56 / 63
白の世界
しおりを挟む
気がついたら、真っ白な世界に俺はいた。
「レン」
名前を呼ばれ振り返るとステラが何もない空間に立っていた。
「ここは?」
「ここは、ワタシの中だ」
「は?」
「そんな気持ちにならないでくれ、悲しくなる」
ズキリと胸が痛んだ。
「感じるだろ? それがワタシの痛みだ。ワタシも同じようにレンの動揺を感じ取れる」
「待てよ、これじゃまるで――」
「キリヤと同じか? そうではないぞ。キリヤよりワタシの方がうまくやれる。キリヤが作る世界は真っ黒だが、ワタシならそうならない。ミンナを幸せに導ける。ほら、こうやって」
ステラが手をかざすと、俺の周りに黄色い光の球がいくつも現れ、ふわふわと踊りながら体の中に入っていった。すると、身体が軽くなって、ふわりと宙に浮いた。不思議と楽しい気持ちになっていき、笑い声がこぼれる。
「やめ……ハハッ……ハハハハ! やめろってステラ……お願いだ……ハハ……」
「どうして抵抗するんだ? わからない。楽しい方がいいじゃないか。一緒に楽しくなろう。一つになろう」
ステラの声に、別の誰かの声が重なっているように聞こえた。ステラの背後の空間が、陽炎のように揺らめいている。何かいる。ステラはきっとその何かに操られているのだ。
「やめろ……ステラは、ハハッ……こんなこと、しない」
無理やり他人の心を変えようとするなんて、ステラらしくない。他人を思い通りにできたら、それは一人ぼっちと変わらない。彼女は誰よりも人を愛していた。
「安心しろ。ここにはヨータもアカネもいるぞ。だから、一緒に遊ぼう!」
聞き覚えのある男女の笑い声がした。ぐらりと理性が揺らぎ、支配されつつある感情に負けそうになる。楽になんてなりたくないのに。ステラを操る何者かを止めないといけないのに、笑いを抑え込むのも、もう限界だ。誰か、助けてくれ。お願いだ。誰か――
「やめなさい」
ぴしゃりと女性の冷たい声が響き、笑いが止んだ。俺とステラの間に、青白い光の粒が集まり、人の形を成していく。やがて、ステラにそっくりで、少しだけ背の高い女性が現れた。
「リサ!」
彼女がツキシマリサ。ステラの元になった人物で、ステラが誰よりも慕う人物。
「なあ、リサ! ワタシはこれからレンと遊ぶんだ! だから、リサも一緒に――」
「ごめんなさい。しばらくじっとしてて」
ステラの動きがピタリと止まった。まるで、彼女の時間だけが止まったかのように。
「ステラ!」
「大丈夫よ。あなたと話す間、止まってもらうだけ」
「いったい、何を……?」
「ここはイメージの世界……あの子にとって私は絶対だから、私の言うことには逆らえないの。そういうところまで私に似てしまったのね……」
ツキシマリサはステラに哀れむような眼差しを向けた。
「とはいえ、私もずっとは止めていられないわ。だから、手早く済ませましょ。まずは自己紹介ね。私は月島梨沙。どうやら、ある程度のことは聞いているようね、それなら話が早い」
月島梨沙という文字が頭にスッと入っきて、ステラからの伝聞でしか知らなかった彼女のことを、不思議と旧知の仲のように感じた。
「教えてください。ステラはどうしてしまったんですか? ステラの後ろのあの靄はなんですか?」
「あれは、ステラという生命体の意思……本能とでも呼ぶべきものね。人としてのステラはそれを抑えていた。でも、桐也さんに憑りついていたものまで吸収したせいで、彼女の力だけでは抑えきれなくなったの。とても強力な相手よ。私も桐也さんもあの意思に取り込まれて、抵抗しようという気も起きなかった。甘い誘惑に負けてしまったわ。あなたも、あの子も、抵抗できるだけ凄いわ」
「よくわからないですけど、その……意思だか、本能を倒せば、ステラは元に戻るんですか?」
「残念だけど、それはできないわ。封じ込めたり、力を削ぐことはできるけど、完全に消し去ることはできないの」
「そんな……じゃあ、ステラは一生操られたままってことですか?」
「そうじゃないの。あれも含めて、ステラなの。地球外生命体でもあるし、一人の少女でもある。切り離せないものなのよ。あの子と生きるなら、それをわかってあげて。あなただって、また傷つけたくないでしょう?」
「それは……」
あの夜、強引に迫って来たステラは、やはり恋や愛といった感情ではなく、生物としての本能に従っていたのだろうか。だとしたら、俺はどう向き合えばいい。俺のことを好きだと言ってくれた彼女を信じたい。でも、あんな風に他人の感情を支配してでも、一つになろうとするステラの恐ろしい一面を見て、気持ちが揺らいでしまっている。
「そんなに難しいことじゃないわ。あの子も私たちと一緒よ。誰しも孤独を抱えているから、他人と繋がろうとする。でもその一方で、他人と自分を切り離して自立しようとする。あの子だけじゃない。みんな曖昧な境界線を抱えて生きているのよ。あなたも、そうじゃない?」
他人と繋がりたい。だけど離れたい。そう表現すると理解できるような気もする。
「あなたたちは向き合わないといけない。自分と他人、その境界でどう生きるのか、考え続けないといけない。それは普通の人も同じことだけど、ステラの力は強大だから、必然的にこの星の運命をかけることになるわね」
地球の運命なんて、俺が背負うには重すぎる。一人の少女ですら、やっとなのに。
「いきなりこんな話されて覚悟ができないのも仕方ないわ。でも、あなたにしかできないことよ。必ずやってもらうわ……だから、今から授業を始めます」
「授業……何を言ってるんですか?」
「あなたには、私の失敗から学んでもらいます。どうやら、あなたにはその方法が一番向いているみたい。金森茜さんの方法を真似させてもらうわ。さあ、時間がないから早速始めるわよ」
梨沙さんが手をパンと打ち鳴らすと、白い世界が水彩絵の具を垂らしたみたいに色づいていった。
「レン」
名前を呼ばれ振り返るとステラが何もない空間に立っていた。
「ここは?」
「ここは、ワタシの中だ」
「は?」
「そんな気持ちにならないでくれ、悲しくなる」
ズキリと胸が痛んだ。
「感じるだろ? それがワタシの痛みだ。ワタシも同じようにレンの動揺を感じ取れる」
「待てよ、これじゃまるで――」
「キリヤと同じか? そうではないぞ。キリヤよりワタシの方がうまくやれる。キリヤが作る世界は真っ黒だが、ワタシならそうならない。ミンナを幸せに導ける。ほら、こうやって」
ステラが手をかざすと、俺の周りに黄色い光の球がいくつも現れ、ふわふわと踊りながら体の中に入っていった。すると、身体が軽くなって、ふわりと宙に浮いた。不思議と楽しい気持ちになっていき、笑い声がこぼれる。
「やめ……ハハッ……ハハハハ! やめろってステラ……お願いだ……ハハ……」
「どうして抵抗するんだ? わからない。楽しい方がいいじゃないか。一緒に楽しくなろう。一つになろう」
ステラの声に、別の誰かの声が重なっているように聞こえた。ステラの背後の空間が、陽炎のように揺らめいている。何かいる。ステラはきっとその何かに操られているのだ。
「やめろ……ステラは、ハハッ……こんなこと、しない」
無理やり他人の心を変えようとするなんて、ステラらしくない。他人を思い通りにできたら、それは一人ぼっちと変わらない。彼女は誰よりも人を愛していた。
「安心しろ。ここにはヨータもアカネもいるぞ。だから、一緒に遊ぼう!」
聞き覚えのある男女の笑い声がした。ぐらりと理性が揺らぎ、支配されつつある感情に負けそうになる。楽になんてなりたくないのに。ステラを操る何者かを止めないといけないのに、笑いを抑え込むのも、もう限界だ。誰か、助けてくれ。お願いだ。誰か――
「やめなさい」
ぴしゃりと女性の冷たい声が響き、笑いが止んだ。俺とステラの間に、青白い光の粒が集まり、人の形を成していく。やがて、ステラにそっくりで、少しだけ背の高い女性が現れた。
「リサ!」
彼女がツキシマリサ。ステラの元になった人物で、ステラが誰よりも慕う人物。
「なあ、リサ! ワタシはこれからレンと遊ぶんだ! だから、リサも一緒に――」
「ごめんなさい。しばらくじっとしてて」
ステラの動きがピタリと止まった。まるで、彼女の時間だけが止まったかのように。
「ステラ!」
「大丈夫よ。あなたと話す間、止まってもらうだけ」
「いったい、何を……?」
「ここはイメージの世界……あの子にとって私は絶対だから、私の言うことには逆らえないの。そういうところまで私に似てしまったのね……」
ツキシマリサはステラに哀れむような眼差しを向けた。
「とはいえ、私もずっとは止めていられないわ。だから、手早く済ませましょ。まずは自己紹介ね。私は月島梨沙。どうやら、ある程度のことは聞いているようね、それなら話が早い」
月島梨沙という文字が頭にスッと入っきて、ステラからの伝聞でしか知らなかった彼女のことを、不思議と旧知の仲のように感じた。
「教えてください。ステラはどうしてしまったんですか? ステラの後ろのあの靄はなんですか?」
「あれは、ステラという生命体の意思……本能とでも呼ぶべきものね。人としてのステラはそれを抑えていた。でも、桐也さんに憑りついていたものまで吸収したせいで、彼女の力だけでは抑えきれなくなったの。とても強力な相手よ。私も桐也さんもあの意思に取り込まれて、抵抗しようという気も起きなかった。甘い誘惑に負けてしまったわ。あなたも、あの子も、抵抗できるだけ凄いわ」
「よくわからないですけど、その……意思だか、本能を倒せば、ステラは元に戻るんですか?」
「残念だけど、それはできないわ。封じ込めたり、力を削ぐことはできるけど、完全に消し去ることはできないの」
「そんな……じゃあ、ステラは一生操られたままってことですか?」
「そうじゃないの。あれも含めて、ステラなの。地球外生命体でもあるし、一人の少女でもある。切り離せないものなのよ。あの子と生きるなら、それをわかってあげて。あなただって、また傷つけたくないでしょう?」
「それは……」
あの夜、強引に迫って来たステラは、やはり恋や愛といった感情ではなく、生物としての本能に従っていたのだろうか。だとしたら、俺はどう向き合えばいい。俺のことを好きだと言ってくれた彼女を信じたい。でも、あんな風に他人の感情を支配してでも、一つになろうとするステラの恐ろしい一面を見て、気持ちが揺らいでしまっている。
「そんなに難しいことじゃないわ。あの子も私たちと一緒よ。誰しも孤独を抱えているから、他人と繋がろうとする。でもその一方で、他人と自分を切り離して自立しようとする。あの子だけじゃない。みんな曖昧な境界線を抱えて生きているのよ。あなたも、そうじゃない?」
他人と繋がりたい。だけど離れたい。そう表現すると理解できるような気もする。
「あなたたちは向き合わないといけない。自分と他人、その境界でどう生きるのか、考え続けないといけない。それは普通の人も同じことだけど、ステラの力は強大だから、必然的にこの星の運命をかけることになるわね」
地球の運命なんて、俺が背負うには重すぎる。一人の少女ですら、やっとなのに。
「いきなりこんな話されて覚悟ができないのも仕方ないわ。でも、あなたにしかできないことよ。必ずやってもらうわ……だから、今から授業を始めます」
「授業……何を言ってるんですか?」
「あなたには、私の失敗から学んでもらいます。どうやら、あなたにはその方法が一番向いているみたい。金森茜さんの方法を真似させてもらうわ。さあ、時間がないから早速始めるわよ」
梨沙さんが手をパンと打ち鳴らすと、白い世界が水彩絵の具を垂らしたみたいに色づいていった。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
マンションのオーナーは十六歳の不思議な青年 〜マンションの特別室は何故か女性で埋まってしまう〜
美鈴
ファンタジー
ホットランキング上位ありがとうございます😊
ストーカーの被害に遭うアイドル歌羽根天音。彼女は警察に真っ先に相談する事にしたのだが…結果を言えば解決には至っていない。途方にくれる天音。久しぶりに会った親友の美樹子に「──なんかあった?」と、聞かれてその件を伝える事に…。すると彼女から「なんでもっと早く言ってくれなかったの!?」と、そんな言葉とともに彼女は誰かに電話を掛け始め…
※カクヨム様にも投稿しています
※イラストはAIイラストを使用しています
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる