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第1択
逃れられない選択
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上手く回っていた歯車が狂いはじめ、俺の不安と苛立ちは募りに募っていた。あの日、交通事故に遭わなければこんなことにはならなかったはずだ。
――そうだ、あの信号無視をした運転手が悪い。
示談金を受け取ることで和解したが、現状の自分を客観的に見てもその金銭とは到底釣り合うはずがなかった。とはいえ、既に示談が済んでいる以上はその運転手をどうこうは出来ない。
学校に行きたくなかったが、残りの単位を取りに行かなければならない。あれから数日、友人からは誰も連絡がきていない。普段なら何も思うことはないのだが、やはり優衣があの時のことを皆に報告しているのかが気になる。
それならそれで、一斉に皆から責められたほうがマシかもしれない。だが、あえて無視されているのだとしたら――。
学校で顔を合わせるのが怖い。罵倒されるのか、無視されるのか、殴られるのか。最悪の場合、学校中の噂になっていたりして……。
足取りが重い。そこまでして行かなくてもいいじゃないか、と自分に言い聞かせる。
「そうだ、単位を取るといっても焦るほどではないじゃないか。しばらくは様子見をしたって構わないはずだ」
言葉と裏腹にワックスを付けて支度を済ませてしまう。お袋が陽気に「行ってらっしゃい」と言い、ソファに横たわっていた茜はテレビを見て爆笑をしている。
この家で起こっていることは普段通り。それだけでホッと安堵する。
▽
≪八重樫中央大学≫
その看板を目にして正門をくぐるのも、あと何回ぐらいあるのだろうか。俺は二限目にあった”心理学”の授業を受けるため、一番広いとされる教室に向かった。心理学科目は全学年共通で受ける権利を持っており、何よりも多くの人の関心を集めるコンテンツであることから人気が非常に高い。そういうこともあって、俺は知り合いから発見されずに無事に済んだ……と、思い込んでいる。
正直、授業の合間の時間は気が気でなかった。誰かが俺のことをヒソヒソと噂をしているのではないかと、なんだか罪を犯した逃亡者になったような気分だ。いや、実際に優衣にしたことは罪か。
チャイムが鳴ると同時に俺は逃げるかのように教室を出た。まだ、三限目に別の授業を受けないといけないが、その前に昼休憩が取られる。それまでの1時間ちょっとどこで過ごそうか。
真っ先に思い浮かんだのは”図書室”であった。1階から4階と充実しており特に視聴覚室といって、図書室に置かれた映画やドキュメント番組のDVD鑑賞ができる部屋が素晴らしい。この場だけは個室となっており誰とも顔を合わせる必要がないので、今の俺にとってはベストプレイスというわけだ。
【図書室に向かう】
【自宅に帰る】
【食堂に行く】
【3限目の教室で待機する】
なんでこのタイミングで選択肢が出るんだよっ!
今回はすべてが行動の選択肢……。
ここで把握したのは、誰かを相手しているときのみに選択肢が出るわけではないこと。いずれにしても、この選択肢の向かう先は良くない結果のはずであるが。
「腹も空いたし食堂に行くか」
勝手に口が動く独り言。いや、予想はしていた。この中の選択肢の中で最も避けたいものが選ばれる傾向にある。食堂といえば、優衣を含めた友人たちが高い確率で集まっている場所である。いつも、テーブルを囲っては雑談をしたりゲームをしたりするのが通例。今日に限っては、俺の悪口大会が開かれているのかもしれない……。
陰鬱な状態で、行きたくもない場所に足が勝手に動くことを想像してみてくれ。それはそれは、胸焼けがして嘔吐したくなる最悪な気分だ。
相も変わらずガヤガヤと食堂は騒がしい。食券を購入してお盆を取り、自分の頼んだメニューが出てくるまで待機。その一連の流れがとても長く感じられた。俺は手っ取り早くてコストの安い”たぬきうどん”を注文。食欲なんてものはこれっぽちも湧かない。
横目に彼女たちがいないかをチェック。大学生なんてどれもこれも注視しなければシルエットは似たり寄ったりだ。俺は空いている席を確認するため、キョロキョロと視線を泳がせていた。すると、
「よう、シュン! こっちだこっち!」
呼びかけてきた憲司の大きな声に、心臓が揉みつぶされるような苦しみを伴った。ここで無視するのは絶対に違う。逃げたい、逃げたい、逃げたいっ!
俺は声のする方へと振り返って、ブンブンと大きく手を振る憲司の姿を捉えた。彼は歯を見せて笑っている。あれは嘘の笑いか? それとも優衣のことを知らない素の笑みか?
俺は人生で一番下手くそな作り笑いをして、震える足を前に出す。
よっぽど視界が狭まっていたのだろう。憲司に辿り着く間際になって、隣に優衣・詩奈・ウーバーがいることに気が付いた。優衣はあからさまに俺の顔から目を背け、面白くないという表情を作る。詩奈とウーバーに限っては気まずそうな顔をしている……ように嫌でも見えてしまった。
「よ、よう」
「来ていたなら連絡よこせよ~」
憲司は基本的に場を和ませるキャラでいわゆる陽気キャラである。だからなのか、俺が優衣にしたことを彼が知っているのか知らないのか判別が付きにくい。やはり、詩奈とウーバーの反応を見て判断するしかないのか。
「お前たちスピード破局したんだって?」
陽気キャラも度が過ぎて、空気を読まない男に変貌するのが憲司の欠点だ。
「ちょっと、憲司。そんなダイレクトに言わなくても。ま、まあ、合う合わないかは付き合ってみないと分からないからね。付き合って長いわけじゃないし、友達としても戻りやすいんじゃないかな」
詩奈は堅いながらも表情に笑みを作ろうとしている。表面的であれ俺を敵意には感じていなさそうだ。
「とはいっても、すぐに元通りっていうわけにもいかないだろ。まあ、2人が気まずいのであれば、こっちで取り計らうが」
ウーバーは淡々としている。ポーカーフェイスで何を考えているのか分からないことも多いが、こういう場面での彼の存在は非常に助かる。
2人の話から察するに、俺が優衣に振られて別れたことを知っているようだが、その詳細までは知らないらしい。兎にも角にも、胸を圧迫する何かは少しだけ陰を潜めてくれたようだ。
「そういえば、ムラッセと緒方は?」
「ムラッセは今日もバイトだってさ。何連勤するんだろうな。緒方はいつもの」
ムラッセは就職先を決めていない。卒業後は海外を旅しながらノマドワーカーになって生活するのが目標だとか。聞いているだけで、自分のしたいことを突き詰めているように思える。俺は尊敬と羨望を彼に抱き彼のようになりたいと思っているが、自分が何をしたいのかさえ分かってもいない。
食事を終えた俺は腕時計の針を確認して立ち上がった。
「それじゃあ、俺次の授業があるから」
「あっ、”古文”だよね。私もだから一緒に行こ」
詩奈はそう言って立ち上がる。
「じゃ、また終わったらここで集合で」と、憲司。
相変わらず仏頂面の優衣。そんな彼女を見る度に俺の心は抉られていく。
詩奈と2人で歩くというのは珍しくはない。大学に入学仕立ての頃、誰よりも早くに仲良くなったのが詩奈だった。同じ学科ということもあってか、毎日のように顔を合わせては喋っていた記憶ばかり。社交性の高い彼女の紹介で優衣やウーバーと知り合い、詩奈は本当に貴重な友人であると思う。
優衣と並ぶとどうにも見劣りしてまう詩奈。小柄ではあるが清純そうな服装を好んで着る上、いつもニコニコしている愛嬌から男性人気は結構ある。
”古文”は選択科目で人気はあまりなかった。だからなのか、”心理学”と打って変わって小さな教室が宛がわれる。それも学内でも一番古い棟で人通りも少ない。3階にある教室に向けて階段を上っていると、2階の踊り場で突如として詩奈が足を止める。後ろを歩いていた俺は危うく彼女の背中にぶつかりそうになった。
「私、知っているよ」
「え?」
彼女の声のトーンが低い。それも振り返らずに言うものだから、何か嫌な予感しかしない。
「俊介君が優衣にしたこと。――全部聞いた」
ドクンッ。強い鼓動が打たれる。言葉が出なかった。冷や汗が全身の毛穴から噴出しているような、熱い、冷たい、どっち? どっちでもいい。どこまで知っている? 全部とはなんだ?
「な、なんのことだよ」
「嫌がる優衣を性欲のままに襲ったって、ハッキリ言えばいいの?」
「誤解だっ」
「本人がそう思っていないのなら、誤解にはならないんじゃない? さあ、どうしよっか」
詩奈は振り返った。その表情は何か企みを持った悪魔的な表情に見えた。
「彼女、他の皆には言いたくないみたい。でも、私は違うよ。俊介君の答え次第では皆に教えてあげるつもり」
「答え次第?」
「そう。これから俊介君は私の隷属になるの。私のお願いは絶対だし、私を満足させるように尽くさなければならない。でないと、家族や働く会社に吹聴して回ることになるかも。受け入れるのなら、優衣が他の人に口を割らないようにしてあげる」
おぞましい。詩奈の本当の顔がそこにはあった。普段は皆を取り纏める中間管理職的なポジションで、しっかりしていながらも空気を読むことに長けていた。
ダメだっ! ヤバい、この状況は!
俺は直感で分かった。詩奈から迫られていることから、間違いなく俺の意思とは関係ないアレが出てくることを。
【受け入れる】
【断る】
【詩奈を階段から突き落とす】
【詩奈に選択肢について喋る】
何を選んでもクソじゃないか……。それでも、一番に選んではいけないのを頭ではよく理解できている。間違っても、殺人なんて犯すなっ!
頼む、頼む、頼む、頼むっ!
神様、一生のお願いです!!!!
――そうだ、あの信号無視をした運転手が悪い。
示談金を受け取ることで和解したが、現状の自分を客観的に見てもその金銭とは到底釣り合うはずがなかった。とはいえ、既に示談が済んでいる以上はその運転手をどうこうは出来ない。
学校に行きたくなかったが、残りの単位を取りに行かなければならない。あれから数日、友人からは誰も連絡がきていない。普段なら何も思うことはないのだが、やはり優衣があの時のことを皆に報告しているのかが気になる。
それならそれで、一斉に皆から責められたほうがマシかもしれない。だが、あえて無視されているのだとしたら――。
学校で顔を合わせるのが怖い。罵倒されるのか、無視されるのか、殴られるのか。最悪の場合、学校中の噂になっていたりして……。
足取りが重い。そこまでして行かなくてもいいじゃないか、と自分に言い聞かせる。
「そうだ、単位を取るといっても焦るほどではないじゃないか。しばらくは様子見をしたって構わないはずだ」
言葉と裏腹にワックスを付けて支度を済ませてしまう。お袋が陽気に「行ってらっしゃい」と言い、ソファに横たわっていた茜はテレビを見て爆笑をしている。
この家で起こっていることは普段通り。それだけでホッと安堵する。
▽
≪八重樫中央大学≫
その看板を目にして正門をくぐるのも、あと何回ぐらいあるのだろうか。俺は二限目にあった”心理学”の授業を受けるため、一番広いとされる教室に向かった。心理学科目は全学年共通で受ける権利を持っており、何よりも多くの人の関心を集めるコンテンツであることから人気が非常に高い。そういうこともあって、俺は知り合いから発見されずに無事に済んだ……と、思い込んでいる。
正直、授業の合間の時間は気が気でなかった。誰かが俺のことをヒソヒソと噂をしているのではないかと、なんだか罪を犯した逃亡者になったような気分だ。いや、実際に優衣にしたことは罪か。
チャイムが鳴ると同時に俺は逃げるかのように教室を出た。まだ、三限目に別の授業を受けないといけないが、その前に昼休憩が取られる。それまでの1時間ちょっとどこで過ごそうか。
真っ先に思い浮かんだのは”図書室”であった。1階から4階と充実しており特に視聴覚室といって、図書室に置かれた映画やドキュメント番組のDVD鑑賞ができる部屋が素晴らしい。この場だけは個室となっており誰とも顔を合わせる必要がないので、今の俺にとってはベストプレイスというわけだ。
【図書室に向かう】
【自宅に帰る】
【食堂に行く】
【3限目の教室で待機する】
なんでこのタイミングで選択肢が出るんだよっ!
今回はすべてが行動の選択肢……。
ここで把握したのは、誰かを相手しているときのみに選択肢が出るわけではないこと。いずれにしても、この選択肢の向かう先は良くない結果のはずであるが。
「腹も空いたし食堂に行くか」
勝手に口が動く独り言。いや、予想はしていた。この中の選択肢の中で最も避けたいものが選ばれる傾向にある。食堂といえば、優衣を含めた友人たちが高い確率で集まっている場所である。いつも、テーブルを囲っては雑談をしたりゲームをしたりするのが通例。今日に限っては、俺の悪口大会が開かれているのかもしれない……。
陰鬱な状態で、行きたくもない場所に足が勝手に動くことを想像してみてくれ。それはそれは、胸焼けがして嘔吐したくなる最悪な気分だ。
相も変わらずガヤガヤと食堂は騒がしい。食券を購入してお盆を取り、自分の頼んだメニューが出てくるまで待機。その一連の流れがとても長く感じられた。俺は手っ取り早くてコストの安い”たぬきうどん”を注文。食欲なんてものはこれっぽちも湧かない。
横目に彼女たちがいないかをチェック。大学生なんてどれもこれも注視しなければシルエットは似たり寄ったりだ。俺は空いている席を確認するため、キョロキョロと視線を泳がせていた。すると、
「よう、シュン! こっちだこっち!」
呼びかけてきた憲司の大きな声に、心臓が揉みつぶされるような苦しみを伴った。ここで無視するのは絶対に違う。逃げたい、逃げたい、逃げたいっ!
俺は声のする方へと振り返って、ブンブンと大きく手を振る憲司の姿を捉えた。彼は歯を見せて笑っている。あれは嘘の笑いか? それとも優衣のことを知らない素の笑みか?
俺は人生で一番下手くそな作り笑いをして、震える足を前に出す。
よっぽど視界が狭まっていたのだろう。憲司に辿り着く間際になって、隣に優衣・詩奈・ウーバーがいることに気が付いた。優衣はあからさまに俺の顔から目を背け、面白くないという表情を作る。詩奈とウーバーに限っては気まずそうな顔をしている……ように嫌でも見えてしまった。
「よ、よう」
「来ていたなら連絡よこせよ~」
憲司は基本的に場を和ませるキャラでいわゆる陽気キャラである。だからなのか、俺が優衣にしたことを彼が知っているのか知らないのか判別が付きにくい。やはり、詩奈とウーバーの反応を見て判断するしかないのか。
「お前たちスピード破局したんだって?」
陽気キャラも度が過ぎて、空気を読まない男に変貌するのが憲司の欠点だ。
「ちょっと、憲司。そんなダイレクトに言わなくても。ま、まあ、合う合わないかは付き合ってみないと分からないからね。付き合って長いわけじゃないし、友達としても戻りやすいんじゃないかな」
詩奈は堅いながらも表情に笑みを作ろうとしている。表面的であれ俺を敵意には感じていなさそうだ。
「とはいっても、すぐに元通りっていうわけにもいかないだろ。まあ、2人が気まずいのであれば、こっちで取り計らうが」
ウーバーは淡々としている。ポーカーフェイスで何を考えているのか分からないことも多いが、こういう場面での彼の存在は非常に助かる。
2人の話から察するに、俺が優衣に振られて別れたことを知っているようだが、その詳細までは知らないらしい。兎にも角にも、胸を圧迫する何かは少しだけ陰を潜めてくれたようだ。
「そういえば、ムラッセと緒方は?」
「ムラッセは今日もバイトだってさ。何連勤するんだろうな。緒方はいつもの」
ムラッセは就職先を決めていない。卒業後は海外を旅しながらノマドワーカーになって生活するのが目標だとか。聞いているだけで、自分のしたいことを突き詰めているように思える。俺は尊敬と羨望を彼に抱き彼のようになりたいと思っているが、自分が何をしたいのかさえ分かってもいない。
食事を終えた俺は腕時計の針を確認して立ち上がった。
「それじゃあ、俺次の授業があるから」
「あっ、”古文”だよね。私もだから一緒に行こ」
詩奈はそう言って立ち上がる。
「じゃ、また終わったらここで集合で」と、憲司。
相変わらず仏頂面の優衣。そんな彼女を見る度に俺の心は抉られていく。
詩奈と2人で歩くというのは珍しくはない。大学に入学仕立ての頃、誰よりも早くに仲良くなったのが詩奈だった。同じ学科ということもあってか、毎日のように顔を合わせては喋っていた記憶ばかり。社交性の高い彼女の紹介で優衣やウーバーと知り合い、詩奈は本当に貴重な友人であると思う。
優衣と並ぶとどうにも見劣りしてまう詩奈。小柄ではあるが清純そうな服装を好んで着る上、いつもニコニコしている愛嬌から男性人気は結構ある。
”古文”は選択科目で人気はあまりなかった。だからなのか、”心理学”と打って変わって小さな教室が宛がわれる。それも学内でも一番古い棟で人通りも少ない。3階にある教室に向けて階段を上っていると、2階の踊り場で突如として詩奈が足を止める。後ろを歩いていた俺は危うく彼女の背中にぶつかりそうになった。
「私、知っているよ」
「え?」
彼女の声のトーンが低い。それも振り返らずに言うものだから、何か嫌な予感しかしない。
「俊介君が優衣にしたこと。――全部聞いた」
ドクンッ。強い鼓動が打たれる。言葉が出なかった。冷や汗が全身の毛穴から噴出しているような、熱い、冷たい、どっち? どっちでもいい。どこまで知っている? 全部とはなんだ?
「な、なんのことだよ」
「嫌がる優衣を性欲のままに襲ったって、ハッキリ言えばいいの?」
「誤解だっ」
「本人がそう思っていないのなら、誤解にはならないんじゃない? さあ、どうしよっか」
詩奈は振り返った。その表情は何か企みを持った悪魔的な表情に見えた。
「彼女、他の皆には言いたくないみたい。でも、私は違うよ。俊介君の答え次第では皆に教えてあげるつもり」
「答え次第?」
「そう。これから俊介君は私の隷属になるの。私のお願いは絶対だし、私を満足させるように尽くさなければならない。でないと、家族や働く会社に吹聴して回ることになるかも。受け入れるのなら、優衣が他の人に口を割らないようにしてあげる」
おぞましい。詩奈の本当の顔がそこにはあった。普段は皆を取り纏める中間管理職的なポジションで、しっかりしていながらも空気を読むことに長けていた。
ダメだっ! ヤバい、この状況は!
俺は直感で分かった。詩奈から迫られていることから、間違いなく俺の意思とは関係ないアレが出てくることを。
【受け入れる】
【断る】
【詩奈を階段から突き落とす】
【詩奈に選択肢について喋る】
何を選んでもクソじゃないか……。それでも、一番に選んではいけないのを頭ではよく理解できている。間違っても、殺人なんて犯すなっ!
頼む、頼む、頼む、頼むっ!
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