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プロローグ ある日の戦い
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巨大な闘技場の中、観衆に囲まれた舞台の上で、女と男の剣士が戦っている。
「せいっ!」
女剣士が、身の丈を超えるほどの巨大な両手剣を振り下ろす。
「くらうか!」
盾を持った男の剣士は、その巨大な剣を巧みに弾き、攻撃を逸らした。
二人が剣を振るう、または盾で剣を防ぐ度に歓声が沸き上がる。
舞台の脇に設置された席から、俺は女剣士のメディーナを操作していた。
じりじりと間合いをはかり、微妙な距離の調整。
先ほどとは打って変わって、観衆は静まりかえっている。
全員が勝負の行く末を見守っていた。
――仕掛ける!
レバーを傾け、ボタンを叩く。
女剣士、メディーナが先に動き、剣を振り上げる。
隣からガチャガチャという音が聞こえた。反応が速い。
男の剣士は盾を構え、大きく振り払う、だが。
「な、なにっ」
盾は大きく空ぶってしまった。構えを切り替えるコマンドによって、剣を持ち替えただけのメディーナのフェイントに釣られて――それが俺の狙いだった。
「よし確定、これで決まりだ!」
相手の隙を確認、レバーを素早く操作して必殺技のコマンドを入力。
ガッガッガガッ、バチンッ。
俺の入力に反応して、メディーナの構えた巨大な剣が振り下ろされる。
「うおおおおおおお! メディーナスラッシュ!」
すさまじい勢いの斬撃は、舞台を大きく切り裂きながら敵を吹き飛ばし、俺たちは見事勝利したのだった。
メディーナを操作するのは難易度が高い、一撃必殺の強力な技を持っているが、基本技はどれも発生が遅く、彼女を操作する時は確実に攻撃を捌く慎重さと、持ち前の大火力を発揮するための大胆さが求められる。
こう説明するとまるで格ゲーのキャラクターなのだが、しかし彼女はゲームキャラクターではない、たしかにこの世界に生きている、一人の人間だ。
俺はそういう世界に転生したんだ、まるで格闘ゲームの様な、この世界に。
「せいっ!」
女剣士が、身の丈を超えるほどの巨大な両手剣を振り下ろす。
「くらうか!」
盾を持った男の剣士は、その巨大な剣を巧みに弾き、攻撃を逸らした。
二人が剣を振るう、または盾で剣を防ぐ度に歓声が沸き上がる。
舞台の脇に設置された席から、俺は女剣士のメディーナを操作していた。
じりじりと間合いをはかり、微妙な距離の調整。
先ほどとは打って変わって、観衆は静まりかえっている。
全員が勝負の行く末を見守っていた。
――仕掛ける!
レバーを傾け、ボタンを叩く。
女剣士、メディーナが先に動き、剣を振り上げる。
隣からガチャガチャという音が聞こえた。反応が速い。
男の剣士は盾を構え、大きく振り払う、だが。
「な、なにっ」
盾は大きく空ぶってしまった。構えを切り替えるコマンドによって、剣を持ち替えただけのメディーナのフェイントに釣られて――それが俺の狙いだった。
「よし確定、これで決まりだ!」
相手の隙を確認、レバーを素早く操作して必殺技のコマンドを入力。
ガッガッガガッ、バチンッ。
俺の入力に反応して、メディーナの構えた巨大な剣が振り下ろされる。
「うおおおおおおお! メディーナスラッシュ!」
すさまじい勢いの斬撃は、舞台を大きく切り裂きながら敵を吹き飛ばし、俺たちは見事勝利したのだった。
メディーナを操作するのは難易度が高い、一撃必殺の強力な技を持っているが、基本技はどれも発生が遅く、彼女を操作する時は確実に攻撃を捌く慎重さと、持ち前の大火力を発揮するための大胆さが求められる。
こう説明するとまるで格ゲーのキャラクターなのだが、しかし彼女はゲームキャラクターではない、たしかにこの世界に生きている、一人の人間だ。
俺はそういう世界に転生したんだ、まるで格闘ゲームの様な、この世界に。
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