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第11章 恋人(3)
3
「……自分で、洗える」
「俺がやりたいって言っただろ?」
拒絶を許さない、けれどひどく優しい声。
首筋から鎖骨、そして胸元へ。高梨の手は、まるで壊れやすい陶器を扱うような手つきで、染谷の肌を滑っていく。
高梨の指先が、石鹸の泡に紛れて胸の突起を捉える。
「……っ、ん」
慣れない刺激に染谷の背中が小さく跳ね、喉の奥から吐息が零れた。
「ここ、気持ちいい?」
耳元で、甘く、思考を麻痺させるような声が響く。
高梨は答えを待たず、指先でそこを転がすように、執拗につまみ上げた。
「……っ、ん……あ、……っ」
温かな飛沫を浴びながら、内側からせり上がる熱に焼かれ、硬く尖っていくのが自分でも分かる。
染谷は羞恥に顔を伏せ、力なく頷くことしかできない。
「……かわいい」
感嘆に満ちた囁きと共に、耳たぶを熱い歯列が甘噛みした。
「あ……っ!」
不意の刺激に腰が砕けそうになり、染谷は咄嗟に目の前のタイルの壁に手を突いた。
高梨の手は止まらない。片方の手で突起を弄り続けながら、もう片方の掌は脇腹から腰の流れるような曲線へと滑り降りていく。
石鹸の滑らかな感触を介して、高梨の掌の熱が、染谷の皮膚の裏側まで染み込んでくる。
「……蓮、っ……もう、いい……」
「まだ、足りない」
高梨の掌が、今度は腰をしっかりと掴み、染谷の無防備な背中に、自身の熱い胸板をぴたりと押し当てた。
高梨が背後から手を伸ばし、染谷の硬く脈打つそこを掌で捕らえ、存在を刻みつけるように重く、深くしごき上げる。
「……あ、……っ!」
その勢いのまま、ぬるりと濡れた先端を指の腹で捉え、擦りつけるように鋭くなぞり上げた。
脳を直接揺さぶられるような快感に、染谷の背中が大きく反る。タイルの壁に突いた指先が白くなるほど力が入り、視界が熱い涙で滲んだ。
「理玖のここ……溢れてるね」
耳元で、甘く蕩けるような声が響く。
高梨の指先は、溢れ出る蜜を皮膚に塗り広げるようにして、何度も何度も先端の孔をなぞり、押し潰した。
「……や、め……っ、ぁ……!」
拒絶の言葉は形をなさず、ただの甘い悲鳴となって霧散する。
高梨が、湯気に濡れた染谷の肩を掴み、ゆっくりとその体の向きを変えさせた。
「……俺のも、触って」
その言葉に、染谷の指先が微かに震えた。
息を呑み、突きつけられた硬く猛々しいそこへ、おずおずと手を伸ばす。
自身のものより明らかに長く、そして逞しい。
掠めた指先に伝わるドクドクとした脈動と、圧倒的な質量。
ためらいながらも、手でそれを包み込んだとき、染谷の内で何かが決定的に壊れ、そして満たされた。
「……っ」
染谷が指先に力を込めると、高梨から重く、深い吐息が漏れた。
掌を伝って届くその震えに、背中を押される。染谷は意を決し、包み込んだ熱い芯をゆっくりと上下に動かし始めた。
「……理玖、上手だ……。もっと、強くしていいよ」
高梨の低い声が、浴室の壁に反響して脳を痺れさせる。
染谷の指先でしごかれるたびに、高梨の腰がわずかに跳ね、彼の喉からは抑えきれない悦びの混じった喘ぎが漏れ出していた。
高梨は染谷の手を優しく制すると、自分のものと染谷のものを直接、生々しくすり合わせた。
「……っ、あ……!」
肉体と肉体が、粘膜を介してダイレクトに摩擦する。
手のひらでの愛撫とは比較にならないほどの甘美な疼き。
「……は、あ……蓮……っ!」
高梨は染谷の腰をがっしりと掴み、自分の方へと強く引き寄せる。
すり合わせるたびに、互いの先走りが混ざり合い、ぬるりと滑らかな音を立てた。
「理玖、……すごく、いい……」
高梨の肩に額を押し付け、ただひたすらにその快感に翻弄される。
自分のものと高梨のものが、区別がつかないほどに熱く、密着して、一つの塊のように溶け合っていく。
「……もう、限界、だ……」
高梨の掠れた声が耳元で響く。
高梨は染谷を壊さないよう、けれど逃がさないように強く抱きしめると、最後の一押しをするように腰を深く揺らした。
白濁した熱が、二人の腹部の間で弾け、熱い飛沫となって零れ落ちる。
「……っ、ぁ……!」
脳を貫くような衝撃に、染谷の思考が焼き切れた。
「俺がやりたいって言っただろ?」
拒絶を許さない、けれどひどく優しい声。
首筋から鎖骨、そして胸元へ。高梨の手は、まるで壊れやすい陶器を扱うような手つきで、染谷の肌を滑っていく。
高梨の指先が、石鹸の泡に紛れて胸の突起を捉える。
「……っ、ん」
慣れない刺激に染谷の背中が小さく跳ね、喉の奥から吐息が零れた。
「ここ、気持ちいい?」
耳元で、甘く、思考を麻痺させるような声が響く。
高梨は答えを待たず、指先でそこを転がすように、執拗につまみ上げた。
「……っ、ん……あ、……っ」
温かな飛沫を浴びながら、内側からせり上がる熱に焼かれ、硬く尖っていくのが自分でも分かる。
染谷は羞恥に顔を伏せ、力なく頷くことしかできない。
「……かわいい」
感嘆に満ちた囁きと共に、耳たぶを熱い歯列が甘噛みした。
「あ……っ!」
不意の刺激に腰が砕けそうになり、染谷は咄嗟に目の前のタイルの壁に手を突いた。
高梨の手は止まらない。片方の手で突起を弄り続けながら、もう片方の掌は脇腹から腰の流れるような曲線へと滑り降りていく。
石鹸の滑らかな感触を介して、高梨の掌の熱が、染谷の皮膚の裏側まで染み込んでくる。
「……蓮、っ……もう、いい……」
「まだ、足りない」
高梨の掌が、今度は腰をしっかりと掴み、染谷の無防備な背中に、自身の熱い胸板をぴたりと押し当てた。
高梨が背後から手を伸ばし、染谷の硬く脈打つそこを掌で捕らえ、存在を刻みつけるように重く、深くしごき上げる。
「……あ、……っ!」
その勢いのまま、ぬるりと濡れた先端を指の腹で捉え、擦りつけるように鋭くなぞり上げた。
脳を直接揺さぶられるような快感に、染谷の背中が大きく反る。タイルの壁に突いた指先が白くなるほど力が入り、視界が熱い涙で滲んだ。
「理玖のここ……溢れてるね」
耳元で、甘く蕩けるような声が響く。
高梨の指先は、溢れ出る蜜を皮膚に塗り広げるようにして、何度も何度も先端の孔をなぞり、押し潰した。
「……や、め……っ、ぁ……!」
拒絶の言葉は形をなさず、ただの甘い悲鳴となって霧散する。
高梨が、湯気に濡れた染谷の肩を掴み、ゆっくりとその体の向きを変えさせた。
「……俺のも、触って」
その言葉に、染谷の指先が微かに震えた。
息を呑み、突きつけられた硬く猛々しいそこへ、おずおずと手を伸ばす。
自身のものより明らかに長く、そして逞しい。
掠めた指先に伝わるドクドクとした脈動と、圧倒的な質量。
ためらいながらも、手でそれを包み込んだとき、染谷の内で何かが決定的に壊れ、そして満たされた。
「……っ」
染谷が指先に力を込めると、高梨から重く、深い吐息が漏れた。
掌を伝って届くその震えに、背中を押される。染谷は意を決し、包み込んだ熱い芯をゆっくりと上下に動かし始めた。
「……理玖、上手だ……。もっと、強くしていいよ」
高梨の低い声が、浴室の壁に反響して脳を痺れさせる。
染谷の指先でしごかれるたびに、高梨の腰がわずかに跳ね、彼の喉からは抑えきれない悦びの混じった喘ぎが漏れ出していた。
高梨は染谷の手を優しく制すると、自分のものと染谷のものを直接、生々しくすり合わせた。
「……っ、あ……!」
肉体と肉体が、粘膜を介してダイレクトに摩擦する。
手のひらでの愛撫とは比較にならないほどの甘美な疼き。
「……は、あ……蓮……っ!」
高梨は染谷の腰をがっしりと掴み、自分の方へと強く引き寄せる。
すり合わせるたびに、互いの先走りが混ざり合い、ぬるりと滑らかな音を立てた。
「理玖、……すごく、いい……」
高梨の肩に額を押し付け、ただひたすらにその快感に翻弄される。
自分のものと高梨のものが、区別がつかないほどに熱く、密着して、一つの塊のように溶け合っていく。
「……もう、限界、だ……」
高梨の掠れた声が耳元で響く。
高梨は染谷を壊さないよう、けれど逃がさないように強く抱きしめると、最後の一押しをするように腰を深く揺らした。
白濁した熱が、二人の腹部の間で弾け、熱い飛沫となって零れ落ちる。
「……っ、ぁ……!」
脳を貫くような衝撃に、染谷の思考が焼き切れた。
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