異世界で モフモフな ”オオカミ“ に転生した。俺には特別な進化候補があるそうなので、例え『最弱』でも『最強』を目指す。

LittleNight

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検証ターイム!

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 もう何も信じない。
 もう誰も愛さない。
 何つって。
 後者はまあ成り行き的なアレだけど前者は思った。
 次回以降は食べる物は絶対に鑑定しよう。
 まさか葡萄に毒が有るなんて思わないでしょ!
 申し訳程度にSPは回復してるけど毒はいかんよ毒は!
 まだこんな冗談? を言えるくらいの余裕はあるけど、HPはちゃんと減ってるのよ!
 くっそ~

 今更だが、鑑定!

 【ブドウ】
  レアリティ:B
  特殊効果:無し
 
 うそん!
 これだけ?
 毒は? あれ? 鑑定のレベル下がった?
 いつの間にかレベルダウンしてしまうとかどんなクソゲーだよ?
 そんな事ないはず。
 一応見ておこ。
 うん、やっぱりレベルは変わってないな。

 こんな時こそ二重鑑定!

【ブドウ】
 異世界人がもたらした異世界の産物。とても瑞々しく噛みごたえもありとても美味しい。

 え?
 異世界人? てか美味しい?
 毒は? 今俺はこれ食べて毒(弱)になったんだけど?
 うん? 何で?

 ……あっ!
 もしかして、もしかしてだけど、犬は柑橘類とかの物を食べると危険とかそういうのは有るけどオオカミもダメなやつ?
 でもオオカミって犬とほぼ同……いや、きっとそんな事ないはず。
 オオカミはオオカミなんだ。
 きっと。

 まあ味は本当に美味しかったしSPも増えた。
 毒になったけど。
 まあ餓死する代償だと思えば全然いいな。
 飢えこそ最高のスパイスって本っ当だわ。
 でも当分の間はブドウがあっても遠慮する。

 ちなみに今も5秒くらいに1ダメずつ食らっている。
 地味にちゃんと痛い。
 なんか、こう、すっごくヤバい腹痛みたいな感じ。
 こんな時には他の事で誤魔化そう。
 という事で探索開始ー!

 相っ変わらず綺麗だな~。
 まだ来て数分くらいなんだろうけど。
 それでももう分かる。
 多分、前世を含めても初めて見るくらいの絶景だ。
 何かすごくファンタジーな雰囲気だ。
 ここでピクニックしたら最高だろうな~。
 全員が戦闘経験者じゃないと中々来れないけど。
 でもそれに見合うくらい、なんならそれ以上の絶景だ。
 そう、絶景。
 毒さえなければ最っ高だったろうに。
 毒さえなければ。
 
 取り敢えずこのまま川沿いを歩いて行こう。
 毒状態ピクニック。
 人生では絶対にした事ない。
 今世でもしたくなった。

 あれ?
 なんか話がネガティブになってきた。
 いかんいかん。
 どんなけ落ち込んだとしても状況は変わんないし切り替えて行こー!
 過去は過去! いくら悔やんでも変わらない!
 ならば今を変えるべき!
 というわけで何か気を紛らせられるもん無いかな?
 うーん
 ん~?
 あ!
 そうだ、自分の今の状態を把握しとかないと。
 さっきの戦闘の時に使った時の『魔法付与マジックエンチャント』なんか出来るだけたっくさんの魔力をぶち込んだだけだし。
 やったことはただのオーバーキルだ。
 もっと自分のワザを細かくコントロールしたい。
「どうせヤるんだからオーバーキルでも良くね? 」って思ったそこのあなたぁ!
 毎回毎回、自分の体力を削って止め刺していたら心臓が幾つあっても持たないでしょうがぁ!
 そんな訳で特性を把握していこう。
 とりあえずどこか落ち着ける所……は無くていいか。
 そこら辺を散策しながら検証していこう。
 
 とりあえず拳くらいの水晶の塊をだして……とりあえずさっきと同じ火属性で、『魔法付与』っと。
 まずはちょっとだけ込めてみよう。
 
 おっ!
 薄~く光った!
 この感じ、爆発する心配は無さそう。
 ちょっとあったかいくらい。
 
 んじゃ次。
 もっと多く込めてみよう。
 おお、
 今度はかなり明るくなった。
 蛍光灯くらい明るい
 ちょっと熱い。

 更に次。
 更に多く込めてみよう。
 あっつ!
 炙られる炙られる!
 もうかなり明るいしクッソ熱い。
 例えるならばライト繋がりで白熱電球みたいな感じ。
 爆発しそうな感じはしないけど危ないからポイッ だ。

 でりゃっ!
 とりあえず『念動』でそこの川に投げ込んだ。
 『念動』なんだから投げてないというツッコミはなしだ。

 ボンッッ!
 
 投げた水晶が爆発した!?
 え?
 爆発する感じは無かったのに。
 投げてよかった~。
 いや、投げたから?

 試しにさっきと同じくらいの水晶に今度はさっきの検証の2回目くらいで『魔法付与』した。
 うん、これはそんなに熱く無いし、爆発はしそうに無い。
 さあて、ぽいっとな。
 今度は軽~く投げてみる。
 あれ? 爆発しない。
 それなら、

 とりゃぁ!
 もっかい拾って次は思いっきり投げた。

 ボム!
 やっぱり爆発した。

 そしたら……、自分から一定距離離れたら爆発するのか、衝撃で爆発するのか。
 ってとこかな?
 
 それなら~、てっててー!
 大盾~! (今作った)
 盾をここにブッ刺して、即席の壁の完成!
 しかも向こうが透けて見えるというオマケ付き。

 そしたら『念動』で付与した水晶を地面にぶつける。
 『念動』って便利。
 もう自分の手の代わりくらいに使ってる気がする。

 せーのっ!
 
 ぽん!
 やっぱり爆発した。
 どこか抜けた音がした理由はやっぱり付与した時に魔力をケチったからだ。
 盾いらんかったな。
 
 結果は衝撃で爆発するっぽい。

 他の属性ではどうなるかな?

 じゃあ、最初に使った光の属性。
 次はこれにしよう。
 
 ていっとな。
 目がー! 何つって。
 流石に閃光玉もどきになるのは想像がついてたし、二度も同じ轍は踏まんよ。
 
 んじゃ次は風の属性で。
 これは初めて使うな。
 てい!
 
 !? ぎゃーー!
 
 すっごい風が出てきて、思いっきり吹っ飛ばされた。
 
 ぼっちゃーん!
 と川に突っ込んだ。
 
 寒っぶー!!
 冷たいし、水繋がりでさっきの戦闘を思い出してしまった。
 あんまり水は好きじゃない。
 というか好きじゃなくなった。
 何とか岸に着かないと。
 泳ぐのってどうするっけ?
 クロール? ムリ。
 平泳ぎ? ムリ。
 とゆうか狼が泳げる訳……あ!
 犬かきがあった。
 手足をバタバタして泳いでみたはいいものの、
 キーツーい~。
 
 必死にバタバタしてた俺の前をスーっと泳いて行った魚に無性に腹が立って、いつか塩焼きにしてやると思いながら何とか泳ぎ切った。

 まあそんな事はさておき、手足の筋肉をを心配になる程むっちゃ使った。
 こんな事してたら明日は筋肉痛確定演出な気もするのに割と疲れてない。
 ちょっとこの体に感謝。
 そういえば狼要素より犬要素が多くない?
 ほんとに狼ってより犬な気がする。
 ……きっと気のせいだ。

 さぶいし濡れたし、乾かさないと。
 というかあったまりたい。
 火を起こしたらよさそうかな?
 魔法だけであったまってるとMP消費が激しいからなぁ。
 そんな訳で魔法は火種くらいにしておきたい。

 う~さぶさぶ。
 あれ? そういえば落ち葉とかひとつも無いな?
 木はたっくさんあるのに何でだろ?
 まあダンジョンの謎パワー的な物なのかな?
 
 とりあえず無ければ作るまで!
 ということで強化版の風の付与水晶を作って、そこの木々にポイッとする。
 結構遠いのにブワッと風が吹いてきた。
 
 爆発地点まで行って、落ち葉を回収して焚き火作りだ。
 結局さっきの火の付与水晶作った方がむしろMP消費が少なかった気もするけれど、やっちゃった事はもうしょうがない。
 最初は水晶で作ったザルもどきで泥鰌掬いどじょうすくいしてたけど結局は『念動』を使った。
 
 火~あったけ~!
 最高。
 体の芯まであったまる。
 一生とまでは言わないけれど一週間に一度くらいの頻度でこれやりたい。

 そんなこんなであったまっていたら毒からようやく解放された。
 けどなんかもう慣れかけていたからか、あれ?こいついたっけ?みたいな感じ。
 あれ? なんかデジャブが……きっと気のせいだ。

 まあいいや。
 ちょっとここで仮眠しよう。
 真昼間だけど疲れてるせいか、すぐにまぶたが重くなってきた。
 そういやこの世界に来て初めての自主的な眠りだなー
 おやすみー
 
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