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12話 話し合い④
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オーディン様の質問にお父様は迷いなく答えた。
「当然乗ります」
話の流れから予想はしていたものの、公爵家との敵対を言い切ったお父様に驚いて、声を荒げてしまった。
「お父様!?
相手は公爵家です。
それも公爵夫人は元王女なのですよ。
私が大人しくしておけば問題ないではありませんか!!」
「駄目だ」
「なぜです!?」
「確かに貴族として、格上の公爵家と事を構えるのは有り得ない事だ。
だが、主家とは『異能者』を輩出できる家系。
主家の一員として、主家の血を極力薄めない努力を怠る公爵家は放っておくことは出来ない。
コーディング伯爵家の娘としてでは無く、主家の一員として、主家の血の重要性は分かっているだろう?」
「それは、はい。
『異能』は主家として血が濃い方が現れやすく、他国には流れていない血。
その血は何を持っても保持し続ける必要があると同時に、他国へと渡してはならない。
仮に他国で『異能者』が現れるならば、各国のバランスが劇的に代わり、世界が崩壊しかねないと」
「そうだ。
主家とは『異能者』が現れる血を繋ぐ者であると同時に、血の流れを制御し主家以外には流失させない役目がある。
それを破ろうとするなら、例え公爵家でも敵対しなければならない」
言い切ったお父様の顔を見て、これは私の言葉だけでは揺るがないと思ってしまった。
だからこそ、お母様とお兄様にも止めてもらおうと考えたものの、2人もお父様と同じような表情をしていた。
そんな3人に言葉を失っていると、オーディン様は姿勢と雰囲気を正した。
「コーディング伯爵家の皆様、これまでの非礼な態度や言動、謝罪致します。
コーディング嬢の婚約破棄をもって、今回の非礼のお詫びとさせて頂きたいのですが、いいでしょうか?」
「もちろんです。
それでどのように動くおつもりですか?」
「先ほど提示した証拠は裏から入手したので、出来れば明かしたくはありません。
なので、正攻法でいきます」
「正攻法というと、現行犯や国王陛下もしくは会議の承認を得る必要がありますが、どちらで?」
「出来れば現行犯でいきたいですね。
出来なければ議会を通すしか無いでしょう」
「であれば、私共は議会に根回しを?」
「ええ、そちらをお願いします。
それと承知でしょうが相手は公爵家ですから、慎重にお願いします。
私の実家も根回しに回っていますが、難航していますので、焦らずに情報が漏れる事がないようお願いします」
「分かりました」
そうして、私がお父様やお母様、お兄様の意見を変えさせる隙もなく、オーディン様との話し合いは終わってしまった。
「当然乗ります」
話の流れから予想はしていたものの、公爵家との敵対を言い切ったお父様に驚いて、声を荒げてしまった。
「お父様!?
相手は公爵家です。
それも公爵夫人は元王女なのですよ。
私が大人しくしておけば問題ないではありませんか!!」
「駄目だ」
「なぜです!?」
「確かに貴族として、格上の公爵家と事を構えるのは有り得ない事だ。
だが、主家とは『異能者』を輩出できる家系。
主家の一員として、主家の血を極力薄めない努力を怠る公爵家は放っておくことは出来ない。
コーディング伯爵家の娘としてでは無く、主家の一員として、主家の血の重要性は分かっているだろう?」
「それは、はい。
『異能』は主家として血が濃い方が現れやすく、他国には流れていない血。
その血は何を持っても保持し続ける必要があると同時に、他国へと渡してはならない。
仮に他国で『異能者』が現れるならば、各国のバランスが劇的に代わり、世界が崩壊しかねないと」
「そうだ。
主家とは『異能者』が現れる血を繋ぐ者であると同時に、血の流れを制御し主家以外には流失させない役目がある。
それを破ろうとするなら、例え公爵家でも敵対しなければならない」
言い切ったお父様の顔を見て、これは私の言葉だけでは揺るがないと思ってしまった。
だからこそ、お母様とお兄様にも止めてもらおうと考えたものの、2人もお父様と同じような表情をしていた。
そんな3人に言葉を失っていると、オーディン様は姿勢と雰囲気を正した。
「コーディング伯爵家の皆様、これまでの非礼な態度や言動、謝罪致します。
コーディング嬢の婚約破棄をもって、今回の非礼のお詫びとさせて頂きたいのですが、いいでしょうか?」
「もちろんです。
それでどのように動くおつもりですか?」
「先ほど提示した証拠は裏から入手したので、出来れば明かしたくはありません。
なので、正攻法でいきます」
「正攻法というと、現行犯や国王陛下もしくは会議の承認を得る必要がありますが、どちらで?」
「出来れば現行犯でいきたいですね。
出来なければ議会を通すしか無いでしょう」
「であれば、私共は議会に根回しを?」
「ええ、そちらをお願いします。
それと承知でしょうが相手は公爵家ですから、慎重にお願いします。
私の実家も根回しに回っていますが、難航していますので、焦らずに情報が漏れる事がないようお願いします」
「分かりました」
そうして、私がお父様やお母様、お兄様の意見を変えさせる隙もなく、オーディン様との話し合いは終わってしまった。
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