とある少女の死後日記

由宇ノ木

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4. 状況説明

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私は気分が落ち込むと地中にめり込んでしまう体質なのだ。死んでるから霊質か。

悲しいことを考えたり気分が降下すると気分量に応じて地中に沈んでいく。

レベル1の落ち込みは足の裏から2センチとか、そんな感じ。2センチくらいのめり込みなら自力でなんとかできるが、こんな風に胴体全部がめり込むとなかなか自力では出られないのである。

「あの、申し訳ありませんが引っ張ってもらえませんか?」
「頭を?」
私は腕を出した。
「腕は出せるんだね」
「はい。でもなかなか自力では体全体を浮上させることができないので、引っ張ってもらえると助かります。大根引っこ抜く感じでグイッと」
「・・大根を引っこ抜いたことはないけど・・、じゃあつかまって」

ご主人は片手を差し出した。私は遠慮なく両手でつかまった。

よし!つかまれるぞ。スカッと通り過ぎないぞ!
実は既に通りすがりの人の足につかまって試してみたんだよね。だいたいはつかまることはできずにスカッとなってしまう。よしんばつかまれたとしても、皆、私を見て『ひいいぃぃぃーーーっっ!!』と叫んで逃げ去ったのだ。

「いいかい?いくよ」
「はい!」

ご主人が力を込めて「それっ!」と掛け声をかけ私をグイッと引っこ抜いた。

スポンッ!!

抜けた!抜け出せた!
バンザイ!バンザイ!バンザーイ!
私は飛び跳ねて喜んだ。雨の中。
半日ぶりの地上だ!









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