勇者パーティーの保父になりました

阿井雪

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ギルドからの依頼

――ハーヴェルさんが他のパーティーに――

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「ユイを馬鹿にするなら容赦はしない」

 レオンハルトさんが拳銃の引き金を引き、男の頭を貫いた。といえどももちろんウインドウなので実際に傷を与えられはせず、向かいの壁に穴が開いただけだったが、そこに映ってた二人は『ヒィィ』と情けない悲鳴を上げた。
「レオンちゃん駄目よ。ギルドの中は武器使用禁止。次やったら没収だからね」
 ルティアさんが注意するが、顔は笑顔のままだった。
「すまないな」

『ハッ、ば、ばっかじゃねーの、ウィンドウを打つなんてよ!』
「でもオーニサンビックリしてたのよ」「うんうん、ウィンドウを打っただけなのにー」
 きゃっきゃと笑う子供達。

『そろそろ説明を初めてくれないかな。時間がもったいない』

 左側にあるウィンドウに映った俺より少し年上に見える男が不毛な言い争いを止めた。メガネを掛け金色の髪をしている。神経質そうな仕草でメガネの位置を直している。

『がっはっは確かにそうだな! 早く終わらせないと酒を呑む時間がへってしまうわ!』
 目は潰れてないものの、額の右側から左下まで続く大きな傷のある髭面のオッサンが楽しそうに笑って、そう言った
 この人は冒険者というか……部下を鼓舞して戦わせる将軍の方が似合いそうだな。そしてイリアさんと気が合いそう。

 チンピラ、メガネ、酒好きのオッサン。
 この国は御終いです。さよなら。って言いたくもなる勇者の選択だぁーワーイと喉まで出かけた言葉を呑み込む。
 雑に選んだんだろうなあ……。いやいや、見た目は関係ないか。こう見えて全員が恐ろしく強いんだろうな。きっと。 ちびっ子だってこんな見た目で最強SSRだし。
 いざというときはハーヴェルさんに全てを任せるしかない。

 ウインドウ画面が切り変わった。映し出されたのは40歳ぐらいの男性だ。
『ギルドマスターのボールドウィンだ。お見知りおきを』
 ギ、ギルドマスター? 
『どこのパーティーが依頼を受け、どのようなクリアをしたのか随時をチェックしている。まずは、ブラッドリー君率いる『餓狼』からだな』
『俺か? 勝ちまくりですが何かぁ問題でもあるのかあぁ?』
『洞窟で攻撃を魔法ピンポン玉のように弾けさせ、明かりとしているようだな』
「それの何がいけないんですかぁぁ?」
『洞窟の中は所によっては人口岩(セメント)で固めてる部分もある。そのやり方ではダンジョンそのものが崩れる恐れがある。今後は一切禁止だ』
『あああん? 戦いもしない一般人のくせに文句だけは言ってくるんだなギルド長って奴はよぉお? テメーがどれだけ戦えるっつーんだ!?』

 がんっと机を蹴り飛ばす

『そのやり方は恐がった幼児がパニックになった時とまるで同じだ。気の毒なほどのバカにしか見えん。依頼をクリアしているとは言えどもギルドが提示した賞金に釣り合った成果が残せているかというと、否だ。しかも希少な魔獣の唯一の住処『猫館』でドラゴンパンサーに怪我をさせたな?』

 ぐ、とブラッドリーが歯を食いしめた。
 こ、こいつかー! 俺より先にネコの館に入ったのって! ケガさせてんじゃねーよ! 基本的に友好な子ばっかりだったろうが! 最初のネコは殺気高かったたけど。

『おまけに他チームとの不和まで作っている。 先ほどの二つ名の勇者とのやりとりもそうだ。さて、最後に君からの質問に答えるが、私はSSランクまで上り詰めている。次に『不可視の剣』のルナ君だが、Aランク以下の依頼しか受けていないようだね』
 今度はメガネがびくりと身を震わせる。

『仲間がAとBランクばかりで、Sに入るのはもう少しランクを上げてからと思いまして』
 そうか、仲間のレベルが低いパターンもあるのか。最初からSランクのレオンハルトさんを引けた俺は相当ラッキーだったんだな。

『次に『クロコダイル』! Sランクの仕事ばかりをこなしてくれるのは、こちらにしてもとてもありがたいが……仕事中に酒を呑むな! 判断力が鈍る、一瞬でやられかねないぞ!! そのパーティーで何人死んだ!』
『いやー、俺たちはほら、呑んでた方が力が出ますんで。酔拳ですよ酔拳』
『お前は長剣使いだろうが!! ……もういい、絶対呑むなとは言わんが、せめて量を半分にしろ』
『イエス・サー!』

 ブンとウインドウが切り替わり、修道服を着た優しそうな女性映った。これが聖女さんかな?
 『『死の癒しの手』、聖女、マリア殿』
 自然に視線をそちらへ向ける。
 と、フードを取った聖女様は俺の好みドンピシャだった。
 すげえ美人! くっきりとした二重と小さな口、細い首、年齢は二十代中盤ぐらいだろうけど、まさしく好みドンピシャだ。お近づきになりたいが……俺ごときじゃ無理だろうな。
 ギルドマスターの話は続いた。

『あなたは戦闘に出る必要はありません。国のために祈りを捧げて下さった方がこの国のためになりましょう……それでも戦闘がしたいのであれば、後方で援護をしていた方がよろしいのではないかと存じますが。剣で前衛に出るなどと……』
「ギルド長様にはとっくにお気づきでしょうが、私に祈りの力はほとんどありません。この国には聖女が三人もいます。祈りは彼女たちに押し付け……ではなく、任せ、私はモンスターを狩ることでこの国の治安に貢献するつもりです。モンスターの息の根を止める瞬間が癖になっていますので……」

 やべえ、この聖女さん戦闘ジャンキーじゃねえか。一気に好みから外れて行った。
 ギルド長がすうとため息のようなものを吐いた。

『終焉を宣告する黒使』
「はい」
 ハーヴェルさんがまっすぐに答える。
『君たちには何の問題もないし心配もしていない。勇者はSSS、魔法使い、騎士はSS、戦士がS。まさしくこの国で一番の戦力だ』
「ありがとうございます」
 ハーヴェルさんはよくとも、後ろに立つエルメイさんはこの世の終わりぐらい面倒そうな顔をしてるけどな。

『最後になるが、『光の番人』の勇者、ユイ君。Dランクなのに目覚ましい活躍をしているね』

「ランクDィイ? そんなのが俺たちに混じって他のかよ! 一般人ランクじゃねーか! ガキだしよぉ!」
「ひっく~~~~。良くこの場に顔を出せたわね。」
 相変わらずアホ共が俺たちにヤジを飛ばしてくる。俺の膝の上のチビの耳をふさぐ。

『そのランクDが君たちが出来なかった猫館をクリアしたんだぞ。しかも『百獣の王』をこちらまでお越しいただくよう、呼び出してくれた』
 俺たちの後ろで眠っていた普通ライオンサイズになったライオが立ち上がり、物珍しそうにウインドウをのぞき込む。

 画面で、『くっそが!ガキの召喚獣を使ってる奴なんかに……』とか聞こえた。確かにそれは否定できないな。

 ダンジョンマスターが全員に目を走らせた。

『そこで君達に相談したいことがある。『ゲヘナの迷宮ダンジョン』へともぐってほしいんだ』

『ゲヘナ迷宮ダンジョン!? 嘘だろう!?』メガネ男ルナが椅子を蹴って立ち上がる。
『ヘタして迷ったら一生出られない危険な迷宮だわ……』聖女様が困惑している。どこか嬉しそうに見えるのは気のせいだ思いたい。
『しかもでてくるのもンスターも危険だし』『一層目からトロールが出てきたって話も聞くわ』

『最近ダンジョンの気がおかしくなっている。ほかのパーティーからの報告だが、通常一匹しかいないエリアボスが三体同時にでたそうだ。』
 うええ、そんなの詐欺みたいなもんじゃないか!よかった……俺たちが潜ったダンジョンじゃなくて。

『魔物が地中の瘴気――魔素(まそ)を吸っていくらでもでも生成されることはみんなも知ってのとおりだ。地下でなにか良からぬことが起こっている。迷宮をソナーした結果、30層まであるこの国でも屈指の深さを持つダンジョンだと言う結果がでた。大魔王への迷宮と同じ扱いで下ってほしい。これは戦闘系のSランクも強制参加となる』

 画面が四分割され、それぞれ顔が映る。

『無詠唱の魔道士』ロウスイ、『暴食』ティーノ、『死神の鎌の使い手』ラウル、『破砕する聖騎士』ダーウィン。これは国家ランクの秘密ミッションと思っていただこう。時間は今すぐだ。必要は物があれば言ってくれ、待機している兵が用意するからな』

『儂は……そうじゃの、どうせ組むなら可愛い女の子が三人いるパーティーがいいのう』
「ぅわあ……」
 Sランクで一番最年長である魔法使いフードを着たじいさん相手に思わず声が出てしまった。その年で女好きなんてどこの亀仙人だよ……誰が連れてきたんだぁ?

 ちなみに女の子が三人いるパーティーとは舌ピアス勇者の『餓狼』だ。もう人数は足りてると思うけどな。
 こいつに比べれば真面目なサシャをの方が百倍マシだ――って、そういえばサシャは呼ばれてないんだな。Sランクなのに。そりゃそうか、生産系のスキルだもんな。戦いなんてしたことも無さそうだったし、あの才能を不得意の戦闘で失うのはギルドとしても避けたいところなんだろうな。

『誰がどのパーティーに入るかはこちらで決めている』
『えぇ? そいつらだけで組ませりゃいいじゃねーか。今更メンバーを変えたくねーぜ』
 舌ピアスのブラ何とかさんが言う。

『そうはいかん。そもそもお前のパーティーではBランクのアリエスを奴隷のように扱っているだろう。掃除洗濯だけじゃなく雑用すべて彼一人にやらせているのも確認済みだ。この場にも連れてきていないしな。彼はBランクの中では戦闘能力が高い。お前のパーティーで雑用係をさせるだなんて宝の持ち腐れにもほどがある。アリエス君は今日付けで、別のパーティーに異動させる。もちろん本人も了承済みだ』

『ああん? あのチビが勝手に決めただと……! 会ったらそれなりの謝罪をしてもらわねーとなあ」
 ガン、と机の机の上に乗せていた足を踵からたたき円卓全体が揺れた。こっちまで揺れるはずも無いから錯覚だけどな。
『冒険者同士の戦闘はご法度というルールさえ忘れてしまったのか? アリエスに手を出せば全財産没収だ。それでもいいならやれ。彼に支払われていなかった給料はとっくにお前の口座から引き出し済だがな』
『か――勝手な事してんじゃねーよ! あいつにはちゃんと給料を払ってやってたぞ! 役立たずに相応しいだけの額だがな』
『百ルドは子供の小遣いにも劣る。働いただけの給料を計算しなおして支払っておいた』
『何を勝手な真似して――』

 パキン、と何かが割れる音がした。ガラスのような、プラスチックのような音だ。
 ピアスまみれの男が自分の背中から剣を抜いた。だが、それはもう剣ではなかった。
 鞘と柄だけで、刀身が割れたガラスのように散乱している。

 そして、男の頭上に剣士という表示が現れた。

『どいつだ!! 俺の聖剣アレグガルをぶち壊した奴はよお! 剣士ってどういうことだ! 俺は勇者、ブラッドリー様だぞ!」
 血眼になってブラッドリーが立ち上がりウインドウに顔を寄せる。近い近いって。
『聖剣を持つ資格を失ったんだ。今の君はただの剣士だな』
 今度は真っ青になっている。男の頭上には剣士という表示が現れたままだ。天啓、なのかな?
「剣士、だと……!?」
『ジョブチェンジおめでとう。まぁお前が勇者に選ばれたのは神に多少なりとも好かれていたからだろうが、今回とうとう見放されたと言うことだ。私から見ても君に相応しいスキルだよ』
『ふざけんな……テメーらぶっ殺してやるから覚悟しろ……!!」

 そういう発言が神様に嫌われるんだってば。

『それでは始めよう……『転移』』

 俺たちは二人パーティーだ。だからSランクから二人追加されることになった。

 ぶん、と魔法陣から二人が送られてくる。
「よー、おひさしひさしー! また会えるとは思ってなかったよ。そして君が勇者だとは二度びっくりかなー」
「あ、宿屋の……!」
 頭に角のあるやたらと明るい宿屋の主人さんだった!

「おい! なぜハーヴェルが飛ばされてるんだ!」
 イリアさんがウインドウに食ってかかる。
 確かに居なくなっていた。慌ててウインドウを確認すると、舌ピアスのパーティーに加えられている。
『ブラッドリー君が剣士にランクダウンしたからだ。君たちは単体でも戦えるが、あちらのパーティーは全員がAクラスで剣士が率いるには心もとない。なのでハーヴェル君についてもらう』
「勝手にうちの大将を利用するんじゃねえ……!!」
 イリアさんが食ってかかる。

 一方、ブラッドリーに飛ばされたハーヴェルさんは、

『こっちだって迷惑だぜ。こんな優男に率いてもらわなくてもオレがいれば戦えるからなあ!』
『勇者の身分をはく奪されたくせに大言を吐かないほうがいい。君は神に見捨てられたんだ』
 ハーヴェルさんがびしりと言い放つ。
『この……! 伝説の勇者様だかなんだか知らねえが、てめえはオレより下だって自覚しやがれ!』 
 問答無用でハーヴェルさんを拳で殴ろうとした。
 俺達からやめろと言う声が出るより早く、ハーヴェルさんが拳にデコピンをした。
『『妖精の悪戯』』
『え?』
 ハーヴェルさんを殴ろうとした勢いのまま、自分の顔面にパンチが入った。ごき、と嫌な音がする。鼻の骨いったなこれ。
『な、なん……で……』
 そのままパタリと倒れ込んでしまう。
「ち、ハーヴェルがこんな奴に負けるわけねえが……、おい、オレもあっちに飛ばせ! あんなクソの相手をさせてたらハーヴェルの手が汚れちまう!」

 尻尾の毛を逆立ててイリヤさんが抗議した。

『君たちは三人で動いてもらうよ。それだけでも十分な戦力だからね』
「くそが!」
 がん、とテーブルを蹴り飛ばす。

 ハーヴェルさん、大変そうだなあ……と考えていると、俺の視界に黒髪が入り込んだ。

「ひひ、よろしくね。ボクは死神の鎌の使い手、ラウル。ひひひ、鎌の使い方なら誰にも負けないつもりだよ。たとえ勇者様でもね」

 黒髪で顔を隠し気味で、俺より身長は高いのに猫背で低くなって目の下にくまが出来ている。背中に大きな鎌をしょっていた。
「よ、よろしく」

 パーティー決めはひと悶着ありながらもどうにか終わった。
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