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六舎部《ムトベ》エリカ✨✨

第46話 ムトベ エリカ✨

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「ご安心なさい。警察ならこちらに居ますよ」
 背後から声が聞こえた。


「え……?!」
 六舎部《ムトベ》エリカが振り返った。

 ゆっくりと後ろからクリスとヒデが現れた。



「いや、さすがユウキ君だねェ。こんな清楚な美女が彼女だなんてェ。
 ケッケッケェ……ッ✨🤪✨」
 ヒデは下品に笑った。


「何なの。アナタ方は……」怪訝な顔つきだ。



「言ったでしょう。オレはビジュアル系弁護士のシンゴです!!」

「オレは、タダのビジュアル系バンドのヒデ!!」
 

「私は刑事の秩父ちちぶクリスよ!!」



「な、アナタが刑事…… ウソつきなさい……」
 呆れた顔で、そっぽを向いた。


「はァ~、ウソじゃないわ!!
 ご覧なさい」
 クリスは警察手帳を提示した。


「だとしても関係ないわ。みんな退かないと承知しないわよ!!」



「どうする。また硫化水素で自殺に偽装みせかけて殺すのかよ」
 ヒデが混ぜ返した。


「な…… なにをバカな事を」


「ユウキはオレの親友だったンだ……
 その彼の未来を奪った罪を償って貰う!!
 必ずオレの手で、な!!」

「ぬうゥ……」



「鳴かぬなら裁いてくれようホトトギス!!
 天に代わりて、お前の罪を!!」
 ビシッと彼女の顔に、ひと差し指を差した。







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