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アフターストーリー お茶会編
過去話 第一王子誘拐③
そして、両親が謁見の間で陛下と話した翌日、私は両親と共に王城に来ていました。
王城の入口で馬車を降りると、宰相様が待っていました。
両親は馬車から降りて宰相様が待っていたのを確認した瞬間、礼を取りました。
私も拙くは有りましたが、礼を取っていると、宰相様が言いました。
「拙くはあるが礼法は出来ている様だな。まだ子供だと聞いていたので、陛下の前に出すのは早いかと思っていたが、大丈夫そうだな。
それでは陛下がお待ちしている部屋に急ぐぞ」
宰相様がそう言うと、両親は「はい」と返事をして移動を開始しました。
その時は私は母に手を握られながら移動していたのですが、まだ7歳だったので王城に来るのは初めてでした。
なので、移動しながらもキョロキョロとしていました。
そんな風に移動していると、ある角を曲がる所で一人の男の子がこちらに歩いて来て、宰相様に聞きました。
「おい、父上はどこに居る?」
私は最低限度の礼法を受けていたので、その男の子のあり得ない言葉遣いや行動に驚きました。
まず、言葉遣いは論外でしたし、行動も例え立場が自身よりも下の者だとしても、礼法は大切だと教わって居ましたので、私は目を見開いていました。
そんな私とは関係なく話は進みました。
「これは殿下、おはようごさまいます。陛下は、私共とこれから重要な話し合いがある為、執務室に居られます」
宰相様がそう答えると、殿下は「ふぅ~ん」と言ってから、何かを考える様な顔になってから、何かを思いついたのか少しニヤついた顔をしながら言いました。
「それなら父上は暫く手を離せないんだな?」
殿下がそう言うと、宰相様は眉を「ピクリ」と反応させてから言いました。
「はい、そうです」
殿下はそれを聞くと上機嫌になって、私達に挨拶もせずに歩いて行きました。
そんな殿下を宰相様がため息を付きながら見つつ言いました。
「殿下は誰に対してもあの調子なので、お気になさらないで下さい」
宰相様がそう言うと、両親は頷きました。
私も眉は顰めていましたが、宰相様がそう言ったので、特に何も言う事はせずに頷きました。
そんな事があってから、私達は再び歩き出しました。
そして、暫く歩いていると両親が少しずつ緊張して行くのを、肌で感じました。
私がそれを疑問におもっていると、両親が宰相様に聞きました。
「あの、宰相様。私は王城の内部を正確に覚えている訳では無いのですが、陛下の執務室は通り過ぎているのではないでしょうか?」
両親がそう言うと、宰相様は何かを考えている様に首を捻っていましたが、思い出した様に言いました。
「ああ、そうか。私達は良く使っているから気が付かなかったな。今から行く執務室は通常の執務室では無く、緊急の際に陛下が籠る事を想定された執務室なので、王城の1番安全な、最上階(10階)の端の場所にあるのだ
ここだ、着いたぞ」
宰相様がそう言った所で、何かの金属で出来た、とても重そうな扉の前で止まりました。
王城の入口で馬車を降りると、宰相様が待っていました。
両親は馬車から降りて宰相様が待っていたのを確認した瞬間、礼を取りました。
私も拙くは有りましたが、礼を取っていると、宰相様が言いました。
「拙くはあるが礼法は出来ている様だな。まだ子供だと聞いていたので、陛下の前に出すのは早いかと思っていたが、大丈夫そうだな。
それでは陛下がお待ちしている部屋に急ぐぞ」
宰相様がそう言うと、両親は「はい」と返事をして移動を開始しました。
その時は私は母に手を握られながら移動していたのですが、まだ7歳だったので王城に来るのは初めてでした。
なので、移動しながらもキョロキョロとしていました。
そんな風に移動していると、ある角を曲がる所で一人の男の子がこちらに歩いて来て、宰相様に聞きました。
「おい、父上はどこに居る?」
私は最低限度の礼法を受けていたので、その男の子のあり得ない言葉遣いや行動に驚きました。
まず、言葉遣いは論外でしたし、行動も例え立場が自身よりも下の者だとしても、礼法は大切だと教わって居ましたので、私は目を見開いていました。
そんな私とは関係なく話は進みました。
「これは殿下、おはようごさまいます。陛下は、私共とこれから重要な話し合いがある為、執務室に居られます」
宰相様がそう答えると、殿下は「ふぅ~ん」と言ってから、何かを考える様な顔になってから、何かを思いついたのか少しニヤついた顔をしながら言いました。
「それなら父上は暫く手を離せないんだな?」
殿下がそう言うと、宰相様は眉を「ピクリ」と反応させてから言いました。
「はい、そうです」
殿下はそれを聞くと上機嫌になって、私達に挨拶もせずに歩いて行きました。
そんな殿下を宰相様がため息を付きながら見つつ言いました。
「殿下は誰に対してもあの調子なので、お気になさらないで下さい」
宰相様がそう言うと、両親は頷きました。
私も眉は顰めていましたが、宰相様がそう言ったので、特に何も言う事はせずに頷きました。
そんな事があってから、私達は再び歩き出しました。
そして、暫く歩いていると両親が少しずつ緊張して行くのを、肌で感じました。
私がそれを疑問におもっていると、両親が宰相様に聞きました。
「あの、宰相様。私は王城の内部を正確に覚えている訳では無いのですが、陛下の執務室は通り過ぎているのではないでしょうか?」
両親がそう言うと、宰相様は何かを考えている様に首を捻っていましたが、思い出した様に言いました。
「ああ、そうか。私達は良く使っているから気が付かなかったな。今から行く執務室は通常の執務室では無く、緊急の際に陛下が籠る事を想定された執務室なので、王城の1番安全な、最上階(10階)の端の場所にあるのだ
ここだ、着いたぞ」
宰相様がそう言った所で、何かの金属で出来た、とても重そうな扉の前で止まりました。
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