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第1章 怨讐に女童
夜の学校
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日が落ち、暗闇と静寂に包まれた聖アスガ学院構内。
校門をふわりと跳躍し、越える明花。
その自分の行動に驚き、パチパチと瞬きをする。
心の中で、メデナリンジェが、囁く。
『魔力と身体能力の融合が、できる様になってきたわね。貴女の無意識の状態下で行った、夜の睡眠学習。さすが、私だわ。変身した時にも、今後より違和感なく戦える様にしてあげるから、安心しなさい』
明花は、少し表情を曇らせて、頷く。
『お礼はいいのよ?今の貴女の最高の笑顔さえ、見せてもらえれば。そんな笑顔をしてない?そうよね…。よく見たら、全くしてないわ。涙流して至上の喜びです、って感謝されるほどのものなのに。じゃあ、早速、今見せてもらえるかしら』
メデナリンジェが、明花の心の中で長々と囁くが、明花は、無視をするかの様に、足早に初等部の校舎へ向かっていく。
職員室の近くにある校舎の出入り口は、施錠されていない。
職員室の戸の上部にある小さなガラス窓から、照明の明かりが溢れている。
暗い廊下を静かに歩き、靴箱の場所で上履きに履き替える。
そして、自分の教室のある3階まで階段を上る。
足元は外の月明かりで感じ取れるが、周辺は暗くはっきりとはわからない。所々でスマホの照明を使い、居場所を確認する。
「(メデナリンジェさん、何かわかりますか?)」
明花は、3階の長い長い廊下を見て、昼間の光景と違い、闇に沈む姿は、少し恐怖すら感じていた。
『何処からか、感じるわ…。この魔力、教室の中?いや、どうかしら』
メデナリンジェの心の声を聞き、明花は、自分の教室へ入っていく。
窓際には月の光が差し込まれ、1列の机が照らされ、よく見える。
明花は、何かに気づき、息を飲んだ。
「…あ」
最前列窓際の席に、月の光さえも遮っているかの様な、真っ黒い人影が見えていた。
その人影は、成人しているかの様に、身体が大きい。肩幅は46cmと広く、身長170cmはある様に見える。
『…安定してはいるけど、深い怨念を感じるわ。魔力とは、違う様な…』
メデナリンジェの心の声に、明花は、背中に冷や汗をかき、流れ落ちる。
「(無視して、いいの?)」
『警戒しながら、触れないでおきましょうか。相手があそこから動かない限りは』
「(赤井さんが、救急車で運ばれたという話なんだけど、倒れていた所は、この教室のすぐ外の廊下みたいです)」
『そこで何かがあったのか、他の場所から逃げて、そこに辿り着いたのか。または、持病か何かが原因で倒れ、外的な要因はないのか』
明花は、廊下から大人の男性の声が聞こえ、身を屈めて、机に隠れる。
「誰か、この学校に侵入した奴がいるぞ!?大変な事だ!ただの罰では許さん!!」
明花は、固唾を飲む。
「先生の言う事を守らない奴は、お仕置きだ!そして、警察へ通報!そしてぇぇぇ…死刑だ!!!」
明花は、廊下を窺い、そして窓際の席にいる大きな人影を窺う。
『明花、廊下に出ては駄目よ』
「え?」
『あの声に、実体がないわ』
メデナリンジェの心の声に、明花は、警戒を強める。
ガタッ!
タタタ…
タタ…
「(何の音?)」
明花に月の光を遮る影が掛かる。
ふと、明花はその影を辿る。
「…きゃっ!」
先ほどから席に座っていた大きな人影が、明花の近くに佇んでいた。
近くで見ても、真っ黒い。ただ、右目だけが存在がはっきりとわかり、左目はない。その左目のあるべき場所には、抜き取られているかの様に、窪んでいるのが微かにわかる。
「…小学25年生です…」
その真っ黒い者は、低い声でそう言った。
明花は、顔を一瞬硬直させ、少し怯えた表情を見せる。
「名前は、…ざ……です…」
「…え??」
「目を返せよ…」
「…は…ぃ?」
真っ黒い者は、明花に覆い被さり、彼女の両手を掴んで、身体ごと床に押しつける。明花は、両足の間に身体を入れられ、うまく身動きできない。
「聞こえているよね。今、言ったよね。何で何度も言わせるの?君なら、……だと、おもったのに…」
真っ黒い者は、明花のデニムジャケットの胸ポケットの中に手を入れ、中を探る。
明花は、抵抗しようとしたが、体勢が不利なので、恐れながら、様子を窺った。
「ない…」
真っ黒い者は、天井を見上げ、何かを考えている。
『明花、こいつは、やばい奴だけど、敵意を示さなければ、無害よ。生気は感じないから、気が済めば、消えていくはず』
メデナリンジェの心の声に、明花は、
「(わかり、ま、し、た)」
と、嫌々答えた。
真っ黒い者は、明花のデニムジャケット両脇のポケットに手を入れ、弄る。何かの感触を掴んだのか、声を上げ、ポケットから何かを取り出した。
イチゴ味の飴玉。
「目じゃないよ…?」
明花は、念のため、真っ黒い者に言う。
「…知ってるよ」
真っ黒い者は、不満そうに呟き、飴玉の袋を開け、飴玉を口の中に放り投げる。
カチャ、カチャ
真っ黒い者は、口の中で飴玉を舐め回し、興奮気味に声を上げる。
「…」
真っ黒い者は、明花の両足を抱え込む様にして、彼女のキュロットスカートのポケットに手を入れた。
『彼の目玉がない事がわかれば、去ってくれるわよ』
メデナリンジェの心の声に、明花は少し恥ずかしそうにしながら、2度頷いた。
「お?…おお!おおお!!」
真っ黒い者は、興奮気味に声を上げ、ポケットの中のあるものを、取ろうと必死に手を動かした。
「…あっ…」
『…明花?』
「何か、感じた…。私、何も、入れていないのに…」
『!?』
真っ黒い者が、明花のキュロットスカートのポケットから取り出したものは、小さな丸い物。
それは、月の明かりに照らされ、明らかになった。
目玉。
真っ黒い者は、その目玉を自分の顔の窪んだ所に嵌め込む。
「お、おおお!おおおおおおお!!!」
真っ黒い者は、身体を震わせ、歓喜する。
そして、真っ黒い顔を明花の顔の側に寄せ、ニヤリと笑った。
「見つかったよ…。拾ってくれてたんだね?ありがとう…」
そう言い、真っ黒い者は、すっと消えてしまった。
「…う」
『明花、大丈夫?』
「大丈夫…じゃないです」
『怪我はない?』
「はい…。怪我は、ないですけど。心の方が…」
『お姉さんが、後で癒してあげるから。そこは、心配しなくていいのよ?得意なの、私…』
「はい…、結構ですぅ…」
明花は起き上がり、床に着いた背中と肩腕、お尻の埃を叩く。
『明花!!』
メデナリンジェの心の声の大きさに反応し、明花は驚いて辺りを見回した。
暗い教室の後ろの壁に寄りかかる、黒い外套を着た男が見える。
明花は、咄嗟に、身構えた。
「とても残念だったよ。彼の目玉を、君のポケットに入れてあげたのにさ。君を攻撃してくれないんだから、本当に失望だよ」
黒い外套を着た男はそう言い、明花に近づいていった。彼は、背が高く、白塗りをした様な白い顔をして、鮮血の目をしている。
「足を見てごらん…」
明花は、自分の足に目をやり、悲鳴を漏らした。
明花の白い太ももに違和感のある、赤い跡がある。
それは、同級生くらいの子供の手形に見える。
「廊下で、誘われたのさ」
明花は、近づいてくる黒い外套の男と距離を置く様に、後退りする。
「死のダンスにだよ…!」
明花の右手薬指の黄金色指輪が、輝き出す。
『明花!!』
メデナリンジェの心の声に、明花は返事をする。
「わ、わかってます」
明花の黄金色指輪は、さらに輝き、魔法戦闘服への変身を促している。
『違う、違うの!!』
「え?」
黒い外套の男は、不敵な笑みを浮かべ、目を細める。
「いい人材じゃないか。気に入ったよ。後は、その大きな魔力に、悲劇が引き金となり、狂気に満ちた殺意が生まれれば、いい魔幻となるだろうさ」
「メデナリンジェさん…!!」
『変身して!そして…』
黄金色指輪は、輝きを周囲に大きく放つ。
『逃げて!貴女が敵う様な相手じゃないわ!!』
「挨拶が遅れたな…。私は、ドルヴァスク魔幻男爵様側近、クーペリュス・ガイオンと言う」
magic operation
「フフ、奴らと仲間か?面白い、男爵様の時の様には、いかぬぞ?」
校門をふわりと跳躍し、越える明花。
その自分の行動に驚き、パチパチと瞬きをする。
心の中で、メデナリンジェが、囁く。
『魔力と身体能力の融合が、できる様になってきたわね。貴女の無意識の状態下で行った、夜の睡眠学習。さすが、私だわ。変身した時にも、今後より違和感なく戦える様にしてあげるから、安心しなさい』
明花は、少し表情を曇らせて、頷く。
『お礼はいいのよ?今の貴女の最高の笑顔さえ、見せてもらえれば。そんな笑顔をしてない?そうよね…。よく見たら、全くしてないわ。涙流して至上の喜びです、って感謝されるほどのものなのに。じゃあ、早速、今見せてもらえるかしら』
メデナリンジェが、明花の心の中で長々と囁くが、明花は、無視をするかの様に、足早に初等部の校舎へ向かっていく。
職員室の近くにある校舎の出入り口は、施錠されていない。
職員室の戸の上部にある小さなガラス窓から、照明の明かりが溢れている。
暗い廊下を静かに歩き、靴箱の場所で上履きに履き替える。
そして、自分の教室のある3階まで階段を上る。
足元は外の月明かりで感じ取れるが、周辺は暗くはっきりとはわからない。所々でスマホの照明を使い、居場所を確認する。
「(メデナリンジェさん、何かわかりますか?)」
明花は、3階の長い長い廊下を見て、昼間の光景と違い、闇に沈む姿は、少し恐怖すら感じていた。
『何処からか、感じるわ…。この魔力、教室の中?いや、どうかしら』
メデナリンジェの心の声を聞き、明花は、自分の教室へ入っていく。
窓際には月の光が差し込まれ、1列の机が照らされ、よく見える。
明花は、何かに気づき、息を飲んだ。
「…あ」
最前列窓際の席に、月の光さえも遮っているかの様な、真っ黒い人影が見えていた。
その人影は、成人しているかの様に、身体が大きい。肩幅は46cmと広く、身長170cmはある様に見える。
『…安定してはいるけど、深い怨念を感じるわ。魔力とは、違う様な…』
メデナリンジェの心の声に、明花は、背中に冷や汗をかき、流れ落ちる。
「(無視して、いいの?)」
『警戒しながら、触れないでおきましょうか。相手があそこから動かない限りは』
「(赤井さんが、救急車で運ばれたという話なんだけど、倒れていた所は、この教室のすぐ外の廊下みたいです)」
『そこで何かがあったのか、他の場所から逃げて、そこに辿り着いたのか。または、持病か何かが原因で倒れ、外的な要因はないのか』
明花は、廊下から大人の男性の声が聞こえ、身を屈めて、机に隠れる。
「誰か、この学校に侵入した奴がいるぞ!?大変な事だ!ただの罰では許さん!!」
明花は、固唾を飲む。
「先生の言う事を守らない奴は、お仕置きだ!そして、警察へ通報!そしてぇぇぇ…死刑だ!!!」
明花は、廊下を窺い、そして窓際の席にいる大きな人影を窺う。
『明花、廊下に出ては駄目よ』
「え?」
『あの声に、実体がないわ』
メデナリンジェの心の声に、明花は、警戒を強める。
ガタッ!
タタタ…
タタ…
「(何の音?)」
明花に月の光を遮る影が掛かる。
ふと、明花はその影を辿る。
「…きゃっ!」
先ほどから席に座っていた大きな人影が、明花の近くに佇んでいた。
近くで見ても、真っ黒い。ただ、右目だけが存在がはっきりとわかり、左目はない。その左目のあるべき場所には、抜き取られているかの様に、窪んでいるのが微かにわかる。
「…小学25年生です…」
その真っ黒い者は、低い声でそう言った。
明花は、顔を一瞬硬直させ、少し怯えた表情を見せる。
「名前は、…ざ……です…」
「…え??」
「目を返せよ…」
「…は…ぃ?」
真っ黒い者は、明花に覆い被さり、彼女の両手を掴んで、身体ごと床に押しつける。明花は、両足の間に身体を入れられ、うまく身動きできない。
「聞こえているよね。今、言ったよね。何で何度も言わせるの?君なら、……だと、おもったのに…」
真っ黒い者は、明花のデニムジャケットの胸ポケットの中に手を入れ、中を探る。
明花は、抵抗しようとしたが、体勢が不利なので、恐れながら、様子を窺った。
「ない…」
真っ黒い者は、天井を見上げ、何かを考えている。
『明花、こいつは、やばい奴だけど、敵意を示さなければ、無害よ。生気は感じないから、気が済めば、消えていくはず』
メデナリンジェの心の声に、明花は、
「(わかり、ま、し、た)」
と、嫌々答えた。
真っ黒い者は、明花のデニムジャケット両脇のポケットに手を入れ、弄る。何かの感触を掴んだのか、声を上げ、ポケットから何かを取り出した。
イチゴ味の飴玉。
「目じゃないよ…?」
明花は、念のため、真っ黒い者に言う。
「…知ってるよ」
真っ黒い者は、不満そうに呟き、飴玉の袋を開け、飴玉を口の中に放り投げる。
カチャ、カチャ
真っ黒い者は、口の中で飴玉を舐め回し、興奮気味に声を上げる。
「…」
真っ黒い者は、明花の両足を抱え込む様にして、彼女のキュロットスカートのポケットに手を入れた。
『彼の目玉がない事がわかれば、去ってくれるわよ』
メデナリンジェの心の声に、明花は少し恥ずかしそうにしながら、2度頷いた。
「お?…おお!おおお!!」
真っ黒い者は、興奮気味に声を上げ、ポケットの中のあるものを、取ろうと必死に手を動かした。
「…あっ…」
『…明花?』
「何か、感じた…。私、何も、入れていないのに…」
『!?』
真っ黒い者が、明花のキュロットスカートのポケットから取り出したものは、小さな丸い物。
それは、月の明かりに照らされ、明らかになった。
目玉。
真っ黒い者は、その目玉を自分の顔の窪んだ所に嵌め込む。
「お、おおお!おおおおおおお!!!」
真っ黒い者は、身体を震わせ、歓喜する。
そして、真っ黒い顔を明花の顔の側に寄せ、ニヤリと笑った。
「見つかったよ…。拾ってくれてたんだね?ありがとう…」
そう言い、真っ黒い者は、すっと消えてしまった。
「…う」
『明花、大丈夫?』
「大丈夫…じゃないです」
『怪我はない?』
「はい…。怪我は、ないですけど。心の方が…」
『お姉さんが、後で癒してあげるから。そこは、心配しなくていいのよ?得意なの、私…』
「はい…、結構ですぅ…」
明花は起き上がり、床に着いた背中と肩腕、お尻の埃を叩く。
『明花!!』
メデナリンジェの心の声の大きさに反応し、明花は驚いて辺りを見回した。
暗い教室の後ろの壁に寄りかかる、黒い外套を着た男が見える。
明花は、咄嗟に、身構えた。
「とても残念だったよ。彼の目玉を、君のポケットに入れてあげたのにさ。君を攻撃してくれないんだから、本当に失望だよ」
黒い外套を着た男はそう言い、明花に近づいていった。彼は、背が高く、白塗りをした様な白い顔をして、鮮血の目をしている。
「足を見てごらん…」
明花は、自分の足に目をやり、悲鳴を漏らした。
明花の白い太ももに違和感のある、赤い跡がある。
それは、同級生くらいの子供の手形に見える。
「廊下で、誘われたのさ」
明花は、近づいてくる黒い外套の男と距離を置く様に、後退りする。
「死のダンスにだよ…!」
明花の右手薬指の黄金色指輪が、輝き出す。
『明花!!』
メデナリンジェの心の声に、明花は返事をする。
「わ、わかってます」
明花の黄金色指輪は、さらに輝き、魔法戦闘服への変身を促している。
『違う、違うの!!』
「え?」
黒い外套の男は、不敵な笑みを浮かべ、目を細める。
「いい人材じゃないか。気に入ったよ。後は、その大きな魔力に、悲劇が引き金となり、狂気に満ちた殺意が生まれれば、いい魔幻となるだろうさ」
「メデナリンジェさん…!!」
『変身して!そして…』
黄金色指輪は、輝きを周囲に大きく放つ。
『逃げて!貴女が敵う様な相手じゃないわ!!』
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