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ショタコンおじさんが少年達と冒険します
2024年ハロウィン リカード
しおりを挟む「ハロウィンってイベントでおいらがする仮装は悪魔っ娘なんだね~」
「うん。申し訳ないけれど、悪魔の衣装はなかったから悪魔っ娘でお願いするよ」
「良いよ~。女の子の格好なんて普段はできないし~」
なんというか、あまりにあっさり受け入れられてしまって、こっちが申し訳ない気持ちになる。
精神年齢はリカードが一番幼いみたいだし、男女という概念もあまり気にならないのかも?
「それじゃあ、お着替えしようか。服、着替えさせてあげるね」
「ありがと~」
着替えさせるという提案にもあっさりと受け入れられる。
着替えさせられるのは結構低年齢から嫌がる子も多いので、単にリカードの性格の問題かもしれない。
「ちょっと服の関係上、いったん全裸になってもらわなくちゃいけないんだけど、大丈夫?」
「大丈夫だよ~。にーちゃんが脱がせてくれるんだよね? どうぞ~」
全然抵抗なく、両腕を上げてせがんでくるリカード。
やっていることが完全に幼児である。
見た目もかわいいので違和感はないのだけど、フランツと1~2歳しか変わらないなら十三、十四歳なわけで、現代で言えば中学生なんだけどなあ。
とはいえ、ショタを着替えさせられるという貴重な機会なので遠慮せず脱がせていく。
服の裾を持って少しずつ脱がせていくと、お腹が見えてくる。
リカードはシーフということもあり、そこそこ筋肉もありつつ細い良い感じのスタイルだった。
この辺りは小学生というよりは中学生っぽい。
続けて、胸元まで服を脱がせていく。
同様に筋肉もありつつ、細いという感じ。
スピード重視なクラスだからか、余分な筋肉もないのだろう。
さらにそのまま服を脱がしてしまう。
バンザイをするような格好になり、毛の生えていないキレイな脇や、さすがに少し筋肉もついた肩や二の腕が見えてくる。
運動部だけどまだ成長期じゃない男の子って感じがする。
「にーちゃん。おいらの裸の感想は~?」
「はい? えっと、すごく健康的で良い身体だと思います」
リカードからの突然の質問に、思わず敬語で答えてしまう。
実際、種族の特徴なのか肌は浅黒く、見方によっては結構的な小麦色の肌という感じ。
フランツもそうなんだけど、リカードの場合は地黒な分でさらに焼けている感じになって毎日外で部活している子って感じがする。
「そうなんだ~、うれし~」
「うわっ、ちょっとリカードっ」
おもむろに起き上がって抱きついてくるリカードに、思わず驚きの声を上げてしまう。
半裸のショタから抱きつかれるとかご褒美以外のなにものでもないが、行動が幼すぎてエロさはあまり感じられないのがもったいないかもしれない。
「じゃあ、ズボンも脱がせてね~」
「ちょっと、危ないから足をバタバタさせないで」
抱きつくのを止めて、仰向けになりながら足をバタバタさせるリカード。
脱がされることをむしろ楽しんでいるようですらある。
色気は足りないけれど身体は小学校高学年から中学入りたてくらいな感じがするし、そう考えるとかなりエロい状況なのだが。
まずはバタつかさせている足を掴んでブーツを脱がせる。
ブーツの中からは相変わらず瑞々しい健康的な足が現れる。
触り始めると止まらなくなるので、少しだけ手の甲に触れさせて、その瑞々しい感触を味わうに留めた。
そのまま、身体を寄せてズボンを脱がせる。リカードはハーフパンツなので、脱がせるのは比較的楽だった。
ただ、尻尾が生えているのでそこだけは気をつけて脱がせる。
耳と同じく、尻尾も触られると変な気分になるらしいし。
「ねえ、にーちゃん。おいらの裸見て、ドキドキしてる?」
「え? うーん、ちょっとしてるかも」
「へへへ、嬉しー」
下着姿になったリカードが挑発(?)してくる。
言動は幼いのだが、一番性的なことに積極的なのもリカードのような気もする。
まあ、お子様の言動なのか性的な言動なのか、判断が難しいのだが。
なお、リカードの裸にドキドキしているのかどうか、自分でもよくわからない。
小麦色の肌をしてスポーティーな身体をした少年……という意味では、かなりドキドキする要素は大きい。
でも、言動の幼さからか背の低さからか、どうしてもこどもという要素が強くてそういう目で見られない面も大きい。
「にーちゃーん、早く女の子の服を着せて~」
手足を伸ばしながらそうせがんでくる姿は、もはや赤ん坊のようですらある。
それはともかく、風邪をひいては困るので服を着せていく。
まずはストッキングである。
個人的にはリカードの引き締まった脚が隠れるのは残念な気もするが、今回はコスプレなので仕方がない。
ただ、足首までのもので裸足が隠れないのは良かった。
続けてレオタードのような衣装を着せてやる。
ストッキングもレオタードも肌に密着するタイプなので、ちょっと着せるのに苦労した。
結果、かなりリカードの身体をしっかりと触りまくる羽目になったのは良かったかもしれない。
「にーちゃん、どう? おいら、かわいい~」
片足を上げながら、笑顔で私に確認してくるリカード。
肩が露出する衣装なうえ、挑発しているのか腕を上げて脇がバッチリ見えているのはポイントが高い。
胸やへそがレオタードのデザインの都合で見えているのもエロいのであろう。
ただ、少年の裸足好きとしては足裏をこちらに見せているのが一番ポイントが高かった。
「うん、かわいいよ」
「あはは、気持ちいい~」
リカードに優しく告げながら、我慢しきれずに足裏をモミモミしてしまう。リカードも喜んでくれているようなので何よりである。
「にーちゃん、ぎゅってしてほしいな」
仰向けになった姿のまま、両手を伸ばしておねだりしてくるリカード。私はそれに答え、リカードの首と背中に腕を回すと起こしながらしっかりと抱きしめる。
「にーちゃん、大好き!」
「私も大好きだよ、リカード」
恋人同士と言うよりは親子に近いようなやり取りだが、リカードの心臓の音が少し早くなっていることに気づく。
そうか、こどもっぽいやり取りだけどドキドキしているのか。
そのことに気がつくと私も少しドキドキしてきて、照れ隠しにリカードの頭を撫でるのであった。
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