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1章 王国編
2話
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出来れば、もう少し感傷に浸っていたいけど、長く一人で居ると怪しまれてしまう。
なので、私は部屋の外に出したミサに声をかけた。
「ミサ、もう入ってきていいわ」
私がそう言うと、ミサは部屋に入ってきてすぐに私の準備を始めた。
本来ならば大雑把に分けても起きてから湯浴みをし、その後に髪を編み、ドレスに着替えることをする必要があるのでミサだけでなく、ミサ以外にも最低3人は私の準備をしなければならない。
でも、私は私の双子の妹(ということになっている)に侍女や服などを、私の持ち物で妹が少しでもほしいと思ったものは献上させられるから、仕方ない。
因みに私の家は伯爵家で、献上と言ったのはただの皮肉である。
準備しながら、私は下手を打たないために今の私の現状を細かく思い出していた。
私の名前はローニャ・フロービス、フロービス伯爵家の長女にして、フロービス伯爵家の邪魔者。
元々フロービス伯爵家の当主であるお母様が産んだ唯一の子で、年齢は今年で12歳、後の子は他人の子でありフロービス伯爵家の継承権は私にしかない。
入婿であったお父様は愛人との子作りに励んだ挙げ句に、お母様が亡くなってから一週間もしないうちに愛人とその子供を屋敷に連れてきた。
しかも、その子供の年齢が私と同じ事をいいことに、今までは地方で静養していた双子の妹ということにして、連れてきた。
お父様は元々子爵家の三男で、更に愛人は平民なので、継承権も全くないのに外では自分達がフロービス伯爵家の正統後継者だと話している馬鹿。
因みに、その子供も同類であり、更に使用人達も殆どが向こうの味方。
唯一味方ではないのが、ミサだけどミサは王家が私につけた監視の目だから、気が抜けない。
しかも、王家はお披露目の後に私と第一王子(未来の王太子)との婚約を王命で行い、私が家族に右目の魔眼を無理矢理抜き出された後も、婚約を破棄しなかった。
それほどの何かが、あの王命にはある。
よって、私が打てる手は2つある。
1つはお披露目にて起こる事件を解決し、伯爵家の当主を私にしてもらい奪い返す事、でもこれは第一王子との婚約が出来なくなるから、王家が拒否すると予想できる為に叶わないだろう。
もう1つは事件を解決するのではなく、便乗する形で王城から逃走すること。
魔眼があれば騒ぎに乗じて、痕跡を残さずに逃げることなど造作ない。
お母様には悪いけど、例え親だとしても覚えていない人が大切にしていたフロービス伯爵家は要らない。
他にの物も全部要らないし、魔眼の力があれば今後の人生は、どうにでもなる。
ただ唯一の気掛かりは、私がお披露目をしたあとに私の護衛になった女騎士の事。
彼女はとても優秀で、私がなにかも嫌になり逃げ出した時も、国外に出る前に1人で私を捕まえた。
正直に言えば、捕まってから凄く抵抗したけと、無意味だった。
それでも彼女は私を気遣ってくれた。
私が嫌になった理由を聞いた上で、逃がすことは出来ないけど、せめて息抜きになればと、捜索中だと偽って国内を回らせてくれた。
その後に、その行動がバレてしまって彼女は私の護衛から降ろされて、更に階級も降格された。
しかし、その後にこっそりと会ったときには、彼女は私に恨み言の一つも言わず、ただ一言「少しは気分転換出来たようで、良かったです」とだけ口にした。
彼女のお陰で私は希望があるということを知り、魔眼の力で周りにいる人間を虐殺してから、逃げるという最悪の行動を取らずに済んでいる。
なので、私は部屋の外に出したミサに声をかけた。
「ミサ、もう入ってきていいわ」
私がそう言うと、ミサは部屋に入ってきてすぐに私の準備を始めた。
本来ならば大雑把に分けても起きてから湯浴みをし、その後に髪を編み、ドレスに着替えることをする必要があるのでミサだけでなく、ミサ以外にも最低3人は私の準備をしなければならない。
でも、私は私の双子の妹(ということになっている)に侍女や服などを、私の持ち物で妹が少しでもほしいと思ったものは献上させられるから、仕方ない。
因みに私の家は伯爵家で、献上と言ったのはただの皮肉である。
準備しながら、私は下手を打たないために今の私の現状を細かく思い出していた。
私の名前はローニャ・フロービス、フロービス伯爵家の長女にして、フロービス伯爵家の邪魔者。
元々フロービス伯爵家の当主であるお母様が産んだ唯一の子で、年齢は今年で12歳、後の子は他人の子でありフロービス伯爵家の継承権は私にしかない。
入婿であったお父様は愛人との子作りに励んだ挙げ句に、お母様が亡くなってから一週間もしないうちに愛人とその子供を屋敷に連れてきた。
しかも、その子供の年齢が私と同じ事をいいことに、今までは地方で静養していた双子の妹ということにして、連れてきた。
お父様は元々子爵家の三男で、更に愛人は平民なので、継承権も全くないのに外では自分達がフロービス伯爵家の正統後継者だと話している馬鹿。
因みに、その子供も同類であり、更に使用人達も殆どが向こうの味方。
唯一味方ではないのが、ミサだけどミサは王家が私につけた監視の目だから、気が抜けない。
しかも、王家はお披露目の後に私と第一王子(未来の王太子)との婚約を王命で行い、私が家族に右目の魔眼を無理矢理抜き出された後も、婚約を破棄しなかった。
それほどの何かが、あの王命にはある。
よって、私が打てる手は2つある。
1つはお披露目にて起こる事件を解決し、伯爵家の当主を私にしてもらい奪い返す事、でもこれは第一王子との婚約が出来なくなるから、王家が拒否すると予想できる為に叶わないだろう。
もう1つは事件を解決するのではなく、便乗する形で王城から逃走すること。
魔眼があれば騒ぎに乗じて、痕跡を残さずに逃げることなど造作ない。
お母様には悪いけど、例え親だとしても覚えていない人が大切にしていたフロービス伯爵家は要らない。
他にの物も全部要らないし、魔眼の力があれば今後の人生は、どうにでもなる。
ただ唯一の気掛かりは、私がお披露目をしたあとに私の護衛になった女騎士の事。
彼女はとても優秀で、私がなにかも嫌になり逃げ出した時も、国外に出る前に1人で私を捕まえた。
正直に言えば、捕まってから凄く抵抗したけと、無意味だった。
それでも彼女は私を気遣ってくれた。
私が嫌になった理由を聞いた上で、逃がすことは出来ないけど、せめて息抜きになればと、捜索中だと偽って国内を回らせてくれた。
その後に、その行動がバレてしまって彼女は私の護衛から降ろされて、更に階級も降格された。
しかし、その後にこっそりと会ったときには、彼女は私に恨み言の一つも言わず、ただ一言「少しは気分転換出来たようで、良かったです」とだけ口にした。
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