【本編完結】魔眼持ちの伯爵令嬢〜2度目のチャンスは好きにやる〜

ロシキ

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3章前半 『エンドシート学園』編

104話

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※少し会話回(説明回)が続きます。



私達3人は移動しながら、襲い掛かってくる黒い何かを行動不能にしながら全速力で動いていた。

まあ、フィーナが私とミューを抱きかかえて移動し、襲い掛かってくる黒い何かは私が凍らせているだけだけど。
そんな私達は道中で、何故かミューが待機させていたコローナを回収し、城の一階にある城の中で1番大きい、俗に大部屋と呼ばれる部屋に来て居た。

ミューは大部屋の教師が使う机を退け、机の下にあった床の一箇所を剥がした。
剥がした床には、小さな穴があり、ミューはそこに鍵を入れた。

ミューが鍵を入れ、鍵を回した瞬間、大部屋の壁の一箇所が開いた。
ミューはその開いた壁に私達を引っ張り込み、その後開いた壁の側面にあった小さな穴に再び鍵を入れた。

そこで再び鍵を回すと、開いていた壁と剥がした床が一人で動き出し、元に戻った様に見えた。
まあ、開いた壁の中から確認していたので、実際に戻ったかは分からないけど。

そして、壁と床が元に戻った様に見えた後に、今度は床の一部に下に行く階段が現れた。

その階段に先頭で入ったミューは、少し進んでから振り返り、言った。

「さあ、3人とも行きますよ。ここにはあの黒いのが出ませんから、ここから扉に向かいながら事情を説明します」

ミューはそう言ってから、階段を降りていった。




ミューから説明された内容は正直言って、ありえないと思うほどのものだった。
説明された内容も濃く、そして多かった。

なので、私とフィーナ、コローナは既に階段を歩き出してから、そしてミューが説明を開始してから30分は経っただろう為、混乱している頭を整理すると共に、聞き間違いではないと確認するために、さっきまで聞いていた内容を口に出した。

「ミューの話を総合すると、そもそも魔眼はこの世界には無く、更に魔眼が無い為に魔獣と呼ばれる動物達も現れなかった。

それらが現れたのが、今の文明よりも何万倍も進んでいる『カガク』という物の為で、更には進んだ『カガク』により未来予知すら出来るようになった。

そして、進み過ぎた『カガク』とやらのせいで、人間が絶滅すると予測できてしまった人間達は、絶滅を回避するために1度故意に文明を崩壊させたと」

私がそこまで言って、あまりの事に頭を抱えると、フィーナが私の言葉の続きを紡いだ。

「しかし、1度文明を崩壊させても、人間が絶滅する未来を変えられないと悟った人間は、その未来を『おとめげーむ』とやらに落とし込み、その『おとめげーむ』を多くの人間にやらせ、その『おとめげーむ』で優秀だった人間の記憶を『おとめげーむ』を攻略したタイミングで『こぴー』?する。

そして、この世界に生きている人間の誰かに、その『こぴー』された記憶が出るように世界を作り変える、ですか」

そこまで言うと、フィーナはため息をついた。
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