【都市伝説殺人事件】 クッキー様 ！ とろけるように甘く謎を解決《とい》てください！ 紅い月夜に死者が舞う！！

九鬼神邸✨✨

ユージ✨✨✨

　ジョーダンは私とユージを交互に見比べた。



「そうですね。覗きのチカン男でしたねえェ……」
　私はユージを睨みつけた。



「そんなワケねえェだろう……。オレは知らずに昨夜きのう帰ったら､風呂上がりのこの子が居たんだよ」
　ユージは私を指差した。
　


「えェ……？？  風呂上がり！！  なんだそりゃァ」
　ジョーダンは変なトコロに食いついた。




「ああァーーン、クッキー様ァ！！  コイツが風呂から上がった居たのよ。シェアハウスの中に！！」
　私は甘えるように彼の横へ座った。柔らかな胸の膨らみが彼の二の腕へ押しつけられる。



「そッ､それは災難でしたねえェ……」
　クッキー様は照れたように頬を赤く染めた。



「おいおい、まさかオレ様に断りもなく大事なミオミオの裸を見ちゃいないだろうなァ！！」
　ジョーダンは､脅すようにユージの肩を掴んだ。

「なんで､ジョーダンに断るのよ」


「ああァン､見ねえよ。だいたい､こんな貧相なオッパイ見ても誰もエレクトしねえだろう。普通！！」
　言うに事を欠いてユージは私の気にしていることをズバズバと毒づいた。


「はァ！！  誰が貧相なオッパイよォ。失礼ね」
　ぶっ飛ばすぞ。だが､クッキー様の前なので自重した。



「そうだ。ミオのオッパイは発展途上なんだよ！！
　これからオレが吸って､揉んで大きく育てていくんだ」
　まるでジョーダンは自分の彼女のように怒鳴った。



「誰がお前にオッパイを育ててもらうか。どんな育乳だよ。ねえェ、クッキー様ァ」
　できるならクッキー様の手で育乳してほしい。
　キャッキャッ。



「おいおい、お前ら､ミオさんに失礼なコトを言うな。セクハラだぞ」
　さすがに聞き捨てならないとクッキー様はユージらに注意した。



「ケッケケェ……､コイツは､漫画家志望なんだよ」
　ジョーダンはチカン男のユージを指差した。


「フッフフ、夢だけどね」
　

「へェ、そうなんですか」
　それにしてもスゴいメンツだ。








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