ＪＫ版ダンシング【横須賀ストーリー】✨💕✨👩‍❤️‍💋‍👨✨💕過疎化の進む地元横須賀をダンスで復興へ✨💕

横須賀ネイビーパーカ✨💕✨✨

海の見える公園……✨✨✨

　一気にペットボトルを煽った。



　冷たいウーロン茶が咽喉に心地よい。
「ふぅー……、美味しかった」


「ヘッヘ、このまま清涼飲料水のコマーシャルに使いたいくらい美味そうに飲むねえェ……」
　下手なウインクをしてみせた。


「あのねェ……、そんなワケあるかァ！！」
　飲み口を､しっかり拭って返した。


「あっあァあ……､なんだよ。別に､そんなしっかり拭わなくても構わないのにィ」
　ショーリは名残り惜しそうに嘆いた。


「こっちが構うッて……」
「なんだよ。せっかく間接キスが出来るかと思っのに……」
　まだ残念そうにボトルの飲み口を見つめていた。



「はァ、あんたは厨二病か。バカなんじゃないの」

「いやいや、イチゴからすれば男子なんて､全員バカだろォ」


「別に､そんな事はないわよ」
「何しろ小さい頃からずっと優等生だからな。イチゴは！  オレみたいな落ちこぼれの気持ちなんか､わからないだろう」


「うるさいわね。ッて言うか。ショーリは特別天然バカなのよ」

「何その特別天然バカッて､オレはトキじゃァねえェンだから……」


「フフゥン、だいたいショーリなんて名前からふざけてんのよ」


「ええェ……、川崎勝利が！！」

「そうよ。横須賀出身のクセして。どこを応援してんのよ。フロンターレ？」


「いやァ、名前をディスられても……、そんな事､親に言えよ」



「フフ、昔から何度もこのネタで盛り上がったわよねえェ……」　

「なんだよ。盛り上がってるのはイチゴだけだろォ」

「あ、そうそう、ねえェ……、日本で､一番過疎化が進んでいるの､どこだか知ってる」




「カソカッて……？  なに」

「はァ、過疎化よ。人口がどんどん減っていっちゃう市町村の事よ」

「ああァ、そっちの過疎化か」
「どこだと思う？」


「そんなの知らないけど。福島のどこかじゃないの。原発で村が一個､減ったじゃん」



「うん、まァ､それは２０１１年でしょ。今よ。
　２０１５年現在？」


「ああァ、今現在か……。さァ､やっぱ福島か､宮城か東北のどっかじゃないの？」


「だと思うわよねえェ……」
　私もウンウンと頷き苦笑いした。それが普通の考え方だ。



「なに、じゃァ､逆に都会なのォ」

「いやァ……、なにが逆なのか､わかんないけど考え方としては正解よ」

「あ、わかった逆に都会の多摩とかの辺りとか」


「だからァ､なにが逆なのよ。ショーリの頭は､どういう構造なのよ」




　








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