迷宮攻略してたらいつの間にか世界救ってた

新世界の神

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異変の兆候

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それは唐突に訪れた。
地面がガタガタと震え、建物がカタカタと揺れる。
頭に割れるような痛みが走り、のたうち回る。
超音波攻撃でも受けたような痛みが断続的に走り、呻き声が漏れる。
それは早希も同じようで頭を押さえている。
轟音がした。
驚いて窓の外を見るとどこかで見たような紅い光が立ち昇っていた。
「えっ!?」
早希の声にそちらを見ると腰の銃が震えているのを押さえているようだった。
試しに僕も刀を創り出すと、紅い光が立ち昇る方へと引き寄せられるように力が働いているようだった。
なんだろうか。
まさか…いや、そんなことは無いはず。
あれは完全に破壊し尽くしたはずだ。
自己再生能力がなければそんなことは無いはず。
いや、なんにしろここからは遠い。
装備の完成を急ぐべきだ。
といっても、大まかには完成している。
あと一押し、発想の転換があれば。
とりあえずこちらは問題ない。
「あ、キャッ!?」
「おっ…とぉ…危ないなぁ。早希はもうちょっと体幹を鍛えないとね?」
「う、うん…」
一際大きい揺れと共に倒れこんだ早希を支えて立ち直らせる。
それにしても、なんだろうか。
何か、おかしなことでも起きるんだろうか。
まぁ、それならそれで、ワクワクする。
どんなことでもドンとこいだ。
さて、防具はあとで考えよう。
武器はやっぱり龍の牙だな。
古来から龍の牙は全てを切り裂くと。
弾丸に加工したならば全てを貫通して飛ぶだけ飛ぶ弾丸に。
剣ならば切り裂けぬもののない剣に。
盾ならば相手の攻撃を全て無意味にする盾に。
籠手ならば同等以上の防御でなければ無効化する籠手に。
杖ならば本来向かない刺突や剣戟が可能な杖に。
それぞれ変化する。
つまり何が言いたいかって龍の牙で武器を作ろう。と。
ただ、全く揺れが収まりそうにない。
これじゃあ集中も何もないね。
明日にしよう。
まぁ、明日になれば出来るようになってるだろう。
まだ日は出ているけど…たまにはこんな日があってもいいんじゃないか。
微弱な揺れも揺籠のようだ。
これなら明日まですぐだね。
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