魔gic Operation Girl! HARUKA

sayure

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第1章 怨讐に女童

前触れ

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今朝、6時に起きて、シャワーを浴びる明花はるか

昨夜、明花はうなされていた。人型の黒い煙が、姿を現し、明花を地面ほどの低い位置から、じっとうかがう。

その人型の黒い煙の感情は、よどみ、不可解な怨念を感じさせる。

それは、夢なのか、現実なのか、何とも判断のつかない記憶だった。

その感情は、明花の体の中にいるメデナリンジェには、伝わらなかった。

メデナリンジェは、熟睡していた。

明花は、人型の黒い煙の視線に恐怖を感じていた。

恨みという感情を、そこまで深くできるものなの?

ふと、お風呂場の地面のタイルに視線を感じた明花は、慌てて股を閉じ、倒れ込む様に壁に寄った。

何もない。

気のせいだった。

昨夜は、自分と同じ様な境遇に、まるで死にでも追いやろうと言わんばかりの狂気で満たされた感情が、あの煙から伝わった。

シャワーヘッドをタイルに落とし、カコンと音が響く。

その音を気にして、台所で朝食を作っていた母親がかけ寄り、大丈夫?と明花に声をかける。

「うん、大丈夫。今出るから」

明花は、そう言い、ふうっと息を吐いた。

明花の感情は、メデナリンジェに伝わっていく。



明花は、髪結びのリボンを白い下地に青を重ねたギンガムチェックにして、白いデニムジャケットに黄色に文字デザインの入ったシャツを着て、紫色のキュロットを履いて、家を出た。

『あら、可愛らしい。昔の私みたいじゃない』

メデナリンジェの心の声に、明花は、表情が固くなりながらも、はい、と返事をした。

『大丈夫よ?明花。貴女には、この私がついているから、怖くはないわ』

「メデナリンジェさん、私の…」

『貴女、得体の知れない何かに恐怖を抱いているわね。それは、昨日にはなかったものだったわ。もしかしたら、悪い夢を見ているだけかも知れないし、もしかしたら、現実かも知れない。私にも、現状では分からないわ。でも…』

『お姉さんに任せなさい』

メデナリンジェの鼻息を巻く様な声に、明花は返事をする。

「はぁい…」



明花は、校門を通り抜け、初等部校舎に入る。教室に辿り着くと、生徒同士がざわついていた。

「赤井ちゃん、救急車で運ばれたんだって」

「入院、したんだよね…」

「赤井の奴、夜中に学校で何してたんだよ?」

明花は、席に座ると、辺りを見回した。

何かが、いた…

まだその存在は、この辺りにある様な。

『明花、感じるわね。魔力を使った痕跡を』

「(私が昨日の夜、感じたものじゃないけど。感じる…)」

明花がメデナリンジェと心の中で話していると、明花の同級生の丹羽桃華が、明花の側に寄り、不安そうな顔を見せた。

「赤井さんもだけど、玲ちゃんも、休みなんだよ」

その丹羽桃華の言葉に、明花は声を漏らした。

「玲ちゃん…」
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