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どーしろと?
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まっずはこのよく分からんほど強い攻撃の正体を知っておきたいんだけどなぁ。
桜色の刃について、気を付けるのは風と匂い。
まだ気付いていない特徴もあるだろうから要観察!
盾を支えている念動を切ると同時に距離を詰める。
あの子の元まで距離は……大体150メートルくらいありそうだけど、実際は自分がちっさいだけなんだよな。
なんだかんだ、ここまで自分の足で進んできた感覚から考えると直線で行けば30秒もかからないと思う。
まあ直線で行けたらだけどね。
とりあえず出来るだけ近づきたいから一直線に彼女に向けて走る、が、数秒もしないうちにまた花の匂いがくる。
よし、今度は事前に気づけたし、時間的にも余裕があるはず。
あれ?……攻撃が来るのが分かっていてもどこからどうやって来るのか分からなくね!?
時間に猶予はあってもどうやって避けるのか分からないじゃんか!
そんな如何にもならない問題に直面した矢先にふわりと攻撃の前兆であろう花の香りがする。
な、ななな何か無いか!?
ジャンプ?加速? 停止? しゃがむ? でもこれくらいなら予想されてそう。
足場式カタパルトで飛ぶ? 間に合う?
そんな事を考えてる間に鋭く冷たい風と共に真上から桜色の刃が襲い来る。
横に飛んで回避……いや、今から力んで動くなんて余裕なんて
咄嗟に身を捩る。
が、無傷では済ませられなかった様で、背に深々と鋭い痛みが肉を裂いて伝わる。
クソっ!
じんわりと、自身の背から血が溢れ、毛に血が染みていく不慣れで不快な感覚が僅かに感じられる。
……?
あれ、貫通もしていないのに刃が無い?
何か種があるのか、刃がある様な感覚はない。
刃を抜かなければ失血になりづらいとか思った矢先になぁ……。
少し目を離した隙に、相手の少女から威圧感が強まるのを感じる。
…………うん。まぁそりゃあ隙ができたら攻撃しますよね。
見た目の割に慈悲とか無いんかなあの子?
こちとらいたいけな子犬だぞ!
動物愛護団体さんちょっとご足労頂けませんかね、虐待ですよこれ!?
いやこんな所にそんな団体が居たらまず戦闘なんてしてないだろうけど
とりあえず味方してくれる人なんて居ないから自衛しないといけないんだよね。
考えろ~? 今はおそらく好きが出来たのを好機に大技でも出そうとしてるのは分かる。
現状、逃げ道は無くて攻撃手段もこの距離だと届くか微妙。そんな中相手は通常攻撃でも致命傷案件でこっちは手負いと。
なんてクソゲー
どうしろと言うんでしょうね!
とりあえず惚けて突っ立ってたらそれこそ的を狙い易くする自殺行為か。
俺の攻撃は良くても数m程度がせいぜいの攻撃範囲だからこう言うのは突っ込むに限る……んだが、どう考えても拳銃持ちの軍人に素人がナイフを持って突っ込む様な物なんだよね。
とりあえず命大事に。距離を取りつつ機を待った方が良いな、下手打って死ぬのは嫌だもの。
脚を動かそうとした時、鋭い痛みが走って足を止めてしまう。
不味いな……距離を取るとかそれどころじゃ無いかも
別に痛いくらいが何だ、動かないと死ぬだろう?
このくらい死ぬ事に比べたら何とでも無いだろう、走れ!
血で湿り切った毛先から血が滴るのが分かる、傷口が焼ける様に痛い。
それでも、やはり動く事自体は出来る。
ならば、まだ戦える
血に塗れたって痛くたって、生きる為に足掻く。
前世でもそれが出来なかった俺なんだから今度はもう2度と再演してたまるかよ。
溜めが終わったのか、思考を巡らせていた1、2秒程度の静寂が終わる。
一際大きな風が吹き、中央に聳えている木が一際大きく揺れる。
それと共にふわり、という擬音語が似合うほど自然な動作で先ほどと同じ様な桜色の刃が少女の周囲を囲う様に現れた。
まぁ大体予想はつく、それの射出で、威力と速度と手数が多いんだろうね。
どっかで氷バンバン撃ち散らかしてきた奴みたいな物かな。
それなら発射のタイミングと方向の確認かな、なかなかハードルがたっかいですねぇ!
悪態を吐きつつ一分の動きも見損ねない様に出来る最大の警戒して姿を見つめる。
少女は此方に目を伸ばす、と共に姿が消えた。
え、……姿が消えた!?
何処に逃げた? 遠距離攻撃である以上付近には居ないはず……。
木の上……は見える範囲では居ない、他に奥も居ない、木の中も見える範囲では居ない、上……も居ない
背後から気配を感じた、があまりにも遅かった。
痛む体に鞭打って反射的に背後を見れば、既に剣の様な形に変化した刃が鼻の先まで振り下ろされていた
軽い風切り音と共にその刃が肉を切り裂き、あるのが当然だった感覚が断絶される。
が、言ってしまえばそれだけであった。
いつの間にか閉じていた眼を開いて現状を確認する。
そこには自分を咥えた大きくて、とてもファンタジーしてる黒い毛皮に赤いラインがある厨二病患者がよく想像してそうな狼がいた。
……どちら様で?
あと自分の右足が人で言ったら脹脛? あたりから下が無くなっていた。
それとなんかいつの間にかめっちゃ移動してる。例の少女と十数m位離れてる。
うん。どういう状況?
少女の攻撃の寸前にこのおっきい人が来て、攻撃に当たらない様に拾ってくれたけど避け切れずに斬られた。
多分こんなものか、このおっきいの味方かどうか分からないけど。
……というかすっごくめちゃくちゃ冗談抜きに痛いんですけど?
全然状況が掴めないまま頭だけを回してるとおっきい狼の人が口を開く。
首を咥えられた子猫みたいになってた状態だったので思いっきり地面にダイブする形で自由になった。
そのままそいつが灰色にくすんだ衣服を纏った黒髪色白な人の姿に変化した。
あー、うん。 いきなりファンタジー極めすぎではないでしょうかそこの人?
カッコつけてるところ悪いけどこっち致命傷レベルの傷2度喰らってるんですけど、重傷なんですけど。
ほら助けてやったぞ、やれやれ。 みたいな風に俺を見てるけどこっち重傷なんですけど。
あのぉ、助けてくれたら大変嬉しいんだけど、そこまで俺にしてやる義理はないって感じ?
そんな意図で訴える私の目線には気付かないか無視してるのか、そいつはただ話し始めた。
「ちゃんと会うのは初めてだな。お久しぶりだな、狼くん?」
なんか聞いたことある様な気がする絶妙~な話し方だな……。
桜色の刃について、気を付けるのは風と匂い。
まだ気付いていない特徴もあるだろうから要観察!
盾を支えている念動を切ると同時に距離を詰める。
あの子の元まで距離は……大体150メートルくらいありそうだけど、実際は自分がちっさいだけなんだよな。
なんだかんだ、ここまで自分の足で進んできた感覚から考えると直線で行けば30秒もかからないと思う。
まあ直線で行けたらだけどね。
とりあえず出来るだけ近づきたいから一直線に彼女に向けて走る、が、数秒もしないうちにまた花の匂いがくる。
よし、今度は事前に気づけたし、時間的にも余裕があるはず。
あれ?……攻撃が来るのが分かっていてもどこからどうやって来るのか分からなくね!?
時間に猶予はあってもどうやって避けるのか分からないじゃんか!
そんな如何にもならない問題に直面した矢先にふわりと攻撃の前兆であろう花の香りがする。
な、ななな何か無いか!?
ジャンプ?加速? 停止? しゃがむ? でもこれくらいなら予想されてそう。
足場式カタパルトで飛ぶ? 間に合う?
そんな事を考えてる間に鋭く冷たい風と共に真上から桜色の刃が襲い来る。
横に飛んで回避……いや、今から力んで動くなんて余裕なんて
咄嗟に身を捩る。
が、無傷では済ませられなかった様で、背に深々と鋭い痛みが肉を裂いて伝わる。
クソっ!
じんわりと、自身の背から血が溢れ、毛に血が染みていく不慣れで不快な感覚が僅かに感じられる。
……?
あれ、貫通もしていないのに刃が無い?
何か種があるのか、刃がある様な感覚はない。
刃を抜かなければ失血になりづらいとか思った矢先になぁ……。
少し目を離した隙に、相手の少女から威圧感が強まるのを感じる。
…………うん。まぁそりゃあ隙ができたら攻撃しますよね。
見た目の割に慈悲とか無いんかなあの子?
こちとらいたいけな子犬だぞ!
動物愛護団体さんちょっとご足労頂けませんかね、虐待ですよこれ!?
いやこんな所にそんな団体が居たらまず戦闘なんてしてないだろうけど
とりあえず味方してくれる人なんて居ないから自衛しないといけないんだよね。
考えろ~? 今はおそらく好きが出来たのを好機に大技でも出そうとしてるのは分かる。
現状、逃げ道は無くて攻撃手段もこの距離だと届くか微妙。そんな中相手は通常攻撃でも致命傷案件でこっちは手負いと。
なんてクソゲー
どうしろと言うんでしょうね!
とりあえず惚けて突っ立ってたらそれこそ的を狙い易くする自殺行為か。
俺の攻撃は良くても数m程度がせいぜいの攻撃範囲だからこう言うのは突っ込むに限る……んだが、どう考えても拳銃持ちの軍人に素人がナイフを持って突っ込む様な物なんだよね。
とりあえず命大事に。距離を取りつつ機を待った方が良いな、下手打って死ぬのは嫌だもの。
脚を動かそうとした時、鋭い痛みが走って足を止めてしまう。
不味いな……距離を取るとかそれどころじゃ無いかも
別に痛いくらいが何だ、動かないと死ぬだろう?
このくらい死ぬ事に比べたら何とでも無いだろう、走れ!
血で湿り切った毛先から血が滴るのが分かる、傷口が焼ける様に痛い。
それでも、やはり動く事自体は出来る。
ならば、まだ戦える
血に塗れたって痛くたって、生きる為に足掻く。
前世でもそれが出来なかった俺なんだから今度はもう2度と再演してたまるかよ。
溜めが終わったのか、思考を巡らせていた1、2秒程度の静寂が終わる。
一際大きな風が吹き、中央に聳えている木が一際大きく揺れる。
それと共にふわり、という擬音語が似合うほど自然な動作で先ほどと同じ様な桜色の刃が少女の周囲を囲う様に現れた。
まぁ大体予想はつく、それの射出で、威力と速度と手数が多いんだろうね。
どっかで氷バンバン撃ち散らかしてきた奴みたいな物かな。
それなら発射のタイミングと方向の確認かな、なかなかハードルがたっかいですねぇ!
悪態を吐きつつ一分の動きも見損ねない様に出来る最大の警戒して姿を見つめる。
少女は此方に目を伸ばす、と共に姿が消えた。
え、……姿が消えた!?
何処に逃げた? 遠距離攻撃である以上付近には居ないはず……。
木の上……は見える範囲では居ない、他に奥も居ない、木の中も見える範囲では居ない、上……も居ない
背後から気配を感じた、があまりにも遅かった。
痛む体に鞭打って反射的に背後を見れば、既に剣の様な形に変化した刃が鼻の先まで振り下ろされていた
軽い風切り音と共にその刃が肉を切り裂き、あるのが当然だった感覚が断絶される。
が、言ってしまえばそれだけであった。
いつの間にか閉じていた眼を開いて現状を確認する。
そこには自分を咥えた大きくて、とてもファンタジーしてる黒い毛皮に赤いラインがある厨二病患者がよく想像してそうな狼がいた。
……どちら様で?
あと自分の右足が人で言ったら脹脛? あたりから下が無くなっていた。
それとなんかいつの間にかめっちゃ移動してる。例の少女と十数m位離れてる。
うん。どういう状況?
少女の攻撃の寸前にこのおっきい人が来て、攻撃に当たらない様に拾ってくれたけど避け切れずに斬られた。
多分こんなものか、このおっきいの味方かどうか分からないけど。
……というかすっごくめちゃくちゃ冗談抜きに痛いんですけど?
全然状況が掴めないまま頭だけを回してるとおっきい狼の人が口を開く。
首を咥えられた子猫みたいになってた状態だったので思いっきり地面にダイブする形で自由になった。
そのままそいつが灰色にくすんだ衣服を纏った黒髪色白な人の姿に変化した。
あー、うん。 いきなりファンタジー極めすぎではないでしょうかそこの人?
カッコつけてるところ悪いけどこっち致命傷レベルの傷2度喰らってるんですけど、重傷なんですけど。
ほら助けてやったぞ、やれやれ。 みたいな風に俺を見てるけどこっち重傷なんですけど。
あのぉ、助けてくれたら大変嬉しいんだけど、そこまで俺にしてやる義理はないって感じ?
そんな意図で訴える私の目線には気付かないか無視してるのか、そいつはただ話し始めた。
「ちゃんと会うのは初めてだな。お久しぶりだな、狼くん?」
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