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第5択
須藤 杏子②
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8月17日。鵜山総合病院から佐々木弁護士に電話が掛けられていることは分かったが、その発信源となった電話機は脳神経科のスタッフステーションということが判明するや謎が深まった。
どうして、わざわざ足の付くようなことをしたのか。電話をした本人は、佐々木の襲ったりする気はなかったということか?
「緊急の場合などに、患者さんがスタッフステーションの電話を使用したことはありますか?」
私は看護師に問う。
「緊急の場合であれば。ただ、そういったことは滅多にありませんね」
「たとえば、今月限っては?」
「私が知る限りは。ただ、日勤と夜勤で働く者が変わっておりますので、1人1人に確認してみないと何とも」
「いえ、正確な時間を知っています。14時21分、17日のこの時間で働いていた方は?」
「少々お待ちください」
と、私は待っている間に行き交う患者や看護師を目に映した。
捜査というほどでもないが、なんだかトントン拍子に事を進まされている気がしてならない。佐々木が持つ小野塚の情報というものが、どれだけの秘匿量を持っているのか定かではないが、公にできないものも多かったはず。
(そういった情報を引き出そうとするのに、職場の電話なんて使うかな)
「お待たせしました」
先程の看護師は別の若い女性を引き連れて戻ってくる。
「17日に日勤で入っていた吉永と申します」
「すみません、今はこの子しかいなくて。申し訳ないのですが、私も仕事に戻らせていただきますね」
最初の看護師は仕事に戻り、吉永は呆けた顔を向けてくる。
「17日の14時頃、誰かが佐々木さんという方に電話をかけているの。何か心当たりはないかな?」
「その日は定期カンファレンスが行われた日で、お昼から夕方にかけて大体2時間ほど、スタッフが数名抜けていました。なので、その間は少数で働くことになるので、私たちも余裕がなかったと思います」
「定期カンファレンス?」
「はい。各科の職員が決められた日に集まって、院内方針や改善点などを会議するような、いわゆるミーティングですね」
「決められた日っていうのは?」
「毎週火曜日ですね」
私はメモ帳に火曜日と記して、それを囲うように大きな丸を何重にも重ねて塗りつぶした。
「皆が皆、2時間で終わるの?」
「いえ、一部の先生たちは当院外の病院スタッフと合同カンファレンスに出ているとか。患者を治療するという本分を放棄して、朝から晩まで何を話すことがあるのか、私にはよく分かりませんけど」
名目上は立派なことを言っていても、無駄な時間と効率を活用する組織というのは昔からある。警察においてもそう。結局は上の人間の古臭い慣習が、そのまま下の世代に継がれてしまっている現状。こればかりは、権力ある者が鶴の一声を発しなければ変わらない。
「それで此処から院内関係者以外に電話をした人物、あるいは挙動不審な動きをした人物に心当たりは?」
吉永は首を傾げながらも必死に記憶を辿る。しかし、一向に回答が返ってきやしないので、私はある人物の名を出してみることにした。
「たとえば、精神科の先生とかが来ていたとかは?」
「え、精神科の先生がですか? どうでしょう。精神科の先生の中には白衣を纏わない方が多いので、見分けが……あっ」
なにかを思い出した彼女は、絵に描いたように口を手で覆う。
「精神科の先生かどうかは存じ上げないのですが、私服の男性が此処から電話をしていたのをチラリと見ました。患者さんの対応に追われて、はっきりと顔までは覚えていませんが」
これで大方は絞れた。問題はどうして脳神経科のスタッフステーションから掛けたのかということ。カモフラージュするにしては、そもそも論であるが病院外から掛ければいいだけの話。
彼の狙いが掴めなかった。もしやすると、私はまんまと此処まで引きずり出されたのではないだろうか。――なんのため?
それに一介の精神科が、今さら小野塚について調べる理由さえも思いつかない。全てを握るのは、やはり白馬ペンションで起こった殺人事件と八柳 俊介という男子学生であろう。
いや、待って。
精神科、小野塚、殺人――。
まさか、嘘よ、そんなことあるはずない。
一瞬、頭に過った推測は、私にとって全力で否定したい内容となっていた。それでも、刑事の勘が完全否定を許さないでいる。その可能性は可能性としてある限り、私は調べなければならない。
ピロピロ。
スマートフォンの電話が鳴ったことで、看護師の冷ややかな視線を集めることに。慌てて電話を取った私は声を潜めて応えた。
『あ、先輩。今、水森さんの実家に来ていまして』
「それで?」
「それがちょうど、自宅の庭で白骨体で見つかったところに居合わせまして」
水森 詩奈の遺体が埋められていた?
なぜ、わざわざ彼女の実家の庭に埋める必要がある?
いやいや、違う。危うく私は重要な部分を無視するところだった。
「白骨化ということは、詩奈の遺体じゃないわね」
「ええ。恐らく、彼女の母親のかと」
「そう。だから、連絡がつかないわけか。彼女の父親とは?」
「近隣の住民から聞いた限り、女癖と酒癖が最悪だったようで、昔から怒鳴り声だったり母親の泣き叫ぶ声が飛び交っていたとか。今も別の女性のところで寝泊りしているそうで、地元警察の方々が父親から聴取を取るために探しているようです」
歪んだ父親の下で母親の泣く姿を見て育った子供は、どういう性格になっていくのだろうか。内気な性格、父を反面教師にした堅気な性格、あるいは父の遺伝子を引継ぐ暴力的性格、もしくは父の機嫌を取るために偽りの自分を演じる二面性か。
「わかった。もう引き返して構わないよ」
「父親に話を聞かなくても?」
「いいよ。どうせ、大して娘のことも知らない父親だと思うし」
「では、母親を埋めたのは誰なんでしょうか? そもそもこれは新たな殺人事件ってことですよね?」
「その件は、管轄の警察に任せておけばいいの。とりあえず、君にはやってもらいたいことがある」
「わかりました。では、僕は須藤さんに合流をすればいいですか?」
水森 詩奈の母親の死は、白馬ペンションの事件とは関りがないと確信している。ただし、詩奈が殺された起因に繋がるのは間違いないだろう。たとえば、母親を殺害したのが娘の詩奈なのだとすれば、その暴虐性を他の誰かに振ったことで復讐された可能性だってある。
私の中では答えが決まっている。その人物は八柳 俊介であると。
彼は分かりやすいほどに私の質問に動揺していた。ただ、友樹がカバーをしてきたことで、私の中で一瞬だけ八柳 俊介の疑いが薄れてしまった。
(まだ、友樹に未練があるんだ)
それと同時に、友樹が共犯者である可能性が色濃く思えてならない。佐々木に連絡を取っていた人物は明らかになっていないが、鵜山総合病院に勤める彼であれば、なんら問題なく発信することはできるだろう。だからこそ、彼が私を導くように足を残していることが腑に落ちない。
「山田君は八柳 俊介を見張ってもらっていいかな」
「独断行動すると、班長にまた怒られちゃいますよぉ」
「安心なさい。成果を見せれば、何も言ってこないから」
「わかりました。では、いつものように責任はすべて須藤先輩ということで」
そういうところはチャッカリとしているのだと、私は失笑する。まあ、こんな協調性のない教育係の先輩を持つと、出世の道が閉ざされてしまう危険性を不安視するのは当然か。
私自身は出世なんてものに興味はない。ただ、悪事を働く人間が野放しにされている世の中に頭がくるだけ。大掃除をしている感覚で、私はこの警察という職務をこなしている。そこに正義感なんてものはない。これは私なりに犯罪者への許される復讐の仕方なのだ。
どうして、わざわざ足の付くようなことをしたのか。電話をした本人は、佐々木の襲ったりする気はなかったということか?
「緊急の場合などに、患者さんがスタッフステーションの電話を使用したことはありますか?」
私は看護師に問う。
「緊急の場合であれば。ただ、そういったことは滅多にありませんね」
「たとえば、今月限っては?」
「私が知る限りは。ただ、日勤と夜勤で働く者が変わっておりますので、1人1人に確認してみないと何とも」
「いえ、正確な時間を知っています。14時21分、17日のこの時間で働いていた方は?」
「少々お待ちください」
と、私は待っている間に行き交う患者や看護師を目に映した。
捜査というほどでもないが、なんだかトントン拍子に事を進まされている気がしてならない。佐々木が持つ小野塚の情報というものが、どれだけの秘匿量を持っているのか定かではないが、公にできないものも多かったはず。
(そういった情報を引き出そうとするのに、職場の電話なんて使うかな)
「お待たせしました」
先程の看護師は別の若い女性を引き連れて戻ってくる。
「17日に日勤で入っていた吉永と申します」
「すみません、今はこの子しかいなくて。申し訳ないのですが、私も仕事に戻らせていただきますね」
最初の看護師は仕事に戻り、吉永は呆けた顔を向けてくる。
「17日の14時頃、誰かが佐々木さんという方に電話をかけているの。何か心当たりはないかな?」
「その日は定期カンファレンスが行われた日で、お昼から夕方にかけて大体2時間ほど、スタッフが数名抜けていました。なので、その間は少数で働くことになるので、私たちも余裕がなかったと思います」
「定期カンファレンス?」
「はい。各科の職員が決められた日に集まって、院内方針や改善点などを会議するような、いわゆるミーティングですね」
「決められた日っていうのは?」
「毎週火曜日ですね」
私はメモ帳に火曜日と記して、それを囲うように大きな丸を何重にも重ねて塗りつぶした。
「皆が皆、2時間で終わるの?」
「いえ、一部の先生たちは当院外の病院スタッフと合同カンファレンスに出ているとか。患者を治療するという本分を放棄して、朝から晩まで何を話すことがあるのか、私にはよく分かりませんけど」
名目上は立派なことを言っていても、無駄な時間と効率を活用する組織というのは昔からある。警察においてもそう。結局は上の人間の古臭い慣習が、そのまま下の世代に継がれてしまっている現状。こればかりは、権力ある者が鶴の一声を発しなければ変わらない。
「それで此処から院内関係者以外に電話をした人物、あるいは挙動不審な動きをした人物に心当たりは?」
吉永は首を傾げながらも必死に記憶を辿る。しかし、一向に回答が返ってきやしないので、私はある人物の名を出してみることにした。
「たとえば、精神科の先生とかが来ていたとかは?」
「え、精神科の先生がですか? どうでしょう。精神科の先生の中には白衣を纏わない方が多いので、見分けが……あっ」
なにかを思い出した彼女は、絵に描いたように口を手で覆う。
「精神科の先生かどうかは存じ上げないのですが、私服の男性が此処から電話をしていたのをチラリと見ました。患者さんの対応に追われて、はっきりと顔までは覚えていませんが」
これで大方は絞れた。問題はどうして脳神経科のスタッフステーションから掛けたのかということ。カモフラージュするにしては、そもそも論であるが病院外から掛ければいいだけの話。
彼の狙いが掴めなかった。もしやすると、私はまんまと此処まで引きずり出されたのではないだろうか。――なんのため?
それに一介の精神科が、今さら小野塚について調べる理由さえも思いつかない。全てを握るのは、やはり白馬ペンションで起こった殺人事件と八柳 俊介という男子学生であろう。
いや、待って。
精神科、小野塚、殺人――。
まさか、嘘よ、そんなことあるはずない。
一瞬、頭に過った推測は、私にとって全力で否定したい内容となっていた。それでも、刑事の勘が完全否定を許さないでいる。その可能性は可能性としてある限り、私は調べなければならない。
ピロピロ。
スマートフォンの電話が鳴ったことで、看護師の冷ややかな視線を集めることに。慌てて電話を取った私は声を潜めて応えた。
『あ、先輩。今、水森さんの実家に来ていまして』
「それで?」
「それがちょうど、自宅の庭で白骨体で見つかったところに居合わせまして」
水森 詩奈の遺体が埋められていた?
なぜ、わざわざ彼女の実家の庭に埋める必要がある?
いやいや、違う。危うく私は重要な部分を無視するところだった。
「白骨化ということは、詩奈の遺体じゃないわね」
「ええ。恐らく、彼女の母親のかと」
「そう。だから、連絡がつかないわけか。彼女の父親とは?」
「近隣の住民から聞いた限り、女癖と酒癖が最悪だったようで、昔から怒鳴り声だったり母親の泣き叫ぶ声が飛び交っていたとか。今も別の女性のところで寝泊りしているそうで、地元警察の方々が父親から聴取を取るために探しているようです」
歪んだ父親の下で母親の泣く姿を見て育った子供は、どういう性格になっていくのだろうか。内気な性格、父を反面教師にした堅気な性格、あるいは父の遺伝子を引継ぐ暴力的性格、もしくは父の機嫌を取るために偽りの自分を演じる二面性か。
「わかった。もう引き返して構わないよ」
「父親に話を聞かなくても?」
「いいよ。どうせ、大して娘のことも知らない父親だと思うし」
「では、母親を埋めたのは誰なんでしょうか? そもそもこれは新たな殺人事件ってことですよね?」
「その件は、管轄の警察に任せておけばいいの。とりあえず、君にはやってもらいたいことがある」
「わかりました。では、僕は須藤さんに合流をすればいいですか?」
水森 詩奈の母親の死は、白馬ペンションの事件とは関りがないと確信している。ただし、詩奈が殺された起因に繋がるのは間違いないだろう。たとえば、母親を殺害したのが娘の詩奈なのだとすれば、その暴虐性を他の誰かに振ったことで復讐された可能性だってある。
私の中では答えが決まっている。その人物は八柳 俊介であると。
彼は分かりやすいほどに私の質問に動揺していた。ただ、友樹がカバーをしてきたことで、私の中で一瞬だけ八柳 俊介の疑いが薄れてしまった。
(まだ、友樹に未練があるんだ)
それと同時に、友樹が共犯者である可能性が色濃く思えてならない。佐々木に連絡を取っていた人物は明らかになっていないが、鵜山総合病院に勤める彼であれば、なんら問題なく発信することはできるだろう。だからこそ、彼が私を導くように足を残していることが腑に落ちない。
「山田君は八柳 俊介を見張ってもらっていいかな」
「独断行動すると、班長にまた怒られちゃいますよぉ」
「安心なさい。成果を見せれば、何も言ってこないから」
「わかりました。では、いつものように責任はすべて須藤先輩ということで」
そういうところはチャッカリとしているのだと、私は失笑する。まあ、こんな協調性のない教育係の先輩を持つと、出世の道が閉ざされてしまう危険性を不安視するのは当然か。
私自身は出世なんてものに興味はない。ただ、悪事を働く人間が野放しにされている世の中に頭がくるだけ。大掃除をしている感覚で、私はこの警察という職務をこなしている。そこに正義感なんてものはない。これは私なりに犯罪者への許される復讐の仕方なのだ。
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