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アフターストーリー お茶会編
過去話 第一王子誘拐②
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人払いがされた後の謁見の間では、両親が土下座から頭を上げた状態のまま話を始めたそうです。
「陛下、この度はこの様な無理を聞いてくださり有り難く存じます。娘の件ですが、この年で7歳になるのですが、5歳の際に娘が授かった『加護』が問題なのです」
父がそう言うと、陛下は首を傾げたそうです。
「『加護』が問題?と言うかセーメマ男爵家には『加護』を授かった娘が居るのか?」
陛下はそう言いながら宰相様を見たそうです。
「いえ、セーメマ男爵家には『加護』を授かった娘はおりません」
宰相様がそう言うと、陛下は鋭く両親を睨んだそうです。
「どういう事だ、セーメマ男爵。『加護』を授かった者は、その者が5歳の年までに国に申告する事を法律にする形で義務化している。
これは平民だろうと、貴族だろうと変わらぬ。つまり貴様はこの国の法律を無視すると?」
陛下がそう言うと、私の両親は顔を青くしたそうですが、父がこう言ったそうです。
「陛下、法律を無視した私達の行為は褒められる物ではありせん。罰を受ける覚悟はしております。
ですが、陛下の耳に娘の『加護』の話が届く前に上位貴族の方に婚約を結ばされては不味いのです」
母は父の言葉を聞きながら頷いていたそうです。
陛下は私の両親のあり得ないほど覚悟した目を不思議に思ったそうです。
不思議に思った陛下は私の両親に聞いたそうです。
「貴族とはいえ『加護』の申告をしなかった場合は相当な罰が下るのは必須だ。それなのに、それを覚悟した上で、私に直接話さなければならない程の『加護』だったと言う事か?」
陛下がそう言うと、私の両親は頷いたそうです。
陛下はそんな両親を見て言ったそうです。
「それならば、一体なんの『加護』か申してみよ」
その言葉を聞いた私の両親は陛下やその場に居た近衛騎士団長、宰相様、王妃様の様子を確認しながら言ったそうです。
「私共の娘、デナータは『龍神の加護』を、神クラスの『加護』を授かりました」
私の父がそう言った瞬間、謁見の間が凍り付いたそうです。
暫く凍り付いていた謁見の間ですが、王妃様がいち早く復活し、父に問い質しました。
「か、神クラスの『加護』を授かったとは本当ですか!?それならば300年近く現れなかった、新たな神クラスの『加護』を授かった人間という事になりますよ!?」
その王妃様の問に父は頷いたそうです。
父が頷いたのを見て、陛下は父が話している事が本当だと理解したのか、急いで父に質問したそうです。
「そ、そなたの娘は王都に連れて来ているのか!?いや、連れて来ているのだよな!?」
陛下がそう質問すると、父は頷きながら言ったそうです。
「もちろんです、陛下。私の領地は王都からは遠いので、陛下の耳に娘の『加護』の話が届く前に他の貴族に狙われては、私共では娘を守れないと判断しました。
娘の『加護』を申告しなかった事、誠に申し訳ありませんでした」
父はそう言いながら再び土下座したそうです。
そして、母も父に合わせて土下座したそうです。
陛下はそんな2人に声をかけたそうです。
「確かに『加護』の申告をしないのは、重罪になるが、神クラスの『加護』を授かったならば、それも仕方あるまい。
この件はこの場にいる者と、司法長にのみ伝え、この件は収める。セーメマ男爵はこの件についてはお咎め無しとする。セーマメ男爵は娘のデナータを明日の朝一で連れて来るのだ。時間は開けておく。
また、その席には司法長も同席させる。その席で司法長には私から説明する。それまでは司法長にも伝えない様に」
陛下がそう言うと、その場に居た皆様は「ハッ」と返事をしたそうです。
そして、その翌日に私は陛下と会う事になりました。
因みに私はまだまだ幼かったので、その場には居ませんでしたが後から陛下と王妃様にこの話を聞いて本当に驚きました。
「陛下、この度はこの様な無理を聞いてくださり有り難く存じます。娘の件ですが、この年で7歳になるのですが、5歳の際に娘が授かった『加護』が問題なのです」
父がそう言うと、陛下は首を傾げたそうです。
「『加護』が問題?と言うかセーメマ男爵家には『加護』を授かった娘が居るのか?」
陛下はそう言いながら宰相様を見たそうです。
「いえ、セーメマ男爵家には『加護』を授かった娘はおりません」
宰相様がそう言うと、陛下は鋭く両親を睨んだそうです。
「どういう事だ、セーメマ男爵。『加護』を授かった者は、その者が5歳の年までに国に申告する事を法律にする形で義務化している。
これは平民だろうと、貴族だろうと変わらぬ。つまり貴様はこの国の法律を無視すると?」
陛下がそう言うと、私の両親は顔を青くしたそうですが、父がこう言ったそうです。
「陛下、法律を無視した私達の行為は褒められる物ではありせん。罰を受ける覚悟はしております。
ですが、陛下の耳に娘の『加護』の話が届く前に上位貴族の方に婚約を結ばされては不味いのです」
母は父の言葉を聞きながら頷いていたそうです。
陛下は私の両親のあり得ないほど覚悟した目を不思議に思ったそうです。
不思議に思った陛下は私の両親に聞いたそうです。
「貴族とはいえ『加護』の申告をしなかった場合は相当な罰が下るのは必須だ。それなのに、それを覚悟した上で、私に直接話さなければならない程の『加護』だったと言う事か?」
陛下がそう言うと、私の両親は頷いたそうです。
陛下はそんな両親を見て言ったそうです。
「それならば、一体なんの『加護』か申してみよ」
その言葉を聞いた私の両親は陛下やその場に居た近衛騎士団長、宰相様、王妃様の様子を確認しながら言ったそうです。
「私共の娘、デナータは『龍神の加護』を、神クラスの『加護』を授かりました」
私の父がそう言った瞬間、謁見の間が凍り付いたそうです。
暫く凍り付いていた謁見の間ですが、王妃様がいち早く復活し、父に問い質しました。
「か、神クラスの『加護』を授かったとは本当ですか!?それならば300年近く現れなかった、新たな神クラスの『加護』を授かった人間という事になりますよ!?」
その王妃様の問に父は頷いたそうです。
父が頷いたのを見て、陛下は父が話している事が本当だと理解したのか、急いで父に質問したそうです。
「そ、そなたの娘は王都に連れて来ているのか!?いや、連れて来ているのだよな!?」
陛下がそう質問すると、父は頷きながら言ったそうです。
「もちろんです、陛下。私の領地は王都からは遠いので、陛下の耳に娘の『加護』の話が届く前に他の貴族に狙われては、私共では娘を守れないと判断しました。
娘の『加護』を申告しなかった事、誠に申し訳ありませんでした」
父はそう言いながら再び土下座したそうです。
そして、母も父に合わせて土下座したそうです。
陛下はそんな2人に声をかけたそうです。
「確かに『加護』の申告をしないのは、重罪になるが、神クラスの『加護』を授かったならば、それも仕方あるまい。
この件はこの場にいる者と、司法長にのみ伝え、この件は収める。セーメマ男爵はこの件についてはお咎め無しとする。セーマメ男爵は娘のデナータを明日の朝一で連れて来るのだ。時間は開けておく。
また、その席には司法長も同席させる。その席で司法長には私から説明する。それまでは司法長にも伝えない様に」
陛下がそう言うと、その場に居た皆様は「ハッ」と返事をしたそうです。
そして、その翌日に私は陛下と会う事になりました。
因みに私はまだまだ幼かったので、その場には居ませんでしたが後から陛下と王妃様にこの話を聞いて本当に驚きました。
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