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(終)番外編 「その後」※
しおりを挟む「ァアッ!ん、や、ぁ…」
あまりにも気持ちよくて全身が性感帯に変わり果てた錯覚がする。
乳首や鎖骨、首筋に耳を食まれ
もう一方は恥骨や太もも、尻臀、を食んだ。
「は、はぁっ!あ、んっ、、ん、はぁ、あぁっっ!総くんっ総くんっ、も、もうむりぃっ」
「巽がやってみたいって言ってたのに?」
総一郎は後ろから首筋を噛み巽の後孔に入れていたおもちゃを引き抜く。
「やぁっ…ン!」
「おもちゃはもう要らないそうだから」
正面から責める愁弥に額へキスされ乳首を舐められると肌が粟立った。
「ァっしゅうく、んっ、ア!」
愁弥の愛撫に気を取られているとその隙におもちゃで拡げられた孔に総一郎の熱く硬い陰茎を埋め始める。
「どんどん俺のを食べるようにしてうねってるよ?巽の身体。」
俺は前戯で何度も絶頂を迎えたが総一郎はまだ達していない。
張り裂けそうなほどに怒張したそれの圧迫感がすごくて拡げられた分よりも孔が拡がった感覚がする。
「っ!…ん、んぅ…は、」
「、っ、巽、力まないで…」
「ご、め」
言葉を理解しているのに体が言うことを聞かない。
愛撫で既にビクビクと痙攣し収縮する肉壁に刺激されて総一郎は入れてすぐに俺の中で熱を放つ。
「っ、ァア!ん、は……ぅ、はぁっ…」
「ぅ…巽…」
「だいじょうぶ…。ふたりとこうして触れられて嬉しいよ」
言うと中にある総一郎のものがまた硬くなり始めた。
「あんっ…ん、もいっかいする?」
「いいや、中に出ししゃったから一回お風呂で綺麗にしよう」
「でもソレ…」
「綺麗にされて喘ぐ巽でも見て抜くから平気」
「腹壊すから早く行くぞ」
ぐったりする俺は総一郎に抱えられて風呂場に連れていかれる。
事件が解決して二年がたった今ではこれはもう当たり前になっていた。
気持ちよくて毎回足に力が入らなくなってしまうからされるがままだ。
事前の腸内洗浄と事後の洗浄は2人に任せるようになってしまった。
そうしないと2人からの激しいセックスに耐えられない。
半分ほどしかお湯の張られていない浴槽内に俺を抱えるようにして総一郎と座る。
「もう少し足開けるか?」
「うん…ん」
足を開くと腹にも力が入り腹の中に放たれていた精子が勝手にお湯に溶けていく。
だがそれだけではきれいにならない。
総一郎が俺の陰茎を通り過ぎて孔に手を伸ばす。
「ひうっっん、あんまりゆびっ、動かさないでっ」
総一郎はゴムを指にはめて孔の中に入れた指を縦横無尽に蠢かせる。
「うう……これ、苦手ぇっ…ぅんっ」
あられもない姿を見て自身の固くなっていたものをいじり始める愁弥。
「っふ、ん、んんぅ」
浴槽の縁に腰掛けキスをねだる恋人に応じる。
「は、…巽…巽っ…」
唇を離せば俺を求める声が艶めかしくてもう勃たないと思っていた俺のものにも熱が集まる。
「!総くん!ちょっと、やめっ」
俺の孔を丁寧に洗浄してくれていたはずの手が前へと移動した。
「大丈夫、もう今日は挿入れないから」
「、だ、いじょうぶじゃないいぃ!」
洗浄という名目のプレイは挿入がなかったにもかかわらず1時間も続いた。
恋人2人は変わらず過保護な気もするが大切にされてることを実感できることを受け入れた巽。
ところ構わずいちゃつく様になった彼らに社員らは「またこんなところで…」と呆れながらも怒りはしない。
それぞれが「もっと恋人に甘えて、甘やかさないと」と自戒にするだけだ。
彼らは周りに大きな影響を齎すほど楽しそうで幸せそうにいたのだった。
ー終ー
ーーーー作者コメントーーーー
読んでくださりありがとうございました!
そういえば、強姦って嫌いなんですがなんで書き始めたんだろうな…。
書いていてメンタルやられました。(笑)
番外編エッチ1話のみでしかも短い。
もう少しエロシーン書きたかったのですが思いつかず…
楽しみにしていた方には申し訳ない限りです。
語彙力と想像力をもっと豊かにしたい…
次の作品ではなんとかしてエロシーン多くできたらいいなと思ってます。
作者コメントまで読んでくださりありがとうございました~!
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