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後始末

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僕はあの後、美奈代に叩き起こされて一緒に街道の修復をさせられた。
見ると、最初に起きた地震より僕が純龍に止めを刺した一撃での被害の方が大きいようだ。
足で街道を歩きながら新品同然に直していく。
微妙に深緑が混じっているがまぁ良いだろう。
美奈代だって少し黄色が混じっている。
結果として街道は少しカラフルになって返ってきた。
次に住居の修復。
来る時に数十軒建て直したが近くにあった数軒はもう一度倒壊していた。
なので倒壊したものを流用して魔力を節約していく。
結局、この国の東部側の建物を全て建て直すこととなった。
魔力切れは美奈代が大量に持っていたポーションを無理矢理口に突っ込まれて回復させられた。
熱くて苦くて大変だったよ。
明日は喉が痛くなりそうだ。
食事が不便そうだね。
次に執政院に行き、事の顛末を報告した。
前にもこんな事があったなと思いながら報告書を五、六枚書き上げ、提出して執政院を出た。
さて、帰ったら純龍の素材を使った装備作りだね。
まずは全員の胴から取り掛かろう。
全員を測定しなければいけないのが少々面倒だがまぁすぐ終わるだろう。
胴が一番大掛かりだから時間がかかるだろうね。
もしかしたら最長の作成期間になるかもしれない。
それに、全員の装備を作っても多分素材は半分以上残るだろう。
早希はもちろん銃だね。
宗谷は基本拳だから籠手かな。
優里は杖か、短剣かな。
美奈代は杖だね。
魔法使い組には発動補助の術式を組み込んだ物にしておこう。
銃には弾丸と、倍率スコープが必要なのかな。
籠手には衝撃変換と打撃強化だね。
僕はまぁ特に何もない。
さて、世界最強クラスの装備は一体どんなものになるんだろうね。
楽しみだ。
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こんばんは。作者です。
少し前までテスト期間だったので割と投稿できてなかったと思いますがどうでしょう。
一応自分的には一週間に一度はできていたつもりですが。
ともあれ、これからは多少投稿速度は早まると思います。
最近は体調不良が続いているので分かりかねますがね。
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