【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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1章 王国編

38話(コローナ視点)

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※ここからはコローナの閑話です



フィーナから、ローニャは「私に依存しているのではないか」という相談は受けていた。
確かにローニャには誰かに、又は何かに依存する癖がある。

ローニャはゲームの中では、第一王子の婚約者という立場に依存して自分を保っていた。
そう、【愛と仲間の力で絶望に墜ちる世界を救え】とかいう題名的には、これ乙女ゲーム?という疑問を覚えるし、もう少しマシな題名はなかったのだろうかと考えてしまうゲームの中では、ローニャは依存癖があったのだ。

因みに、このゲームの通称は【アイセカ】であり、このゲームは学園恋愛シュミレーションとオープンワールドRPGが合体したゲームである。
ただオープンワールドは学園の中とレベルを上げるダンジョンだったり、イベントがある特殊ステージだけだったが、どちらかといえばオープンワールドの方が力が入っていた。
まあ、その分は購入時にお値段がかなり張ったけど、それはもう良い思い出である。

それに正直に言えば、転生したときには「一体どうなっているの!?」と激しく混乱してしまったものの、貴族に生まれることが出来たので生活には困らなかった。
更に、ゲームの時には疑問に思わなかった、この世界の時間や長さ、重さと言った標準が殆ど地球基準で適応されている所にも驚いた。

だって、トイレとかはウォシュレットが無いだけで、そのまま日本にある便座とかあるし、験担ぎとかも日本の験担ぎそのままだったから、仕方ない。
多分過去には、私以外にも転生者が来ていて、この世界で色々とやったのだろう。

しかし、そうなると色々と疑問が湧いてくるものの、私は楽観主義なので、それらはまるっと忘れることにした。

かなり話が逸れてしまったものの、私はローニャがフロービス伯爵家の当主になって、妹や愛人はまだしも、実の親を追い出したのに、かなり驚いた。

というのも、ローニャの妹であるローチェと元フロービス伯爵は【アイセカ】の主人公のお助けキャラなので、まだストーリーが始まっていない時点で退場するとは思わなかった。
まあ、【アイセカ】の七不思議の一つであるローニャを家族が蹴落とそうとしているという謎が解けたので、私的にはスッキリとした。

しかし、ここで問題となるのは今の世界が何回目の世界であるかということになる。
この【アイセカ】、実はリセット機能がない。
正確に言えば、オートセーブしかセーブが無いので、オートセーブをする前に、1つ前のオートセーブに戻ることは出来る。
なので、それぞれの攻略対象の全てのスチルを一度の世界線で集めることが不可能なのである。
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