責める着物女性を頭で映像化し 隠微で古風な男女逆の拷問絵を描いており マゾに目覚めた事の喜びすら感じておりました 着物姿の激しくサド的でしとやかさも兼ね備えた姿に溺れ悶えていたと思う

しかしその日の洋服の女王様然とした様子にはクラブでの姿とのギャップに失望していたのかもしれない

女性からは部屋番号を知らされ 自ら部屋に入ったあとしばらくの後部屋に来るよう指示されます 女性はフロントに向かい部屋キーを受け取られ エレベーターホールへ歩まれ部屋へ向われた

クラブでの着物姿からは旅館の若女将を勝手に想像していたが ホテルでお会いした様子との乖離は 女性の日常生活や身元への興味を起こさせた しかし私は興味のみで留まらねばならない立場であるのを肝に銘じていた

調教師様と私はしばらく待機して後エレベーターで部屋に向かいました エレベーターの中で私の首輪に鎖リードが装着されます 他人がエレベーターに乗り合わせる危惧もありましたが 調教師様は気にも留めず 私の気分昂揚を促しているかのようにロビーでの態度から一変し 調教師モードにスイッチが入ったかのような雰囲気を漂わせていた

私にとりましては幸い他者にお会いすることもなく部屋のドア前に到着し 調教師様はノックすることもなく部屋に入られ 私はリードに従い後に続いた 

ツイン部屋で大きなテーブルと花瓶 壁に接した仕事机とスタンド テレビなど普通のホテル設備が備えられた部屋 
 
部屋に入ると私は自ら四つん這いになりリードで引かれながら部屋の中央までゆき 調教師様はリードの先を手摺りに繋ぎ 私はお座りの姿勢で待機するよう命じられた

調教師様は大きなカバンから責め具 縄 バイブ 浣腸器 鞭その他女性から要望のバイブなどをベッドに並べられテーブルやデスクにはキャンドルを置かれ さらにバスに湯を満たされました

準備を済まされると女性と調教師様はお二人で紅茶を飲まれながらの雑談 女性からスナック菓子が私の前脚の前に投げられ私は口を近づけ頂きます 

調教師様はお手と引き換えに手の上の菓子を私に与えます 繋がれていたリードを女性が持ち私を引き寄せ後ろ脚を上げさせ股間を笑われながら触手され勃起状態である事を確認され私は軽く軽くビンタされた

キャンドルに灯りが点され窓の二重カーテンが閉められるとキャンドルの灯りだけとなり 妖しいムードを醸し出します

調教師様に衣服を脱ぐよう指示され私は首輪と貞操帯のみの全裸になり お座りの姿勢でご調教前の待機です

女性が衣服を脱がれると 黒いレザーを拘束具のようにまとい 女王様の雰囲気を漂わせた姿に変わられました ご自宅からレザーをまとわれていたようだった

調教師様も衣服を脱がれると同じような姿になり私は気圧されたのです 二人の女王様に囲まれ圧倒されました 後でお聞きしたところ女性からの依頼で調教師様もいつもとは異なる衣裳になられ 私は貞操帯を外され完全全裸になり調教師様に緊縛され厳しい股縄を施されテーブルの上でうつ伏せ姿勢をとらされた

女性はペニスバンドを装着されたまま私を鞭責めです 淫乱な言葉と触手で間をあけて私の尻を中心に鞭打ち そしてアナルの股縄を左右に拡げ潤滑剤をアナルに塗りながら指でアナルを突き刺し 私は少しの痛みと快感を感じながら悶えると 調教師様がペニスを握り私のさらなる昂揚を誘い 私はお二人にアナルとペニスを責められた

継続されれば即射精だが寸前で止められ さらに責めが始まりそして止められます このような苦しみは初めてだった

私はベッドに移されうつ伏せの姿勢をとらされ アナル用バイブをアナルに挿入されスイッチオンのまま待機放置

女性と調教師様はコーヒーブレイクに入りお二人はSMの事 性癖の事 経験の事などを話し合いながら私のアナルに挿入されたバイブを眺めておられた

女性は細目のペニスバンド装着のままコーヒーを飲まれていたのですが 潤滑剤を塗られた片方の手でペニスをしごいておられました 調教師様も同じ動作です 私はペニスバンドでお二人に犯される事を予想しておりました

コーヒーブレイクが終わると女性と調教師様は全裸になられ 私はアナルバイブが拔かれ股縄が外され 女性は私の後ろからペニスバンドの細目のペニスを私のアナルにあてがい アナル入口で出し入れを繰り返し 私のペニスをきつく握りもてあそばれた 

そして一気に深く挿入すると激しく往復動せられ 昂揚し始めると調教師様が女性の後ろに位置し 女性のアナルに潤滑剤を塗り優しく指でアナルをほぐし初め ペニスバンドの横側から別の指で陰部を犯し始めたのです 

女性は私のアナルを犯しながら声をあげ悶えると調教師様のペニスバンドのペニスが女性のアナルを突刺したのです 一匹と二人がアナルでつながった事になった

女性は調教師様の陰部への愛撫・責めとペニスによるアナル責めで絶頂でいかれました 調教師様に命じられ女性の陰部から漏れる体液を吸取り舌にて舐めさせて頂くと 女性は私の頭をつかみ陰部に押し付けた

女性はベッドに倒れ込み 目は空を浮遊しているかのように陶然とした様子 女性がペニスバンド二つを要望した理由が明らかになった

二度目の休憩となります 調教師様は女性からペニスバンドを外し 女性の回復を待たれます

女性が回復すると調教師様に抱かれるように身体を預けます そして再度コーヒーブレイクになった

そしてお二人はベッドでレズビアン行為を始め 私は唖然としただ見入るだけでした 

キス 舐めあい 調教師様は女性のバストから全身に舌を這わせ陰部とアナルには指と舌で愛撫します 女性が声をあげ昂揚すると両側バイブを持ち女性の陰部に挿入し反対側のバイブは自らの陰部に挿入されたのです

私はご命令により結合部が少し離れた時に舌て舐めさせられ そして激しい往復動が繰り返され女性は再度絶頂に達っした 女性は息があがり陶酔し調教師様に抱きつき離れようとはしない

しばらくその状態が続き女性が落ち着くと調教師様はベッドから離れ コーヒーを入れ女性の様子を見ておられたのは印象的だったのを覚えている

調教師様からは今日の貸し出しは終了するので私に自分で首輪と貞操帯を装着し衣服を着るよう指示され 私はよくわからないまま従った

私の印象は会員女性は雄犬を責める事だけでなく調教師様とのレズ行為も目的だったように思う

女性は回復し調教師様とコーヒーを飲み満足そうに会話され 願いが成就した人間の晴れやかで屈託のない清々しささえ感じられた

ホテルを出て私は犬から人間に一時的に戻る許可を調教師様から得て 三人でレストランで食事させて頂きました

お二人の会話で何を話されたのかは知る由もありませんが 女性の雰囲気がホテルで待ち合わせた時とは変化していたのには驚きでした

私の最初で最後の貸し出しは私にとりましては少し楽させて頂きましたが マゾ犬としては不完全燃焼の気分だったのを覚えている
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