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2021.07
2021.07.05 ) 祖母の家
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目の前に祖母がいた。最近会えない日々が続いていたから会えて嬉しく思う。優しい笑顔で両腕を広げる祖母に近づきハグをする。
久々に祖父母の家にいきたいな。迷う暇なく私はすぐに訪ねていた。
懐かしい玄関をくぐると、古き良き日本邸宅を思わせる畳の部屋に出た。左手には縁側があるのだろう。障子から漏れる光が心地よい。部屋の右手と正面には次の部屋に続くであろう扉が存在していた。
奥の部屋はどんな感じだったかな。私は正面にある扉に手をかけ、隣に続く部屋に入った。
隣も先程の部屋と同じく、左手に光が差し込む障子が、右手と正面には部屋に続く扉があった。まだ二部屋しか訪ねていないが、まるで迷路のようだと思った。
次の部屋に行こうかと一歩踏み出したところ、足元に何かがあるのに気づいた。もぞもぞと蠢いているそれは、小さな蟻の行列だった。行列になっている部分もあれば、集まりあってダマになっているところもあった。気持ち悪いと思ったのと、踏んでしまっては可哀想という気持ちが重なり、蟻で溢れるところは避けて進むことにした。
どれくらい進んだだろうか。もう10部屋は通りすぎている。そろそろ戻らなきゃなと思っていると、今までとは雰囲気の違う部屋に出た。その部屋の奥には玄関があり、ここから出られるのだと悟る。
ひと安心して、ふと後ろを振り返ると扉がすりガラスになっていた。その向こう側でおばあさんがこちら側を向いて正座している。ぼやけていてはっきりと見ることはできないが、奇妙なほどに笑っているのが分かった。酷く不気味で、とても気味が悪い。その人と鉢合わせしないようにと別の部屋から来た道を戻ることにした。
別の部屋の扉を開けると、不気味な笑顔のおばあさんと鉢合わせした。最悪だ。これはもう覚悟するしかない。そう思ったが特に何事もなく、彼女の横を通りすぎ元来た場所に戻ることができた。
色々とあったが、懐かしい祖母の家に来ることができてよかった。私は暖かい気持ちを抱えて自分の家へと帰宅した。
了
久々に祖父母の家にいきたいな。迷う暇なく私はすぐに訪ねていた。
懐かしい玄関をくぐると、古き良き日本邸宅を思わせる畳の部屋に出た。左手には縁側があるのだろう。障子から漏れる光が心地よい。部屋の右手と正面には次の部屋に続くであろう扉が存在していた。
奥の部屋はどんな感じだったかな。私は正面にある扉に手をかけ、隣に続く部屋に入った。
隣も先程の部屋と同じく、左手に光が差し込む障子が、右手と正面には部屋に続く扉があった。まだ二部屋しか訪ねていないが、まるで迷路のようだと思った。
次の部屋に行こうかと一歩踏み出したところ、足元に何かがあるのに気づいた。もぞもぞと蠢いているそれは、小さな蟻の行列だった。行列になっている部分もあれば、集まりあってダマになっているところもあった。気持ち悪いと思ったのと、踏んでしまっては可哀想という気持ちが重なり、蟻で溢れるところは避けて進むことにした。
どれくらい進んだだろうか。もう10部屋は通りすぎている。そろそろ戻らなきゃなと思っていると、今までとは雰囲気の違う部屋に出た。その部屋の奥には玄関があり、ここから出られるのだと悟る。
ひと安心して、ふと後ろを振り返ると扉がすりガラスになっていた。その向こう側でおばあさんがこちら側を向いて正座している。ぼやけていてはっきりと見ることはできないが、奇妙なほどに笑っているのが分かった。酷く不気味で、とても気味が悪い。その人と鉢合わせしないようにと別の部屋から来た道を戻ることにした。
別の部屋の扉を開けると、不気味な笑顔のおばあさんと鉢合わせした。最悪だ。これはもう覚悟するしかない。そう思ったが特に何事もなく、彼女の横を通りすぎ元来た場所に戻ることができた。
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