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地獄の合コン✨👩❤️💋👨✨
地獄の合コン開催中✨🎉✨
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☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
202○年12月10日。夜、七時。
どうなっているんだ。私の恋愛運は。
今日の山羊座の恋愛運は、そこそこのはずなのに。
どうやら私は、とことん男運に見放されているようだ。
ようやく出来た彼氏は、ソッコーでゲス不倫。
しかも相手の彼女は親友の萌絵ときた。
おいおい、ふざけんなよ。
恋愛の神様よ。
もうじきクリスマスだぜ。
こっちにも少しくらい聖夜のクリスマスプレゼントをしてくれても良さそうなモノだろう。
さらに悪いコトは重なるモノだ。
そりゃァ、どう考えてもいきなり合コンに参加したこっちが悪いわよ。
でも、この有り様は何なの。
まさに地獄の合コン開催中。
ねえェ、ねえェ……、私の王子様は、どこ?
どこに隠れてんのよ。
クリスマス前の合コンだと言うのに、イケメンはどうしたの。
新型感染症と共に絶滅したの。イケメンは。
それとも、どっかのテレビ局でイケメンだけの『かくれんぼ大会』でも開催中かしら。
それともイケメンの貸し切りイベントでもやってんのか。
どうしてくれるのよ。いたいけな美少女をイケメン欠乏症で餓死させる気かァ!!
せめて目の保養くらいさせろよ。
こんなんじゃァ、免疫力下がるだろう。
ッたく……。
私の周りには、イケメンとは程遠いブサイクがオンパレード。
何なのこれは。どっかのヲタ祭りかよ。
どんな悪夢なのよ……。
エ○ム街の悪夢か。
お願い。いい子にするから今すぐイケメンを目の前に出して。神様!!
だが、どんなにいい子にしても目の前の状況は変わらない。
特に、私の隣りの真っ赤なモヒカン、サル顔男がウザい。さっきから私に妙に懐いてベタベタしてくる。
「ケッケケェ……、ミオちゃん、ミオちゃん!!
どうしたの。暗いよ。ほらァ飲んでェ……」
「いえいえ、お酒はあまり……」
うるさいわね。このサル顔男が。
暗いのは、イケメンがいないからよ。
寄るな。触るな。話しかけるな。
ソーシャルディスタンスを守れ。
「いやいやァ、可愛らしいねえェ……。どっかのアイドルグループのセンター?」
どうやらサル顔男は、かなりのアイドルヲタらしい。
「そんなワケありませんよ。ハッハハ……」
来るかァァァーー。こんな地獄の合コンに。
アイドルグループのセンターが。
「ミオちゃんッてえェ……!! 可愛らしいよね。
まさに【百年にひとりの美少女】じゃン」
ニコニコして言い寄って来る。私はキャバ嬢か。
この紅いモヒカンのアイドルヲタが。
「そんな可愛らしくありませんよ」
なにが百年にひとりの美少女よ。橋○環奈か。
恥ずかしいだろう。
周りの女子だって引いてるじゃン。
「ねえェ、こんな美少女ならクリスマスに彼氏のひとりや二人居るでしょ!!」
なおも真っ赤なモヒカンのサル顔男がくっついて来る。何度、押しのけても懲りないヤツだ。
「ハッハハ……、それが居ないんですよ。私モテませんから」
しかし私は優等生だ。イヤな顔ひとつせず卒なく応えた。
「なによ。ミオ!! この前、彼氏が出来たッて言ってたジャン」
目の前に座る小田マリアが振ってきた。
お前は、もう酔ってるのか。
「はァ、彼は、ちょっと……」小田マリアァァァ!!
要らないことを。
頼むから、ここでその話しを蒸し返すな。
☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚
202○年12月10日。夜、七時。
どうなっているんだ。私の恋愛運は。
今日の山羊座の恋愛運は、そこそこのはずなのに。
どうやら私は、とことん男運に見放されているようだ。
ようやく出来た彼氏は、ソッコーでゲス不倫。
しかも相手の彼女は親友の萌絵ときた。
おいおい、ふざけんなよ。
恋愛の神様よ。
もうじきクリスマスだぜ。
こっちにも少しくらい聖夜のクリスマスプレゼントをしてくれても良さそうなモノだろう。
さらに悪いコトは重なるモノだ。
そりゃァ、どう考えてもいきなり合コンに参加したこっちが悪いわよ。
でも、この有り様は何なの。
まさに地獄の合コン開催中。
ねえェ、ねえェ……、私の王子様は、どこ?
どこに隠れてんのよ。
クリスマス前の合コンだと言うのに、イケメンはどうしたの。
新型感染症と共に絶滅したの。イケメンは。
それとも、どっかのテレビ局でイケメンだけの『かくれんぼ大会』でも開催中かしら。
それともイケメンの貸し切りイベントでもやってんのか。
どうしてくれるのよ。いたいけな美少女をイケメン欠乏症で餓死させる気かァ!!
せめて目の保養くらいさせろよ。
こんなんじゃァ、免疫力下がるだろう。
ッたく……。
私の周りには、イケメンとは程遠いブサイクがオンパレード。
何なのこれは。どっかのヲタ祭りかよ。
どんな悪夢なのよ……。
エ○ム街の悪夢か。
お願い。いい子にするから今すぐイケメンを目の前に出して。神様!!
だが、どんなにいい子にしても目の前の状況は変わらない。
特に、私の隣りの真っ赤なモヒカン、サル顔男がウザい。さっきから私に妙に懐いてベタベタしてくる。
「ケッケケェ……、ミオちゃん、ミオちゃん!!
どうしたの。暗いよ。ほらァ飲んでェ……」
「いえいえ、お酒はあまり……」
うるさいわね。このサル顔男が。
暗いのは、イケメンがいないからよ。
寄るな。触るな。話しかけるな。
ソーシャルディスタンスを守れ。
「いやいやァ、可愛らしいねえェ……。どっかのアイドルグループのセンター?」
どうやらサル顔男は、かなりのアイドルヲタらしい。
「そんなワケありませんよ。ハッハハ……」
来るかァァァーー。こんな地獄の合コンに。
アイドルグループのセンターが。
「ミオちゃんッてえェ……!! 可愛らしいよね。
まさに【百年にひとりの美少女】じゃン」
ニコニコして言い寄って来る。私はキャバ嬢か。
この紅いモヒカンのアイドルヲタが。
「そんな可愛らしくありませんよ」
なにが百年にひとりの美少女よ。橋○環奈か。
恥ずかしいだろう。
周りの女子だって引いてるじゃン。
「ねえェ、こんな美少女ならクリスマスに彼氏のひとりや二人居るでしょ!!」
なおも真っ赤なモヒカンのサル顔男がくっついて来る。何度、押しのけても懲りないヤツだ。
「ハッハハ……、それが居ないんですよ。私モテませんから」
しかし私は優等生だ。イヤな顔ひとつせず卒なく応えた。
「なによ。ミオ!! この前、彼氏が出来たッて言ってたジャン」
目の前に座る小田マリアが振ってきた。
お前は、もう酔ってるのか。
「はァ、彼は、ちょっと……」小田マリアァァァ!!
要らないことを。
頼むから、ここでその話しを蒸し返すな。
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